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教えて、ボドゲ先生へようこそ。この番組は、現在の教育が異なり、ボードゲームを使った新しい教育を提案する番組です。
今回は、私、ボドゲ先生と、えみんさんの二人がお話しします。
えみんです。よろしくお願いします。
お願いします。
新学年に不安を感じる子どもたち
先生、実はもうすぐ息子が小学校に入学をするんですけど、
おめでとうございます。
ありがとうございます。
で、新しい場所に行くとか、一つ学年が上がるって方もこの4月多いと思うんですけど、
結構、友人たちと話してて、新しいところに行った時に、お友達関係まだ出来上がってないじゃないですか。
そんな時に、うまくお友達とおしゃべりができるかなとか、
自分のことばっかり言っちゃって、相手の気持ちを組むの忘れないかなとか、
そんな話がちょっと、お友達とお話をしていて、そうだなと思って。
この時期ならではのお悩みですね。
そうですね。
新学年を迎えるとか、今まで関係性があったのが急になくなって、新しい人と関係性を作るとか、
自分のことを知ってもらうとか、仲良しができるのかなっていう部分ですよね。
そうなんです。ちょっとやっぱり不安もあったり、本人そうでもないかもですけど、
やっぱり実際にお友達を目の前にすると、ちょっとドキドキってなっちゃうかもしれない。
そうですね。
そういうコミュニケーションとか、相手の気持ちを考えるとか、そんなところに今ちょっと不安を感じております。
なるほど。この相手の気持ちをどんなのかなって想像したりとか、
検証とか合ってるかなっていうのを確認するようなボードゲームがあるので、
じゃあそれでいきましょうか。
そんなボードゲームがあるとは。じゃあ教えてください。
ボードゲーム「じっくり見れ!」のルール
今回はじっくり見れ!というボードゲームを扱いたいと思います。
じっくり見れ!
じっくり見ろって言ってたじゃないですか。
見れ!っていう作家の名前も多分かけてると思うんですけど。
絵を描く方って言ってたっけ?
はい、そうです。多分それを上手くネーミングしてると思うんですけど。
どんなボードゲームですか?
これはですね、パッと今浮かぶ有名な絵って皆さんご存知ですか?絵画というか。
最後の晩餐?
じゃあ最後の晩餐しましょうか。
最後の晩餐ね、多分皆さんイメージ湧く人がいっぱいいてね、ご飯食べてるような長いテーブルがあってみたいなんですね。
そうですね。
絵がですね、この箱に入ってまして。
自分のターンの時にですね、人いっぱいいるじゃないですか、あそこに。
何か描かれてますね。
あの人を一人フューチャーします。
木のですね、箱というかフレームが入ってるんですけど、それを人の顔のとこに置きます、ポンって。
どれか人の顔を選んで。
一個人の顔をポンって置きまして。
置きますね。
その置いた人がですね、その人がどういう感情かっていうのを選びます。
この絵の人のこの顔、この表情は、僕はこういう感情だと思うっていう感情カードを決めます。
6択ありまして、怒り、好き、悲しみ、穏やか、ドキドキ、喜びと。
ああ、その6つの感情が選択肢としてカードであるわけですね。
あるんですね。
これを一個選びます。
で、他の人も同じカード持ってるんで、これだったらじゃあ私は怒りかなみたいなのを置きまして。
で、せーので向けて合ってれば点数が入るというタイプのボードゲームです。
あ、映画舞台なんですね。
はい。
映画舞台でその中の人がいて。
その人の感情どう思うかを自分で決めると。
あの人怒ってそうだなとか。
あの人は悲しそうだなっていうのを自分で決定して。
で、お互いにこの感情を決めて、せーので開けた時に合ってればいいと。
えー、じゃあなんか驚きだろうと思ったらみんなが驚きってパッて出して、全員が揃ったらいいってことですか?
揃った人だけ点数が入る感じです。
あ、そのお題を出す誰か、親みたいな方がいて、その人とぴったり合ったらいいんですね?
はい、そうですそうです。
あー、結構でも簡単じゃないんですか?笑顔とか、えーって結構そうでもないか。
今最後の晩餐思い浮かびましたけど、そんな怒ってる人いないですね。
相手の感情を想像し合うコミュニケーション
そうなんですよ。はっきりした感情っていうのは、
例えば身振りとかでね、例えば剣でうわーって言ってれば怒ってるのかなと思うかもしれないですけど、
顔の部分だけなんで、肩から上ぐらいというか、本当に肖像画の部分だけしかないので、
ここだけ見てどうだろうっていうのを考えるわけですよ。
えー、確かにそんな、いやめちゃめちゃ笑顔でも何でしたっけ?嬉しいと楽しい?
怒り、好き、悲しみ、穏やか、ドキドキ、喜びです。
だからまあ喜怒哀楽も入ってますけど、好きとかね、そういうのも入ってますね。
例えばどこに目線が行ってるから興味がある、好きとか。
あの人のこと好きそうに見てるとか。
そうか、でも好きと喜びって意外と難しい気がしますよね。
すごい笑っててもそれが喜びなのか、いや意外とドキドキかもとか。
結構絶妙にこのどっちでも選べそうってやつがあるのでね、
ちゃんとそれを言語化して多分決定してるはずなんですよ、それぞれが。
あの目線が、あの男性の方に行ってるから好きなんじゃないかとか。
ちょっと口が上がってるから多分喜びだろうなとか。
なるほど。
ちゃんと決定してるはずなんですよね、観察して。
なるほど、じゃあそのプレイヤーの方は素直にそう思うことを考えて、
みんな当てに行って、正解はこれとか言って、
一緒とか違うとか言ってって感じですね。
違ったら違ったらやっぱ大事なんですよ、何で違うかとか。
ここを見たから僕怒りに見たんだよねって。
だって眉毛こう上がってるじゃんとか。
気づかんかも、なるほど。
なるほど、そうなんです。
なるほどですよね。
その人はそこ見てるんだって。
意外と目線とか気にしてるんだとか、
もう相手がどう考えたかってちゃんと聞けるんですよね。
合ってるは合ってるでも違うは違うで。
特に違った時ほど聞けますよね。
興味湧きますよね。
親が選んだ、例えば喜びってやってて、
いや僕はドキドキだと思ったけどなと思っておいても、
何で喜びだろうって逆に違ったこと気になるんですよね。
同じ絵を見てる分だけやっぱ感情が違うので理由が違うわけですよね。
なるほど、面白い。
なので人の話というか、人の意見を聞きたくなるというか。
そこに否定はしないじゃないですか。
違うじゃん、話題じゃないですか。
同じ絵だし、理由もちゃんと書いてあること言ってるから。
そっかそっか、ちゃんと理由を言うっていうのが、
ゲームの後の方にあるってことですね。
何でそれを選んだかみたいな。
あるので喧嘩にもならないし、否定にもならないですよね。
その意見聞いても。
確かにそれもあるなと。
お互いの会話を聞こうというか、話を聞こうというか。
違いを楽しもうというゲームでもあるので。
会った時嬉しい、違った時でも納得いくっていうのが自然と繰り返されるので、
相手の意見を待つとか、相手の意見を聞いてすぐ否定しないとか、
そういうことも習慣としては残りますよね。
そうですね、まず親が選んだものを、
なぜそれを選んだかということをちゃんと聞いたりとか、
知りたくなりますね。
違った時に、これ喜びやんみたいな。
当てる方としては、喜びしか見えないんですよね、むしろ。
絶対それじゃんと思って聞いちゃいます、最初は。
なんで好きなの?みたいな。好きって何?みたいな。
すごい気になりますね、親が選んだものと自分が違った時に。
理由が知りたくなる気がします。
どうしても小さい子さんは自分と違った時点で、
否定とか敵に感じちゃうんで、変化しちゃったりとか、
怒っちゃったりする子も結構いらっしゃるので。
そうかも、これしかないやんみたいな。自分はそう思いちゃってますもんね。
でもそっか、それがでも違うっていうのを本当に学ぶ場ですよね。
同じものを見てるので。
そっかそっか、別にそれ以外の情報ないですもんね。
そうそう、そう思う人もいるよってことを知れるわけですよね。
確かにお友達とコミュニケーションを取る時もすごい大事ですよね。
主観同士で喋っちゃうとやっぱりダメですけど、1個のものは決まったものなので、
そこをどう思うかっていうのはそれぞれ違いがあるよっていうのも、
そこを楽しんでやれるので、自分と意見違うこともあるなとも思えるし、
それを許せるというか、そういう習慣になりますよね。
なんか違うとき、え?違う?ってなんか、え?ってなるけど、
でもなんか聞こうと聞きたくなるし、聞いたらそういうことかみたいな、
そんなの積み重ねかもしれないですね。
受け入れることもできるし、逆に自分の思いが伝わることの喜びも分かりますし。
面白い。なんかそれって、絵だからこそっていう感じなんですかね。
そうかもしれないですね。
なんだろう、この不思議な感じというか。
感情を当てにいくっていうのがなんかまたミソな気がしますね。
そうですね。
これ箱にはですね、いくつか6種類ぐらい絵が入ってるんですね。
昔の名作と言われている、例えばレンブラントの夜景とか。
ちょっとね、思い浮かばない。余計なのにごめんなさい。
多分見たことあると思うんですよ。どっかさんで見たことある絵なんですよ。
そっかそっか、教科書とかにも美術で確か習ったなみたいな。
絵があるんですけど、別にこの日常の絵でも全然いいと思うんですよね。
確かに、そこじゃなくても、それこそ美術の教科書のやつ使っても面白いかもね。
パラパラパラって開いて本でもいいですし、できますからね。
写真とかでもいけますよね、やろうと思ったら。
あ、そっか別に絵じゃなくても、たくさん何人か人が写ってたりしたら、それでも素材になりますね。
全然いけますので、いろんなものを使ってもらっていいと思うので。
しかも感情がまた一緒だったら、それはそれで嬉しいですよね。
そうですね。
そう思って、みたいな。
だよね、だよねってなりますよね。
面白いですね。
ボードゲームで気持ちを考える
そう思うと日常の人を見ても、人間観察をするって習慣つくかもしれません。
あ、今あの人怒ってそうとか。
あ、なんか下向いてるから悲しいことあったのかなって。
うわ、なんかすごいですね。
そうやって周りの子を見るかもしれないですよね。
あ、なんか目が怒ってるけど、あ、でも口が笑ってるからちゃうな、そっちじゃないなとか。
めちゃめちゃ顔、表情を見る、確かに力がついたりとか。
そうですね。一回相手の方を見て、感情とかリアクションを決めるっていう習慣つくと思うんで。
相手の顔を見たりするかもしれないですね。
顔をよく見るとか。
あ、でもそうですね。
そもそも絵の中の表情とかって全然、今覚えてないなと思って、
あんまり絵ってじっくり観察したことなかったなって、今改めて思いましたし。
結構絵って全体で見ちゃいますもんね。
全体の印象とかで見ちゃうんですけど。
雰囲気で、あ、これ有名なんだ、へーって終わっちゃったけど、
美術的にも感心が高まるし。
一つ一つにピックアップして、なんでこの人はこの感情をしてるんだろうとか、
なんでこっち向いてるんだろうとか。
そもそもなんでこの人をこう描いたんだろうとかね。
作者の方までもしかしたら思いが行くかもしれないですよね。
こんなの描かんでいいのになんで描いてるんだろうとか。
この人いるみたいな。
写真を写した場合はね、その人がいるからしょうがないですけど。
あー確かに。
例えば想像で描いた場合ってね、その人がいる、いらないって絶対理由があるじゃないですか。
うわ、めっちゃ深いじゃないですか。
なんでそいつそこにいるんだろうとか。
へー。
よう見たら実はね、作業してる人かもしれないし、向こうね、絵の向こう側になんかいるかもしれないし、実は。
なんか奥深い。
絵に興味持てますし、聞いては人に興味持てるので、その顔とか表情とか。
そうですね、でもなんか本当にお友達が今どんな気持ちとかかどうかって、やっぱなかなかまだ、
小学校低学年とかでもね、あんまり想像できなかったりっていうのがちょっと見返せなかったりするけど。
そうですね。
お子様のも、この絵を見て考えるし、相手の親の表情見たり、ひいては日常生活でも観察するっていう、なんかすごいいろんな広がりがありますね。
特にさっきのエミさんのお話で、小学校に上がる時って考えると、またお子さんの語彙力も少ないので、
自分の理由をちゃんと言えないんですよね。
俺はこう思ってるんだって言えないくらい喧嘩とかしちゃうんですよ。
伝わらないから、わーっていくしかないんですけど、感情だったらなんとか表情とかで読めるようになれば、
なんか嬉しそうだなとか、悲しそうだなってことは分かるんで、
言葉で感情を聞かなくて済むというか、そのままに一回察することができるんで。
相手も言葉が足りないことが多いだろうから、年齢的にも。
なのでせめて自分がまず察するというのは、
習慣つくだけでも、今フレンとこうとか、今嬉しそうだなとか、悲しそうだな、どうしたのって言えるなとか、
そういうことが多分気がつくようになるんじゃないかなって、習慣だと思うで、こういうのはある程度。
さまざまな素材でも遊べる
そうですね。でもなんかそういうのをテーマにしたら、本当ボードゲームで遊びながら、
こんな感情の違いがあるんだとか、こういうところを着目したら本当にそうだなとか、
たくさん気づきがありそうですし、そのお友達はどう思ってるんだろうっていうのも、
自然とそういう思考回路が強まるみたいな、そんなイメージを持ちました。
そうですね。親子でも、本当にお母さんはこう思ったんだよとか、
あんまりないじゃないですか、私がこう思ってあんたどう思ったのって、
こう思ったの会話ってあんまりしないじゃないですか、親子間で。
でも確かにそうかもね。
これ見てこう思ったんだよねっていうのはあんまりないと思うんで、
この機会にこうやってもらうと、お互いの気持ちがわかる。
ズレもわかるし、あ、そんな気持ちでこれ喜ぶって感じるんだとか、
そういうこともわかりますからね。そこまで見てるんだっていう。
いや面白い。なんかお友達の気持ちも大事ですけど、
親子間で自分の子供がこういうふうな感情を持つんだとか、
そう想像するんだっていうのが見える化する一つのきっかけにもなりそうですね。
そうですね。これは子どもぜひお勧めしたいですね。
そしてね、スポーツゲームの中の絵だけじゃなくて、
本当にいろんな素材、雑誌とか例えば。
全然いけます。
人とその表情さえあればできたり。
そうですね。絵本でもいいですよね。絵本の中の人物もいいですよね。
めっちゃ面白い。絵本いいですね。
絵本いけますね。
絵本にセリフがあるので、セリフなしの状態でもいいですね。
セリフを見せないというか。
そうですね。もしかしたら初めに書いた絵本とか、
ちょっと忘れかけてる絵本とかでやってみると。
そうですね。表紙だけでもいいですね。
絵本の表紙にいる3人ぐらいもし動物とかいたら、
この子はどういう感情だろうねって言って。
子どもとやる時も幼かったら、まず絵本でやってみるとか。
いいと思います。
面白い。確かに自分でそういうのを想像する機会って意外とないですね。
教科書とか絵本で、そういう感情なんだなっていうことを学び終わるけど、
自分が想像するっていう機会って意外となかったり。
相手がどう思うかって。面白いですね。
ボードゲームだからこそ、それを当てにいくっていう。
そうですね。
ルールがあって。
いいゲームだと思います。
面白い。すごく面白いなと思いますし、
親子のコミュニケーションにも活用できる人のお友達同士の
きっかけ作りにもなったりとか、想像する。
本当に力が尽きたなって思いました。
じっくり未礼ですね。
はい。じっくり未礼。
ボードゲーム。すごく面白そうです。ありがとうございました。
はい。
この番組は、現代の教育や子育てにボードゲームを使った
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それではまた次回もお聞きください。ありがとうございました。
ありがとうございました。