2020-06-03 10:00

第23回 こどものやる気スイッチどこにありますか?

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結論から言いますと「やる気スイッチ」は存在しないという事でした。
ただし、子供がやる気をだしてやれている状態をつくることはできるとのことで、このコロナ禍が明けた今、生活リズムを取り戻すべく、子供たちに声がけすることや意識するべきところについてお話してもらいました。
番組や小川先生へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子どもを持つ私、株式会社PitPaが、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞くお子様を持つ親御様のための本性情報番組になります。
新型コロナも一段落してですね、6月より一部の学校を除いてほとんどが再開しているかと思うんですけれども、
言っても生活のリズムなどが乱れたりですね、なかなか勉強とか運動とかやる気モードに子どもたちもならないなという話が多く上がっております。
今回はですね、小川先生に子どもをやる気にさせるということでお話を聞いてきましたが、
世間でよく言われているようなやる気スイッチはないというふうにおっしゃっておりました。
ではどのようにして子どもにやる気になってもらうのか、そのあたり具体的にお話を聞いてきましたのでお聞きください。
またリモートによる遠隔収録になりますため、多少音質が悪い部分があるかもしれません。ご了承ください。
子どものやる気を引き出すというお題なんですけれども、某CMとかでもやる気スイッチみたいなものがあったりするんですけれども、
あと6月ぐらいからぼちぼち学校とかも始まり出すときにやっぱりリズムやペースがつかめない子どもとかもいるのかなと思い、
そういうときに子どもにやる気を出させる考え方とか親ができる行動とかっていうのは何かあるのかなというのをお聞きできればなと思います。
そうですね。このですね、まずそのやる気スイッチという言葉の取り扱いが一つ注意で、
なんかね非常に印象的な言葉だからみんなの頭の中にやる気スイッチって入っちゃってるんですけど、
そんなスイッチはどこにもないということをちゃんと理解するところから親御さんはスタートです。
本当にどうすればやる気が出せますかっていう質問が多いんですけど、これどうしたってやる気は出せないんです、外からは。
やる気が出るかどうかっていうのは本人が決めるんですね。
子どもはどうすればやる気が出るかというと、出るんじゃなくてやってるうちにやる気になる。
これものすごく大事なことで、やる気があるからやるっていうふうに思ってるこの図式を絶対に捨てましょう。
やっているうちにやる気が湧いてきてまた次やるって正しいです。先にやることがスタートなんです。
これよく目標校が決まってないから受験勉強頑張らないんで志望校決めたいんですけどっていう言い方をしてくる親御さんがいるんですけど、
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これ親御さんも分かってないんですね。違うんです。やっているうちに目標校が見つかってくるんですね。
じゃあこのやる気ってどうしますかと。とにかく本人がどんな小さいことでもいいからやれたっていうものってあげる。
まずこれぐらいだったらいいんじゃないのってやらせてあげる。
それこそ5分、10分でできそうなことからでもいいですよ。そんなに一生懸命にならなくても、やってみるかってふっとやれるようなことを準備して。
やれたら終わったね。じゃあ次これやろうかっていう形で徐々に徐々に増やしていってあげたりとかペースに乗せていってあげる。
で、このやれたよねっていうところを認めてあげて、できてるできてる、すごいすごいこれだけ順調に進んでるんだったら終わりそうだよね。
今やれてるだからできそうだよね。もう繰り返しをするんですね。
だから特に今コロナと休校期間続いたせいで生活リズムが狂ってるこの場合、まず出だしの1個目が出ませんから、まずは朝起きるということですね。
起きれたらそこをグズグズしてきたのを叱るんじゃなくて、昨日より30分早く起きれた、よしよし。
明日はもう一つ早めて、絶対8時に起きようね。今できたよねっていうことを言ってあげる。
もうこのまま逆笑って、ご飯食べて、9時半から始めちゃおうよ。動き出しているタイミングでよしやっちゃおうよって言ってやらせていってあげる。
これはもうやる気がある、ないっていうよりは、まずちょっとでもできそうなことっていうのを見つけてあげて、まずやらせるっていうところが第一歩のスタートになっていく。
そう。やらせてあげて、やれているを作ることです。やれている、やれているが続いているうちにやる気がある。
このやる気が出るっていうところまでは、ある程度ちょっと辛抱強く待ってあげる必要がある感じなんですかね。
そうですね。やれている状態になるのにいきなり一人でいくの、あれだって難しいですよね。
そうですね。
で、やれている状態を毎日続けてたら子供が勝手にやるんですよ。中間になってるから。
だからそれをやりなさいとか、やるべきだとか言って、がみがみ言うやり方では絶対動かないので。
うんうんうん。
そうしかられたら、ますますやりたくなくなりますから。
そうですね。
かしこい大人は、さっさとうまいこと手伝いながら、やれている状態を作っていって、一人でできるよね、一人でできるよね、どんどん本人に確認させて、新たなのができるよ、大丈夫だよって言って話していくんです。
ある意味その習慣化させるではないですけれども、そういうイメージ持っていければ一番いい状態になってるっていうことですもんね。
そうそう。小さいところから自信をつけてあげるってことです。自分でできるって本人が思えるところを増やしていくだけ。だから学校の宿題なんかで早くやらないと終わらないよ、これは下手な言い方ですね。
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結構ボリュームあるけど、何時間ぐらいで終わりそうな予定なの?って言って、わかんない。じゃあちょっと一緒に開きながら見ようよ。
こんだけやって、こんだけやって。でもこの通り、確か先月あなたは余裕とか言ってなかったっけ?これは多分できる。こっちちょっと苦手だよね。そっかそっか。ちょっと時間かかりそうね。何時間見とこうか。
んー、じゃあ4時間かな。じゃあずっと続けるのしんどいからお昼と夕方に分けたらどう?
じゃあ2時間ずつやってみる。じゃあ頑張ってね。ここまで持っていくと、本人の中に何をどれぐらいやろうか見えているので動きますよね。
そうですね、確かに。
さっきのこんだけあるんだから早くやりなさいっていう与え方をしちゃう親と、中を一緒に見て、これどれぐらいできそうね。言っても2分ぐらいですよ、それにかかる時間なんて。
そのひと手間をかけれるか、この違いです。
確かに圧迫するよりは全然子供の方が変わってきますもんね。
大事なのはこれならできそう、いかに言ってもらうかなので本人。
なるほどですね。
はい。
分かりました。じゃあまず、やる気スイッチっていう言葉はとりあえずないというところで。
スイッチなんかない。
ないっていうことですね。
はい。
分かりました。
そう、やる気のスイッチを切る親の関わりありますよ。
あー、せっかく。
子なしに命令するとか、頑張ってやったことを認めずにはい次って次のタスクを押し付けるとか。
これはスイッチ切れますよ。
動き出して入ったスイッチを大人の間違った関わりで切ってしまうっていう。
切る方にしか働かないっていうね。
そうですね。
気をつけた方がね、やる気のスイッチね。
確かにそうですね。
いかがだったでしょうか。
やはり印象的だったのは、やる気スイッチという魔法のスイッチはないというところで、
急にやる気がモリモリ出てくるっていうことはなく、
やれているということが習慣化しているという状態が、世間でいうやる気が出ている状態ということでした。
では、そのやれている状態を作り出すためにはどうしたらいいのかと言いますと、
まず本当に簡単なことからでもいいので、やれそうなことを子どもたちにやらせてみせる。
あとですね、この番組内でも何回かご紹介していることですけれども、
できたら褒める。
子どもがやらせてみたことができたら褒めるということですね。
褒められると子どもたち、やはり調子が出てきます。
その調子に乗せて、その勢いに乗せてやらせ続ける。
その繰り返しがやれている状態を作るということにつながっていくということですね。
ということで、まずは小さなことでもいいので、
お子様を勢いに乗せる、調子に乗せるということが第一歩になりそうです。
新型コロナの入室や外出自粛で、子どもたちも本当にストレスを抱えている状態かなと思います。
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それを乗り越えてですね、学校に行き始めるという、
この行動自体を学校に行くということ自体を褒めてあげてもいいかもしれませんね。
最後にやる気スイッチを消すということはできるらしいので、
頭こなしに命令したりですね、危険を煽ったり、
あるいは頑張ったことを認めずに次のタスクを押し付けたりということはやめたほうがいいかなという話もありました。
さて、この子育て受験ラジオでは、リスナー様からのご意見ご要望、
また小川先生への子育てや受験についての質問などお待ちしております。
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子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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