00:09
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
とどのつまりのとどってトドじゃないんだってさ、
というものです。
本棚にある本の話
月曜日は、自宅の本棚にある本の話をしています。
この夏の札幌の天気は、なんだか不思議な感じです。
先週の初め頃に10日間予報を見て、8月に入ったら本気で暑くなりそうだと思ったのですが、
8月に入ってもさほど暑くはなっていないのです。
冷下というわけではありませんが、最高気温が30度までは上がらず、
気温的には北海道っぽいって感じです。
ちょっと湿気が多いとは思いますけどね。
まあ、まだ8月が始まったばかりなので、まだまだ油断はできないんですけど、
今日、日頃あまりアクセスしない本棚を眺めていたら、ふと目についた本がありました。
ちびまる子ちゃんの観翼教室というものです。
奥づけを見ると2003年5月の二釣りです。
ざっと20年ほど前の本ですね。
この本棚は長男が使っていた部屋にあるもので、学習本などが入っているのです。
この本も小学生向きの漫画が入った学習本という趣のものなのですね。
観翼の意味、使い方、由来が書かれています。
使い方はちびまる子ちゃんの漫画になっているのですね。
まる子ってちょっと古臭い言い回しを使うところがありますから、観翼の説明にはうってつけですよね。
で、目次を見たらほぼどれも使うというか、意味がわからないものはないのですが、
そういえばこれって由来はなんだろうと思うものがいくつかありました。
その中の一つがトドのつまりです。
よく考えるとトドってなんだ?と思ったのですね。
なんとなく聞いたことがあるようなないような。
北海道には怪獣のトドがいます。でっかいやつ。
そのことかと思ったのですが、この言葉が成立する頃にトドを誰もが知っていたとは思いませんでした。
じゃあなんだろう?とトドのつまりのページに行ってみたら、お魚のボラのことなのですね。
ボラは出世後で一番大きくなったものをトドと呼ぶのだそうです。
で、それが一番最後になるのでつまり。
そこから結局はとか最終的にという意味で使う観翼になったのですね。
こういうのってちょっとおしゃれな感じがしますよね。
観翼は教養の塊なのでちゃんと使えるとおしゃれになるってことなのでしょう。
もちろん言えるだけじゃなくて聞いてわかるってことも必要なわけで、観翼が通じる人たちは教養のレベルが高いってことになるのですね。
そういうのを身につけるにはやっぱり本を読むのが一番です。
この本がうちの子供たちにどんな影響を与えたかはわかりませんが、それでも本棚にこういう本があってよかったかもしれないとは思うのですね。
子供のいる家庭には本の詰まった本棚が必要。
改めてそんな風に思いました。
皆さんはどう思いますか?
トドのつまりのトドってトドじゃないんだってさ
今回は、トドのつまりのトドってトドじゃないんだってさ、という話をしました。
今日はここまで。
制作書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ストア化でITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから見に行くことができます。
コメントはYouTubeで、文字で読みたい方はノートをどうぞ。
どちらも概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。