内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
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ということで、今週は過労死とか長時間労働、過重労働のお話をさせていただいておりますけれども、
毎週水曜日はこういうような書評ということで、それに関連する、そのテーマに関連する書籍をご紹介しております。
今日ご紹介する書籍はですね、これいつ出たんだな、2022年の2月に出ました。
過労死、ハラスメントのない社会を、伝通高橋事件と現在っていうような書籍ですね。
これをご紹介してみたいと思います。
で、伝通事件に関してはですね、月曜日、日曜日かな?の放送でチラッと売れましたけれども、
伝通事件って大きく知られてるんだと2つあるんですよね。
で、そのうちの二次例目ですね、高橋さんっていう方が亡くなったケースに関して述べられてるっていう。
で、書かれた方がですね、その弁護人をされた川人博さんという方と、
あとそのお母さんですね、高橋ゆきみさんっていう方がお二人で書かれた書籍で、
これもともとはですね、この前の版があるんですけれども、それを改訂したような形で、
ちょっと内容を盛り込んで、改訂版みたいな感じで、今回のものになったみたいです。
ただですね、この書籍ですね、ちょっとこの始まる前にも言いましたけれども、かなりね、いろいろちょっと衝撃の内容が多いですし、
あとはかなりリアルに書かれているので、その実際のメモとかですね、あとSNSとか、あと老いたちの写真とかですね、いろいろあるので、
結構ね、感情移入してしまうとちょっと逆にね、ご自身が辛くなってしまうかなっていうような書籍でもあるので、
ちょっと読む人を選ぶというか、あの状況を選ぶ書籍ではありますけれども、
ただ非常にね、あの価値の高い書籍だなというふうに思いましたので、ご紹介させていただこうというふうに思います。
あ、そうですね。2017年の12月にカローシゼロの社会をっていうことで、
あの連合出版さんから高橋まつりさんはなぜ亡くなったのかっていうのを出版されて、それの新しくなった版をこの今回、
どこだ、日本評論者さんから出されたっていう、そんな形になっているみたいです。
はい、で、初めね、ずっと口絵の部分で、その写真とか載っていて、その端書き、真相版開刊にあたってっていうのを書かれていて、
で、そこから目次として入っていくんですけれども、大きくですね、4章構成になってまして、
まず第1章ですね、高橋まつりさんはなぜ亡くなったのかっていうことで、
これは弁護人のされた川人さんっていうのがもう事実関係に基づいて、もう淡々とすごいね、
弁護士らしい分析というか、この時こう思ってみたいなのは非常に淡々と丁寧に書かれていて、勉強になりましたね、はい、それが第1章ですね。
で、第2章はですね、第2章がまつりと私の24年っていうことで、24歳で亡くなれたんですけども、
それに関してお母さんがどういう人生だったかみたいなのを振り返るっていう、
その口の部分にはいろいろ写真も載ってるんですけれども、それと合わせて第2章を読んでいただくといいんじゃないかなというふうに思いました。
で、第3章ですね、が会社経営者に対する銃の提言っていうことで、これ書籍読んでいただいたらと思うんですけれども、
この件はですね、第1件目のその転通事件は非常に解決まで時間がかかっていて、最高裁までいってるんですけれども、
この高橋まつりさんのことに関してはね、かなりスピード感がある事態の展開になってるんですね。
で、最終的にはまあいろいろ転通側が改善策を挙げてっていう形になってるんですけれども、
その中の一つにこの川人さん、その弁護人をされた方が転通の中で公演をするっていう、
で、それをどういう改善をしていったらいいかっていうのをこの弁護視点で公演されたんですね。
で、その公演の文字起こしみたいな、そんなのが第3章になっていて、第4章ですね。
第4章が過労死ハラスメントのない社会をっていうことで、その他の事例とかも交えてですね、これ実は医者の事例も出てくるんですけれども、
産婦人科の専攻医の先生が亡くなられた事例ってね、結構ニュースで取り上げられたんで覚えられてる方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
そういった他の事例も含めて書かれてあるっていう、そんな感じになっております。
はい。で、ちょっと内容に関してはですね、先ほど言ったようにちょっといろいろ衝撃も強い内容もあると思うんで、
今日はあんまり内容に関しての詳細はお話せずにですね、ただ個人的に気になかったこととか、
あとは、これはもし書籍を手に取るんであればっていう前提ですけれども、ここはぜひ読んでいただきたいなというふうに思ったところをいくつかピックアップしてご紹介したいなというふうに思います。
はい。で、まずはですね、この第2章の部分ですね。
祭りと私の24年っていうところで、本当にね、亡くなられた祭りさんの人生録みたいなのをお母さんが書かれてらっしゃるんですけれども、
いやこれね、他どこ、なんかどこでこういうことになってしまったんだっていうか、
どっかで止められなかったのかなっていうのはすごい思いながら読ませていただきましたね。
で、非常に能力も高くて、いわゆる頑張り屋さんみたいな感じの方だったんだろうなというふうに思うんですけれども、
で、進路選択の時にもですね、最終的には東大に行かれてるんですけれども、実は医者を目指したり、医学部を目指したりしたことも考えられたようで、
そこら辺でね、医学部、医者になっていたらどうだったのかなとかですね、
あとは、伝通がですね、当時もね、これ実は1件目の伝通事件が起きた年に、この高橋祭りさんが生まれてらっしゃるんですよね。
だから、当然伝通のことは知っておられて、いうことみたいなんですけれども、
ただ、そこで伝通に入るっていうチョイスをされて、そこからこういった事態になったっていうことなんですけれども、
それが伝通じゃなかったなとかですね、いろいろ本当に考えることが多かったですね。
で、これ伝通も当然悪いんですけれども、伝通以外でもですね、今でもね、この第3章にも書いてありますけれども、
同じような企業体質のところってね、決して少なくはないと個人的には思うんですよね。
なので、伝通は本当に悪いし、なんで繰り返すんだっていう、しかも世に出ているのが、広く知られているのがこの2件だけで、
実はね、他にもあるっていうのを、この書籍の中にも出てきましたけれども、
なので、やっぱりね、企業体質的なところがあるかなというふうに思いますし、
あとは、これ第3章かな、のところに出てきますけれども、
その伝通のね、古い企業体質の1つとして、オネ10足っていうのがあるんですよね。
まあ、なんか、伝通の名を挙げた社長さんが作った10箇所みたいなんですけれども、
でも、それがね、今の時代に属していないっていうことで、
まあ、それをね、変えた方がいいんじゃないかっていうのが、第3章の高校生が作った、
天使術則だったかな、ちょっと少々お待ちください。
いや、これね、すごいいいなと思って、そういった形で、
天使術則、ある高校生の手作り新聞からっていうことで、
そういった形で、やっぱり企業体質によるところは非常に大きいなというふうに思いましたね。
というところと、あとは、
あと何言おうと思ってたかな、
あとはですね、これ、いや、今回のスズキね、全く出てこないんですけれども、
やっぱりね、これ、産業医の研修する中で必ずこの伝通事件ってのが出てくるんですけれども、
産業医とかですね、産業保険スタッフとかですね、
わあ、何やってたのかなっていうのはね、すごいこれ気になりましたね。
あの、いや、もしかしたら学会とかでね、そういうの述べられてるのかもしれないですけど、
ちょっと私その時代は全く産業領域、顔張っていなかったんであれですけども、
はい、これ、まあ明らかに長時間労働プラスハラスメントがありますし、
もちろんね、目に見えない形で、産業医も全然知らなかったっていうふうな状態だったのかもしれないですけれども、