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2024-03-20 11:56

《882》安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと #声の書評

本日ご紹介した書籍はこちら

『安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと』

https://www.iwanami.co.jp/book/b458060.html


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【AI要約】

以下の要約になります。


この放送では、安楽死をめぐる議論について、岩波ブックレット『安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと』(安藤康成著)を取り上げた。本書では、まず安楽死・尊厳死をめぐる用語の定義の混乱や広義の意味について言及している。また、安楽死に対するイメージの違いや、自然死・平穏死との比較、良し悪しの価値観の違いなども指摘されている。最後に、安藤氏が次に読むべき3冊の書籍を紹介している。本放送では、死について考えることの重要性、死に至るプロセスを見つめ直すことの意義が強調されていた。安楽死をめぐる議論は今後も続く予定である。

サマリー

内科医のたけお先生がお送りする心身健康ラジオ、たけお内科クリニックからだと心の診療所です。本日は、岩波ブックレットの内容である『安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと』を紹介しています。安楽死と尊厳死について語る前に知っておきたいことについて触れることが重要です。これらの言葉の意味や他の死に関連する概念と比較することが意義があります。

ナツスの悪夢と用語の問題
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日はですね、安楽シリーズの3回目ですかね。
ということで、声の書評をやっていこうと思います。
月曜日のですね、YouTubeライブでも何冊か、この安楽死にまつわる書籍をご紹介させていただいて、
最近ですね、児玉先生の書籍を読まれて取り扱われている方が多いと思うんですけど、
ちょっと私はね、若干ひねくれ者なんで、それではない書籍としてですね、
今日は岩波ブックレットからですね、安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいことっていう書籍をですね、
ご紹介させていただこうと思います。
書籍が出たのが2019年ですね。今から約5年前ですけれども、
でも内容としてはね、そんなに古びてないかなというふうに思います。
書かれた先生がですね、安藤泰則先生っていう先生で、
今は鳥取大学の医学部保健学科の順教授、
ちょっと当時だと、今はどうなっているかわからないですけども、
いう先生で、専門が宗教学、生命倫理、資生学とかっていうような、そんな先生が書かれた書籍です。
その前にですね、岩波ブックレットってご存知ですかね。
岩波ブックレットね、私も何冊か結構勉強になるので読ませていただいたことあるんですけれども、
非常に薄い小冊子ぐらいの感じで、この書籍もですね、全部で64ページ。
572円っていうワンコインちょいぐらいで買えるっていう感じなんで、
Kindle本もありますけれども、電子書籍もありますけれども、
いうので、前飯室先生のHSPのやつもこの岩波ブックレットでご紹介したような気もしますけれども、
そのシリーズの第1006っていうのになっております。
なので64ページなんでね、目標も非常にシンプルで、
全部で4章構成になっていて、まず初めにナツスの悪夢っていう、
ナツスを避けて通れないっていうか、
初めに条文が出てくるんですけれども、そこから始まって、
4章構成、まず一つ目が、安楽死、尊厳死をめぐる議論はなぜ混乱するのか。
本当に混乱すると思うんですけれども、それはなぜなのかっていうことと、
あと二つ目が、これ一昨日のYouTubeライブでもチラッとお話しましたけれども、
昨日もお話ししたかな。
安楽死、尊厳死をめぐる言葉のからくりですね。
安楽死、尊厳死をめぐる議論の混乱
そのイメージ、言葉についてくるイメージみたいなのが語られています。
第3章ですね。第3章が良い死を語る前に、
第4章、人の命は誰のものかで終わりに、っていうことで、
死について考えるとはどういうことかっていうことで、
次に読んでいただきたいなという、そういうような構成になっています。
で、昨日の放送とか、月曜日のYouTubeライブでも言いましたけれども、
本当に安楽死とか尊厳死って、まずそもそもの用語の定義が色々なんですね。
その論文、昨日ご紹介した論文とかもそうなんですけれども、
この論文ではこういう定義を採用してますっていう感じなんですけれども、
他の論文では違う定義を採用されていたりとかですね、
あとは国によって全然意味するところが違う、
特にこの尊厳死ですね、尊厳死に関しては日本では、
消極的安楽死っぽいことを言われてることが多いと思うんですけれども、
これは尊厳死教会っていうところがそういうふうに定めてるか、
この書籍の中にも書いてありますけれども、
いうことになってるんですけれども、
海外ではですね、むしろ異種法上自殺ですね、
パスのことを言うふうになっているみたいな感じで、
議論がかみ合わないのが、そもそもの用語の定義は様々っていうところがありますし、
あとは安楽死に関してはですね、
昨日もご紹介しましたように、
安楽死の中でも抗議の安楽死っていうのと、
いわゆる競技の安楽死っていうものがありますよね。
だから積極的安楽死は日本では当然認められていなくて、
それをやったら殺人になってしまうんですけれども、
でも積極的安楽死ですね、
その治療の差し控えみたいなことは、
実際に私自身も多数経験してますし、
この本の中にも書いてありましたけれども、
日本では結構日常的にされている事態っていうことになっているので、
それを安楽死ですかっていうことになると、
それは誰も安楽死と思っていないと思うんですよね。
なんですけれども、
実際的には積極的安楽死的なことは日本でもされているっていう、
そんな感じがあります。
あとはですね、
これも昨日チラッとお話、
あ、昨日、月曜日のライブかな、
でもお話しましたけれども、
やっぱりね、
緩和キャアでよく見られる状況として、
深い人生ですね、
セレーションっていう風に言ったりもしますけれども、
これがどういう位置づけなのかっていう、
これは安楽死ではないのか問題とかっていうのもあって、
これ月曜日のライブでもご紹介しましたけれども、
用語の問題と安楽死、尊厳死に関するフィクション
そこら辺の法整備が非常にね、
まだグレーになっている部分があるっていうところはあるかなと思います。
はい、ということで、
ちょっと本の内容に行きたいと思いますけれども、
まず始めにがですね、
NATSUの悪夢っていうことで、
先ほど言ったように、
この法律の第1条、第2条から始まるんですね。
これはいつの法律ですかっていうような、
そんな授業をこの先生されているらしいんですけど、
生命倫理の授業の中で、
はい、なんですけれども、
これはNATSUがやろうとしていた法律の一部らしいんですけれども、
でも結構学生さんとかは、
現代のアメリカ、オランダとかですね、
そういうのを回答してくるんだよっていうので、
確かにそれはそうだよなっていう感じで思いますし、
あとはやっぱりね、
いろんなこの相模原の障害者施設殺傷事件の話とかも出てきていて、
この辺のね、いわゆる優先思想的な話もね、
この問題にかなんでくるっていうようなところが、
はじめのところで書いてあります。
第1章ですね。
第1章が、先ほどから言っている
安楽死、尊厳死をめぐる議論はなぜ混乱するのかっていうことで、
本当にこれは、
用語の問題、
いろんなテーマで書かれているんですが、
1つが用語の問題、
2つ目がですね、
最も広い意味に起きる安楽死、
先ほど言ったようにかなり抗議の安楽死ですね。
いうのが書かれていて、
あとはその抗議の安楽死の分類ですね。
先ほどから言っている、
その積極的安楽死、
医師、
法助自殺、
あと延命治療の手控えと中止っていうふうに書いてありますけれども、
これは、
我々、
私の関連するところでいくと、
陶石ですね、
血液陶石、
腹膜陶石とか、
腎移植とかっていう、
こういう腎代替療法どうするか問題っていうのはね、
本当に現場としてはね、
いろいろ頭悩ましてるんで、
っていうのはあったりします。
で、
あとは、
安楽死、
尊厳証をめぐる、
言説の嘘とフィクションということで、
これちょっとフィクションまで言うと言い過ぎかなっていう気がしますけれども、
嘘、
フィクションはちょっと言葉強いかなっていう気がしますけれども、
でも、
言っていることはそうだよなっていう、
そんな感じですね。
で、
第2章が、
安楽死と尊厳死の概念について
安楽死、
尊厳証をめぐる言葉の片繰り、
片繰りということで、
言葉のポリティックスっていうところから始まって、
やっぱりね、
言葉に対するイメージ、
ちょっとさっきから何回も言ってますけれども、
イメージがね、やっぱり尊厳死って、
あんまり反対する人はいないじゃないですか。
なんですけれども、
じゃあ尊厳って何?っていうと、
ちょっと難しくないですか。
延命治療とかも、
延命治療って何?っていうところとかもあったりするんで、
この辺はね、難しいですし、
あとは、
他の〇〇死との比較っていうところで、
例えば、
自然死とかですね、
平穏死とかっていうところとか、
比較されていて、
このAグループ、
Bグループっていうのに分けて考えてるんですよ。
この論考ね、
非常に面白いなというふうに思いましたね。
はい。
で、
本来、
本来の態度が良くて、
で、
やっぱりね、
この安楽死を語る上で、
やっぱり良いし悪いし、
議論とかってね、
やっぱりね、
あるんですよね。
死について考える重要性
これ、
何が良いしかって、
難しくないですか。
これ人によってね、
本当に様々だと思うんですけれども、
はい。
ですし、
この本のね、
あの、
中でずっと言われてるのが、
その、
えっと、
どういうシチュエーションのどういう場合に、
どう考えるかっていうのをね、
具体的に考えた方がいいんじゃないかっていうのがね、
言われていて、
これね、
ちょっと今週のね、
会議のメンバーシップで実際やろうかなと思ってるんですけれども、
はい。
あの、
人によってね、
やっぱり考えてることはすごい様々なんで、
そこのね、
議論が噛み合わないっていうのは、
まあもちろん、
用語の定義の問題もあるんですけれども、
やっぱり人生観、
価値観とかっていうのも人によって様々なんで、
そこら辺がね、
え、
噛み合わない原因かなという風には思いますね。
はい。
はい。
ということで、
えっと、
まあ非常にね、
勉強になる書籍ですし、
あとはね、
ただ、
終わりにも書いてありますけれども、
死について考えることってね、
非常に大事で、
えっと、
その死に至るまでの生き方を考えることが重要だなという風に改めて思います。
あの、
私の白衣の一人に、
えっと、
スターウォーズがむちゃくちゃ大好きな人がいて、
なんかヨーダは、
えっと、
死ぬことは生きることの一部だみたいな名言があるんですが、
ちょっと僕、
スターウォーズあんまり詳しくないんですけれども、
そういうのをね、
なんかすごい言っていた方がいて、
いや、
本当にね、
死に行く、
ワンポイントじゃなくて、
死に行く過程とかっていうのはね、
あるんですよね。
まあ、
もちろんその突然死とかですね、
災害だったらその死に行く過程までが非常に短い場合もありますけれども、
でもね、
やっぱりそこをね、
考えていくことの重要性ってすごいあるなという風に改めて思いましたね。
はい。
はい。
という感じでした。
で、
あ、でですね、
最後にね、
これ次に予約でいただきたい3冊っていうことで、
えっと、
一つが、
えっと、
この安藤先生の、
えっと、
愛媛倫理学の終末期医療っていう書籍をご紹介されているのと、
あと、
宮下陽一さんですね、
の、
安楽所を遂げるまで、
これ月曜日のね、
ライブでもご紹介しましたけれども、
これ、
今文庫になってるんで、
安楽所を遂げるまでと、
安楽所を遂げた日本人だったかな、
あのNHKでも特集されたやつですね、
それの、
2冊シリーズをぜひ合わせて読んでいただけたらなと、
僕も思いますし、
あとは、
えっと、
児玉先生のですね、
死の自己決定権の行方っていう書籍が、
まあここでは、
紹介されてるんですけれども、
まあ最近の大当たり出し書籍でも、
児玉先生の同じような本なんで、
そちらでもいいんじゃないかなというふうに思いました。
はい、
ということで、
まだまだ安楽史シリーズちょっと続きますので、
ぜひ、
明日もお聴きいただけたらと思います。
はい、
では、
しんしんじゃんけんいきますよー。
えー、
しんしんじゃんけん、
じゃんけん。
グー。
はい、
ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
お相手はない一回のたけえでした。
興味しんしん。
はい、終わりましたー。
ありがとうございました。
えっと、
11:56

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