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スピーカー 1
今日は、いきなりメッセージからです。山本さん、ご紹介をお願いします。
スピーカー 2
はい、一久嶋邦義さんからいただいたメッセージです。
千葉のアーティスト、一久嶋です。毎回どのエピソードも楽しく拝聴しています。
千葉両太郎好きなので、特に今回の偽史の話は刺さりました。
創作と史実検証が根前一体となった物語はずるいけど、大変な魅力がありますね。
その辺を悪気なくやっちゃってたのは、そういう時代、世代だったのかなと思っています。
何やらその雰囲気を羨ましい気もしますが、聞きながら三華の文献、また読みたいなと思ってたところに、
最後にささきるさんが三華と仰っててテンション上がりました。というメッセージです。ありがとうございます。
スピーカー 1
一久嶋さん、どうもありがとうございます。
久々にメッセージが来て嬉しいですね。
スピーカー 2
本当ですね。ありがとうございます。
スピーカー 1
これは第183回、偽史を救うつもりじゃなかったという、なかなかマニアックな回だったんですけども、楽しんでくださっている方がいると聞いて安心しましたが、
ちょっとこれに勢いを借りて、今日はこの話の続きとして、その偽史の話、歴史とかね、創作とかね、なんかその話をまた掘り下げていきたいと思います。
メディアヌップ、こんばんは、ささきるです。
スピーカー 2
こんばんは、宮本です。
スピーカー 1
はい。
はい。
はいじゃないや。はいじゃないですね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
どうですか?どうですかっていうか。
スピーカー 2
そうですよね。でもたまにはせっかくなのに、ささきるさんからお聞きしたいなと思ってて、いつも僕から聞いてもらってるので。
そうですよね。
どうですか?最近。はい、ささきるさん。
スピーカー 1
最近の近況。直前何してたかっていうと、ルーティンにしようと思ってるんですけども、収録の前に遺書の続きを書くっていうのが。
スピーカー 2
おっしゃってたやつですね。
スピーカー 1
そうそう。遺書というかね、一歩。
一歩。
一歩っとキャストの。
スピーカー 2
なるほど。
はい。
スピーカー 1
つまり一歩を取るための材料としての遺書みたいなものをやってるんですけど、あれなかなかね、気が重いっていうかね、調べなきゃいけない情報が散らばっててね、なかなか気が重くて、一気にできなくて。
はい。
ちょこちょこやってるんですけど、一応半分ぐらいまでは。
スピーカー 2
おお、すごい。
スピーカー 1
できましたと。
あのね、はい。
だから、僕いつもこの収録に臨む前に死を意識して。
スピーカー 2
はい、そうっすよね。
毎回。
そっか、それを踏まえた上でこうやって話し始めてるってことですね、2人で。
スピーカー 1
そう。夜の言葉だからね、こうちゃんと普段日の光の中であしたしん話しできないけど、これ夜の言葉だから、死を意識して話し始めるっていうのをね、やったんですけど。
スピーカー 2
なるほど、そうだったんだ。
スピーカー 1
そのね、1時間前何してたかっていうと、この3連休かな、今日今撮ってるのが9月17日なんですけども、3連休の間に手拭いの注文が3枚パタパタパタっと入りました。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
で、それのね、梱包と発送準備をしてて。で、手拭いにすごいおまけつけますよって前どっかの配信でも言ってたと思うんですけども。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
時が経つごとにおまけが増えていきまして。何しろ僕が作ったりしてるものが増えてるから。
今回ね、もともといっぱいおまけついてたんですけど、最近さらについたおまけとしてはですね、ゲームオブザロータス等の元年誕の時に作った、今年作ったんですけど、キャラクターバッジがあるんですけど、そのうちね、柳田邦夫バッジをね、つけてます。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
多分メディアネット聞いてる人はそういうの好きなんじゃないかと思う。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
柳田邦夫のバッジがついてるとかね。
スピーカー 2
へー、すごいな。
スピーカー 1
だんだんとね。もうだから手拭いだけ注文したはずなのに、いやに厚みがあるね。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
そうそう、なんかね、パンフレットとか紙とかもいっぱい入ってて、いやに厚みのあるものが届くと思うんですけど。
スピーカー 2
ほんとですよね、手拭いだけだったら結構ちゃんともうスマート、なんか薄い感じで、そうですよね、ある程度想像つく。何来たかわかんないですね、じゃあ最初ね。
スピーカー 1
なんだろう、封筒で?しかもあの、封筒で届いてもいいぐらいの本来はサイズなんだけど。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
ちゃんとA4のあれに、クリアファイルの中にいっぱい小物と書類とかいっぱい入ってる。
届くんですけど。
まあそんな梱包をね、してましたか。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
まあだんだんとさらに物増えるかなと思うのは、今度はですね、文フリ東京に出展できることが決まりまして。
スピーカー 2
おーすごいおめでとうございます。
スピーカー 1
なんか文フリ、どんどんどんどん申込書が増えてるみたいで。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
僕過去1回も出展したことないのに初めてだから、新山物は断られるかなと思ったんですけども。
なんかね、今回運営側が色々工夫をしたみたいで、2ブース申し込んだ人にも1ブースに減らしてもらうみたいな調整も入れて。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
なるべくそう多くの人がブース出せるようにっていうことを調整して、本来8月中に抽選結果が出るはずだったものを、
9月の半ばに出て、でなんとか出せるようになりまして。
出せるようになってみると、あれってブースの隣並び指定っていうのはできるらしいんですよ。
へー。
で、こないだ東野に来てもらった評論家、作家の中又明雄さんと隣っこブースにしようと。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
でね、もう死ぬほど心細いわけですよ。
スピーカー 2
そうですよね、初めてですしね。
スピーカー 1
初めての分に。
で、隣に信頼してる先輩がいるっていうのはね、すごい安心できるんで。
そうするとね、トイレにも行けるでしょ、だって。
スピーカー 2
そうですね、ちょっとお願いしますみたいな感じで出れますもんね。
スピーカー 1
そうそうそう。
ちなみにね、出店する店舗名はメディアヌップなんで。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
手ぬぐいも売ろうかなと。
スピーカー 2
いいですね。
あれってなんか全国で、なんかこの岩手でも夏かな?やってたような気がするんですけど。
東京のやつは東京でだけあるってことですか?
それともそのじゅんぐりに行ってるうちの一つってことなんですかね?
スピーカー 1
ぶんふりは各地にいっぱいあって、あのぶんふり岩手っていうか森岡のやつがすごく有名で。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
有名っていうかもう十何年、ティーネイジャーで。
スピーカー 2
そうなんですね。
スピーカー 1
で、名乗りをあげたところが、なんかそれでやってるんですよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あのぶんふりっていうその同じシステムっていうか、同じあれを使ってるんですけど、その地域ごとに開催っていうか運営をしてる人たちがいて。
うんうん。
あの京都とか広島とか、その有志が、なんていうかな、有志が活発なエリアにはぶんふりがある。
で森岡は活発なので有名なとこですね。
スピーカー 2
へーそっかそうなんだ。
東京、12月。
スピーカー 1
東京は12月、1月が京都。
おー。
で、岩手が5月か。
そっかそっか。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
なんなら全部出張費で行こうかなみたいな。
京都と岩手はすごいよく行ってるから。
スピーカー 2
そうですよね、京都も行ってるっておっしゃってましたもんね。
スピーカー 1
行くの、僕的には行くのすごい気軽なんで。
はい。
スピーカー 2
えー行ったことないや、すごい気になりますね。
スピーカー 1
だってさ、なんかこんな遊びなくない?自分が作った本を売りにさ、新幹線とかでさ。
スピーカー 2
ほんとですよね。
スピーカー 1
確実に、想像つくのはさ確実に赤字なんだよね。
スピーカー 2
そうですよね、何万も行けるのかな。
スピーカー 1
そう確実に赤字なんだけども、1冊でも3冊でも5冊でもさ、その時行かなかったら手に取らなかった人がさ、手に取るんだと思ったらもう面白いじゃん。
スピーカー 2
そうですねー。
スピーカー 1
これは面白いなーって思ってるところですけど。
遊びっていうかね、でもね、遊びを超えてるね、あのクオリティは。
スピーカー 2
うーん。
なんか、世の中のさ、あらゆるものがそうですけど、仕事でやらなきゃいけないものよりも、遊びで再産土返しにやってるものの方がクオリティ高いじゃないですか。
そうですよね、確かにな、このそのメディアループのポスターもそうですけど、ほんとそうっすよね。
スピーカー 1
ほんと、ほんとそう、手拭い、手拭いもそうだし。
で、今度の文庫本来たんですけど、今テストプリントでね、来たんですけど、これマジで文庫本じゃんみたいな。
スピーカー 2
そうっすよね、文庫本。
スピーカー 1
いやマジで、マジでそれそうなんですけど、これちょっと今。
スピーカー 2
おーすごい、いいですねー。
スピーカー 1
あとこれに表紙がね、表紙というかカバーが。
スピーカー 2
そうっすよね、カバーが付くってことですよね。
スピーカー 1
みたいなね、ことをやっております。
スピーカー 2
うわー、いいな、楽しそう、いいですね。
スピーカー 1
ネオンさんはどうですか、近況。
スピーカー 2
はい、僕はこの3連休中に稲刈りを終えまして、本廟を作りました。
スピーカー 1
本廟見ましたよー。
前回、愛知球博のキャラクターみたいだって言ってた時に、その時名前出てこなかったんですけど、
3連休してる時に名前が出てきて、森蔵ですよね。
スピーカー 2
あ、そう、森蔵、森蔵です。森蔵みたいな形なんですよ。
森蔵ですね、あれね。
そうなんです、森蔵そのもの。
初めてでも、僕なんとなく作ってるの見たことあったけど、何をしてるのかまでは分からなかったんですけど、
それをやってみてやっと分かって、あれなんか本当に釘とか何かを使ってるわけじゃないから、
本当にこう、わらを重ねて固定していく。
結んだりはしてるんですけど、固定して縦に積んでいくんですよね。
すごいなと思って。
スピーカー 1
あれは、ただの1本の棒にどうやって固定してるんですか?
わらがわーって巻きついてると思うんですか?
スピーカー 2
そうっすよね。一番下の紐を結んで押さえておいて、2本ずつ束ねていくと、どんどん固定されていって。
みたいな感じなんです。これちょっとうまく説明できてるのかな?
スピーカー 1
自分の重みで固定しあって。
そうです、自分の重みで支えられて固定されてる状態になってて。
スピーカー 2
まだ3日ぐらいですけどね、すごいでも乾燥したような状態になってきてますね。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
すごいですね、やっぱり。
本当に何気なく本尿って車で通ってたりすると、本当によく見るんですけど、やっぱりだんだん数は少なくなってきてて、
本当にコンバインでガーって買った方がやっぱり面積広いとやりやすいのと、やっぱり本尿だったら手間がかかるので、どんどんなくなっていってるんですけど、
あれ建てるとやっぱりすごい景色作ってる感じがするっていうか、
家とかお店とか、建物を建てるみたいなのにすごい近いような感覚が結構本尿はあって、
やっぱりあれが結構高さも2メートルぐらいはあるのかな?自分の身長よりもちょっと高いぐらいは。
高いかそれよりないぐらいあって、でもそれがこう何十個も田んぼの中に並んでいくので、
本当に一つ建造物をかなり大きい面積で作っているような感じになって、
後から通るたびにすごいみたいな、これすごい自分が作った景色だみたいな感じになって、
すごいそれがなんかいいなって思いましたね。
スピーカー 1
その景色見たことないから、今度面白い機会があったら。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
やっぱり最近知名辞典とか読んでて、岩手県の知名辞典とか読んでたけど、
今の奥州市とか水沢と遠野って別の国だよね。
スピーカー 2
そうですね、なんか全然。
スピーカー 1
文化圏別だよね。
スピーカー 2
確かに。そうですね、違いますね。
スピーカー 1
でさ、全然俺知らなかったけど、水沢県ってあったんだよね。
スピーカー 2
そうなんだ、そうなんですね。
知らないです。
スピーカー 1
小さな人も知らない。
つまりその廃藩地圏で岩手県っていう今の岩手県に落ち着くまでの間に、
なんかいろんな県がたくさんあって、その中の市の関県とか岩井県とか、あと水沢県とかってあって、
その時って、つまりその水沢が県の名前になるくらいの、ある一つの中心地とか文化圏みたいなものだったってことだと思うんだけど、
ただ単に伊達藩寄りっていうか、あと仙台の方なのかなと思ったけど、またそれともそれだけでもない。
なんかある、独立した、
宮城県北から岩手県南のあたりの。
はいはい。
スピーカー 2
でもこれ僕行きましたね。
なんか小学生の時、水沢県庁が今調べたらその宮城の。
スピーカー 1
水沢県庁記念館とかなんかあるんだよね。
スピーカー 2
はい。
留見にあるって書いてるんですけど、なんか小学校の時行きましたね。
この留見に小学校同士の交流みたいな感じで。
ここの小学生と一緒にこの水沢県庁回るみたいなのに行きましたね。
そうだった、水沢県。
スピーカー 1
水沢県。
なんかさ、いいな、県ってさ、作れんだね。
スピーカー 2
そうですね。
県だったんだ。
そうね、県作ってみたいな。
県作るってすごいですね。まだ町作るとか村作るとかって聞いたことあるけど、県作りって聞いたことないですもんね。
スピーカー 1
国作りも聞いたことあるじゃん。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
神話の世界。でも、それよりは簡単で、村作るよりは難しいみたいな。
スピーカー 2
そうですね、難しい。
スピーカー 1
県作り。
いや、しかし収穫さ、宮本さんは今年収穫を経験されて、で、僕リンゴ2年目なんですけど、
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
それ経験するとさ、今9月の半ばなんだけど、夏祭りがさ、
うん。
夏祭りっていうか秋祭りなのかな?いっぱいあるじゃないですか。
スピーカー 2
いっぱいあります。今すごい岩手どこも祭りしてますね。
スピーカー 1
いや、もう東京もそうだよ。もういろんなとこも祭りしてる。
スピーカー 2
そうなんですね。
スピーカー 1
で、なぜこの時期に祭りがあるのかっていうと、すごいよくリアリティがあるよね。
だってもうそれより前にさ、やってられないじゃん。だって忙しいから収穫してるから。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あ、収穫終わったなっていうのが祭りの始まりなんだなっていうのは、なんか分かってはいたつもりだったけど、すごい身にしみるね。
スピーカー 2
うん、そうですね。わくわく。あと収穫作業自体もなんかすごい楽しくて、なんかなんていうんですか、それまでの過程に比べると、
結構あんまり疲労度が、たまたまそう感じただけかもしれないけど、あんまりなくて、けど達成感がすごいっていうので、
余裕があるからその後祭りとかなんか飲み会をしたくなるぐらいな感じなんですよね、作業終わりとかに。
スピーカー 1
いや、分かるわ。逆に今しか祭りできないよね。
スピーカー 2
そうですね。この高めた状態ですごい気持ちいいんだろうな。
スピーカー 1
なんかこの会社で言うと農会やって忘年会やってる感じだもん。
スピーカー 2
あーそうですね、確かにまさにほんとそうですよ。
スピーカー 1
最終出社日の日に、あ、今日飲み行くでしょみたいなこう、いや行きますよねみたいな、なんかそういう夏祭りあるでしょ、あるよねみたいな、そういう感じしてる今。
スピーカー 2
ほんとに、はい。だからすごいですね。祭りってそういうちゃんとやっぱり結びついてるんですね。
スピーカー 1
結びついてるよね。
スピーカー 2
義師の、あの最初のお便りにもありましたけど、
スピーカー 1
この間ね。
スピーカー 2
はい、アテルイ勉強会をこの水沢でやっていて、
義師というかその、前も話をした松本竹林さんの話ですね。
作られた絵みしの本の話で、
あの話を聞いた後の勉強会だったので、
なんか僕がどこかで質疑応答のタイミングとかで、あんまり質問とかがなかったら、
じゃあそういえばみたいな感じで聞いてみようかなとかって思いながら会話してたら、
もう1個目の質問で参加者の方から、
ついこの間、松本竹林さんが森岡にいらっしゃってたらしくて、
スピーカー 1
ちょっと待って、その、ちょっと待ってちょっと待って。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
みなさん今走り、今早い早い早い。
あの、エピソード183を思い出すために、ちょっと今前回の話を説明すると、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
宮本さんはアテルに興味があり、
スピーカー 2
そうです。
スピーカー 1
僕はアクロに興味があり、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、それぞれアテル勉強会を開催してみたり、
僕はアクロを復活させようという敵役が登場する小説をわざわざ書いてみたり、
うん。
なんかあの、古代のね、東北にいたと言われる人物を、
こうなんか掘り下げたりなんか調べようみたいなことに、
まあ各々熱中してね、いろいろ活動していたら、
はい。
松本竹林さん、竹林先生という方が書いた作られた絵見紙っていう本がね、何年か前の本があって、
はい。
で、絵見紙っていうのは、その、北東北にいたとされる絵見紙、実はいなかったんだと。
いなかったんじゃないかと。
うん。
で、それが文献史学とか考古学の中で、確かな証拠が実はなくて、
それぞれの時代で、いろんな理由によって、絵見紙っていう存在が作られてきたと。
うん。
例えばある時代は、中国を真似た封建制度を作るための、こうなんか言い訳っていうかなんかその、
うん。
ストーリーとして。
で、ある時代は、なんかその侵略戦争を正当化するための過去の、国内の侵略戦争の例としてと。
で、あと最近だと、多様性の社会とかね、なんかそういう、
うん。
なんかその、東北の誇りを取り戻すためのこう、ルネサンス、運動みたいなものの一つとしてそういうのを話す人がいると。
でも本当の絵見紙って何なんだろうねみたいな、こう問いかけてる人で、
急に我々、僕と宮本さんが、あれ僕らがやってきたことをまた儀式作りに、
本当ですよね。
参加してることなのではないかみたいなことをこうね、自問自答してたわけですけども。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ただ、あの本そんな読んでる人いないだろうと僕も思ったんですけど。
スピーカー 2
そうなんですよ、はい。
スピーカー 1
そしたらなんと、その第3回の勉強会に参加者が。
スピーカー 2
そうなんですよ、参加者の方、読んでる方がいらっしゃって。
スピーカー 1
身内ではない、それ。
スピーカー 2
そう、全然もう本当初めまして。
メディアネットのリスナーではない。
初めまして、ではない、はい。
スピーカー 1
首から手で振り下げてたりはしない。
スピーカー 2
してなかったです。
えー。
けど、あの、はい、そういう松本瀧綾さんのあの本でっていう質問をした人がいて、
えーと思ったら、でも松本瀧綾先生がちょうど直前に森岡にいらっしゃって、
森岡だったかな、なんかその平泉文化系だったかどちらかででも岩手にいらっしゃっていて、
講演をされてたそうなんですよ。
で、その時もこの本のことをテーマにしたお話をされてたらしくて、
なのでそこにも参加したっていう参加者の方が、
その、当て類勉強会でいつも講師をしてくださってる学芸員の方に、
なんかその、えーと、第3回のテーマは恵美市が本当にどんな人たちだったのかみたいな、
あの特に東北の恵美市がどんな人たちだったのかっていう話をこうガーっていろいろ、
あの本当にさっき、あの佐々木イルさんが言ってくださった通りその中華思想の影響を受けてとか、
でも結構交流もあったりでも朝廷側との対立もあったりみたいなお話をした後に、
もう1個目の質問で、なんかその恵美市ってなんかそもそもいなかったらしいですけどどうですかみたいな、
スピーカー 2
周りの参加者すごい置いていかれるような、
今まで教わった、その数時間というかまだ40分ぐらいの話を聞いた後の質問だったんですけど、
なんかでもそれって嘘ですよねみたいなこう話をその質問の方がされて、
なんかそのあたりどうですかみたいな。
スピーカー 1
それは割とにこやかに言ったのか、
それとも結構単刀直入に。
スピーカー 2
結構単刀直入にです。
スピーカー 1
じゃあ割とその場の雰囲気はどうなったんですか。
スピーカー 2
そうその場の雰囲気は、まあ参加者の人たちはえ?みたいな感じになってて、
スピーカー 1
みんながね、その本読んでるわけじゃないからね。
スピーカー 2
そうです、読んでるわけじゃないからちょっと話が分からないみたいな感じになって、
でも学芸員さんだけはちょっと表情がシュッとして、
来たの?来たの?
なんかその話を持ち込んでくるかみたいな感じの表情になって。
スピーカー 1
いいね。
スピーカー 2
そうなんです。
スピーカー 1
え、ちょっと待って、ちょっと待って、面白い面白い面白い。
面白いからちょっとゆっくり、早い早い早い。
スピーカー 2
その方は何歳ぐらいの方なんですか?その質問された方。
いくつなんですかね、見た目だと50代ぐらいの方なのかなって思いましたね。
スピーカー 1
ほとんど僕と世代が変わらない、なんかそういう歴史研究とかなんか多分好きな方で。
スピーカー 2
はい、多分お詳しい方なんだろうなと思いました。
スピーカー 1
うん、そして学芸員さんは宮本さん同世代ですよね。
スピーカー 2
そうなんです、僕と同い年の学芸員さんで。
はい、なのですごい、でもまあまずは参加者の方たちも分かるようにと思って、
僕がこう3分ぐらい簡単にというかその松本先生の主張はこういう本にこういうことが書いてあってっていうのを。
いいね、司会業果たして。
そうなんです。
スピーカー 1
まさにそういう人いなかったらさ、ちょっと話せりしないもんね、あの。
スピーカー 2
そうなんですよ、こう2人だけの討論になっちゃうので。
はい、あのみんなが分かるようにと思って、一応そういう形でみたいな。
ただ僕もこう、この本によって土台を崩されたような感じになって、ちょっとこう、僕としてもすごい疑問だったので、みたいな形で学芸員さんが話し始めたの。
本当にもう学芸員さんは止まらず。
はい、すごい話し始めたんですけど、学芸員さんの主張としては、あのこの本はやっぱり基本的にはちょっと乱暴だっていう話はしてましたね。
もうこの松本先生のまあ著書なのでそうですけど、やっぱりこうすごいこう主張がまあやっぱり強いと、あの学芸員さん的にはそう感じている。
文献史学、考古学的には、やっぱりそれをこうどれも否定される。
そもそもその学問自体が結構否定されていくような本なので、なんか本当にそれが全てそうなのかっていうのは、なんかなかなか私たちとしては認めることはできないっていうことをおっしゃっていて。
なんかまあ特にポイントとして、いくつもこう喋っていらっしゃって、ちょっとその全部を今お伝えするのがあれなんですけど、一つ特におっしゃってたのは、松本武さんとしてはそもそも対立がなかったんじゃないかっていう話をしていて。
スピーカー 1
つまり、絵見史と大和の間に対立がなかったんじゃないかってことですよね。
スピーカー 1
もうやっぱり今残されてるというか、シュリーマン自体はもう亡くなってますけども、特に亡くなってますけども、そこの人たちはここがトロイの遺跡だってことを証明するためにも薬金になってるっていう。
その話してましたよね。
スピーカー 2
そうかそうですよね。本当にこの欧州紳はやっぱりすごい多いんですよね。
アテルイもそうですけど、アテルイと一緒に処刑されたモレとかは、やっぱりあんまり史実的にどこが出生地かとかどんな人かっていう情報ってほとんどないんですけど、
でも欧州市に前沢っていう地区があるんですけど、さらにその前沢の中にモタイっていう母の体って書く地区名がある。
スピーカー 1
モタイはまさこのモタイか。
スピーカー 2
そうかもしれないですね。
モレは母に礼儀とかお礼の礼でモレだったかなと思うんですけど、たぶんそういう地面が似てるとか音が似てるっていうのもあって、
モタイの地区にすごいいっぱいモレの誕生の地とか、いっぱい看板が立ってたり石が立ってたりするんですよね。
あと介護施設もモレ、なんとかのモレの里みたいな介護施設もあったりして、
結構あるんですけど、でも何にも事実はないんですよね。
それこそこれから結びつけようとしてるのかな、どうなんだろう。
スピーカー 1
いやだってないよね、だってそんな証拠なんかない。
スピーカー 2
ない、ないですね。モレの礼は全然違うな。
スピーカー 1
モタイ、まさこのモタイは全然違いました。
いやだから何なんだろうねと思うわ。
例えばさ、自分の目の前でも歴史がというか、歴史認識が変わっていくっていうか、そういうのを目にするじゃない。
直近だとよく話題になってる、小田信長に仕えた黒人の侍の名前なんだっけ。
やすけか。やすけね。アフリカ出身で小田信長に仕えた黒人侍。
このやすけが海外のゲームかな、とかに登場して。
鎖国時代か、鎖国時代じゃないや、鎖国する前ですけどね。
その時に日本に来てた黒人侍のやすけの話を、
あることないことっていうか、ほとんどないことないことでそのゲームの中身とか作られてますけど、
そういうエンターテイメントみたいなものってすごくね、あっという間に普及するから、
フェイスクヒストリーにすぐなりますけど、そのなっている最中を目にしてる、今現代だと思うんで。
あれか、最近話題になったのあれか、NHKがBSでやすけのドキュメンタリーをやってる。
でもドキュメンタリーって言っても、分かってることほとんどないと思うんですけど。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
なんかやったってことですよね。
でもなんか、僕がこの問題について、なんか当事者感あるなと思うのは、
歴史であるためには常に想像が必要である、みたいなね、言葉あるじゃないですか。
言葉あるっていうか、僕が好んで使ってるんですけども。
歴史として残って伝えられてるものって、なんか現代に生きてる人にとっての意味があるっていうか、
今その歴史を必要とする文脈が感じられるっていうか、
そういうものが結びついた時にのみ、歴史ってすごく記憶されるっていうか、と思うんですね。
それこそお便りいただいたしばり太郎の話とかね、
坂本龍馬はあんなような人じゃなかったっていうのは有名な話ですけど。
スピーカー 2
そうか、そうなんだ。
スピーカー 1
坂本龍馬ってあんな人じゃない。
全然あんな人じゃないんだけど、しばり太郎があんな風に書いたもんだから、
英雄としてなんか有名になっちゃってるんだけど、
あれは戦後ね、どんどん経済大国としてというか、
どんどん世界の中で存在感を増していく時代の日本、成長していく日本と、
そのおよそ100年ぐらい前の明治維新の時の日本みたいなものを重ねて、
働く世代を励ます歴史小説として、
半ば以上フィクションとして輸出してるものなんだけど、
なんかあれ歴史と思っちゃうじゃないですか。
スピーカー 2
はいはい、そこ今すごい龍馬がいるから、
漫画、最近漫画になってるやつもあって、
それはすごい読んでますね。
どうなんだ、本当はあれじゃないんだ。
スピーカー 1
そうそう、あればかりでもないというか、
全部嘘でもないんだけど、
日本の英雄みたいな感じかというと、
よくわかんないみたいなところあるんだけど、
題材としてすごくよかったみたいなことだと思うんですけど、
そういうのもあるしというか、
その想像がないと、本当にその歴史って残らないというかね、
今ある歴史って、逆に言えばですよ、
何かしらの想像がされているものしか残ってないって、
スピーカー 2
逆に言ったらいるじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。
想像されていないものは歴史ではないっていうか、
歴史として残り得ない、忘れられて、
っていうことだと思って、
さっきのヤスケのゲームの話もそうだけど、
スピーカー 2
今だと、将軍っていう、
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
ディズニープラスでやってる、
スピーカー 1
へー。
え、知らないです。
え、知らないです。
え、知らないです。
え、知らないです。
え、知らないです。
え、知らないです。
あのドラマかな、日本の時代劇が、
そうなんだ。
スピーカー 2
あのテレビドラマでものすごい評価受けてるやつも、
スピーカー 1
へー。
これもね、すごくちゃんと作られてるとはいえ、
元の小説が、アメリカ人による元の小説があるのかな。
だからね、そこにね、なんかあの、やっぱ、
フィクションが混ざるっていうか、
うーん。
微妙に違うところが混ざるじゃない。
でもまあ、そんなの気にせずに楽しめばいいと、
あの、思うんですけど、
思うんですけどね。
あと最近だと、僕最近アニメで見た、
ネットフリックスで見たんですけど、
はい。
ブルーアイサムライっていう、
なんかこれアニメかな。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
これはどこの国が制作したんだろう。
うーんと、アメリカかなんかでもヨーロッパのような絵に見えるんだけど、
うーん。
ブルーアイサムライって1633年ぐらいなんで、
江戸の初期の中世のね、時代劇アニメなんですけど、
もうぱっと見時代交渉めちゃくちゃで、
例えばその山田鉱蔵の赤トンボを、
登場人物が歌ってるとかね。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 2
じゃあそうっすよね、歴史じゃないっすもんね。
作り話でもいいんだもん。
作り話っていうか、そういう風習とかが見えるっていうのがいいんですもんね。
スピーカー 1
そうね、もう歴史の話じゃないけど。
塔の物語の話になってから、僕あの、最近ガルシアマルケスの100年の孤独っていう小説知ってます?
スピーカー 2
分からないです。
スピーカー 1
あの、南米のコロンビアのすごく有名な、多分20世紀で一番有名な小説なんですけど、
それが最近文庫版で発売されて。
前までは単行本で、分厚いから高い、2、3000円するみたいなやつが、
1,000何百円で手に入る文庫サイズに初めてなりましたっていうのがあって。
それが何十万部か売れていて、すごい話題になって。
世界で最も売れてる小説なんだけど、数千万部売れてる。
100年の孤独っていう小説なんですけど。
その100年の孤独っていうのが、その特徴的なのが、
マジックリアリズムと呼ばれる手法が一番有名で、
日常の描写の中に突然、マジック、魔法のような不思議な描写が混ざり込んでくるんですよ。
例えば、マコンドっていう村なんですけど、
その村でいろんな人々が日々暮らしてるわけですよ。
子供を育て畑を耕し、なんやかんやあり。
そこにふっと幽霊が出てきたりするんですよ。
ふっと幽霊が出てきたら、普通だったらギョッと驚くとか、
何の呪いだろうとか、誰の魂が化けて出たんだろう、
謎解きをするとか、ギョッとするとか、そういうのがあると思うんですけど、
登場人物たちは普通に幽霊に接して、
文章中に特に説明もなく、またふらっと幽霊が出てきて、
でも日常生活は続いていくとかね。
すごい美しい娘が生まれて、その美しい娘があるとき、
はためいたシーツに巻き込まれて、天に登っていって、
そのまま帰ってこなくなって、
でも話はそのまま続いていくみたいな、不思議なことが起こるんですよ。
これ村上春樹が最も影響を受けているというか、
村上春樹だけじゃない、もう20世紀、21世紀の小説家、
ほとんどの人が影響を受けている本なんですけど、
例えば村上春樹って言ったら、空から魚が降ってくるとか、
地下に潜ると闇黒がいるとか、
そういう感じのもっと説明のない感じなんですけど、
それがね、前にも読んだことがあったんですけど、
文庫本になったんで、文庫サイズになったんで、手に取りやすくなったから、
僕もう一回それ買ってパラパラと読んでたら、
ふと気づいて、これ塔の物語っぽいなと思ったんですよ。
例えば、お城様でさ、
釣りされていた馬が手に登っていくじゃないですか。
娘がその首にすがりついて、娘と馬が手に登っていくじゃないですか。
これね、シーツに巻かれて手に登っていく娘と同じなんですよ。
100年の孤独っていうふうに言うと。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
100年の孤独っていうのは、マコンドっていう村を開墾して、
そこで増えていくっていうか、
そこで暮らす一族の100年ぐらいの家族の歴史を書いたやつなんですけど、
塔の物語も江戸の後期から明治の頭ぐらいまでに、
その地域で言い伝えられたやつを、だいたい100年分ぐらい。
すごい、昔の話もあるけど、
昔から言い伝えられてるっていうよりかは、
その時代に噂されてた話集約されたもんだから。
ザーッと読むとね、これ100年の孤独っぽいんですよね。
スピーカー 2
マジックリアリズムっぽいっていうか。