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2021-04-13 15:34

#2 100社にヒアリングした「LayerX インボイス」リリースまでの話を開発メンバー目線で語る

LayerXの日常を伝えるPodcast『LayerX NOW』

#2のエピソードは「LayerX インボイス」リリースまでの話を、CTO松本(@y_matsuwitter) / 榎本(@mosa_siru) / 石黒(@takaya_i) の3人で話しています。これから週2ペースで公開しますので、ぜひフォローお願いします。話中に出てきた高際のブログはこちら

▼ 話のハイライト

  • 1回めのプチ反省回
  • これまでの1年間を振り返ってみて
  • LayerX インボイスリリースするまでの流れ
  • 100社にヒアリングした理由は?
  • いま一番一緒に働きたい職種の方は?

▼ メディア情報

00:05
はい、というわけでLayerX NOW!第2回ですね、始めていこうと思います。
メンバーは第1回と変わらず、本田、石黒さん、僕でお送りします。
よろしくお願いしまーす。
ちょっとこの第2回の打ち合わせをしているときにですね、
LayerX NOW!っていうポッドキャストの名前なのに、第1回で一度もそれを出さなかったなってことでちょっと反省しております。
アニマルすぎてね、ちょっと雑に始めすぎたなと反省をしています。
ちょっと第2回はね、何の話をしようかなというところなんですけど、
LayerXって元々すごくブロックチェーンの会社だったし、今も皆さんのイメージでブロックチェーンの会社だと思っていると思うんですけど、
ちょっとね、それを最近はブロックチェーンの会社じゃないというか、本当にブロックチェーン以外のことをやっていることがとても多いので、
じゃあなんでそうなったんだっけっていうのをですね、ちょっとMosaさんの方にこの1年分ぐらい、Mosaさんと石黒さんそれぞれにですね、
ちょっとこの1年分の振り返りをちょっとしてもらいながら、今なんでSaaS、ブロックチェーン以外のことをやっているんだという話をさせていただけたらなと思います。
大丈夫でしょうか。
はい。
ありがとうございます。
ちなみに1年前って何をやってたんですか、お二人ともね。
前提として、僕最近LayerXインポイントのことばっかりやってて思い出せなくなっている。
何の前提ですか?告白のないですか?
記憶削減。
記憶削減。
ブロックチェーンやってましたね、1年前は。
1年前は、僕の場合は証券決済のプラットフォームをブロックチェーンで作るプロジェクトに100%してましたね。
それは他のパートナーさんと一緒に。
そうですそうです。
証券決済。
証券決済。
昔、1年前で言うとまさに証券決済の全てという、当時LayerXの教科書で読まれていた本がありますね。
LayerXに内定をいただいて、ちょうど1年前だったのが4月頃ですかね。
この本読まないとLayerXでやっていけないと思って一生懸命本を読んでいたところですね。
結構バツイですよね。
結構バツイ。
のすべてシリーズ。
のすべてシリーズ。
すごい金融決済とか金融のお金の流れのシステム化について確かにありますね。
DVPとか何ぞやみたいな。
あれはあれでめちゃくちゃ面白かったですね。
その頃は完全にブロックチェーンの会社だったんですよね。
やっぱりパートナーさんからの期待としてもブロックチェーンをやるためのパートナーとして見ていただきました。
もちろん僕らとしてはブロックチェーンは正直手段だと思っていて、
世の中をデジタル化して良くしていくためのすごい便利なパーツの一つがブロックチェーンだったというのと、
あとはやっぱり大概的には技術的な大きな切り札といいますか、
単純なDXの会社ですしじゃなくてブロックチェーンで大きな武器を持っているというのでやはり選ばれやすかったみたいなところもあって、
進めたという形ですね。
ブロックチェーンという武器を今って、ある意味手放したに近いじゃないですか。
手放したというよりすごく重要な武器だけど、たといってそれを常に持っているわけじゃない。
03:04
ここの変化というのはきっかけでもあったんですか?
そうですね。まず売上げの構造みたいなところで言うと、
フローの売上げがメインを占めちゃっていたんですよね、DXって。
いわゆる業務委託だとかコンサルランドとか、
そういった売上げは正直1年目だと1期目とか2期目とかは結構長く行ったんですけれども、
ただあんまり売上げの質自体が良いかで言うと、あんまり積み重なっていなかったというのが正直な感じですね。
要はPOCまでは行ってフローの売上げは取れますとか、R&D、その組織のR&Dの予算は取れますと。
ただ本当の事業家まで行ってストックの収入を作るというところまで行くのに、
結構時間がかかるなというのが正直ハードなのだと思います。
大きな企業さんも予算の枠というのはレベルによって決まっている。
例えば5000万までは割と事業部の決済できるけど、そこから先はかなり実績を積んで事業家まで見えて初めて出てくる予算みたいなので、
フローの売上げで結構積み重なっていくには限界があるなというのは事業にしないといけないんだけど、
そのために超えるべきハードルがブロックチェーンが結構あるところ。
まずデジタル化自体がすごく難しいとは思いつつも、ブロックチェーンって複数の部署とか複数の主体がいて初めて意味を成すものだと僕は思っていて、
その後の時に一つの主体のデジタル化すら難しいのに複数絡み合ってデジタル化していくってさらに難易度が跳ね上がるので、
そこってもう本当にコンサルの様式美みたいな領域といいますか、本当のプロフェッショナルがいてようやく1個目が踏めるみたいな、
そこに対して僕らが本当に向いてるかで言うと、なかなか無理をしてやってるなみたいな面も正直ありました。
みんなアニマルだからすごい頑張っているんだけど、プロダクト開発をもともとしたいというか、それに向いてるメンバーが集まってコンサルの本当にプロフェッショナルなことをやろうとしてたみたいなところも正直あって、
向いてたか向いてたかで言うとあんまり向いてないことをやろうとしてたなっていうのもあって、
長期的にはめちゃくちゃ大事な仕事だとは思いつつ、短期的にはストック売り上げをまず作って、それを足掛かりに展開していった方がいいんじゃないかという議論をしてました。
まずは自社プロダクトとしてちゃんと足場を作って、そこで入り込んでその企業のデジタル化を進めていくのが僕らの性に合っているんじゃないかという議論をして今の形になったという形ですね。
例Xの性に合っていたっていうのはもう少し具体的にいくと、例えばプロダクトが好きってそういうことですか?
そうですね、実際に動くものと言いますか、手触りのあるものを作ってそこを改善していくみたいな、お客さんにちゃんとぶつけてそのフィードバックをもとに改善していくみたいな、そういったプロダクト作りが好きな方が多かったかなと思ってますね。
例えばパートナーさんと一緒にプロダクトを作っていくというところは、やっぱりブロックチェーンだけだと難しくなってきていたというのもすごいあった?
06:00
そうですね、まずブロックチェーンだけでプロダクトをもちろん作っていたわけじゃなくて、いわゆるウェブ系の技術だとかの掛け合わせを作ってはいたんですけど、
そうですね、当時ブロックチェーンっていうのにお互いどうしても引きずり合っていたところもあって、
ブロックチェーンはただの技術じゃないですか、別にマイスキル使おうかコスグレ使おうか、別に合っているものを使うだけなんですけど、
ブロックチェーンってなると、なぜブロックチェーンでないといけないのかみたいな議論になぜかすごいになったって、
ブロックチェーンじゃなくてもいいんじゃないかとか、いや別に無理なものを使うだけじゃなくて僕は思うんですけど、
何か説得材料を作るための資料をすごい用意しないといけないとか、ブロックチェーンってなっただけで秘密書きの管理をどうしたらいいんだとか、
いや別にデータベースだってパスワードの管理をすごいちゃんとしないといけないじゃんとか、めっちゃ一緒じゃんとか思う面もあるんですけど、
ブロックチェーンでなかったらすごい企業が高直化しちゃうみたいなところもありましたね。
確かにね、過去いろんな経緯があってブロックチェーンに対していろんな先入観もありますね。
じゃあそうやってブロックチェーンじゃなくてプロダクトだとなってからここに至るまでってどういうアクションをしてきたんですか?
多分最初ってじゃあエフィナリー経理やろうみたいな話じゃないじゃないですか。
ここってどういう風に進めていって、第1回のデモ駆動開発はこの辺からだと思うんですけど、そういうところと絡めていくとどうやってここに至ったんですか?
そうですね、何くらいからかな、コーポレートのDXってのはここで見えてたんですけれども、
その中で何の領域をやるかっていうのは正直最初あんまり見えてなくて、
なのでいろんな面、例えばちょっといろんな語弊があるか、いろんなコーポレートの分野に対してプロトタイプを作ったりだとか、
ヒアリングをすごい重ねていったりとかをしていて、その中であれここってみんな困ってるけど、
そんなにプロダクトがあるわけでもないかもしれないだとか、
あんまり導入しているお客さんがそこの分野少ないなって思って、
一歩目としてはかなりいい場所かもしれないと思ったのが今のDXインベーションでした。
なので秋頃からかな、実際に動くものを作って当て始めて、かなり感触が良かったりだとかいいフィードバックをいただいて、
1月にリリースしたみたいなスケジュール感ですね。
思いついてからは早いですね、やっぱり。
そうですね、そこがやっぱりうちのチームの強みかなと思います。
ちなみにそこにたどり着くまでにどれくらい引いて回ったんですか?
そうですね、チーム内で100社は回ろうというのを最初に決めていました。
100社!?
はい。100社回るまでは結構一心不乱にやろうみたいなので、
例えリアインボイスの方向性が何か違うかと思ったとしても、100社は必ず回ろうっていうのを決めてましたね。
100社だって考えようみたいな。
最低100社みたいなやつを。
あれで何ですかね、スマホデジタルのみやすさんですかね、
誰かのポッドキャストを聞いて、よしこれだみたいな。
本当にSaaSの関連のポッドキャストとかそういったインプットとかすごく学ばせてもらってますね。
09:03
ジョスモーシングタンがすごいですね。
アニマルですね。
アニマルですね。
なんかそのヒアリングってどういうことを聞いてもらってたんですか?
多分なんとなく電波をキャッチすると、みんなヒアリング、じゃあ何を引いたらいいんだろう、どうやって次に繋げればいいんだろうって気になると思うんですけど。
キーワードは紙芝居ですかね。
紙芝居、紙芝居と。
やっぱり動くものがあって初めて引き出せるみたいなところをしてて、
なんかもうプロダクト開発すらしてないんですよね。
もうスライドショーレベルでこんな動きするのを考えてるんですけどどう思いますかみたいなところを
思って初めて引き出せたみたいなところですね。
それをもとに紙芝居をよくしていって、プロダクトに落とし込んでいくみたいなのをやってました。
圧倒的MVPですね。
そうです。
あとは純粋なペインですかね。
日々の業務フローを伺って、その中でペインと表はどこですかみたいな一般的なヒアリングと並列でという形でした。
割と初突猛進に走ってきた、とはいえ辿り着いたところはすごく今のユーザーエクスペリエンスの調査とか、いわゆるMVPを作っていこうみたいなところに自然と帰着したみたいな結構面白い結論ですね。
じゃあもうずっと紙芝居を、これエンジニアも作るんですか?
いや、ビズデブが作ってましたね。
ビズデブが紙芝居を作って、紙芝居のお客さんを見ていただいて、本当にズーム越しにすごく分かるんですよ。
うんっていう反応があるのが、え、これもうできてるんですか?とかすごく分かりやすい反応があって、それを見て、お、この反応かみたいなのを本当は一社一社繰り返して、それが100社というような感じですね。
100人の声を聞いていくと、なんとなく共通項となるプロダクトが見えてくるんですよね。
エンジニアが日曜大会でちょっと動くのを作っているのを見せるとすごい反応がある。そういう繰り返しもありましたね。
じゃあ今のOCR的なところもそうやってちょっとずつ作ってみせてみたいなところで。
OCRあれはあれで結構泥臭い山ごもりみたいなところを経て初めて形になったみたいなところ。
山ごもり。ちょっとこれまでね、他のインタビューでも出てなかったんですけど。
OCRってすごく機械学習の真ん中みたいな取り組みだと思うんですよ。
最近上場されたAIインサイドさんとか、やっぱりそのOCRがっつり取り組んできちんと授業にされていたり、
中で僕らはAIっていうか機械学習みたいなところってそもそも専門じゃなかったじゃないですか、誰一人として。
どうしてここまでこのスピードであの精度の高いOCRって実現できたんですか?
そうですね、多分このポートキャスが出る頃にはOCRの責任者の高木和ちゃんがもうブログ出してると思うんですけど、
おそらくそのブログでアーキテクチャみたいなのを軽く解説したらそれがいいかなと思うんですけど、
12:01
まず前提として僕らは機械学習技術はもうやって当たり前だと思ってますと。
特殊技能、機械学習の会社じゃないと使えないとかではなくて、かなり一部ではコモデュキー化している。
もうAWSもGCPも機械学習系の基盤を提供していて、
Web系の一般的な技術と同様に使いこなすタイプの技術になっているのかなと思ってます。
なので僕らの中ではコアというよりはノンコアに位置づけているんですね、一番の基盤のところは。
それをいかにうまく使うかっていう面で、なので既存のSaaSを使いこなしているからこそ早いんじゃないかなとは思ってますね。
いやすごい話ですね、ブロックチェーンも機械学習も全部ノンコアだし、
もうそれは使えて当たり前の技術であると、そういうことですよね。
そうなってますね世の中は、すごい勢いですよね。
でもね意外とこれなんか取り組んでみるとなんかハードルは低かったりしますよね、
その最初の先入観を取り払ってやってみると。
そこらへんアニマルに取り組めるこのチームの力はすごいなと純粋に尊敬します。
コンプレットそうですね、やってみたらSaaSって結構便利でシンプルだったりするけど、
知らないと絶対覚えつかないみたいな。
知ってるとそれを前提に業務フローが組めるっていうところで。
そうですね。ひたすら学習をしていって、こんなSaaSがある、こう組み合わせればこれが実現できる、
もう機械学習もこういうものがあるから、ただブロックチェーンはこれでいいんだって話が積み重なって、
ひたすらさっきの紙芝居を経て顧客の考えてる部分を全部吸い上げて、
そうやって出来上がったのがIAXインボイスだと。
この結果として僕らはブロックチェーンじゃなくて、まずはデジタル化に資するSaaSとしての会社になっていこうというので、
こんな事業が出来上がったと。
もう少し本当は喋りたいんですけど、ちょうど次のミーティングの時間が迫ってるということだったので、
一旦今日はレイヤーXがなんでブロックチェーンから今このSaaSやる会社に変わっていってるのか、
見え方として変わってるのかっていう話をしていきました。
最後にSaaSを作るにあたって、こんな状況です。
こういう今募集してるんですよみたいな話とか宣伝を石黒さんどちらからお願いしてもいいですか。
私からずっとブロックチェーンブロックチェーン言ってきましたが、
SaaSというとお客様あってのSaaSなんですよ。
当たり前なんですよね。
お客様は特に今最初の10社100社っていう一番大事なお客様。
僕らこれから数千数万のお客様に使われることになると思うので、
私のお客様のフィードバックすごい大事なんで、
カスタマーサクセスの採用めちゃくちゃ頑張ってるんですね。
今ソフトエンジニアがカスタマーサクセスのこと見てくれたり、
本当に職種に線を引かずにやっているっていうこの今のタイミング非常に面白いかなと思うので、
カスタマーサクセスのプロの方もそうですし、
例えば経理もご経験の方とか、経理かけるエンジニアみたいな、
もしくはコーポレートエンジニアみたいな職種の方とかに非常に向いてるかなと思うので、
もしそういった方が少しの興味がある方がいらっしゃいましたらですね、
メッセージも大丈夫ですし、DMでもいいですし、
もちろん応募してくれるのも結構あって、
15:01
ぜひぜひ積極的なカジュアルな面なんかも結構あって、
お連絡申し上げます。
申し上げます。
本当にカジュアルにお話聞きに来ていただいて、
Zoomで15分喋るだけでも構わないので、
全然大丈夫です。
お声掛けいただけると嬉しいです。
というわけで、
REX NOW第2回、
以上させていただこうかなと思います。
じゃあね、今日もおたけびを。
おたけびってよくないかもしれないけど、
じゃあいきますよ。
Be Animal!
ありがとうございました。
15:34

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