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【お経の解説】曹洞宗「修証義」第3章(前半)- 授戒入位
本エピソードでは、曹洞宗のお経「修証義」の第3章「授戒入位」の前半部分を解説しています。
在家の方々にも理解しやすい形で、本来の自分を見つけるための三宝(仏法僧)の帰依について説明しています。SNSやトレンドに流されがちな現代社会において、真のよりどころとは何かを考察し、三聚浄戒(三つの誓い)を通じて実践的な生き方の指針を提供します。自分自身、そして周囲の人々とより良い関係を築くための仏教の知恵を日常生活に活かす方法をお伝えします。
#仏教 #曹洞宗 #修証義 #お経解説 #三宝 #仏法僧 #授戒入位 #三聚浄戒 #マインドフルネス #人生の指針 #自己実現 #生き方 #精神世界
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本エピソードでは、曹洞宗のお経「修証義」の第3章「授戒入位」の前半部分を解説しています。
在家の方々にも理解しやすい形で、本来の自分を見つけるための三宝(仏法僧)の帰依について説明しています。SNSやトレンドに流されがちな現代社会において、真のよりどころとは何かを考察し、三聚浄戒(三つの誓い)を通じて実践的な生き方の指針を提供します。自分自身、そして周囲の人々とより良い関係を築くための仏教の知恵を日常生活に活かす方法をお伝えします。
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サマリー
このエピソードでは、総統宗の修証義について解説され、特に受解入位をテーマに、より良い人生を送るためのルールと実践の重要性が語られます。三宝の知恵を基に、自己の本来の力や信頼できる仲間との繋がりの大切さについても触れられ、現代における確かな拠り所について考察されます。また、自己成長や他者との関係を深めるための「よりどころ」を持つことの重要性が説明され、仏教に基づく三つの誓いを通して具体的な行動指針が示されます。
お経とその意義
おはようございます。 コウブンです。
立城県の片田川にある蓮城院というお寺で福住職をしております。
今日はですね、シリーズ物の続きをお送りしたいと思います。
現在お送りしているシリーズ物というのはですね、
お経の解説というシリーズをお送りしております。
ちょっと時間が入っちゃったのでね、ちょっと忘れちゃった部分があると思うんですけども、
ちょっとおさらいをしていきたいと思います。
現在お送りしているお経というものは、
総統宗のお経なんですよね。
総統宗のお経の修証義というお経。
この修証義というのはですね、
在家仏教信者に向けたお経ということなんですよね。
つまり在家仏教信者という言葉で、
ちょっとね、何それってなっちゃうと思うんですけども、
要は一般の方向けということですよね。
お坊さん向けじゃなくて、一般の方に向けた内容のお経ですよということ。
やっぱり一般の方に向けたお経ということで、
すごくいいことが書いてある。
自分の人生に活かしやすいような内容が書いてあるということなんですよね。
なので、これをですね、皆さんに分かりやすい形でお伝えして、
皆さんの人生に活かしていただければなというようなところをもって、
こういうふうな取り組みをしているということでございます。
受解入位の概念
ということでちょっとおさらいをします。
今日の放送では第3章をお送りしたいと思うんですけども、
第1章と第2章がどんなものだったのかという部分。
第1章ではね、私たちの人生、何が大事なのかという部分。
それは生きると死ぬということをしっかりと明確すること、
意識することというのが大事だよというところが書いてあるんですね。
私たち人間、人間に限らずですけども、いつか命というのはなくなっちゃいます。
つまり死んじゃうということですよね。
死んじゃうということに対して、目を背けるんじゃなくてきちんと向き合う。
自分はいつか死ぬんだということをきちんと頭の中に入れるということは、
それはすなわち自分の人生をより良く生きるということと同じことなんだよということを言っているんですね。
自分が命がいつかなくなるというのが分かっているんだからこそ、
繰り返すことができない人生だからこそ、
一度しかない人生をより良く生きるように努力をするというための根拠となるというのが、
死を意識するというところでございます。
2つ目、第2章は、自分の失敗、後悔、過ち、勘違い。
私たちはどうしても何か失敗しちゃうんですよね、人間関係でね。
常に正解出すということはできないです。
どこかで失敗をしてしまう、間違いをしてしまう、迷いを持ってしまうという部分があります。
だけど、それはそのままで終わすんじゃなくて、失敗を失敗のままで終わすんじゃなくて、
失敗をですね、そこから自分は何を学ぶんだという部分。
自分のこの失敗から教訓を得る、そういったことをきちんとやっていくのであれば、
その過去の失敗というのは失敗で終わるんじゃなくて、成功するための材料になるんだよというところが書かれておりますね。
つまり、過去の失敗をなくすことができるんだということですね。
失敗したという事実はなかなかありませんけれども、自分の中で失敗してしまったという出来事が、
自分のより良い人生を築くための材料になるんだ、変化するんだよということを言っております。
一章、二章ですでにすごくいいことを書いております。
そんなわけで、その続きの第三章は今日のテーマというところなんですけれども、
ただですね、この第三章ね、すごく長いんですよ。
いいこと書いてあるんですけど、長いんですよね。
なので前半と後半で分けていきたいなと思います。
この第三章の前半、まずこの第三章どういうタイトルかというとですね、
受解入位というタイトルがついております。
はい、受解入位。難しそうな言葉ですよね、受解入位ね。
簡単に言うと、本来の自分になるためのルールと実践というふうに考えていただければいいかなと思います。
本来の自分というかね、より良い人生にするためといったほうがもうちょっとわかりやすいかな。
より良い人生にするためのルールとその実践方法というのが受解入位というところかな。
これね、受解入位はこと細かく説明するともうそこだけでだいぶ時間かかっちゃいますよね。
まあ、そういうタイトルですよというね。
自分の人生をね、より良くするためにはルールが必要であると。
三宝の知恵と本当の拠り所
そしてそのルールをどういうふうに実践するかというのもきちんと学びましょうというところでございます。
私たちは普段はどんなふうに生きるべきか、何を大切にするべきかということを悩むことがあります。
特に今のような変化の激しい時代、本当に変化早いですよね。
SNSのタイムラインを見れば様々な生き方とか価値観というのがバーッと流れてきますよね。
そういうのを見ていると自分はどうするべきかというのが見えにくくなってしまうというところってありますよね。
そんな時にこそこの主張義という教えというものがね、
現代に生きる私たちに必要な軸ですね、真と言ってもいいかな、そういったものを与えてくれるということなんですよね。
古典の、古くから伝わってくるという知恵は皆さんに向けてわかりやすく伝えるというところなんですけれども、
最初のタイトル、受解入位というところの中の一番最初の部分で重要なキーワードという部分があるんですよね。
一番最初に出てくるんですけれども、それは三宝の知恵という部分なんですね。
難しい言葉が出ちゃいましたね。
知恵というのはね、確かな拠り所を見つける。
自分の真となるものを見つけるというところがね、それが知恵なんですけど。
それが三宝ですよ。三宝というのは三つの宝と書きますね。
この三つの宝を確かな拠り所としましょうということを言っているんですよね。
皆さんはね、毎日何かに迷ったりとか不安になったりしたときに何を拠り所としています?
SNSとかで同じ悩みを持つ人の投稿を探したりとか、
あとは友達に相談したりとか、それともネットでたくさんの情報を集めたりとかね、
そういうことをすることも多いのかなと思うんですけれども、
そうじゃなくて、三宝というものを本当に頼るべきだよというふうに言っているんですよね。
三宝、三つの宝を頼りにするべきだと。
その三つの宝というのは何かというと、仏法相というものですよと言っているんですよね。
仏法相、仏法、法というのは仏法なので、法律の法ですね。
相というのは僧侶のことですね。
仏様と教えと僧侶、これを三つを大事にしましょうと言うんですよね。
それぞれ説明しますね。
まずは仏。仏というのはね、仏という言葉だけ聞くとなんだかすごく遠い存在みたいに感じますけれども、
そうじゃなくて、潜在能力、自分の持っている力、本来の自分というようなふうに解釈もできるのかなと思います。
自分の能力というものをまずは信じるというかね、そういうものがあるんだということを理解しましょうということですね。
もうちょっとわかりやすく言うと、
自己実現とかね、本来の自分を見出すというような部分でしょうかね。
例えば、忙しい仕事の中で、これは本当に自分がやりたいことなのかと呪文することでありますよね。
そんな時に立ち返るべき本来の自分というのは仏ということなんですよね。
最後ちょっと抽象的になっちゃいましたけれども、
自分の本当にやりたいこと、自分の能力を活かせることというのをしっかりと疑問して、
自分の能力というのは何か、自分の持つ力というのは何なのか、得意分野というのは何なのかというところをきちんと見つめ直すのは大事ですよというところですね。
自分がこういう得意な部分があるんだということを確認するということ。
ここをまずはきちんと認識しましょう。
これが三本の最初ですね。
自分の個性というか持つ力ですね。
次に法。法というのはさっき法律の法と言いました。
これは普遍的な原理とか真実ですね。
現代的に言うとしっかりと検証された知識、あとは持続可能な生き方みたいなところですよね。
例えば健康に関する情報というのはSNSで見るとたくさん流れてきますよね。
けどその中には怪しいものがありますよね。
何の根拠で言っているんだろうなというもの。
怪しい健康法、スピリチュアル、そういったものがたくさんありますけれども、
そういったものを頼るんじゃなくて、確かな科学的な部分で言ったら検証されたもの、
確かな情報の真偽というのを見極めて、確かな知識に基づいて行動することが大事ですよということですよね。
怪しいものに流されないということですね。
ちゃんと根拠というもの、あるもの、
普遍的な原理とかそういった事実、真実という部分をきちんと見極めるのは大事ですよというところを言っております。
仏法僧の僧、最後の部分。
僧というのは、僧といってお坊さん、僧侶のことを言うんですけども、
これはお坊さん単体じゃなくて仲間、集団のことを言うんですよね。
つまり、同じ価値観とか目標を共有する仲間、あるいはメンターみたいな存在のことですよね。
一人で悩むよりも仲間、信頼できる人との対話をする中で解決策というのは見つかることでありますよね。
それというのが僧という拠り所ということですね。
では、私たちが日常で頼りがちな偽りの拠り所というのは何なのかというと、
例えば、SNSでのいいねとか承認に依存しているということがありますよね。
一時的には満足感があったとしても、
これは本当の自信には繋がらないということが多いですよね。
あとは、科学的根拠のない健康法とかトレンド、そこに飛びつくことってありますよね。
話題のスーパーフード、食べれば健康にあるとか、
この方法でこのメソッドで必ず成功するとか、
簡単な解決策に飛びつきたくなる気持ちというのはわかるんです。
でも、それが本当の自分に合っているかを見極めるというのが大事ですよね。
あとは、消費によって満足を得ようとすることも現代の偽りの拠り所かもしれないですよね。
新しいガジェット、新しい洋服というものを買って、
一時の幸せを感じたとしても、すぐに元の状態に戻るということがよくありますよね。
他にも、仕事のプレッシャーとかに直面したとき、
偽りの拠り所としては、SNSで愚痴を言って、
共感を集めたりとか、お酒に飲んで一時的に忘れたりとか、
無計画なショッピングをして爆買いをしたりとか、
そういった気を紛らわせるということが偽りの拠り所と言われるのかなと思います。
一方で本当の拠り所というものは、自分の強み、自分の持つ個性というもの、
あとは弱点も入ってくるかな、自分がこれは苦手という部分、
そういったものを正直に見つめるということはまずは大事ですよと。
次に、自分の効果的なストレスの管理法みたいな、
きちんとしたエビデンスに基づいた科学的根拠のあるような情報というところですよね。
よりどころの重要性
ちょっとふわふわと今しちゃいましたけれども、きちんとした正しい情報ということを学ぶということ、
そして信頼できる仲間、同僚とか友人でもいいです、機能ある仲間でもいいです、
信頼できる人ときたんなく話し合うこと、この3つが本当の拠り所と言えるんじゃないでしょうかね。
この3つをまずは、そういう拠り所を持つということが大事ですよということですよね。
さて、その本当の拠り所というものがわかったとしたら、
次に具体的にどういうふうにするか、どういうふうに生きるかというところですよね。
この朱書記の中では三十浄界という言葉で3つの誓いについて説明をしているんですね。
これは仏教用語なんですけれども、現代の私たちにとっても非常に実践的な生き方の指針であるのかなと思います。
3つの誓いについての一つ目は、悪いことをしない。
簡単に言うと害を与えないということですよね。
これには様々なレベルがあるんですけれども、まずは自分自身に害を与えないということですね。
過労とか不健康な生活習慣ということで自分を痛めつけることということをやりがちですけれども、そういったことはしないということ。
次に他者に害を与えないということですよね。
言葉とか言動で誰かを傷つけてないでしょうか。
そういったこともやらないということですね。
あとは環境に害を与えないということですね。
無駄な消費、資源の浪費というものはいけませんよということですよね。
例えば職場で考えてみますと、自分の健康を犠牲にして無理な残業を続けるということが自分に害を与えるということになってきますよね。
イライラしてチームメンバーに当たったりパワーホラーをするような行為というのは他者に害を与えるということになると思います。
そして印刷ミスとか何度も紙を無駄にするというような行為をやってしまうこともありますけれども、それも環境に害を与えるというふうに考えられます。
こういったことは良くないでしょう。
だからこれはしませんというふうに誓いましょうということですね。
これが一つ目の誓い。悪いことをしないということですね。
二つ目はその逆、良いことを行う。
ちょっと逆と言いましたけれども、単に悪いことをしないという消極的な姿勢じゃなくて積極的に良いことをするという意味ですね。
価値観を創造するみたいな部分ですよね。
自分のスキルを磨いて、創造性を発揮して、周囲に貢献をするということですよね、言い換えると。
職場での例を挙げてみますと、単に与えられた業務というのをこなすだけじゃなくて、改善案、改善策を提案したり、新しいアイデアを出すということが良いことを行うに当たってくるのかなと思います。
他にも自己啓発とかそういった学びを続けること、そういうことを続けることでより良い価値を提供できる人材になるということも含まれてくるのかなと思います。
これが二つ目の良いことを行う。積極的に貢献するということですね。
三つ目は他者のために尽くすということですね。
これはリーダー的な行動を意味をするということですね。
自分だけではなくてチームとか社会全体の幸福や発展に貢献することということですよね。
また職場で言うと、自分の成果だけを追求するんじゃなくて、チームの成功のために協力することが当てはまるというところです。
後輩の育成に時間を使ったり、多様な意見を尊重して、より良い環境づくりに貢献したりということも他者のために尽くす行為なのかなと思います。
こういったことを聞くとそんなの当たり前じゃないと思うかもしれないですね。
確かにその通りなんですけれども、日常の忙しさとか競争の中といった基本的な原則を忘れてしまう瞬間ってありますよね。
例えば、期限が迫っているプロジェクトというものでチームメンバーの意見を無視して進めてしまったりとか、
あとは短期的な成果を得るために本来やるべきことをショートカットしてしまったりとか、そういったことをついやってしまうことはあると思うんですけれども、
そんな時だからこそこの3つの誓いというのを思い出す価値というのはあるんですよね。
私自身もついつい締め切りに追われると、他者のためという視点を忘れがちですよね。
私自身にもそういうところがあります。でもそういう時にこそ立ち止まって、この決定は誰のためになるのかということを問いかけること。
自分に問いかけるということね。それをすることでより良い選択ができるということが多くなるということなんですよね。
皆さんもこの3つの誓いをぜひとも意識してみてほしいと思います。
今の行動は誰かに害を与えていないかということ、あとは何か良いことを生み出せているのかということ、
誰かの役に立てているかということ、この3つのこと、このシンプルな問いかけというのが良い結果をもたらす変化があるかもしれません。
ここまでのお話をまとめると、朱商議の受会入位という教えというものは、現代を生きる私たちに2つの重要なメッセージを伝えているということ。
1つ目は本当の良いところを見つけるということですね。
自分自身の中にある本来の能力の部分、得意な部分、苦手な部分、検証された確かな知識、エビデンスに基づいた情報、
あとは支え合いをできる共同体、仲間、コミュニティというものを大切にする。それが本当の良いところであるということですね。
もう1つ、2つ目のメッセージとしては、3つの誓いを実践するということ、害を与えないということ、良いことを贈るということ、
多少のために作るということ、この3つのシンプルな原則に基づいて行動するということ。
これが受会入位の前半の重要なメッセージというところですよね。
だいぶ長い収録時間になってしまいました。20分、23分になってしまいましたね。すみません、長くて。
もうちょっとうまく説明できればいいんですけれども、私の能力はまだまだ至らないというところです。
明日は後半をお送りしたいと思います。
今日のお話を聞いていいねと思った方は、どうぞいいねボタンをよろしくお願いいたします。
あと、お悩み相談とかリクエストなどありましたら、そのお悩み相談リクエストボックスというものを設置しましたので、
どうぞそちらの方にご意見をいただけたら、私も何らかの形でお答えできると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
では、連常院副住職の幸文でした。ではでは、またね。
24:18
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