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2025-02-26 14:30

#198 人生で1番大事なことってなんだろう? 修証義①

🔔【今回の放送について】
お経は堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、実は生きるうえで大切なことがたくさん詰まっています。今回の放送では、曹洞宗のお経「修証義」を取り上げ、生と死を見つめることの意味や因果応報の考え方、そして命の尊さなどをお話ししました。

最後に、リクエストボックスも設置していますので、番組の感想やリクエスト、人生相談など何でもお待ちしています。ぜひお気軽に送ってくださいね。

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サマリー

このエピソードでは、修証義というお経の解説を通じて、人生で最も大切なものについて考察されています。特に、生きることと死ぬことの理解が、仏教の教えによってどのように重要になるかが探られています。また、人生の重要性や因果応報について考察され、命は一度きりでかけがえのないものであることが示されています。さらに、良い行いをし、自分の人生を大切にすることの重要性が強調されています。

修証義の概要
どうも、コウブンです。 栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で福住職をしております。
今日からまたシリーズものをお送りしようかなと思います。 今回のシリーズものはですね
お経を解説するシリーズということでね、お送りしたいと思います。 あまり興味ある人もしかしたらいないかもしれませんけども
お経って結構いいこと書いてあるんですよ。いいこと書いてある。 だからお経なってんだっていう話なんですけども
これを皆さんにも伝えていくことができればいいなぁと。 この書いてある内容ってすごく良いことだから
この皆さんも知ってもらっていいなぁというような思いが私にもありまして、それでちょっと こういうテーマで始めてみようかなと思うんです。
というわけでね、第1日目はですね、 宗教の修証義というものを解説していきたいと思います。
これはですね、一般の方、お坊さん以外の方が特に対象のお経なんですよ実は。
お坊さん向けのお経じゃなくて、お坊さんのお寺とかにね携わってくるその
信者の方、在家信者って呼ぶんですけども、その信者の方に向けた教えというのが修証義なんですよね。
それを在家の方向けって言ったら一般の方向けということですので、 特に一般の人には響く内容なのかなって思うんですね。
なのでそこをですね、解説していきたい。ということで、 修証義の解説をしていきたいと思います。
修証義というこのお経ですね、そもそも何なのかというところなんですけども、 これはですね、
道元禅師という、 総統宗の永平寺を開いた偉いお坊さんですね。昔の偉いお坊さん。
この方が書いた、 消防現像というね、とっても難しい
哲学書って言ったらいいのかな? あるんですよ。すごく難しい本がね。その中からエッセンス。
一般の方にもわかりやすいようなエッセンスを抜き出して、いろんな言葉を選んで作られたお経なんですよね。
なのでね、
道元禅師の考えをベースに、 一般の人にもわかりやすいように変算し直した。
リメイクしたと言ったらいいのかな。そういうお経がね、この修証義なんですよね。 この修証義というのは全部でね、
5章。5つの章で作られております。 なので今日は第1章の部分。
序章の部分ですよね。そこをお話ししたいと思います。 この第1章はね、僧序という名前ですね。
生きることと死ぬこと
僧序。僧というのはね、僧号の僧ですね。それに序章の序。
つまりね、
まとめ。いきなりまとめなのかな? いきなりまとめから始まっちゃうみたいな。
そういうとこなんですよね。 で、この僧序。どんなことが書かれているかというとね、まず最初ね、
人生において一番大事なものって何ですか?というところから始まるんですよね。 それは生きること、死ぬことということをね、きちんと理解することが大事なんだよ。
よく考えることが大事なんだよ。というところから始まるんですよね。
なんていうのかな? 生死の中に仏あれば生死なしという、そういうね、ちょっと難しい言葉があるんですけども。
生きている時も死んだ後も仏様の心を持っていれば、悩みとかね、苦しみとかから離れることができるんだよ、と。
いうことなんですよね。 つまり仏様の教えをね、ちゃんと理解することができていれば、
生きてても死んでもね、もう大丈夫。 不安なんてないんだ、ということなんですよね。
そういったところから始まるんです。 だから生きることも死ぬことも、そういったところから恐れたり逃げたりする必要はないと。
で、これをまずしっかりと頭の中に入れて、そこから修行が始まるんだ、ということですね。 修行というか日常ですね。日常が始まるんだよ、というところ。
ですね。 まあね、そのやっぱりね、死ぬっていうことはみんな怖いですよ。誰だって死にたいとは思いませんよね。
けど、けどですよ。
やっぱり人間いつか死ぬんですよね。死なない人っていないんですよ。 死んだかとある人っていうのは、この今、現在生きている中にはいませんが、けど死なない人っていうのはいないんですよね。
わかりますよね。 ちょっとね、なんだか煙を撒くような言い方をしてますけど、
要はみんな死ぬんだと。いつかね。いつか死ぬんだ。 だからその死ぬということを忘れちゃいけませんよ、と自分が死ぬんだということね。
で、その死ぬということは別に恐ろしいことじゃないんだ、というところ。 そこをね、しっかりと心に刻んでくださいね、というところから始まる、というところなんですよね。
で、その後に続くのは、
私たちは人間ですけども、人間というのは、人間に生まれてきたというのはね、すごくね、
レアなことなんだと。レアって言うと安っぽいですよね。すごく稀なこと。
それはそうですよね。だって、私たちね、例えば、人間として生まれるためにいろんなハードルがあったと思うんですけども、
自分たちの両親がいますよね。両親の中の、あんまり想像させたくないと思うんですけども、お父さん。
お父さんの精子というのは、何兆っていうね、何兆?何億かな?何億っていうね、精子があって、それがお母さんの卵子とくっついてできるんですけど、
その卵子にくっつくのは、その何億の精子の中の1つ、あるいは2つ、3つぐらいまでなんですよ。
その時点で相当な数ですよね。そういった数から残ったその精子がね、見事に着想して、赤ちゃんになると。
赤ちゃんとなってもね、健康的に生まれるというのはなかなか難しいですよね。特に、現代だとね、いろんな事実がありますけど、昔だったら、
生まれてくること自体がすごく大変なことだったと。生まれてからも、まだ子供と大人になるまでしっかりと育つまでが大変だったということで、私たちはね、人間として生まれてくる、それだけでもすでに奇跡であるというような考え方があるんですよ、というところですよね。
ものすごくラッキーなんだと、まず人間で生きているということ自体がね。まずはそこをよくわかってくださいね、という部分。さらに、仏教という教え、そういったものに出会う、それもまた珍しいことですよ。
人間に生まれてさらに仏教に向けられた、本当にこれは人生にとってはすごく、自分が良い人生を過ごすという上ではラッキーなことですよね、とついてますよね、というところをしっかりとわかってくださいね、というところなんですよね。
だから、今生きているこの命というのを無駄にしちゃいけませんよ、という部分。そういったところが最初の方に書かれているんですね。そしてその次に書かれているのが、私たちの命というのは、いつ終わるかわかりませんよね、という部分ですね。
儚いですよね、という部分。それも忘れちゃいけませんよ、と言っているんですね。私たちが、例えば若い時期というのは、いつの間にか亡くなっちゃいますよね、いつの間にか年を落ちちゃいますよね、とか、あとは過去に起こったこと、もう一回やりたいなと思っても二度とは戻ってきませんよね。
生きることと死ぬことを考える
低屈というのはないですよね、という部分。そういったこともきちんと理解してください、というところですね。私たちが死ぬ時というのは、どんなにお金を持っていても、どんなに偉い数々の功績を残した人でも、たくさんの家族がいても、結局最後は一人ぼっちになるんだ、ということですね、亡くなると。
そういったものというのは家族も偉い人も、あの世に持っていけるということはない、お金とかはね。何が持っていけるのかというと、良い怒らいと、悪い怒らいだけ、というふうに言っているんですよね。
そういったことが書かれていまして、その次に書かれているのは、悪いことをすれば悪いことが起きる、良いことをすれば良いことが起きる、という因果応報の考え方というのが書かれているんですね。
当然ながら良いことをすれば、その良いことが種となって、いつか自分にとっても良いことが返ってくるよ、という部分。悪いことはその逆ですよね。悪いことをすれば、誰かにとって嫌なこと、嫌な思いをするようなことをすれば、何らかの形で自分に返ってくるよ、という、そういった因果応報という考え方、こういったことはあるんですよ、という。
これは、すぐには結果が出るとは限らない。それは3つのパターンがあって、今すぐに結果が出る、即座に結果が出ること、それとも、亡くなってから次の人生ね、生まれ変わるとしたら次の人生で結果が出ますよ、ということ。
その他にも、ずっと先の未来で出るということ。その3つのパターンがありますよ、というふうに言っているんですよね。
その仏教というものを勉強するときには、この3つのパターンがあるんだということが、ちゃんと学ばなければならないというところも書かれております。
つまり、これを理解しないと、間違った考え方をして、悪い結果になっちゃうかもしれないということですよね。
そして、その次に書かれているのは、自分の命はたった一つしかない。かけがえがないんだよ、というところですね。
2つ、3つ命がありますと言いませんよね。マリオみたいに残機がいくつとかってないですよね。穴落ちたらまた新しい自分が生まれてきて、またそこから再スタートってできませんよね。
私たちは命は1個しかないんです。かけがえがないんですよね。
だから、間違った考え方をして、悪いことをして、そして悪い結果を受けたら、それってもったいない人生ですよね、ということが書かれているんですよね。
悪いことをしてもバレなきゃ大丈夫だ、というふうに思うというのはダメであるということが書いてあるんですよね。
なぜなら、悪いことをすれば必ず悪い結果が返ってくるから。すぐではないかもしれない。いつかは返ってくると。
自分たちの子供たちの世代かもしれないし、もっとさらにずっと後かもしれない。でも、いつかは悪い結果が返ってくるんだ、というところですよね。
だから、自分の人生は大事にしましょう、ということが書いてあるんですね。
まとめますと、この第一章というのは、生きることと死ぬことをよく考えようということ。
自分の人生を大事にする
あとは、人間に生まれたということ。あとは仏教に出会えたということに感謝をしましょうということ。
それと、因果応報を信じて良いことをしましょうということ。
そして、今の命は大切に教という、こういったことを最初に書かれているんですよね。ものすごく良いことが書かれていると思いません?
奇跡みたいなことは書いていないですよね。神様がこんな奇跡を起こしました、みたいなことは書いていなくて、実に当たり前のこと。
自分の人生を大事にしましょうという、自分の命を大事にしましょう、良い行いをしましょう、そういった当たり前のことが書いてあるんです。
これが主張義のスタートなんですよね。
というわけで、今日はですね、お経の説明のシリーズの第一回目をお送りいたしました。
今日のお話を聞いて、いいねと思った方、いいねボタンよろしくお願いいたします。
またね、ご意見などあればですね、リクエストボックスというのを設置しましたので、そちらから何かね、感想でもいいですし、
何かこういうお話してほしいとか、そういったリクエストでもいいし、人生相談でもいいですので、何かしら送っていただければありがたいです。
はい、というわけで、今日のお話はここで終わりたいと思います。
原状院副住職の幸文でした。ではではまたね。
14:30

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