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敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。

敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。

皆さん、こんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。

今日の進行は、英語文化コミュニケーション学科3年の小林和紗と、
国際文化学科2年のチルネショーワ百合弥です。どうぞよろしくお願いします。今回から、齋藤あらため、チルネショーワという名前で出演することになりました。

お願いします。
イスラム文化研修プログラム参加

今日は、マレーシアでのイスラム文化研修プログラムに参加した長坂ゼミのメンバーにおいていただいているのですが、
百合弥さんは、マレーシアやイスラム文化についてどんな印象、あるいは経験がありますか。

私は、イスラム文化についてあまり詳しくはないんですけど、スカーフだったり、女性がスカーフをかぶっていたり、豚肉を食べていなかったというイメージが強いなと思います。

そうですね。肌の露出とかをあまりしていない人が多いのかなと思いますね。

かなり厳しめな感じで、私は多分無理です。

そうですね。日本に慣れているとちょっと難しいかもしれないですね。

というわけで、今日はマレーシアでのイスラム文化研修プログラムに参加した国際文化学科3年の青池寿珠さん、2年の松田智海さんにおいでいただきました。どうぞよろしくお願いします。

では、私、小林から青池寿珠さん、松田智海さんをご紹介します。
まずはじめに、青池寿珠さんは新潟市のご出身で、新潟西高校をご卒業の後、
敬和学園大学の国際文化学科に勤まれて現在3年生、多文化理解コースに所属し、長坂ゼミで異文化理解を学ばれています。
そしてもう一人、松田智海さん。松田さんは国際文化学科の2年生なのですが、実は高校が青池さんと同じ新潟西高校なんですよね。
そしてゼミも長坂ゼミに所属されています。

お二人はもともと高校時代からの知り合いなんですか?

お互いのことは全く知らなかったです。私、ハンドメイドのサークルに入っていて、
そこに後輩として入ってきた松田さんと知り合って、高校を聞いてみたら同じ高校だったということが判明しました。

じゃあサークルとゼミどっちも一緒なんですね。

そうですね。

すごいたくさん共通点ありますね。

後から知ってびっくりですね。

高校ではあまり接点はなかった感じだったんですか?

そうですね。

全くなかったですね。

先輩後輩ですから。
確かに。
長坂ゼミは学年によって勉強内容が違っていると聞くのですが、青池さんと松田さんはそれぞれ今どのような学びや活動をされているんですか?

じゃあ青池さんからお願いします。

前期はイスラム教徒のハラルと動物性のものを使わないビーガンに共通点があるということを知ったので、
前期はビーガンに対する学習をしていました。
3年後期からはハラルやビーガンと変わってLGBTQプラスについての学習を進めています。
どうぞ松田さん。

私は今2年生なんですけど、前期は学びというよりかはサマーフェスティバルの準備期間で結構前期は終わってしまって、
後期からはイスラム文化について学びを深めようということで、
ムスリムの子どもたちと交流を深めるプログラムであったりだとか、
あとはモスクに訪問してみる機会だとかがある予定です。

じゃあちょうど夏に行った研修と重なる部分が松田さんとかにはあるんですね。

そうですね。

さてそういう中での今回の研修なのですが、
8月5日から8月13日までマレーシアのクアラルンプールに滞在し、
イスラム文化を学ぶという研修だと伺いました。

どんな団体あるいは学校が主催するもので、どれくらいの人数の大学生が参加するプログラムだったのでしょうか。

主催はNPO法人千葉イスラム文化センターで、
参加者は日本で暮らす在日ムスリム2世の方や、
私たちのようなノンムスリムの学生も少し参加していました。
参加人数は22名くらいですね。

じゃあムスリムの人がほぼほぼみたいな感じだったんですか。
長坂先生からの情報だと、オープンマスジドというので、
マレーシアでのイスラム研修のお誘いがあったとお聞きしたんですか。

そうですね。ちょうど任意だったんですけど、アンヌールモスクというのがあって、
そこにオープンマスジドというイベントがやるらしく、
それでちょっとゼミの方で話が出てたんですけど、
別に行っても行かなくてもいいよってことだったんですけど、
私の家がこのアンヌールモスクに近いっていうこともあって、
じゃあちょっと行ってみようかなって。
行って講義みたいなのを受けて、そのNPOの方から、
こういった研修がありますが参加してみたらどうですかみたいな感じで、
お誘いをもらって、それでじゃあせっかくだし行ってみようかなっていうので行きましたね。

そうなんですね。費用とかは自分たちで負担みたいな感じでしたか?

そうですね。費用も、負担って言っても、あっちまでの渡航費とかのみで、
あとは全然こっちは負担してないですね。宿泊費だとか食費だとかは、
全部あちらに持っていただいたというか。
渡航費だけって感じで。

渡航費だけです。
じゃあ割とお得にいけた感じですかね。
そうなんですね。
すごいですね。海外に行くのとか初めてだったんですか?

いや、初めてでした。

飛行機も初めて?

飛行機も初めて、そうですね、初めてで。
飛行機どうでしたか?
なんか割と揺れるのかなと思ったら、揺れるのは本当一瞬だけで、
あとは平坦っていうか、よっぽどのことがない限り揺れなくて、
なんか寝れるかなと思ったら、飛行機の中の空調が、
寒すぎて三角座りして途中から乗ってましたね。
大変でしたね。

青池さんは海外初めてですか?

私は初めてじゃなくて、高校の時の海外研修でマレーシアとシンガポールに行ってるんですね。
じゃあ2回目だったんですね。

ムスリムの方はやっぱり外国人の方でしたか?参加者の方は?

日本の方と、日本に来たムスリムの外国人の方がご結婚された2世の方がほとんどでしたね。
そうなんですね。

訪問先は首都のクアラルンプールというとこですが、街の印象はどうでしたか?

街の印象ですか。一言で表すなら大都会ですね。
ツインタワーっていう観光名所があって、その周り、
ツインタワーみたいにすっごくでっかくて高いビルとか、
規制速度が100キロの高速道路とか、首都って感じでしたね、まさに。
ツインタワーは日本で言うスカイツリーとか東京タワーみたいな感じですか?

そんな感じですね。

日本の都会とマレーシアの都会って何か違う感じですか?

建物の雰囲気とか、
建物で言うとデザイン性の高いビルが多いなっていう印象でしたね。

わりと日本の東京とかの都会のビルって長方形のビルが多いじゃないですか。
確かに。
じゃなくてストライプ入ったビルだったりとか。
すっごい。
結構芸術的な建築が。

すごいな、芸術的なビルだったりとか。

本当に建築がすごいな、芸術的だなって思いながら見てましたね。

見てて楽しいですね。

散歩とかしたいですね。

お二人はホームステイで滞在されたんですか?

ホームステイで研修が終わる夜に滞在させていただいていました。

松田さんもホームステイという形ですかね。

そうですね、私もホームステイで滞在をしてました。

家ってちょっとイメージがつかないんですけど、
普通の日本にあるようなお家でホームステイされましたか?

そうですね、わりと新しめの最近のお家といった感じの綺麗なお宅に泊まらせていただきましたね。

青池さんのところは結構裕福な家族でしたか?

そうですね、住み込みの家政婦さんがいて、
ホームステイ先のお父様が医者を得て管理職になった方で、彼専属のドライバーがいました。
すごい。

ガチのお金持ちじゃないですか。

レストランに連れて行ってもらった時に、何でも頼んでいいよみたいな。

何でも頼んでいいのよ。ほら好きなものをいらっしゃい。
毎晩言われて。

毎晩。

ありがたいんですけど、ちょっと申し訳なくなりました。
智海さんの泊まったところは?

そうですね、私は青池さんと比べると一般家庭に近いのかなっていう印象のお家で、
食べるものとかもわりと家庭料理が多くて、
今日はこれ、今日はこれ、今日はこれって言って、わりと朝ごはんとかも出してくれたんですけど、
市場から買ってきたものとかを出してくれる時があって、
その市場の食べ物が結構衝撃的というか。
やっぱ食文化が違う。
そうですね。
日本にはないようなものをいっぱい見ましたね。
やっぱ違うんですね。

じゃあなんか、ちょっと食べれないかもみたいな思った時は?

ちょっと食べれないかもって思った時でも、とりあえず一口口にしてましたね。

えらいですね。
それで食べれましたか?

食べれなかったものもあるし、ちょっと食べれたものもある。

意外とおいしいななんてものもありましたね。
さて、ではここで1曲お届けします。

今日の曲はこちら、ドラ、ラヤラヤラヤです。
こちらの曲は、2021年4月にマレーシアでリリースされています。
2020年にマレーシアでデビューした女性4人バンドです。
2020年にマレーシアでデビューした女性4人グループのドラは、
伝統曲のアーティストではなく、現代的なダンスミュージックのグループなのですが、
今回のラヤラヤラヤは、伝統的テイストを取り入れたハリラヤソングになっています。
ハリラヤというのは、イスラム教徒がラマダン月が終わった後のお祝いのことで、
キリスト教徒のクリスマスソングのようにラマダンソングというのが毎年リリースされるそうです。
では聴いてみましょう。
ドラ、ラヤラヤラヤ

経話キャンパスレポ
お届けした曲は、ドラ、ラヤラヤラヤでした。
さて、今日の経話キャンパスレポは、マレーシアでのイスラム文化研修プログラムに参加した
国際文化学科3年の青池寿珠さん、2年の松田智海さんにおいでいただいています。
後半もどうぞよろしくお願いします。
研修の内容を伺いたいのですが、長坂ゼミのツイッターを拝見したところ、
マラヤ大学、インターナショナルイスラミックユニバーシティなどを訪問したとありました。

どのような研修プログラムだったのでしょうか。
研修内容と大学訪問

そうですね、普通の大学見学のプログラムですね。
校内を回ったり、講義を受けてみたりとか、天文学についての講義を受けましたね。
あと理系の学科が多かったので、特殊な機械の蒸留機とか使っている学部のところを見せてもらったりだとか、
あと医療系の学部にも行ったので、技術の制作しているところとか見せてもらったりだとか、
まあ、理系に前振りだったので、私はもうちょっと人文系のものを見せてくれないかななんて思いつつ、
プログラムの3日間を過ごしましたね。

確かに、うちの大学は人文学部なので、文系、バチバチの文系なので、なかなかついていけないところとかもあったんですかね。
あと大学内ってモスクとかってあったりしたんですか。

割と当たり前にモスクがついてて、お祈りの時間になると各自そこに行ってお祈りしているような形になりますね。
どの大学に行っても、やっぱり必ずモスクに行くみたいな流れができていましたか。
そうですね。毎回学校を見学する度にモスクに行ってお祈りして、トイレと同じですね。どこにもあります。
ショッピングモールにも連れて行ってもらったんですけど、そこにもトイレのピクトグラムあるじゃないですか。
あれと同じようにモスクの屋根のマークがあって。
お清めする場所と肌を隠すものが女性の部屋には完備されています。
すごいですね。モスクって何ですか。
マレーシアでのお祈りの体験

モスクはイスラム教徒の方々がお祈りの時間になったときに行く場所で、各自そこでお祈りをしています。

日本でいうお寺とか神社と近い形ですかね。
そうですね。
何か特徴があるんですかね。
一番研修の中で衝撃的でしたね。

気絶した鳥さんが逆さまに吊るされて、ベルトコンベアで運ばれていくんですけど、そこにお祈りをしています。
そういう感じですかね。
その体験はどうでしたか。

一番研修の中で衝撃的でしたね。
気絶した鳥さんが逆さまに吊るされて、ベルトコンベアで運ばれていくんですけど、そこにナイフを持った体験者たちがやってきて、チキンの首をスーッと切っていくんですけど、
切られた鳥さんは痛いじゃないですか。パサパサって暴れてて、エプロンにかえり血がついてました。
すごい痛いんですけど。

体調とかは悪くならなかったですか。

私は無理でした。何だったらベルトコンベアのところでもう無理になって引き返して部屋に戻って号泣してましたね。

結構ショッキングな出来事ですよね。
リゾート地と食文化

あとちょっと暗い話になったので、リゾート地も行かれたんですか。

リゾート地。山奥の大自然っていうコンセプトだったんでしょうけど、私はもともと田舎の人間なので、電車に乗って、電車ってイントネーションがもうダメですね。

田舎者の。

田舎者のイントネーションが。
電車に乗って、ちょっと吉田方面に行って降りたら、もうそこは山みたいな。

もどかなところに暮らしてるんですね。

釣りとかしたり、お猿さんいたり。

それが日常茶飯事だけど。

マレーシアの話ですよね。

マレーシアの話か。

都市部で暮らしているクアラルンプールの方々にとっては、大自然のリゾートだったんでしょうねって。

妖怪の屠殺工場とかに訪問して、鳥の殺されるところとかを見て、食べること、命をいただくことを意識するようになったと思うんですけど、見学してみてやっぱり意味はあったなって思いますか。

そうですね。見学、実際に見ることの意味はとてもあったと思います。

衝撃的だったけど、感謝するように。

確かに食べ物とかの感謝が深くなったんじゃないかなって。

食べ物へのありがたみ。

中川さんはどうですか。感謝とかは深まりましたか。

そうですね。感謝するのはもちろんですし、ちゃんと食べる前にいただきますって忘れずに言おうと思いましたね。
あれを見て、ちゃんとなんかそういう命の元で成り立ってるんだじゃないですけど、食育という面では見てよかったのかなと思います。
やっぱり命の重みを感じるプログラムだったんですね。
マレーシアのかき氷の写真も載っていたんですけど、情報によるとこれはアイスチェンドルというみたいですが、緑色ゼリーというかスナックというか不思議なものが載っていますが、これは日本のかき氷とは違う味なんですか。

かき氷の味はココナッツミルクに黒蜜味ですね。緑色ゼリーは調べたところによると米粉とグリーンピースの粉だそうです。

じゃあゼリーというよりかはちょっと餅に近い感じですか。

お餅に近くて舌で押すと潰れていく不思議なゼリー観点。

ゼリーの味はどんな感じだったんですか。

味はしないです。緑色の味のしないゼリーなんですけど、食感はちょっと楽しかったです。もちもちしてて。

食感は楽しめる。

松田さんは他に印象に残っている食べ物とかありますか。

緑色のお菓子のようなものがあって、それも聞くところによるとココナッツらしいんですけど、ココナッツ特有の甘さ。
砂糖とは違う甘さがしてなんとも異国情緒あふれるお菓子を思いながら食べてました。

松田さんはちょっと苦手な感じの味でしたか。

そうですね。日本で買うほどではないかなって感じですかね。

ちょっと文化が違うのでね、多分合う合わないもあったかと思うんですけど、美味しいものもちょっと合わないものもあった。

でもココナッツ好きの人からしたらもうマレーシアには絶対行った方がいいですよね。

本当に大歓喜案件ですね。
マレーシア研修の成果

今回の研修はお二人それぞれにどんな成果があったのでしょうか。
また長坂ゼミの活動や学科での勉強にどのようにつなげていきたいですか。

私は今回の研修を通してより多社理解ができるようになったかと思います。
マレーシアに行った時は私は外国人になるんですよ。
ムスリムでもない、マレーシアに暮らす他民族の中の一部でもない、マイノリティに属することになるんですね。
1週間マレーシアに行ってマイノリティとして過ごして、すごく寂しかったり、研修に参加していることが申し訳なく思ったり、
参加されている方がほぼ2世の参加者だということをお話ししたと思うんですけど、
みんなそれぞれご両親がどこの国の人とかムスリムにしかできない、ムスリム同士の話をしていたりする中で、私は一切その話ができなかったんですよ。
その寂しさとか居心地の悪さとかそういった気持ちは、日本の特に地方で暮らしているムスリムが日々日本で感じている気持ちなんだっていうのを気づかされたんですね。
マイノリティが感じている居心地の悪さっていうのは多分、3年後期で学習するLGBTQにもつながってくると思うので、
今回の研修で得たものを生かして、より他人のことが理解できる人間になれたらいいなと思っております。
松田さんはどうですか。
そうですね。ちょっとつらいお話ばかりして申し訳なかったんですけど、このプログラム全体を通して、

いろんなホスクとかに行ったり、リゾート地、都会だけではないマレーシアのことを話したり、
都畜とかを見て、その命の重さを改めて知ったり、大学とかを見て、国外の大学のことも知れたりとか、
このプログラムを通して多文化っていうのをすごく知れたいいきっかけになったと思います。
これから長坂ゼミではもう少しイスラム文化とかを学ぶ予定なんですけど、
この経験を生かして、ムスリムの方たちと仲良く関われたらなと思っています。
2人とも結構貴重な経験をされたんですね。
たぶん今後の人生とかでも生かせるんじゃないかなと思います。

今日のケイワキャンパスレポは、マレーシアでのイスラム文化についてお話しさせていただきたいと思います。

では次回のケイワキャンパスレポに続きます。

本日はイスラム文化研修プログラムに参加した国際文化学科3年の青池寿珠さん、2年の松田智美さんにおいでいただいてお話を伺いました。

どうもありがとうございました。

エンディングです。

青池さんはマレーシア研修の後、さらにベトナムでも各地を訪問されたと聞きました。

ベトナムが第二の故郷と言ってよい、長坂先生とご一緒だったのかと思います。
どちらでどんな経験をされたのか、少しだけお話しいただきますか。

まずベトナム中部のダナンとホイヤンに訪問して、きれいなビーチとかランタンを見てきました。
北部のハノイではホワンケイムクを見たりして、ほぼ全て一人で観光してましたね。
長坂先生に一人で行ってきなさいってほっぽり出されて、一人でお買い物したり、一人で商品値切ったりして、とても楽しかったです。

初めてのお使いみたいな。
まだまだ語りたいこといっぱいあると思うので、詳しくはまた次回出演してお話ししてください。
では、今日の放送はこの辺で失礼します。

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