敬和キャンパスレポの紹介
敬和キャンパスレポ。この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
皆さんこんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科2年の小竹ひまわりと、
国際文化学科3年の高橋光です。どうぞよろしくお願いします。
お願いします。
今日は、淡島に自生している雨どころという植物についての話題なのですが、小竹さんは雨どころを聞いたことありますか?
はい、さっき聞きました。
そうですね、さっき聞くまでは知ってましたか?
知らなかったです。
知らなかったですね。結構、薬草としても食べられているし、食用としても食べられているし、
山菜みたいな立場で扱われている植物みたいなので、
今日のラジオで雨どころについて知れるといいですね。
頑張って知りたいと思います。
行きましょう。
というわけで、今日は淡島に自生する雨どころを使用し、地域活性化に取り組んでいる共生社会学科3年の原田真中さんにおいでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
お願いします。
では、まず私、高橋から原田さんのプロフィールをご紹介します。
原田真中さんは、阿賀野市のご出身で、
2・5高校をご卒業後、敬和学園大学の共生社会学科に入学されています。
現在3年生で、大学では長ゼミに参加されています。
長ゼミでの様子を伺う前に、原田さんが所属されている慶應音楽部についてお聞きしたいと思います。
原田さんは、二度寝というバンドグループに所属されているそうですね。
二度寝には、敬和キャンパスレポメンバーも所属していますが、どんなグループなのか教えてください。
二度寝は、活動3年目に突入したんですけど、
部内では二度寝のようなバンドを固定して活動しているところが少ないので、希少価値はちょっとだけバンドなんですよね。
最近は、後輩たちが影響を受けてくれているみたいで、たくさん固定バンドを作って頑張ってくれているところなので、
バンド一度、二度寝一度、とても嬉しく思っています。
学外とかでも活動していたりするんですか。
そうですね。大学以外でも、部で他の大学さんと合同でライブをしたりとか、
部の中でも卒業ライブとかは、外に出てライブハウスでライブをしたりしています。
では、長ゼミのお話に移っていきたいと思います。
長ゼミでの活動については、以前、農福連携の取り組みについてお話を伺いました。
確か、青島の活動、新発田市内での活動があったと思います。
まずは、新発田市内、上山高地区での活動についてですが、
2024年に原田さんにご出演いただいた際にもお聞きしていて、
地域の畑で特別支援学校の生徒や障害のある方と一緒に作物を育てているということを教えていただきました。
3年生となった現在では、原田さんたちの代では上山高での活動にはあまり参加されていないのでしょうか。
そうですね。上山高での農福連携プロジェクトは、現在2年生を中心に活動してもらっています。
一番のメインである、一人娘大豆の種巻きは、ゼミ生全員で携わっているんですけど、
その大豆を味噌に加工して商品開発しようよという活動は、主に2年生にお任せしています。
商品化は、そう簡単にいくものではなくてですね、パックデザインや販売、
などを悩むところがたくさんあるので、大変だとは思うんですけど、
長ゼミが大切にしているソーシャルビジネスの視点、特にどのように付加価値をつけて、
どのように工夫して売れる商品を作っていくのかということは忘れずに頑張ってほしいなと思っています。
なるほど。一種の伝統みたいなものでね。
続いている。
後輩にどんどん受け継いでほしい。
そうですね。受け継ぐためにもお任せしているという感じではありますね。
助けられる人がまだ学校にいるうちに、お受け継ぎしている人に教えられることは教えている。
続いて、淡島での活動についてです。
こちらは淡島プロジェクトとして、淡島に自生している雨どころを使用したアイスやお茶、コーヒーが開発されていますが、
そもそも淡島プロジェクトとはどういったものなのでしょうか。
そうですね。淡島プロジェクトは10年以上前から実は始まっているプロジェクトなんですよ。
具体的にどういった活動をしているかというのは、今までだと雨どころアイスの商品化と、
年に1回淡島に出向いて、淡島合宿をさせてもらって、地域のために何か活動してくるというのをずっとやってきました。
なるほど。その淡島合宿の地域のための活動というのはどういうことをしていましたか。
その島に塩風留学生という小中学生がいるんですよ。全員で15人くらいなのかな。
その子たちと交流して、例えば馬に乗らせてもらったりとか、一緒に遊んだりとか、一緒にご飯を食べたりして、
塩風留学生との交流をしたりとか、あとはそれこそ雨どころを掘りに行ったりとか、
雨どころを掘ってそれを洗ったりとか、あと何でしょうね。
今年はゴミ拾いとかしました。海岸の。そんな感じです。
なるほど。じゃあそういう地域交流とかでいろんな作業を共同作業することで、地域活性化というふうにつながっていくんですね。
そうですね。そのようになるように意識はするようにしています。
甘どころ茶の試飲会
さて、ではここで1曲お届けいたします。
今日の曲はクリーピーナッツの二度目です。
こちらの曲は2024年にヒットしたTBSドラマ不適切にもほどがあるの主題歌です。
ミュージックビデオは時代と風潮をテーマにした作品で、時代に沿った風潮や尺度とそのハイスピードな移り変わりの流れを風で表現し、
突然街に吹き込んだ強風に乗ってぐんぐん進む子供と、風に対抗しようと一心で風を受け止めながら進んでいく父親とのストーリーが描かれているそうです。
それでは聴いてみましょう。クリーピーナッツの二度目です。
お届けした曲はクリーピーナッツ二度目でした。
今日の敬和キャンパスレポは、淡島に自生する甘どころを使用したお茶の試飲会を行った、教政社会学科3年の原田真中さんにおいでいただいています。後半もよろしくお願いします。
お願いします。
後半は甘どころで作ったお茶、甘どころ茶についてお聞きしていきます。
その前に甘どころは植物だと思うんですけど、もう少し甘どころを詳しく教えていただいてもよろしいですか。
はい。甘どころは先ほどもお話いただいたように、一応山菜なんですよ。表上は草っぱらなんですけど、その草を刈ると中に、土の中に甘どころが生えていて、イメージは生姜みたいな見た目。
すごい似てる、生姜に似てる見た目してます。で、その甘どころがすごい美容と健康に良くて、効能がいっぱいあるんですよ。調べてもらえばわかると思うんですけど、甘どころは美容とか健康に良いものなので、韓国で一番健康茶として飲まれているものだそうです。
一応先生が甘どころを持ってきてくれました。甘どころ茶も韓国に実際あったり。
甘どころで作ったお茶、甘どころ茶についてお聞きしていきます。どんな味かとても気になりますが、まずは甘どころをどのように加工してお茶にしているのか教えてください。
甘どころってアイス食べたことあります?
あります。
本当ですか?実は焙煎していくと甘くなるんですよ。もともと山菜で、それこそさっき言ってた天ぷらにして食べたりとか、そのままこう味噌つけて食べたりとか、そういう食べ方をされてたんですけど、
町先生が頑張って焙煎してくれて、それを甘どころ、アイスにしたりお茶にしたりコーヒーにしたりっていう加工を、今まで先輩たちが頑張ってしてきてくれてました。
焙煎っていうのはあれですよね。根っこのところを焙煎するんですよね。
そうですそうです。甘どころってもともと根っこの土の中にあるやつなんですよ。
そうなんですか。
それを頑張って焙煎してくれてます。
なるほど。
どのように加工してお茶にしているかっていうのは、そうですね、焙煎して、その焙煎した粉になるんですけど、最終的に。
焙煎して、なんか粉状にして、それをティーパックに入れて、もともとお茶にしてたんですよ。
なるほど。
粉っていうから、今一瞬コーヒーのあれみたいな感じ?
そうです。イメージはそう。
中に入れて、沸かして、お茶にして。
やっぱり色は茶色?
色は茶色。焙煎すると茶色になります。
そうなんですか。
それはそうでしょ。
見た目はすごい麦茶みたいな色してるんだけど、飲むと甘くて、どちらかというと紅茶よりかなっていう感じ。
一見、お茶って聞くと葉っぱを加工してるイメージが強いけど、根っこを加工するっていう風になると、味わいも変わってくるところあるかもしれないですよね。
そうですね。
2024年の8月には、村上市で天所茶の試飲会が開かれたそうです。村上市の清瀬お茶屋さんに試飲してもらったとのことですが、どのようなコメントが聞かれましたかね。
そうですね。やっぱり会場にいらっしゃる皆さんは、天所ってそもそも何ってところから始まっていたんですけど、飲んでみると意外とおいしいと言っていただいて、好評はいただきました。
なんですけど、やっぱりプロのお茶屋さんからすると、私たちは天所茶をすごく飲みやすい形にしようとしていて、誰でも飲める健康茶として売っていくつもりだったので、飲みやすさをすごく重視してたんですけど、飲みやすいだけではお客はつかないよと。
インパクトがない。
インパクトがないって言われましたね。やっぱり日本人、人間が緑茶とかコーヒーとかに惹かれるのって、そこに苦味があるからなんですよ。
人間ってその苦味とか香りに弱い生き物なので、やっぱり飲みやすさは大事なんだけど、インパクトをつけて、またこれを飲みたいって思ってもらえるように確保する必要があるよねとお話はいただきましたね。
なるほど。結構飲みやすさとかを今重点してたって言ったんですけど、やっぱりお茶本来の形として苦味とかあるものだから、やっぱりそういう観点で結構大事ですよね。
大事なんですよね。
お茶、どうですか?その意見を聞いて改めてお茶ってこういうものだなみたいな考えの変化とかありました?
なるほど。そもそも甘所茶、私たちが作る甘所茶は、甘所100%で作っていたんですよ。甘所から焙煎して甘所の味しかないお茶を作ってたんですけど、甘所茶ってもともと韓国にちゃんと販売されているものがあって、
その韓国の甘所茶はいろんな玄米とか他の穀物をブレンドしてあるブレンド茶なんですよ。甘所100%のお茶にこだわると確かに効能が強かったりとか、その100%っていうところを押して売っていけるんですけど、やっぱりブレンドしたりすることでお茶のインパクトが生まれるので、
私たちも麦茶とか緑茶とかいっぱい飲むじゃないですか。だけどやっぱりそこのインパクトに惹かれて飲んでるんだなということは、やっぱりプロのお話聞いてお茶について深く考えるきっかけになったように思います。
甘所が甘くなるって言ったじゃないですか。焙煎の仕方で苦味とか出したりできるんですか?
そうですね。今までは甘所茶もそうですし、甘所アイスもそうなんですけど、全部町先生がコーヒーの焙煎機で、これぐらいのコーヒーの焙煎機で、割と肩幅サイズぐらいの小さい焙煎機で焙煎をしてくれてたんですよ。
なんですけど、やっぱりそれでは限界があるとのことなので、焙煎も今度はOEMという形で他の企業さんにお任せすることに一応なって、そうすることで割と深みとか苦みとかが出せるんじゃないかなとプロの方に。
調整しやすくなる。
技術力をそういう部分で地元企業に補ってもらうっていうのも1個の地域の根付くやり方の1個ではありますよね。
できないことは他の人にやってもらって、みんなで協力しながら作っていくっていうのは結構大事な観点なんじゃないかなと思います。
素晴らしいですね。自分たちだけで作るっていう考え方じゃなくて。
そうですね、ちゃんと交流もしながら。
あわしまプロジェクトや甘所を使用した商品開発は、多くの長ゼミの先輩が携わっていますが、先輩方はどのように活動されていて、原田さんの台ではどのように開発に関わっているのか、可能な範囲で教えてください。
アマドコロ茶の開発の進行
甘所茶の開発についてちょっと深くお話しさせていただくと、先輩たちが甘所茶を開発してくださっていて、どれぐらいのグラムで、どれぐらい沸かして、どれぐらい冷やして飲むのかっていうのはデータになっているものなんですけど、
そのお茶を商品化するというところは今止まっていたんですよ。
今年3年ゼミが始まって、その時に町先生から甘所茶をそろそろ商品開発させたいという目標が提示されたので、これは3年生でやっていこうということで、今年度から甘所茶の開発を始めました。
私たちの台では具体的にそのデータになっていた甘所茶を実際どのように販売していくかということを進めてたんですけど、実際その甘所茶って本当においしいのかってなったときに、やっぱりプロの意見を引きたくなってしまって、村上の老舗のお茶屋さんにつないでいただいて、プロの方に飲んでいただいたという感じですね。
そこでまた意見をいただいたので、そこからまた甘所茶をどういうふうに加工していくかということを改めて考え直した後に、今商品化に向けてパッケージを決めたりとか販売年を考えたりしています。
ある意味トライアンドエラーの繰り返しですよね。商品開発はやっぱりこうある程度の形が決まった後に、仕掛かるべき場所に行って、また意見を聞いてそれを改善していくというのがまたより良いものになっていくと思います。
今から商品化するのがすごい楽しみにありますね。
ちなみになんですけど、原田さんたちは甘所をどのように収穫されているんですか。
そうですね。甘所っていうのが淡島の、淡島って釜谷と内浦っていう2つの集落があって、そこをつなぐ県道321号線っていうのがあるんですよ。
ちゃんと道なんですけど、その321号線をちょっとそれたところに山があって、その山の中に入っていくと、甘所がいっぱい実生しているんですよ。
実は。そこからはいっぱい生えている草を買って、見えてきた甘所を頑張ってゼミ生が掘り上げるという、完全手作業ですね。
でも割と2メートル区画ぐらい。
2メートル区画。
2メートル区画。
そう、2メートル四方で甘所アイス300個分ぐらいは取れるんです。
本当にコンテナ2個分ぐらい。
甘所アイスが300個ぐらい。
なるほど。
意外といっぱいできちゃいます。
見分けは、初心者はわからない。
やっぱりこうね、3歳ってなると見分け作るのが結構難しいものはいろいろありますね。
その結構草も私の背丈ぐらいあって。
え、高いですね。
割と草やぶの中にあるポツポツとあるから、やっぱ買ってって掘り出してみないとあるかはわからない。
掘り出して実際のサイズって生姜ぐらいなんですよね。
そう、でかいと本当に肩幅ぐらい。
人間の肩幅ぐらいの大きさはあるので。
甘所茶と甘所アイスを商品化していくとなると、地生だけではちょっと手一杯になってしまうかもしれないので、
甘所を淡島で栽培しようという取り組みも実は始まっています。
やっぱり栽培すると収穫は楽になりますね。
安定して収穫ができるんですけど、甘所って栽培がすっごい難しくて、
本土では多分できないんですよ。
本土ではできなくて、本土の限られたところでしか甘所は栽培できないんだけど、
淡島はすごい島海流が近くにあって、
潮がぶつかるところだからプランクトンがいっぱいあるので、やっぱり海の幸が豊かだったりとか、
もちろん島で植える紺菜類、野菜とかもおいしく育つって言われてるんですよ。
そういう特徴を使うっていうか、
淡島のそういう自然が豊かに育つっていう特徴を使って、
ぜひ淡島で甘所を自生じゃなくて栽培していこうっていう取り組みも。
土壌の合う合わないっていうのがあるから、淡島はそこら辺がかなり特別なんですね。
最後に甘所茶完成に向けての意気込みや、長ゼミでの活動の目標など、何かあればお願いします。
私たちはこの甘所茶を3年生が卒業するまでに完成させたいという目標を今掲げています。
なんですけど、甘所茶商品化、2年生がやっている味噌の商品化も含めてなんですけど、
長ゼミが大切にしているソーシャルビジネスの観点は忘れずにいたくて、
どのように付加価値をつけていくのか、どのように売れる商品を作っていくのかというのは、
日々意識しながら活動していきたいと思っています。
農福連携っていう一番最初に出てきた言葉の通りですね。
地域との関わりを大事に商品を作っていくんですね。
そうですね。地域を巻き込みながら商品を作っていきたいと思っています。
今日のK-WAキャンパスレポは、淡島で採れる甘所を使用した甘所茶の開発を通して、
淡島の活性化を目指す共生社会学科3年の原田真中さんにおいでいただきました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
さてエンディングです。一番最初にバンドの話がありました。二度寝っていうバンドがあったと思うんですけど、
二度寝のメンバーってみんな二度寝するんですか?
そうですね。二度寝のメンバーは集合率が悪いので、きっと二度寝してると思います。
じゃあ名前の通り。
そうですね。いっぱい寝てます。
名前の通り?
じゃあ由来もその通りなんですか?
みんな二度寝しちゃうから二度寝。
二度寝しようぜ。
そういうわけではないみたいなんですよ。
実はこのバンド名、このゼミ制であると思うんですけど、
アベリクト君が考えてくれて、万丈一で3秒で決まったっていう。
二度寝しようって。
なので特に深い意味はないと思うんですけど、気に入ってます。
この前の学祭あったじゃないですか、その時に二度寝さんのグループのオリジナル楽曲聞いたんですけど、
もっと聞きたいです。
お話をね。
お話を聞きたいです。
いろいろなオリジナル楽曲作ってる。
積極的にね。
今年から頑張ってオリジナル楽曲作ったりだとか、他の大学さんと合同でライブやったりしているので、
ぜひその話も今度させてもらっていいですか。
じゃあまた来てくれますか。
いいんですか。
お呼びしましょうぜ。
お願いします。
バンドメンバー全員連れてきます。
4人ですか。
では今日の放送はこの辺で。
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今日のK-WAキャンパスレポ終了のお時間です。
皆さんおやすみなさい。
K-WAキャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、K-WA学園大学の提供でお送りしました。