敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
みなさんこんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや、新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科2年のおしみさらです。どうぞよろしくお願いいたします。
今日は、新発田藩や新潟を舞台にした映画、11人の族群をテーマにしたいと思います。
私もこの映画を見てきましたが、この番組のご意見版、敬和学園大学国際文化学科教授の一農平先生にも出ていただきます。よろしくお願いいたします。
国際文化学科の一農平です。よろしくお願いします。
というわけで、今日は映画11人の族群の交渉を担当された、新発田市立歴史図書館福山寺の鶴巻康さんにおいでいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
鶴巻さんには、過去にもご出演いただいたことがあって、調べてみましたら、64回目、だいぶ前ですね。
2020年の12月に図書館に伺って、新発田の地名についてというテーマでお話を伺っています。地名が昭和の時代に整理されて、新発田藩時代の町名がなくなって、だいぶ整理されているんです。
その話を伺って、今もみんなの人々の生活の中では残っている旧町名の話とかですね、いろいろ伺いました。
この時は、今、FM新発田でパーソナリティを務めている有本奈菜さんが、まだ学生で、おしみさんと同じ立場で学生MCとして担当してくれて、
私と二人で行って、歴史図書館で機材を広げて、鶴巻さんにお話を伺っています。鶴巻さん、覚えていらっしゃいますか?
鶴巻さん、鞘名に覚えています。
ありがとうございました。まだコロナの時期で、パーテーションみたいなのをやりながら収録をしたっていう記憶があります。
はい ではまず私おしみから鶴巻さんのプロフィールをご紹介します
鶴巻康史さんは2018年に新発田市立歴史図書館が開館した時から勤務されていて 現在は図書館の副三次という立場でいらっしゃいます
日頃から歴史図書館の運営のほか図書館1階にある展示スペースの企画展でも活躍されて います
この収録が行われている2024年12月の段階では 周期企画展国軍絵図の世界
市を国絵図とその周辺 商店地高橋三茸関連資料が行われています
その前には商店地映画11人の俗軍と 北越戊辰戦争も行われています
この商店地はお氏さん行っていなかったんですか
私は歴史図書館にまだ足を運べていなくて
でもホームページを見させていただいて 過去の展示のものとかを見させていただいたんですけれども
貴重な資料が多すぎて
説明を聞きたいなってすごい思いました 自分で見ても全然理解できなかったので
鶴巻さんどれぐらいの割合で 展示の開設ってされているんですか
展示開設は基本的に月の第一土曜日に
午前1回午後1回11時からと1時半からで 行っているんですけども
時間を決めちゃうとなかなかその時間に 集まらなかったりってことがあるんですよ
あとそれ以外にも私が事務室にいる時には
お解説お願いできませんかっていう お声掛けいただければ対応はしておりますので
ぜひその展示開設の時間にこだわらずに 来ていただいて
私もいろんなとこ出たり入ったりとかしているので そうしない場合もあるかもしれませんが
お声掛けいただければ対応はしたいと思っております
いっぱい来たら大変ですね
そうですね
結構人気者なんですよ
3分おきぐらいにすみませんってお声がかかるかもしれない
大変ですよね
11時と13時にめがけて行ったら解説が聞けるということで
その解説会の日に
解説会の日に
では本題に入る前にこちらの歴史図書館についてなのですが
新発田半寮と新発田市
新発田市の地域
新発田市域についての資料を収集しているということなのですが
イクネス新発田にある私立図書館の住み分けはどうなっているのか
どう使い分けたらいいのか
また利用者から見た場合には
どんな場合に歴史図書館に
ご相談したらいいのかということ
また一般の利用者向けあるいは学生向けにアドバイスを
そういう点でいただけたらなと思います
まず中央図書館なんですけれども
実は歴史図書館のある場所に
もともと新発田市立図書館という形で図書館が開館をしていて
それがだんだん手狭になってきたということで
駅前に新しい中央図書館を作って
残った天き家の建物といっても
実は有名な建築家さんが作った建物なので
これはこれで非常に価値があるものなんですけれども
その建物を利用して新発田というのは上下町で
大昔の資料がたくさん残っているということもあって
その資料を活用して新発田を紹介するというのに
主眼を置いた図書館
そういう形で住み分けをしております
ですので駅前の図書館には一般の小説ですとか
あるいは児童向けの図書ですとか
そういったものがたくさんあるんですけれども
歴史図書館の方は逆に市町村誌であるとか
あるいは昔の絵でしょうかね そういったものであるとか
それから
いろんな郷土の歴史に関係する本が
たくさん置かれております
特に地域の歴史について調べてみたい
そういった思いがある方はぜひ歴史図書館の方に
運んでいただいて それで調べ物をしていただければ
いいんじゃないかなというふうに考えております
データベースはつながってますからね
歴史図書館にあるものを見つけたら歴史図書館に行く
一般的にはそういう住み分けですか
あとは何かということなくても先ほどの展示を見に行って
こういうものが歴史図書館に眠っているのか
というのを見ていただければ
それだけだと結局いろんな方に見ていただく機会ってないので
昔それこそ児童向けの図書が置いてあった1階のところを
回収して展示ケースを入れて
展示室としておりますのでそこで大体年4回展示がよくしております
ですのでもう15回分ぐらい
企画展とか常設展というのがないので
通常展という形でそれこそ春先と冬場については
毎年同じ内容の展示をバージョンアップしながら
続けていますけれども
夏と秋の展示は毎年それぞれ別のテーマを設定して
今回だと絵図の企画展をやったり
あと夏には源氏物語の屏風が
大倉義八郎が寄贈したものがあるので
それを展示してそのあたりの
大河ドラマ絡みですね
そういった展示をしたりとかしていますので
結構そういった話題性のある展示みたいなのも
行っているのでぜひ機会があれば見に来ていただければなと
ありがとうございます
そしてでは今日のテーマ映画11人の俗言についてです
市野平先生映画をご覧になりましたか
新潟市内の映画館で見ましたけれども
すごい迫力で
すごい映画だなと思いましたけれども
と同時に新発田の皆さんと話をしているときによく出てくる
戊辰戦争の時の新発田版というのが
初めて新発田市以外の人の話題として
取り上げられたなというふうには感じました
感慨深く
新発田版、長岡版とか
合図版は結構有名なお話とかがあったりとか
映画化されていたりとかでイメージがつきやすいとか
というのもあると思うんですけど
また11人の俗言で映像化されたことによって
新発田版も何も知らない人でも
新発田版はやっぱり新発田の人間だなとは私も思いました
じゃあ映画の内容をちょっと
説明させていただきます
改めて映画の内容をちょっと説明させていただきますと
山田孝之さんと中野大賀さんの主演映画
11人の俗言は
新発田版を巻き込んだ人間ドラマを描いています
映画ではそんな激動の時代を背景に
11人の罪人が決死隊として
新発田版を守るために戦うという設定が描かれています
2024年11月に公開され
新発田市内でも上映会が開催されました
冒頭にご紹介した通り鶴巻さんも
この作品の考証を
でもちゃんと生き残ろうっていうそういう気持ちがあるので
そういう気持ちを大切にしたいっていうのが
それこそ笠原さん以来の
脚本の中に残っているテーマなのかな
そんな気がいたしますけど
最前線の人たちはどっちに向かって戦っているのかみたいな
途中であれこれはみたいな
自分の家族を守るために戦うんだっていうことで
一団結をするわけですからね
そういう非常に現代に通じるところがありますよね
山田孝之さん演じる人物が
新潟弁とか
あの方言はね
新発田弁っていう設定なんですか?でも山田孝之さんは新潟から来ている
っていう登場人物上は
新発田弁結構出てきますよね
あれは上手に喋ってるなっていう
逆に私にしてみると違和感なく聞こえていて
東京の人が見たらわからないんだろうなっていう
そうかそうか鶴巻さんはそれを指導したわけではない
特に指導は入ってない
そうだったんですねこれ流暢だったなってめちゃめちゃ思いました
新発田藩の城下町新潟の港町
これがあったのはもちろん
こちら本当だと思うんですけれども
山外絶壁のシーン
あのシーンとか鶴橋のところ
これどこにあるんだろうっていうシーンがあったんですけど
これってちなみにどこの
これも要は長岡から新発田に
行く途中っていう形でしか脚本には
入ってないわけです
実際笠原さんもその試写会の時に実は奥さんが
まだご存命で
ご覧になったエンドロールのところで
笠原真彦さんっていう名前が出てたちなみに私の名前は
その下に出てるんですけど
それでその上映会
試写会の時に一緒に見せていただいて
私は面識がなかったんですけども
東映の重役の人たちがその方にご挨拶をしてきて
お出話なんかをちょっと小耳に挟んで家族旅行で新発田に行ったことがあるだとか
そんな話を聞いて
実際に笠原さん自身も新発田のあたりで
そういうロケに適した場所みたいなのを
ちょっとチェックをしていたとは思います
実際に脚本の段階で映画のスタッフの方を案内して
新発田の中をいろいろご案内したりした時に
ホルク玉に黒い水を塗るシーンがあって
石油を塗る
まずい水だとかってちょっと飲むシーンがあったり
あれ実は月岡温泉の温泉の水を飲む
お湯を飲む場所があって
そこに案内した時に
ちょっとそういうアイデアが浮かんだり
その後県竜郷に行って
県竜郷から山越えをして赤谷に向かった
県竜郷から山越えするライン
ルートのところで山のてっぺんの
谷筋のところから新発田城下町が見下ろせるようなアングルがあったり
あと赤谷の梶川の方に行くとキャンプ場だとか
あと内野倉ダムとかがありますけれども
あの近くで川を渡る橋が2本ぐらいあるんですけれども
あの辺りの渓谷のイメージで
実際にあそこでロケをするというわけにはいかなかったんですけれども
その辺りの環境が
その砦が実際にあったイメージに重なるかなということで
CGで作るような形になったり
実際のセットは別の場所で作られたと思うんですけれども
その辺りを監督さんとかに見ていただいて
実際のイメージを膨らませてもらったというふうに考えております
ちゃんと聖地巡礼的に行くのは難しい
こういう場所はそのものはない
大野 存在してはいないけど
でもロケハンチ巡りぐらいでは
大野 ロケハンチ巡り
大野 アイデア作りになった場所っていう巡り方はできそうです
県立病院とか行けばいいんですかね
大野 行ってみますかね
残念ながらちょっと冬場は通行止めになっちゃう
大野 今時期は行けないですね
雪が解けたらちょっと行ってみてもいいかもしれません
新発田市民のこの映画の楽しみ方
あるいは新発田で学ぶ慶應学園大学の学生や
中高生の皆さんの楽しみ方アドバイスをいただけたらと思います
若い人はどうやって
大野 若い人向けにっていうか
まず映画の中であれだけ新発田っていう地名が出てくる
というのはまず初めてのことです
新発田っていう漢字にすると新発田って言いますけども
あれを新発田と読める人ってなかなかいないんですよ
大野 確かに
新潟県内で読みづらい市町村名がトップなんですね
大野 トップなんだ
二番が糸井川なんですけど
それでそれをすんなりと新発田と読めるくらいの宣伝効果はあるんじゃないのかな
あとそれこそ隆一寺の俗語については
外国で公開するっていう準備も進んでいるようなので
今度アルファベットで新発田とか
そういう文字が海外の人にもインプットされる
そういう効果は大きいんじゃないかと思います
あとそれに合わせて戊辰戦争の時の新発田版どんなだったんだ
それはあの映画の中で描かれている
史実の部分とフィクションの部分がどの違いがあるのかっていうふうなのを調べるには
それこそ歴史図書館に来ていただいて
実は毎年1月から3月に戊辰戦争をテーマにした通常展を新発田の歴史図書館でやっております
この年明けでもやる予定にしておりますし
それこそ映画に関係するような資料なんかも合わせて展示をしたいと思っておりますので
まずはそこでじゃあ実際の戊辰戦争当時の資料を見て
映画で見たイメージから