技術士二次試験の結果
こんにちは、ツネゾウです。
すっかり朝晩は冷えるようになりましたね。
焼き芋が食べたくなる季節です。
前回の第14回目で少しお話ししたんですけど、
10月31日に技術士二次試験の筆記試験の合格発表がありました。
結果はダメでしたね。
合格でした。
その次の発表は、ホームページ上で合格者の番号だけ発表されるようになりました。
その2日後ぐらいに、もう少し詳細な結果が届きました。
簡単に報告します。
必須科目と選択科目があります。
必須科目はBです。
Bは60%未満、40%以上で不合格です。
合格は60%以上のAが必要です。
必須科目がBでした。
選択科目は2と3があって、両方ともAをもらえていて、
選択科目のほうは一応合格点ですよということだったんですけど、
必須科目のほうがBだったので、結果として不合格ということですね。
必須科目がBだった原因というのは、
問い当たるものがあるので、
答案・回答結果の見直しをした後に、またお話しできればなと思います。
ただ、必須科目の1は選択科目の3と答える内容が近い部分があるので、
3番がAをもらえたということは、論文の書き方自体の流れは大きく間違っていなかったのではないかと思います。
また来年頑張りましょう。
ということで、デザインレビューFM第15回目始めていきます。
このデザインレビューFMは、世の中の様々なもの、主に工業製品やそれに関わる出来事について、
私の主観で勝手にデザインレビューをしていこうという番組です。
前回はですね、科学系ポッドキャストの日という企画に参加しまして、
11月のテーマが未解決だったのですが、
機械設計者の未解決問題というところで、設計ミスをなくすには、みたいな話をしてみました。
今回はね、ちょっと最近冒頭でも話したように寒くなってきたなぁというところで、
そろそろ冬タイヤに交換しなきゃなぁと思っています。
というところで、タイヤのデザインレビューというものをしてみようかなと思います。
タイヤですね、冬タイヤ、夏タイヤと何が違うかなぁというのを思ったのがきっかけで、
あれこれ話してみようと思います。
では本編をどうぞ。
はい、本編です。
早速、夏タイヤと冬タイヤの違いについて話してみようと思います。
冬タイヤと夏タイヤの違い
この2つにはね、大きな違いが2つあります。
1つ目がタイヤの溝の深さです。
夏タイヤの溝の深さが8ミリに対し、冬タイヤは11ミリだそうです。
さらに冬タイヤの表面にはサイプと呼ばれる細かい溝も刻まれています。
冬タイヤはこの深い溝とサイプによって雪や氷の上でもグリップするようになっています。
2つ目がゴムの材質です。
ゴムは温度が下がると固くなる性質があります。
ですので、寒い冬に使われる冬タイヤには温度が低くても固くなりにくいゴムが使用されています。
一方、夏タイヤは夏の暑い路面でも柔らかくなりすぎないように冬タイヤよりも固いゴムが使用されています。
このように夏タイヤと冬タイヤには違いがありますので、
例えば冬タイヤを夏に使ってしまうと摩擦抵抗が大きくなってしまって燃費が悪くなるとか、
雨などで濡れている路面では滑りやすい、
夏の暑い路面ではタイヤが変形しやすくなってしまってバーストの危険がある、
走行音だったり走行中の振動などの快適性に劣ってしまうという問題があるんですね。
逆に夏タイヤを冬に使ってしまうと、
当たり前なんですけど、雪や凍った道で滑りやすい、
あとは冬タイヤ規制の道路を夏タイヤで走行してしまうと道路交通不便になるということがあります。
ただその関東とかですね、冬でも雪が降らない、
道路も凍らない地域では1年中夏タイヤを履いている人も多いですね。
最近はオールシーズンタイヤといって、夏も冬も履けるタイヤが発売されています。
これは先ほど説明した夏タイヤと冬タイヤの特徴のちょうど中間といったらいいんですかね、
その間の性質を持ったタイヤで、
よく言うといいとこどり、悪く言うと中途半端って感じなんですけれども、
冬に本当に路面が凍結しちゃってたりしている場合は、
オールシーズンタイヤでは完全に対応しきれなくて危険なので、
ちゃんと冬タイヤを履いた方がいいそうです。
この冬タイヤですが、スタッドレスタイヤということもありますね。
スタッドレスということはスタッドがないということで、
これはどういうことかというと、昔はスタッドタイヤだったんですね。
スタッドとは両のことで、金属の引き出っ張りみたいなものですね。
このスタッドがタイヤについていたことで、
氷の上を滑らないようにするというタイヤが、
昔、1980年代ぐらいまでは一般的でした。
ただ、1980年代ごろに、
粉塵による氷害が社会問題となったそうで、
その原因がスパイクタイヤのピンが、
舗装の道路を削って発生しているということが分かったので、
スパイクタイヤの禁止が決まりました。
最終的にこのスパイクタイヤの一般使用が禁止されたのは、
1991年のことでした。
この禁止を受けて、
冬用タイヤというのは、
イコールスタッドレスタイヤという認識が本格化してきたそうです。
1991年ですが、
私がちょうど小学生のころだったんですね。
ちょっと記憶にあるのが、
家の車で使っていたスタッドタイヤのスタッドを、
一本一本ペンチで抜くのを手伝った覚えがあります。
お手製スタッドレスタイヤですね。
ちょうどその切り替わる、禁止になった年だったんだと思います。
次の話をしようと思います。
タイヤの車への固定法と作り方
皆さんタイヤ交換を自分でやったことはあるでしょうか?
私はいつも自宅の駐車場でタイヤ交換するんですけれども、
タイヤがついているホイールを、
どのように車に固定しているか、
分かるかなと思うんですけど、
一般的にと言っていたらいいか分からないですが、
ナットで固定する車が多いと思います。
一般的な車はハブ側。
ハブというのは車のタイヤをつける部分ですね。
このハブ側からネジが4本または5本突き出ていて、
その突き出たネジに対して、
そのホイールの穴を合わせてはめ込んでいって、
そのホイールから飛び出してきたネジに対して、
ナットを締めて固定するという、
これをハブナット式と言います。
一方この逆で、
ハブ側にタップが切ってあって、
ホイールをはめた後にボルトで締める、
ハブボルト式というものもあります。
このハブボルト式というのは、
イタリアやドイツなど、
欧州メーカーの車で多く採用されています。
その理由として、
欧州と日本の道路環境の違いがあります。
欧州にはアウトバーンといって、
速度無制限の高速道路があります。
そういった高速で車を走らせる場合には、
タイヤを付けるハブなどの剛性が求められます。
構造的にハブナット式よりも、
ハブボルト式の方が、
詳しい理由は分からないのですが、
剛性が高いそうです。
なので、欧州メーカーの車では、
ハブボルト式が採用されているそうです。
日本車でも、
トヨタのBZ-4Xというのが、
ハブボルト式を採用しているのですが、
私はそれをリコールのニュースで知りました。
緩んでしまうというリコールがあって、
知りました。
ハブボルト式の他には、
F1のナット一体型ホイールシステムがあります。
皆さん、F1を見たことがあるでしょうか?
カーレース最高峰といわれるF1の
タイヤ交換を、
いかに短くするかというのが、
大事なんですけれども、
一般車のように、
4本も5本も締めていたら、
時間がかかってしょうがないですね。
なので、F1というのは、
真ん中の太いネジ1本だけあって、
その1本だけ締めています。
無理やり分類すると、
ハブナット式になるのかもしれませんが、
ハブ側にカービック、
歯車のような形状があって、
ホイール側にもそれにはまるような形状があることで、
ホイールをはめた時に、
歯車のような形状がかみ合って、
回転止めになると。
中央の1本のネジをギュッと締めることで、
タイヤを固定できるんです。
また、タイヤ交換の時間を短縮するために、
締めなければいけないネジ山も最小限としており、
たった2山だそうです。
そのナットを2回転で緩まって、
2回転で固定するということですね。
最後に、タイヤはどうやって作っているか。
ゴムの部分ですね。
最初にお話しした夏タイヤと冬タイヤの違いの
溝の部分ですね。
これ、金型で作られています。
まず、タイヤの原型のような丸い円筒状の形に
ゴムを成形して、
それをタイヤの溝の形の金型の中に入れて、
円形状の丸い形の金型の内側に、
タイヤの溝の形状がバーっと一周ついているようなものの
内側にタイヤの原型を入れて、
その内側にブラダーという袋を入れて、
袋を膨らますことで、
タイヤの原型のゴムを金型に押し付けて、
下流をして、
下流というのは、生ゴムに硫黄を加えて加熱することで、
ゴムに弾性とか耐久性を与える工程ですね。
ゴムを金型に押し付けながら下流をして、
下流をして固めることで完成します。
このタイヤの金型というのがとても細かくてですね、
実際にタイヤを見てみたらわかると思うんですけど、
そのタイヤの溝というのは本当に細かいですよね。
あれが本当に金型になっているわけです。
なので、工作機械で加工するのも大変なんですね。
最近は3Dプリンターでこの細かいタイヤの金型の形状を
作るという取り組みもあるようです。
はい、ということで今日はタイヤのデザインレビューですね。
冬タイヤと夏タイヤの違いや、
ホイールの固定法、タイヤの作り方について話してみました。
最初の方にタイヤの交換は自分でやってますよなんて話をしましたが、
結構めんどくさいですよね、あれね。
重労働ですし、今年はガソリンスタンドとか、
業者さんにお願いしようかなと思ってます。
では今日はこの辺で、さようなら。