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はい、バーニング公演のアウトプット読書術、さらっと復活してまた不定期でやっていきたいと思います。
さあ、本日の一冊は、覚悟の論理、こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は石丸伸二氏、1982年生まれ広島県秋高田市吉田町の出身で、京都大学経済学部を卒業。
その後、2006年に三菱UFJ銀行へ入校し、経済を分析予測するアナリストとして勤務。
その後、4年半にわたってアメリカ大陸の主要9カ国25都市で活動。
そして、2020年8月に秋高田市長に就任された石丸氏でございます。
最近、都知事選にも出馬表明されたことで有名な石丸市長ですね。
秋高田市の市長も6月9日付けで、任期満了前に辞職の意を表明するということで何かと話題ですけれども、
そんな石丸氏が語る覚悟の論理。
皆さん、覚悟っていう言葉にどんなイメージをお持ちでしょうか。
覚悟っていうとなんか情熱的なイメージ。
よし決めるぞ、決めるものって思ってませんかと石丸氏はおっしゃるんですよ。
そんなイメージありますよね。
なんですが、この石丸氏おっしゃるんですよ。
何かをやろうと思えば、まず理性が必要。
そしてリスクとリターンを分析し、やったほうが得だと判断したことをやるんです。
つまり覚悟っていうのは、極めて冷静に冷めた状態で思考をした結果、おのずと決まっていくものなんですよ。
それが覚悟です。というふうにおっしゃってるんですね。
その覚悟について、おのずと決まっていくまでの論理について、4つのテーマについてお話をさせていただきたいと思います。
1つ目、役割を引き受け責任を果たすということ。
悪名は無名に勝る。こんな言葉も入れてらっしゃいますけども。
私が悪者になることで、死が20年後もあり続けられるのだとしたら、明らかにその方が得。
こういうふうにおっしゃってるんですね。
石丸市長といえば、議会との対立っていうこの構造がYouTubeとかSNSで注目を集め続けてますよ。
そこでね、突拍子もない議論とか、恥を知れ恥を。この言葉も有名です。
この発言の裏にはその覚悟っていうのが決まってるんですけれども、何か特別なことをしようっていうふうに見られがちなんですけども、
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ここにはしっかりとその戦略的な論理的思考に基づいたこの行動、それが現れてるんですよ。
でもこうやって目立ってしまうことによって、つまり反対的な意見も見えてしまうんです。
こんなに議会と対立して大丈夫なんですかっていう意見も出るんです。
でもそうやって一見悪者に見えるようでも、それによって死が20年後も存続し続けていくんだったら、そちらの方が価値があるでしょっていうふうにおっしゃられてるんですね。
実際石丸氏が市長に就任されてから全国的に注目を集めて秋田形市のふるさと納税額は2億円から4億円にも増え、
YouTube秋田形市の公式チャンネルも毎月200万円の収益を上げるようになってきたと。
このように問題をあえて世間に知らしめることによって注目を集める。
それによって収益を上げたり、市としての盛り上がり、これを目指すのが私市長の役目でしょっていうふうにおっしゃってるんですよ。
まさに役割を引き受けて私自身の責任を果たすんだ、これをおっしゃっています。
そして2つ目、対立を恐れない。
先ほども言いました議会との対立構造っていうものね、これ問題されることもあるんですよ。
右と言えば右っていうふうに進んでいくべきじゃないんですかって同じ組織でしょ、同じ市の組織なんでしょっていう、それを間違っているってはっきりおっしゃってるんですよ。
対立しているからこそ対話が責務になるんです。
右に行くっていう人もいれば左に行くという人もいる。
こうやって主張が異なるからこそ対話の必要性が生まれるんでしょっていうことなんです。
例えば話をおっしゃってます。
1つ地元の祭りがあるとしますね。
これの祭りを毎年開催するときにその権力のある人が今年は祭りをこう行くぞっていうふうに決めると。
誰も意見を言えない。
そんな時にね、今年は人手が足りないからこんな方法やってみてはいかがですかっていう声が1つでも出ようもんなら、何を言ってるんだね君はっていう意見が出て仲間外れになりなんだったら村八分みたいな構造が生まれてしまう。
だから誰も意見が言えない状況になる。
こういった構造こそまさに田舎の病と言えるんではないですかっていうふうにおっしゃってるんですよ。
つまり異なる人たちが対立をして対話をするからこそ一人で考えていてはいたらないところまで到達することができる。
そのシナジーを相乗効果を認められないのは時代遅れじゃないですか。
対立しているからこそ対話が責務になるんですよというふうにおっしゃってます。
そして3つ目、変革を起こす。
変革というのも石丸市のキーワードっていう感じがしますね。
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有名なのみのたとえを話されてるんですよ。
のみって小さい微生物ですよ。
ぴょんぴょんって飛び跳ねるんですけども、ここを小さい容器の中に入れてずっと閉じ込めた状態で育てると、その容器の高さまでしか飛べないのみになってしまう。
そこで容器をパッて外しても結局そこまでしか飛べなくなっちゃってるんですよ。
こののみを元の高さまで飛べるようにしようと思ったら、外から飛べるのみを持ってきてその中に入れる。
集団の中に入れる。すると明らかに飛び方が違うのみがいる。
それを見た周りののみが、え?あそこまで飛んでもいいの?もしかしたら自分も飛べるかも。
こういうふうに思ってどんどんどんどん周りも相乗効果によって飛べるようになっていく。
こういう例をおっしゃってるんですよ。
まさに理解も知能、組織っていうのも同じだ。
ここでの例ですね。
道の駅が秋田片市にあるんですけども、そこの売り上げを上げるための戦略として、
石丸氏が無印良品、こちらを呼び込むという戦略を論理的に語られたんです。
数字を用いて語られたんですが、結局周りの議員さんから、
この市長が言うことは何でも反対してやろう、足引っ張ってやろうということで、
反対意見が通りまして跳ねのけられた。
こういった事案があったんですね。
実際これに対してどうなんだっていうことに関しては、
極めて私は冷静に、かなりクリアに割り切って判断をしています。
感情は持ち込まない。
結局その反対意見を通した議員を選んでいるのも市民なんだから、
そうなってしかるべきだったというふうに思います。
いや通った方が良かったのになという、もったいないなという思いはあるけれども、
そうやって感情はしっかりと切り分けていますよっていうことをお話しされているんですが、
つまりここからおっしゃることっていうのは、
たとえ自分の提案が実現しなくとも、
石丸氏にとっては失敗という自己評価にはならないということなんですよね。
むしろ秋高田氏の議会の問題点や機能不全が露呈した世間に知らしめられたという点では、
十分な成果が上がったと評価できるのではないかと。
こういったたとえで自分が変革を起こすぞという意味合いでおっしゃっています。
変革を起こす。こういった頼もしい言葉ですね。
そして最後4つ目。
戦略的に突き進む。
この戦略というワードも石丸氏を表す言葉ですね。
ここでおっしゃっているのは、
結論に至るまでのプロセスを丁寧に共有するということをおっしゃっているんですよ。
風が吹けばオケ屋が儲かるっていう言葉あるじゃないですか。
これがまさに論理。
一見すると突拍子もないような結論に見えても、
しっかりとしたロジックに支えられているんです。
だから結論に至るまでの考えを伝える時間を惜しまないということが大事ですよということをおっしゃっているんですね。
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よく正しいことは正しいと言おう。
間違っていることは間違っていると言おうということをおっしゃっているんですよ。
だから正論を伝えるのは素晴らしいことだっていうのも石丸氏の主張の一つなんですが、
これ反対の考え方で言うと、
なんだか相手にマウントを取っていっているみたいで見てられないとか、
そういった言葉、嫌な気持ちになるっていう言葉もあるんです。
ただこれに対する石丸氏の考え方、
それは自分の論理体員会が甘いからマウントを取られたんでしょう。
そのことの方が問題ですよね。
痛快やな。言い切りますね。
正しいことは正しいと言え、
どれだけ周りから何を思われようともそれを通すことが正義だっておっしゃってるんです。
ただここでもう少し踏み込みます。
正論っていうことに酔いしれるなっておっしゃってるんですよ。
周りから持ち上げられて、
すごいこの人が言うことは正しいと言われると、
自分が正論を振りかざしていることに気づかなくなってしまう恐れがありますよ。
じゃあどうしたらいいのか。
一つの作戦、先方おっしゃってます。
もしも自分が逆の立場になったとしても、
同じ主張ができるのか。
この視点は常に持っているっておっしゃってるんですね。
自分が反対意見の立場だとしても、
その論理を通すことによって、
市全体の利益につながるのであれば、
なるほどそれは通そうという考えを自分が持つことができるのか。
こういった視点を持つことによって、
自分の論理を振りかざさない、正論を振りかざさない、
振り回されないっていうことを意識しているということですね。
そしてもう一つ踏み込みましょう。
罪を憎んで人を憎まずということ。
ここで結局自分の意見が通ったとしても、
相手方、仕事や主張が間違っているだけであって、
その反対意見を言った方、その人そのものの価値を
否定してはいけないんで。
こういったところも押さえてらっしゃいます。
まとめます。
石間牛の覚悟の論理。
みんなどこかに日本を何とかしたいっていう思いあるんじゃないですか。
自分の責務を果たしたいっていう思いあるんじゃないですか。
そんな時にもう一度最初に言った言葉を思い出してください。
覚悟とは何なのか。
目指す地点がどれほど遠くて高く見えたとしても、
落ち着いて戦略に落とし込んで考えましょう。
その道のりを描いた先で、静かに覚悟は決まっていきます。
今変化が早く大きい時代だからこそ覚悟は必要なんですよ。
みなさん覚悟はいいですか。
私はできています。
自分の信じられる道を歩いていきましょう。
こんな言葉で締めくくられています。
力強い新時代のリーダー、勇気の書、覚悟の論理。
こちらの一冊を紹介させていただきました。
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明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう。
それではまた明日。