2024-06-26 31:48

#175「【聴く防災】地域を知って、備えよう。」Guest: 内山学さん(防災士/逗子防災士の会)

こんにちは、ズシレコ編集長のキジマです。


今週のテーマはずばり「聴く防災」!


今回のゲスト内山学さんはズシレコ2回目のご出演。


過去には「逗子竹部」の代表として

奥深き「竹」の世界を紹介してくれましたが、

今回は”防災士”としてその資格や活動内容と

逗子葉山エリアの地域の防災について話して頂きました。

是非最後まで聴いて、日々の備えを見直したり

防災の「知識と意識」を高めていきましょう!



▼過去配信を地図にマッピングしたズシレコラジオマップ

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Podcast番組「ズシレコラジオ」は、

逗子出身&在住,鎌倉勤務の編集長と

葉山在住の保育士&ライターの2人が

2019年から逗子・葉山・鎌倉エリアの魅力をお伝えしている

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毎週水曜の週1回ペースで配信しているので

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番組の感想やお便りもお待ちしています♪


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▼次回予告(2024/7/3)


来週はひかちゃんの個人回、

素敵なゲストをお迎えしてお送りします!


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▼MC


來島 政史(ズシレコ編集長)

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Guest:

内山 学さん(防災士 / 逗子防災士の会)

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サマリー

神奈川県の図志・葉山・鎌倉エリアの声のローカルメディア、逗子レコにて、逗子市防災士の内山学さんがゲストとして登場しています。内山学さんは、防災士としてのお仕事や日常的な防災対策についてお話ししています。現在全国で防災士の登録者数が増加している中、内山学さんはなぜ防災士の資格を取得したのか、そして寿司葉山地域の防災リスクについても語っています。家庭での防災対策や地域コミュニティにおける重要性についても触れられています。水やトイレの備蓄が非常に重要であることや、地域のコミュニティ放送を聞くためのラジオが重要であることが強調されています。

内山学さんの登場
こんにちは、ZUSHIレコ編集長のキジママサシです。
この番組は、神奈川県の図志・葉山・鎌倉エリアの魅力をお伝えしている声のローカルメディア、
週1回、毎週水曜日の17時頃に最新回を配信しています。
今日はスペシャルゲストをお迎えしております、防災士の内山学さん。
防災士とはどのようなお仕事なのか、そして私たちが日常にできる防災対策について、詳しく伺っていきます。
まずは内山さん、ようこそ。
どうも、こんにちは。内山学と申します。
逗子市防災士の会のメンバーでもあります。よろしくお願いします。
内山さんには、実は以前図志竹部の代表としても図志レコラジオにご出演いただいたんですけれども、
その時にも図志ドローンクラブだったり図志葉山・鎌倉無線クラブなど、いろんな肩書きがあるというふうにお伺いしてまして、
もう3本4本ぐらい撮れるんじゃないですかっていう話をしてましたね。
今日はその一つの肩書きの防災士といったところにフューチャーして、防災についてお話を聞きたいというところがありまして、
そんな感じで、今日は内山さんに防災をテーマにいろいろお話を伺っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
早速なんですけれども、防災士というのは資格だというふうにお伺いしました。
まずは防災士のお仕事というか、防災士って何をしているの?というところについて、日常的にどんなことをされているか聞いてみたいなと思うんですが。
そうですね。防災士というのは、いわゆる民間資格ですね。
防災士の仕事と自助・共助・公助
よくお仕事なんじゃないのかって勘違いされてしまうのは、消防士とかいらっしゃるからだと思うんですよね。
防災士というのは、別に消防士みたいに防災士だから何かをしているというものではないです。
防災士に求められるものというのは、よく災害が起きたときに、自助、共助、公助という3つの段階が存在するというのは、どこか聞いたことがあるのではないかなとは思うんですけれども。
まず自助というのは、自分たちで何とかする。
自分で助けると書いて、自助。
それは自分たちで、まずは災害が起きたら、自分の身は自分で守る。それが自助ですね。
自分で何か日常を備えたりとかですね、災害に。それも自助になります。
公助というのはですね、親家の助ける。
そっちが公ですね。
公助というのは、国とか自治体さんとか消防士さんとか、救急隊とか自衛隊さんとか、そういうのも含まれますね。
親家による助け、それが公助になりますね。
そしてその真ん中に位置するもの、それが共助というものです。
その共助というのはですね、いわゆる地域単位、自治会、自治組織、自主防災組織、そういったものによる共助という。
共同の共。
共同の共をともに助けるってやつですね。
隣三元みんなね。
みんな兄弟だっけ?
そういう言葉ありますね。
昔から言いますよね。ただやっぱり、自治会さんとか、しっかりしてる地域もありますけれども、
なかなかやっぱり都市部とかにおいては、そのつながりとかそういったものも薄くなってしまって、というのは一つありますよね。
避難所と避難場所、防災士の学び
その共助というものが見直される一つのきっかけとなったのがですね、記憶ある方はいらっしゃるかもしれませんけれども、神戸で起きた。
阪神アマチュード大震災、95年でしたっけ?
そうですね。あの時ですね、災害をきっかけに、そういった共助というもの。
国の医療は、公助が来る前の段階でできることをやっていく。地域の人がやるということの大切さみたいなのが見直されて、この防災士という資格ができた。
その時にできたんですか?
そうですね。それをきっかけにできたというふうになっております。
共助というものを担う人材を育成するということを目指して作られた資格ということになります。
ですので、防災士だからといって防災士的な仕事をしているかというわけではなくて、本当に市民の方が普段の仕事をされている中で、その資格を災害時に役立てるというのが、災害時だけでなくですね、いろいろ自主防災組織とかの中で役立てるというような内容になっています。
なるほど。よくわかりました。お仕事というかね、お給料をもらってやっている仕事ではないと。
そうですね。
私は沼間に住んでいまして、沼間小学校地区避難所運営委員会という避難所を開ける組織に入っていまして、その中で資格を持っているメンバーになっているということになっています。
ということは、避難所を開くには資格が必要で、それは防災士じゃないとできないということなんですか?
違います。
難しいですね。
避難所運営委員会というのはですね、地域の有志によってメンバーを募っておりまして、地域に住んでいる人が災害時にいち早く避難所に駆けつけて避難所を開設する。
そして避難所の運営を行政の人と一緒にやるということが、その避難所運営委員会に求められていることなんですけれども、
その中でやはり避難所の運営であるとか、災害時に起きた時の対応であるとか、普段から防災に対するリスクの見積もりであるとか、そういったことをメンバーとして持っていると非常にやっぱり都合が良いということですね。
そういった中で役立てているということになります。
ということは沼間地区は内山さんをはじめ、委員会があって、そこのメンバーと何か地震だったり大きなことがあったら、避難所を開設して運営をするという、リードしてくれる存在ということですね。
そういうことになります。
防災士の方をはじめ、そういった委員会というのは、いろんな自治体だったり地区だったり、それぞれにやっぱり存在しているものなんですね。
そうですね。地区・地域によっていろいろ存在しているとは思いますけれども、逗子市の場合は小学校地区ごとにそれぞれ避難所運営委員会というのがありまして、市民の有志によって避難所が開設されるという流れになっています。
その避難所というのは、よく聞きますけれども、それはもう自治体の中で決められているんですか?
決められております。それは指定されております。
意外と知られていないことなんですけれども、避難所というものと避難場所というもの。
それも聞きますね。
聞きますよね。これ似てるんですけど、大きく実は違っています。
避難所というのは、今言ったような小学校であるとか中学校であるとか、大きな施設ですよね。体育館があるような。
そういったところに指定されることが多くて、これは災害が起きたときにそこに住んでいらっしゃる方たちとか被害を受けている方たちが一定の期間、そこで生活をする場所。これが避難所になります。
生活をするという、よく仮設住宅とか建っているようなイメージですけど、本当にまさにそこで一定期間生活をするようなイメージがあるところ、そこが避難所ということになっています。
逆にですね、避難場所というものなんですけれども、それはいわゆる運動場とか、クラウンドとか、山のてっぺんとか。
まずそこを目指せと。
そうです。何かあったとき、津波があったときとか、大きな災害があったときに、まず一旦そこに安全のために避難しようというのが避難場所というものですね。
火災とか起きてしまうと、市街地ってもう人が避難、安全にできるようなところじゃないので、広場とかが指定されていることが多いですね。
大体ですね、10ヘクタール以上が必要みたいな感じで決められているみたいです。大きな公園とか、そんなところが決められているみたいですね。
確かに。地震があったらここに逃げようみたいなところは、大体公園だったりとか、学校のグラウンドだったりとか、広いですよね。
広いところですね。
なるほど、避難所というと、例えば体育館の中でパーティションで区切ってとか、ああいうようなイメージですかね。
区切って、機関生活をするようなイメージがある。これは避難所です。
なるほど。避難所と避難場所、これは一つ目の学びですね。
ありがとうございます。
防災士になるためにはどうしたらいいんですか?
防災士になりたいって思われた、それはいろいろな動機があると思うんですけれども、
例えばですね、お仕事をされている中で何か防災担当とかになってですね、ちょっと防災の知識をつけなきゃいけないなとか、そういうことって多分あると思うんですよね。
あるいはですね、実施組織とか実習防災組織とか、そういったところにあってやっぱり防災担当とかになった時に、やっぱり防災の知識を身につけたいなと思うような。
だから何かグループとかに属して、そこの防災の責任者とか担当とかになった時に、やっぱりその動機としてはやっぱりそこなのかなという気がしますね。
あるいは学生さんとかで何か防災に興味があるっていう方もいいかなと思います。
なぜかというと学生さんは学割が利きますからね。
資格のね、資格の必要な費用。
今、資格の費用みたいな話になりましたけれども、
だいたい防災士の資格っていうのは2日間講習を受けて、そして1日は999名のようなことをやり、座学、そしてシミュレーション、機場演習みたいなこともやるんですけれども、
あとはテストもありますね。レポートも書いてたりしますね。
結構大変ですね。
結構盛りだくさんですね。2日間みっちりやりますね。
費用6万とか7万とかしたと思いますね。
すみません、ちょっと正確なことははっきり言えないんですけれど、覚えてないんですけれど、学生さんだとだいぶ安くなったっていうことはあります。
なるほど。
だから学生さんは本当にお勧めですね。
一つアピールポイントにできますからね。
就職した後、企業の防災の担当になるかもしれない。
これは持っていると持っていないと。
企業さんとかでも災害時に業務をいかに継続するかということを注目し始めてますので、
そういった中でやっぱり防災知識を積むってことはメリット大きいんじゃないかなと思います。
2日間講習を受けて最後にテストっていう話もありましたけど、テストではどんなところが問題として出されたりとかするんですかね。
テストで問題出されるところですか?
勝手なイメージなんですけど、自動車免許を取るときの教習のテストのようなイメージでいたりするんですけど。
そうですね、ああいうイメージで間違いないと思います。
テキストが今日持っていただきましたけど、結構分厚いですね。
分厚いテキストでございますね。
これを2日間かけて。
そうですね、2日間かけて。
予想問題みたいなのもあって、それも勉強してテストをするっていう感じなんですけど。
こういう教本とかしっかりしたものがありますので、それをちゃんと勉強するっていうことはとてもためになりますね。
新しい知見なんかもあって、コロナの時にどうするかとかそんなことも盛り込まれています。
結構新しい。
そうですね、常にアップデートされているっていう感じですね。
その時その時にやっぱり必要なことをどう対応していくかっていうようなこともあります。
災害に対する対処法とか対応法ってその時その時によって、
その時はそれが正しかったけど今ちょっとそれは一部違っているよみたいなこともありますので、
やっぱり常に新しい知識をアップデートするっていうことは大事かなと思います。
一般の僕のような人間だったりとかがその教本に乗っているときに、
これは何か知っておいた方がいいなあみたいなことってあったりしますか?
そうですね、例えばなんですけど、
倒壊した建物とかに人が挟まれていたりとかして、
普通に考えるとすぐその挟まれているところから割り出してあげたりとかしなくちゃいけないって思っちゃいますよね。
思っちゃいますね。
でも長時間圧迫された人を引っ張り出すと血栓とかがいっぱいできていて、
それが血管を詰まらせて死んでしまうみたいなことがあるんです。
なるほど。
そういった時にはやっぱりそれなりの対応をしなくちゃいけないので、
助けを呼びに行くとかしなくちゃいけなかったりとか、
そういった状況があったりとか、
そういったことも教本には書いていますね。
そういうことも知識としては知っておいた方がいいかなというふうに思います。
そういったところというのは、いわゆるレスキューをされるような方々だったり、
消防士の方だったりというところはもう身についているような情報だったり、
結構被ったりするんですかね?
防災士の登録者数と取得のきっかけ
そうですね。
ちょっとこれご存知かわからないまま聞いちゃうんですけど、
全国に防災士の方ってどれくらいいるんですかね?
都道府県防災士登録者数というのを調べると、
2020年のゴールデンウィークで、
全国に防災士登録者数が1人ずつ増えています。
全国に防災士登録者数が1人ずつ増えています。
全国に防災士登録者数が1人ずつ増えています。
全国に防災士登録者数が1人ずつ増えています。
全国に防災士登録者数を調べると、
2020年の5月末現在で全県足すと、
28万8997名いらっしゃいます。
28万人?
そうですね。2020年5月末現在でございますね。
なるほど。結構皆さん取られてるんですね。
そうですね。かなりいらっしゃるかなというふうに思います。
これ県によってバラつきがすごくてですね、
都道府県の防災リテラシーとかも関わっているのかなというふうに思いますね。
内山さんが防災士の資格を取ろうと思ったきっかけは何だったんですか?
そうですね。私は無線クラブに入っていまして、
寿司葉山アマチュア無線クラブというところに入っています。
そこでは災害時無線通信ボランティアというものをやっていまして、
災害が起きた時にアマチュア無線の資格を持った人が通信を担いますよというボランティアみたいなことなんですけれども、
その石井会長に防災関係に関してはアドバイスをもらっていたんですよね。
避難所運営委員会の避難所設置訓練というものに
アマチュア無線クラブのメンバーとしてたびたび参加していたんですね。
そういった中で石井会長が防災士の会というのを作ったと。
防災士その前は防災士になっていたんですね、石井会長は。防災士の資格を取った。
防災士の会というのを、寿司寺防災士の会というのを作ったということなので、
そこのメンバーにならないかというお誘いを受けまして、
私はそこのメンバーになっていたんですけれども、
そのメンバーといろいろ交流する中で、
防災の知識・意識と家庭での対策
やっぱり自分も防災士の資格を持たないと、同じ目線で話ができないなというのは思っていたので、
そこがきっかけですね。
素晴らしいですね。
寿司寺防災士の会という会員はどれくらいいるんですか?
寿司寺防災士の会の会員ですか?
17名いますね。
その寿司寺防災士の会の17名の皆さんというのは、
普段会合だったりとか、どんな活動をされているんですか?
オンラインで毎月1回ミーティングをしています。
あとは寿司防災フェスティバルというものを企画して、
年に1回防災のイベントをやったりとか、
あとは都度都度防災関連のイベントをやって交流しているというところですね。
なるほど。
ここからはリスナーの皆さんが聞くだけで防災意識がアップデートされるような、
いざというときに最適な行動が取れるような情報というのを、
この寿司レゴラジオでも防災士の藤山さんが来ているので、
せっかくなのでそういった役に立つ情報を聞きたいなと思ったりしているんですが、
何でも聞いてください。
まず、家庭で簡単にできる防災の対策はあったりするでしょうか?
ご家庭でできる防災の対策ということですね。
一番はですね、やはり一番防災において必要なのは何なのか。
いろいろあると思うんですけれども、私が一番大事だと思うのは、
自分の住んでいる地域がどんな災害が起きるリスクがあるかということを知ること。
そして、どこに避難するべきなのかということを知っておくこと。
つまりこういったことをひっくるめてですね、防災の知識・意識ということが大事なのかなと思っております。
なるほど、防災の知識だけではなく意識ということで。
住んでいる場所の地形だったりとか、川の近くなのかとか。
海が近くだったら、津波が心配になるのかとか。
どんなリスクがあるのか、どこに避難するべきなのか。
そこを知っておくことというのが大事です。
よくハザードマップだったり、図紙の中でも、ここまで波が来るみたいなラインが引かれていたり、色別でしますけれども、
自分の家がそれに当たるのか。
そうです。
大事なのは、そういった防災のハザードマップを見ていただいて、自分の家の場所がどこにあるのか見ていただいて、
この災害の時はどこが危険なのかということを知っておく、話し合っておく。
そして、この災害が起きた時は、どういうルートを通って、自分がここの避難場所に行かなくちゃいけないということを知っておくことですね。
歩いてみるのもいいと思いますね。
そういったことを知っておくということが大事かなと思います。
ご家族と一緒に住まれている方とかは、家族とここに避難するんだよとか、
そういうような約束というか、ルールみたいなものも決めておくといいかもしれないですけどね。
何か備蓄だったりとか、そういった非常用の準備みたいなところの観点ではどうでしょう。
そうですね。備蓄の観点でいうと、一番大事なのはやはり水ですね。飲料水。これ絶対大事です。
寿司葉山地域の防災リスクと避難所
飲料水だけではないんです。実は人間生活するには生活用水というものが必要ですね。
これの備蓄というのが非常に大事になってきます。
意外と飲み水はあるんだけど生活用水はないというのがあったりしますのでね。
そういったものもちゃんと貯めておくことが大事ですね。
うちも飲料水だけではなく生活用水までいけるかなというところはちょっと不安ではあるんですけど。
そうですね。ポリタンクとか大きなものに生活用水を貯めたり置いたりするのもいいんじゃないかなと思います。
図書館に住んでいたりすると、地震が起きて避難所で生活をしたりというところは当然ながらというか、僕自身もまだ経験はないんですけども、
その避難所だったり自宅に備蓄品があるのにというところで、
避難所ではなく自宅で避難生活みたいなことは送っちゃダメとか、送っていいものなんですかね。
それはですね、在宅避難というやつ、逆に家にいた方が安全な方とかっていると思うんですよ。
危険な場所を通らなくちゃ避難所に行けないのに避難すべきなのか、
今まさに災害が起きている中、外に出て避難するべきなのかとか、いろいろあると思うんですよ。
在宅避難という考え方も大いにありまして、避難所以外にも避難できるところがあれば、
それがご自宅であれば、例えばご自宅の安全な場所に避難していただくとか、
そういったことももちろん選択肢としてあっていいと思います。
もし仮に地震が起きてしまって、一人暮らしだったりとか、
自宅にずっといた方が安全だなという判断になった時に、
近所の皆さんだったり自治体に対して、私は無事ですとか、
そういったところっていうのは報告だったりする必要はあるんでしょうか?
そうですね。在宅避難してますってわかりやすいところに発言していただく。
生存を知らせていただくということはもちろん大事ですね。
本当に倒れそうな家だと、ここはもう住めませんという紙を貼り出されますので、
そうしたら避難所に行っていただくしかないかなと思います。
僕の入っている自治区では、結構上の世代の方がリードしてくださっていて、
備蓄品もあったり、公園のところにあったりとか、連絡網みたいなものとかもお互いに声を掛け合うみたいな、
そういったところを日頃からやろうという意識があるなと思うんですけども、
なかなかそうはいかないような、お隣に誰が住んでいるかもわからないという方も多いんじゃないかなと思うんですが、
地域コミュニティでの連携みたいなものは課題として語られたりするんでしょうか?
しますね。自治会とかの加入率ももちろんありますし、
都市部になればなるほどそうだと思うんですけれども、
お隣に誰が住んでいるかよくわからないとか、そういった問題っていうのは結構発生すると思うんですよね。
そういった中でやっぱり大事なのは、一人でもいいんですけど地域に知っている人を作るとか、
地域とのつながりっていうのをやっぱり作っておく。
それが例えば地域の祭りに参加するとか、子どもさんの親御さんのつながりとか、
そういうのでもいいんですけれど、やっぱり地域に知り合いを作っておく、
地域の防災訓練とかにも参加するとかしたらいいんじゃないかなと思います。
なるほど。そういった観点からもやはり地域のイベントだったり、
そういうところに参加したり顔を出したり顔見知りを増やすっていうのはいいことなんですね。
とても大事なことだと思います。
結局、二難所に行ったけど誰も知っている人がいないとか。
あり得ますよね。
ぼっちになっちゃうっていう。
小さい人がいると安心するっていうのがありますからね。
そうですね。
ここからちょっと最後のパートなんですけども、
寿司葉山エリアについてちょっと焦点を当てて話していただきたいなと思うんですが、
寿司葉山で何か災害が起きるといったときにどんなリスクがあるのかだったり、
地形の特徴だったり、そういったエリアに関することについて何かお話いただけますか。
寿司葉山地域ですね。
寿司葉山って海もあれば山もある。
それは魅力でもあるんですけど、逆にリスクでもあるんです。
つまりですね、海で起きる災害、山で起きる災害、川で起きる災害、
これ全部寿司葉山で起きる可能性があるっていうことですね。
もちろん町で起こる災害もそうですね。
いわゆる災害のデパートみたいな感じ。
なるほど。幕の地面とか。
本当に盛りだくさんなんですよ。
本当にそういった特徴があるのが寿司葉山の特徴です。
だからこそ災害のハザードマップっていうのを見て、
自分のお家がどんな災害リスクがあるのかっていうことを知っておくことっていうのはめちゃくちゃ大事になってくるっていうことなんですね。
だから揺れが起きたときに自分はどうしなくちゃいけないのかっていうことを知っておく、話し合っておく、
そして行動に移せるようにしておくっていうことがすごく大事になってきますね。
寿司葉山は本当にあらゆる災害が起きます。
津波の心配しなくちゃいけない、低いエリアであるとか、逆に山際は土砂災害、地滑り、
あと川のそばは浸水、本当にありとあらゆるリスクを考えなくちゃいけない。
そこが寿司葉山の特徴ではあります。
なるほど。そういったお話は寿司市防災市の会の中でも、この地区はこのリスクがあるとかっていう話が出てたりするんですかね。
そうですね。やっぱりその地区によって課題っていうのはあります。
低い新宿エリアであれば、やっぱり津波に対する行動っていうのが課題になってきますし、
逆に沼間であるとか骨墓であるとかそういった崖が地のところであれば、土砂災害に対する対応、それがネックになってきますね。
そういった話はやはり出てくることです。
先ほど避難所のお話ありましたが、寿司市の中だとどこが避難場だったり避難場所になっているんでしょうか。
そうですね。それはですね、各小学校区ごとに決められている避難所運営委員会がいますけれども、
その小学校区ごとにですね、寿司市が指定している避難所というものがあります。
その避難所というのは全部が全部一遍に開設されるわけではなくて、順番順番があります。
例えば沼間地区の避難所運営委員会ではですね、まずですね、沼間小学校を開設します。
沼間小学校が手一杯になってきた、人数がいっぱいになってきたってなると、今度は沼間中学校で避難所を開設する。
次は沼間コミュニティセンターで開設するという順番でですね、その場所がいっぱいになったら次ここ、次ここという感じで開設していくという決まりになっております。
一斉にオープンではないんですね。
一斉にオープンするリソースがないですね。
確かにそうですね。分散してしまいますし。
そうなんです。ですので、そういった形でどういう順番でなっているのかというのもですね、各地区各地区に決められていますので、それを参考にしていただくのがいいかなと思います。
大抵小学校、中学校、コミュニティセンターの順になっているかなと思います。
ありがとうございます。
今までの話の流れで言い残したことというか。
言い残したことはあるんですよ、実は。
水とトイレの備蓄
さっきですね、防災の備蓄で一番大事なのは水ですみたいな話をしたんですけど、他にも大事なものがいっぱいありすぎて。
特にですね、トイレがめちゃくちゃ大事です。
トイレの備蓄も必要なんです。
逆に水を節約することにもできますし、携帯用トイレとか災害用トイレ、水を使わないでちゃんと湯を足せるようにするというののトイレの備蓄がめちゃくちゃ大事です。
人間はトイレは我慢できないんです。水飲むのは我慢できても。
だからトイレの備蓄はめちゃくちゃ大事ですよということですね。間違いなく。
頑張って流しても下水管が壊れていることがあるので、間違いなく下水まみれになっちゃいます。
衛生的に。
そうですね、病気になっちゃったりとかしますので、本当に一番大事なのは水も大事だけどトイレも大事ですね。
水とトイレ。
はい、水とトイレ。トイレは我慢できないです。
もう一個大事なのはラジオです。
ラジオ。
ラジオ大事です。ラジオで地域のコミュニティ放送を聞くのが絶対大事です。
地域のコミュニティ放送はですね、ここで言うと湘南ビーチFMさん。
湘南ビーチFM。私もラジオパーソナリティをやっております。
そうですよね。湘南ビーチFMさんはやはりこの地域の災害の情報。
いち早くどこが開設されたとか、どこに水があるとか、そういった話をちゃんとしてくれますのでね、
ラジオも必ず聞けるような状況にしておくといいと思います。
湘南ビーチFM。そうですね、僕もこの4月からラジオパーソナリティになる際に、
そういった緊急時の放送の何を喋るかだったり、こういうことが過去あったという話は聞いたんですけども、
チーフパーソナリティの森川泉さんが3.11の時に、湘南ビーチFMの番組というか、
当日まさにあの場所で喋り続けたというふうに話していて、水も飲む暇もなかったというふうにお伺いしました。
そして、今週も月曜日、ノット半島の方で緊急地震速報というのがあったんですけど、
僕その時、月曜日の6時31分だったんですけど、緊急地震速報が流れて、その時僕がラジオの担当だったんですよ。
生放送中だったんです。
なので、もうちょっと身構えて、天気予報だったり、番組の途中ですが地震の情報をお伝えしますみたいな感じでやっていたので、
ちょっとそこの責任を担っているなというふうに思っています。
情報大事ですね。
そうですね。
そういう中だしね、僕もそういった友人の時に担当していたら、責任を重大になるなというふうに思っています。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
ずしレコラジオは週1回、毎週水曜17時頃に最新回を配信しています。
SpotifyやApple Podcastで見つけてくれた方、ぜひ番組のフォローもお願いします。
公式インスタグラムアカウント名ずしレコでは、収録時に撮影した写真が見られたり、
ストーリーズではずし葉山鎌倉での日常を投稿していたりします。
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番組へのお便り、感想、リクエストもインスタのDMなどでお待ちしています。
今日は貴重なお話をありがとうございました。
どうもありがとうございます。
最後にリスナーに向けて一言メッセージお願いできますか。
そうですね。
ずし市はやっぱり海も山もあって、そこが素晴らしい魅力だなと私は思っています。
逆に災害のリスクというのも、魅力はリスクということと表裏一体だということを認識していただいて、
日頃から防災リテラシーという防災に対する意識を持って生活していただけると嬉しいなと。
小さなお子さんもそうですね。
小さなお子さんから防災の知識や意識を身につけていただくと嬉しいなと思います。
そういった活動もずいおおてんでんこという団体でやっていますので、
そういったイベントにも参加していただけると嬉しいなと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
ありがとうございます。
ということで、今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
お相手はずしレコ編集長のキジママサシと、
ずし防災市の会の内山学でございます。
それではまた来週。
バイバイ。
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