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2023-05-30 04:46

20_4分_二つの母国に生きて、谷崎潤一郎さん、三島由紀夫さんの話

#二つの母国に生きて
#ドナルドキーン
#谷崎潤一郎
#陰翳礼賛
#三島由紀夫
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00:06
おはようございます、ずっきーです。
今日の朝は、ちょっと雨降っちゃってるので、お散歩せずに、家の玄関ですね、でちょっとお話したいと思います。
今日お話ししようと思うのは、ドナルド・キーンさんの、二つの母国に生きて、という本ですね。
大体読み終わったので、それでちょっと面白かったところをですね、二つほど特に話してみたいと思います。
二つ話したのは、日本の昔の小説家ですね、お話がとても新鮮でですね、面白いなぁと思いましたね。
一人は、谷崎潤一郎さん、もう一人は三島由紀夫さんについて、友達視点というか、そんな風に語ってますね。
一人目は、谷崎潤一郎さんについて話しているところなんですけど、
著者がね、1922年生まれなので、谷崎潤一郎さん、30歳くらい上ですね。
おそらく、まあ3,40代の頃、著者が3,40代の頃に、谷崎潤一郎さんは60,70くらい、もうすでにずいぶん大御所になっていらしたみたいですね。
それで、ちょっと面白いエピソードは、谷崎潤一郎さんの本の中に、陰影雷散という本がありまして、
これは昔の日本は、暗いところを好んだって感じの本ですね。
おは黒、歯を黒く染めたのは、ロウソクの明かりで生えるようになっていて、こそいい化粧だ。
蛍光灯の明かりの下で見ると、もう不気味なだけだとかね、そういうお話とか、
トイレはちょっと苔がかったところがいいとかね、そのちょっとなんとなく共感するようないい感じの本。
まあ、暗いところ、陰影を日本人が好きだったみたいな本なんですけど、
その本をまあ、その著者のドナルドキンさんは読んでて、谷崎潤一郎さんのお家に行ったときに、
ああいや家とか相当なんか凝った家なんだろうなって思って行ったら、結構普通の家で、
むしろ晩年の方になってくると、谷崎潤一郎さんは明るい家がいいし、もっと明るくして、みたいな言ってたみたいで、
本の中で言ってたのにちゃうやんみたいな、その印象の差に驚いたみたいなお話があって、
私も陰影大さん読んだときに、谷崎潤一郎さん面白いな、
トイレのやり方は何か、ガの羽を集めて壺に入れておきたいとか書いたらなんだこの人と思ったんですけど、
全然そんなことはなく、本の中の話だけ見たいですねという話がちょっと違う方向から、谷崎潤一郎さん見て面白かったです。
もう一人の小説家は三島幸夫さんか、この方もいくつか作品を私も読んだことある方で、
03:02
印象に残ったのは、この方同年代ぐらいですね、三島幸夫さんが1925年生まれ、
ドナルドキンさんが1922年生まれなんで、すごい年代が近いみたいで、
戦後に日本の文学興味を持った外国人はいなかったみたいなんで、
ドナルドキンさんと三島幸夫さんと仲良くなったみたいな話があるんですけど、
やっぱり普通の人として捉えてますね、三島幸夫さん。
亡くなり方っていうのが、自衛隊のところに立てこもって自決をしてってすごい劇的であったりするんですけど、
ドナルドキンさんが三島さんから聞かれたこととして、
アメリカで有名になるのはどうすればいいの?みたいな話をドナルドキンさん聞かれて、
いやーアメリカじゃねえ、小説家はねえ、そんな有名になれんのよ。
日本は違うけど、アメリカ人本読まないから、みたいな話が残ったりしてて、
三島幸夫さんの属的というか、そんなところあるんだな。
その質問したこと自体がね、三島幸夫さんがアメリカ行った時に聞かれたインタビューかな、
なんかね、すごい稚拙というか、くだらない内容だったみたいで、
こういったくだらないこと聞かれるなら、もうちょっと僕のことを有名にしたい、みたいな意思はあったみたいなんですけど、
なんかその、著者のドナルドキンさんと三島幸夫さんとのやりとり、記録みたいなのがすごい仲良かったんだな、
というのが分かって、三島幸夫さんも人あったんだよな、というのが分かってとても良かったです。
今日はドナルドキンさんの2つの母国に来ての面白かったエピソード2つご紹介しました。
お聞きいただきありがとうございました。失礼します。
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