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2023-02-11 11:46

『思いわずらうことなく愉しく生きよ』

聴いていただきありがとうございます。
好き過ぎて冷静に語れないですね…江國香織さんについて語るLiveあれば聞き役で参加したいですw

⭐︎本紹介
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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、えぐにかおりさんの、『思いわずらうことなく楽しく生きよ』という本について話してみようと思います。
まずタイトルが好きでですね、なんかすごい良いじゃないですか。
思いわずらうことなく楽しく生きられたらどんなに良いかって思いますよね。
楽しくっていうのは楽の楽しいではなくて、小里編の楽しいなんですよね。
なのでどちらかというと、wayっていう楽しさというよりかは、自然に無理なく楽しいみたいな、そういう意味合いなのかなと思います。
内容としては、3姉妹が中心になっている物語で、強気な恋愛ばかり繰り返す34歳の次女、春子は代々木公園の見えるマンションで同棲中。
阿佐ヶ谷のアパートに住み、自動車教習所の事務をしている29歳の三女幾子は、恋愛なんて信じていない。
理解できる他人との繋がりは友情と信頼、肉体関係だけ。
36歳の長女、朝子は理由もなく暴力を振るうわけでもない夫と結婚して7年になる。
DV問題も絡めて、3姉妹の異なる恋愛の在り方を独特の文体で綴る恋愛小説。
直木賞受賞作家の最長編小説がついに完行ということで、
内容だけ見てるとすごいドロドロしたいろんなことが起こる恋愛小説なのかなっていう感がありますけど、
恋愛小説ではないと思うんですよね。
3姉妹の家族の話なのかなって私は思っていて、
お役に香里さんの小説の特徴としていろんな人の目線でエピソードが語られていくっていうのがあって、
この本でもその3姉妹の朝子ちゃんだったり春子ちゃんだったり木子ちゃんだったり、
それぞれの視点で話が展開されていくっていうところは面白さとしてあるかなと思います。
この本はですね、3姉妹それぞれが三様に人生観とか恋愛観とか持っていて、
それぞれの意思を貫いて生活している、生きていっている物語が語られているんですけれども、
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共通するのは育った家での家訓というか方針みたいな、あとは絆だったり、
共有している思い出っていうのがあるんですよね。
その家訓が思い患うことなく楽しく生きようっていうもので、
これが彼女たちを健やかに伸び伸びと、男人から見ると奔放に、
あとは切な的に生きていくのを後押ししているのかなと思います。
特にというか、3姉妹それぞれが私たちがしない選択肢を選択して生きている人だったりするんですよね。
できるけどできないことをやっている、そういう選択はしないよねっていう人だったりするので、
現実の世界に生きている私とか普通にスーパーで大根買ったり、
トイレ掃除もしたり、電気代節約している自分からすると非日常的な物語に移ります。
でも現実は世間が許さないんですよね。
こういう本邦に生きてたりする人のことを許さないと思うので、ある意味フリーライダーとして叩かれるのがリアルな世界だと思うんですけど、
えくにかおりさんの小説の中では、こういう本邦で切な的な伸びやかな生き方が許される世界線があるっていうところが、
世間一般の価値観にちょっと惹き惹きしてるなっていう自分が惹かれる、憧れる部分があるのかなと思います。
ただ一方で、現実に生きている私でも、選択肢としてはないわけではないんですよね。
違う方の選択をすれば、この小説に出てくる三姉妹の誰かの生き方と同じになる可能性はないわけではないので、
全くないわけではないから引き込まれていく。
どこか現実の世界に片足を残しつつ、えくにかおりさんの世界観に浸っていくっていう楽しみがあるのかなと思います。
とは言っても、こういう生き方はできないので、どこか現実の自分の今の生き方に安心しつつ、
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近い対岸にいるようなこの三姉妹の物語を見ている、そういう楽しみ方をしているかなと思います。
すごいメディーVとか複雑な夫婦関係だったり、肉体関係でしか他者との関係を実感できないみたいな説明を聞くと、
すごいドロドロンとした、どんな内容の話なんだって思われるかもしれないんですけど、
そこにえくにかおりさんの淡々とした公平な観察者みたいな視点で描かれているんですよね。
なので、角にドロドロした演出もしないし、すごい盛り上がって感動的なシーンも描かないし、
この三姉妹に対して批判的な立場も取らないし、逆に堅入れもしない、
そういう公平で冷静な観察者の視点でえくにかおりさんが小説を書かれているので、
内容は結構ヘビーなんですけど、そこまでしんどい思いをせず、
それこそ本当に対岸の物語を一緒に観察しているような感覚で、この小説を進めていくことができます。
なので、この三姉妹の生き方だったり選択を、いいとも悪いとも結論づけない。
逆にそれは、現実に生きている、読み手である私の人生についても、いいとも悪いとも結論づけない。
そういう優しさというか、読みやすさがあるのかなと思います。
なので、思い患うことなく楽しく生きようという考え方にはめちゃめちゃ共感するんですけど、
それをどういうやり方で実践していくかというのは、この三姉妹のやり方もありだし、
今の私の生き方もありなんじゃないかなと。
そんなふうに思える、ホッとできる部分があるのかなと思います。
逆に香梨さんの本を最初に読んだ時は学生の時だったので、こういう大人の世界があるのかなと思ったんですよね。
40歳近くなるとこんな感じになっちゃうのかなとか思ったんですけど、
その同じぐらいの年齢になった今、こうやってもう一度読み直してみると、
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駆けつけてくれる人がいれば一人でも生きていけるよなっていう部分でちょっと共感してしまう自分がいたりしますね。
なので、その人の生き方にいいとも悪いとも言わないっていうのがいくに香梨さんらしさかなと思いますけど、
それはなんか自分に対してもそうだよなと思っていて、あまりこうだっていうふうに決めつけず、
思い煩うことなく楽しく生きていくっていうのは私のテーマにもするべきなのかなっていうふうに今読んでみて改めて思います。
そうですね、なんかこのいくに香梨さんの小説がすごい好きで、
語りたいなぁとずっと思ってたんですけど、なかなか何を言えばいいのかなっていうのが自分の中で整理できなくて、
なんかこうやって改めて言うことなのかなみたいなこともずっと思ってたんですけど、
やっぱり自分の好きな本だし、ちょっと言ってみようかなっていう思いで、
今日なんかこの取り留めもないお話をしています。
どうなんだろう、誰の学びにもならないと思いますし、
有益な情報ではないと思うんですけど、
なんか今日の私の話に共感したり、そうなんだって肯定的に受け止めてくれる人が、
もしいたらそれは嬉しいなぁと思いますね。
私は一体何のために喋ってんだろうと思いながら今話しています。
こんな回があってもいいんでしょうか。
今日は今までで一番不安ですね。
まあいいか。
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励みになります。
グダグダの収録でしたが、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。
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