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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は21時に足元を通り過ぎる小動物です。 さて今回はですね、もしも僕が大学駅伝の監督だったらというテーマでお話ししていきたいと思います。
まあちょっとこの話をするか迷ったんですけれども、なぜ迷ったかっていうのを先にお伝えしますね。
というのは、当事者の方がこれをもしお聞きになった時に、まあないとは思うんですが、もしお聞きになった時に不快な思いをするんじゃないかなっていうのはちょっと頭の中をよぎったんですよね。
まあとはいえ、もう外部者のザレ事だと思って聞き流していただけたら幸いだというところでちょっとお話していきたいなと思っています。
まあ大学駅伝ありましたね。お正月2日3日箱根駅伝が。
まあ1日には実業団の入屋駅伝もあり、実は12月の末には高校駅伝もあったり女子の方の実業団大学の駅伝もあったり、
主要な各チームのメインとなる駅伝大会というのが実はこの年末年始に行われたんですよね。
その結果としてうまくいったチームもうまくいかなかったチームもあると思います。
まあとはいえ本気で臨まれたすべてのチームに、僕個人としても心から敬意を表したいなと思いますし、本当に尊敬するばかりです。
まあ少し前までね、僕もその一員だったので、その難しさと大変さとうまくいかなさみたいな部分は十分に理解しているつもりであります。
まあその上で本当に部外者として、もし僕が大学駅伝の監督だったらどんなことするだろうなっていうちょっと妄想というか楽しい妄想という感じでですね、
考えてみたいなと思います。
とはいえですね、大学駅伝の監督というのは、スカウティングみたいなところから始まり、日々のタイムを取る仕事だったり、
まああとはマネージメントですね、マネージャーキャプテンはじめ各選手へのマネージメントみたいな部分もそうだし、
練習メニューを決めるみたいな部分だったり、すごく業務量としては多いんですね。それこそ365日稼働してたくさんの仕事をこなしていると思います。
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その中で優先順位として何のイシューを一番優先して動くかっていうのは、まあ人それぞれ違うんじゃないかなと思っています。
まあその中で僕はどんなイシューに重きを置くかってことを妄想してみたんですよね。
そういう時に僕が一番大事にしたい、一番重要だなと思うイシューっていうのは、
ズバリとにかく選手のモチベーションをいかに高めるかっていうことを最重要イシューに置くなってことを考えたんですよね。
なぜなら長距離走ってやっぱり気持ちが大事なスポーツなんですよね。
まあ気持ちで走るなんて言われますけど、それがランニングフォームにも影響したりとか、
疲労感を軽減したりとか、追い込む力を生んだりとか、
そういうのってすごくあるなぁって個人的には思っています。
まあどのスポーツも気持ちは大事というのはあると思うんですが、長距離走の場合、良くも悪くも気持ちがパフォーマンスに影響してしまうっていうのはかなりあるんじゃないかなと思っています。
あとはですね、実は私がですね、大学院の方でこの選手のモチベーションを高めるために何が必要かっていうのを実は研究をしていたんですよね。
まあそういう背景も含めて、やっぱり選手のモチベーションをどうやって高めるかってことを、
まあ第一に考えるなっていうふうには思ったんですよね。 とはいえ、
じゃあどうやって選手のモチベーションが一番高まるのかっていうことを考えた時に、まあ一番はですね、結果を出すことなんですよね。
まあ結果が出ればそりゃ嬉しいですし、 もっと頑張ろうって思えますよね。
仕事でもそうだと思います。 だけどそれが難しいというところで、まあ堂々巡りが始まってしまうんですよね。
まあなので結果を出すことは前提として、 じゃあ他にどうやって選手のモチベーションを高めればいいんだっていうことをちょっと今回考えてみたんですよね。
で、このモチベーションを高めるっていうのは、実は集団に対するアプローチと選手一人一人に対するアプローチっていうのはまず分けて考えた方がいいなと思っています。
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じゃあ集団に対してモチベーションをどうやって高めたらいいのかっていうのはちょっと3つ考えました。
まあ仮にそのチームがですね、箱根駅伝出場を目指している大学だった場合は、
まずリーダーの目標に対する熱意を伝えるというのがあると思います。
それはもうとにかく俺は箱根駅伝に出たいんだっていう熱意を選手全員に伝えるというのはまず大事だと。
そして2つ目に箱根駅伝に出場することの目的を明確にするっていうことなんですよね。
目標じゃなくて目的。目的っていうのはなぜその目標をクリアしないといけないのか。
箱根駅伝に出ることによって自分たちはどういうふうになりたいのかっていうのを明確にする。
例えばそうですね、まあ思いつくのは
もっと今のチームの環境を良くしたい。そのためには箱根駅伝に出場するという結果を残さなければならないんだ。
もっとより良い環境にしないといけないんだとか。
例えば箱根駅伝に出場できたらテレビに映る。
テレビに映ったら地元の人、親、今までお世話になった人に走っている姿を見せることができるとか。
そういう目的を明確にするっていうのは重要なんじゃないかなと思ってます。
あとはですね、まあこれはもう練習メニューの提案と一緒なんですけれども
3つ目として道筋を明確にするっていうことですよね。
箱根駅で出場するというゴールに向けて、どういう道筋を通ったらその目的地まで行けるのかっていうのを
指導者自身が明確にする。
で、その道を通ったら俺たちは行けるんだっていうことを決められればモチベーションは自然と高まっていくのかなと思います。
今は集団のモチベーションをいかに高めるかというお話をしてきたんですが、次に選手一人一人のモチベーションをどう高めるかというお話をしていきたいと思います。
もし僕だったらということですけど、まあ一つスポーツ心理学のある理論をご紹介しながら、僕なりの方法をお伝えしていきたいと思うんですが、
それは自己決定理論というバレランドさんが提唱された理論です。
この自己決定理論は実は僕が終始論文で取り扱おうとしたぐらいすごい良いなと思った理論でして、
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それぞれ3つの欲望を満たしてあげると、まあ選手のモチベーションが高まるよっていう有名な理論なんですよね。
その3つというのが自立性と有能さと関係性。
この3つを高めてあげるといいというふうに言われています。 それぞれについてご紹介していきます。
まず自立性というのは立つ方の自立ではなくて立する方の自立ですね。
つまり自分のことは自分でやる。 自己決定の機会をより多く持たせてあげるということです。
まあ言ってしまえば子供扱いしないで大人扱いをするっていうことにも通ずるかなと思います。
いろんなことを自分で決めさせるってことですよね。 そして有能さ。
有能さっていうのはタイムトライアル系の競技だとなかなか、まあタイムが伸びてこないと難しい部分ではあるんですけども、
選手一人一人にPDCAサイクルを回させていくっていうのは重要かなと思っています。
そうやって目標を決めて自分でチェックして対策を考えてという風に。 選手一人一人がそれを回させる、やってもらう。
それで有能さをちょっとずつでも高めてもらう。 そして最後関係性っていうところなんですが、これ非常に難しいなぁとは思うんですけれども。
まあ監督、ないしコーチとですね選手一人一人が対話をするような機会を設けてあげるっていうのは、
まあ重要じゃないかなと思っています。 まあこの3つですね。
自立性、有能さ、 関係性。
僕自身がですね、なかなか現役時代どれも なかなか難しかったなぁと思う部分もあってですね。
これを高めてあげるっていうことは 選手のモチベーションを高める上でも重要なんじゃないかなというふうに思っています。
というわけで 今回はもし僕が大学駅での監督だったら
とにかく選手のモチベーションをどうやって高めるかっていうことを第一に考える。 そのためには集団のモチベーションを
いかに高めるか。そして選手一人一人のモチベーションをいかに高めるかということを考えます。 っていうお話をしてきました。
まああくまで 外部社のざれ事だというふうに受け取っていただければと思います。
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まあ最後にですね やっぱりこういう
駅員とかこのスポーツで 一番
重要な大会にこの日のために 1年かけて準備してきたっていう
場面って まあ結構あると思うんですよね。
その結果良かったチームもあれば悪かったチームもあって 結果が悪かったチームの中では
監督ももちろん選手も 死ぬほど振り返ってですね何がいけなかったのかあるいは
何が良かったのかっていうことを めちゃくちゃ考え抜いていると思うんですよね
例えばあの取り組みは良かったけどあれはダメだったよな じゃああれを改善すればもっと良かったのかもしれない
じゃあ来年に向けてこういうふうにしていこうとか そうやって死ぬほど考え抜いてこうだって決めた道を
自分にまた言い聞かせて また1年がむしゃらに頑張るんですよね
しかも学生スポーツだったら限られた時間の中で まあそうやって
ね
しっかり振り返って死ぬほど考えてまた頑張ったっていうチームとか選手には
また そうですよね
結果を出して欲しいなと思いますし 本当に心から応援している
という感じです はい
という感じで今回はもしも僕が大学駅での 監督だったらというお話をさせていただきました
最後までお聞きくださりありがとうございました ではまた