1. 絶望カフカの何者かになりたいラジオ
  2. #132 良い観察から良い没入へ。
2025-04-22 10:07

#132 良い観察から良い没入へ。

何者/朝井リョウ
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サマリー

このエピソードでは、小説「何者」を通じて就職活動の苦悩や良い観察と没入の重要性について語られています。特に、観察の仕方が何者になるための道筋にどのように影響するかが深く考察されています。

小説「何者」の概要
絶望カフカの何者かになりたいラジオ。この番組は元アスリートのカフカが、日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
好きなメッキは光沢流山堂メッキです。さて今回はですね、浅井涼さんの小説何者とボイシーファンフェスタを繋げてお話をしていきたいなと思っております。
まず浅井涼さんの書かれた何者についてお話をしていきたいと思います。
直木賞を受賞したということで大変著名ですよね。 内容はネタバレないようになるべく話していきたいと思います。
あらすじはですね、就職活動を目前に控えた男女5人組がですね、就活対策として集まって話していって、
その就活を乗り越えるっていうのが一つの物語になっています。 そしてその悪戦苦闘する姿がこと細かに描かれています。
例えばSNSを通じてこういうことがあっただとか、そういう言葉の奥に見え隠れする本音とか自意識が彼の関係性を徐々に変えていく
ということが書かれていますね。 あとは面接に対してどういうふうに自己PRをしていくか。
特にその大学を出たばかり、というか大学生のうちにどういうふうに自分を見せていくのか、そして何者になっていくのかっていうことが
葛藤とともに描かれているんですよね。 まあこれ時代というのもあると思うんですけど
かなり厳しいなーって思ったのが僕の印象でした。 就職活動って企業とのマッチングとはいえ自分がしてきたこと、
しかもその学生時代にやってきたことをどう言語化してこういう人間ですということを伝えながら、
まあそれで評価をされるっていうこと。 僕自身は実は就活活動ってほぼほぼしてこなかったので
やっぱり厳しいんだなーっていうふうなことを 感じたのと
その中でですね、観察というのがこの本のキーワードになっているんですね。 そこについて
冒頭言ったボイシーファンフェスタとつながる部分あるなぁと思ったので、今回その話をしていきたいなと思っています。
何者の小説の中でとある人がですね、こういうことを言うんですよね。 あなたは自分のこと観察者だと思っているんだよ。
だからいつか今の自分じゃない何かになれるって思ってるんでしょ? っていうふうに言われるんですね。
これはどういうことかっていうと、就職活動に対して何かこう本気で自分をよく見せていこうって思う
そういう姿勢を見せるっていうことよりも、一旦こう一歩引いて観察をするというか、みんなはどういう感じなのかなーって様子を見るっていうか。
そういうふうに観察者である限り、一世化は得られないんじゃないの?っていうふうに言われているんですよね。
で、これっていうのは没入と観察の対比だなぁというふうに思っています。 実際この間何者についての読書会をしたんですよね。
その時もこの没入と観察っていうのがテーマとして挙げられました。 で、それを考えた時に僕自身としては
良い観察と悪い観察、良い没入と悪い没入っていうものがあるんだろうなっていうふうに思ったんですよね。
つまり良い没入っていうのは、なんかいろんな情報がある中、あえて自分はこれを選ぶんだっていうふうにして没入していくっていう方法。
まあリスクを自分で許容するっていうことですよね。 で、悪い没入っていうのは、そんな情報とか関係なしに衝動的にこれを選んでいくっていうふうに選んで、
後で後悔をするっていうパターンが悪い没入だと思うんですよね。 そして観察っていうのは
与えられた情報だけで相手を決めつける、そんな観察の仕方なんだろうなっていうふうに思います。
これがさっき言ってた就活に没頭できない観察の仕方なのかなって、 ただ相手を観察しているだけっていう
悪い観察なのかなっていうふうに思いました。 一方で良い観察っていうのもあるような気がしていて
それは、相手が本当はどういうふうに思っているんだろう、どういう欲求があるんだろう、そして相手が一歩先どういう行動しそうなんだろう
それに対して自分が相手が行動しやすいような言葉掛けをしてあげるとか 想像力を持って相手に接するということなんだろうなって思うんです。
それで良い観察をできた時っていうのは、相手のことをもっと知れるような気がするんですよね。
それはやっぱりこう 自分から決めつけで相手はこうなんじゃないのっていうふうに思っているとレッテルを貼ってしまって
それ以上相手のことを知ろうとしなくなる。 そこから相手への好奇心も薄れてしまうっていうことなのかなって思うんですよね。
そうではなくて、良い観察、好奇心を持って観察をすることによって相手に対して結果的に没入ができるっていうことなのかなって思ったんです。
そう考えるとボイシーって推しのボイシーパーソナリティーの声に没入をしているじゃないですか。
でも今まで聞いていたパーソナリティーではない方、もしくはそのリスナーとの熱というか盛り上がっている
ボイシーファンフェスのLINEオープンチャットみたいな場所でも、その人に対して好奇心を持って良い観察をすることによってその空間だったりその人、新しいパーソナリティーに
新たに没入ができるっていうことなのかなって思ったんですよね。
ボイシーファンフェスタの体験
それを僕は先日の沢家プレガーデンフェスですごく感じたんですよね。
もともとはサーマドカさんと荒木ひろゆきさんが参加されるってことで僕は参加をしたんですけれども、そのお二人に没入をしたってことですよね。
でもその場に集まられる方全員が面白い方なんだろうっていうふうにも直感的にもう絶対そうなんだろうっていうふうに感じたし
かなり濃いリスナーの方々が集まる中でその中でお話しできる機会っていうのもそうそうないし、きっと面白い方々なんだろうなっていうふうにも想像して
めちゃめちゃ好奇心持って観察をしたんですよね。させてもらったんですよね。
そうするとやっぱりその通りでお話しする中でその人の面白い面、良い面、リスペクトできる面っていうふうに
ちょっと上から目線のようなんですけれども感じることができて、それって僕がちょっと不感謝、悪い観察から良い観察に移行ができたから結果として没入ができた
っていうことなのかなっていうふうにも思うんですよね。 まあそれで現時点でそのリスナーの方とのコミュニケーションを未だにやっている部分とか
新たに聞き始めたパーソナリティの方々もいたりして それが今ボイシーファンフェスタでまさに行われているんだろうなっていうふうに思うんです。
繰り返しになるんですけど、耳を通じて推しのボイシーパーソナリティに没入をしているだけだった瞬間から
普段聞いていないパーソナリティの方もそうですし、 オープンチャットの盛り上がりもそうですしリスナー同士の交流もそうですし
いろんな情報がある中で良い観察者であり良い没入者でいられるっていうのは実はこのお祭り事を楽しむための一つの
鍵なんじゃないかなっていうふうにこの何者を通じて感じたんですよね。 その鍵っていうのはやっぱり
没入と観察。それも良い没入と良い観察なんだろうなっていうふうに僕自身は思いました。 なのでボイシーファンフェスタ
僕自身最高に没入して楽しみたいなと思っています。 というわけで今回は以上になります。最後までお聞きくださりありがとうございました。ではまた。
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