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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組はモトアスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
さて今回はですね、2025年に読んで良かった本後編ということで、前回に引き続き本の紹介をしていきたいと思います。
前編では、風の谷という希望、国宝、そしてプロジェクトシーンエヴァンゲリオン、この3冊をご紹介していきました。
小説からビジネス書からプロマネの本までたくさんあるんですけれども、なんかどこかちょっと似てますね。今回紹介する本も。
というわけでご紹介していきたいと思います。
自頭力を鍛える
4つ目ですね。4冊目。 自頭力を鍛える
問題解決に生かすフェルミ推定という細谷勲さんの本です。 こちらの本はちょっと今パッと出てこないんですけど、確か2010年くらいの本ですね。
2015年ぐらいだったかな。何しろ結構前の本です。 なぜこの本を手に取ったかというと
マーケティング勉強会、僕がちょっとお手伝いさせていただいている勉強会で フェルミ推定を取り扱うと聞いたからですね。
そこで本屋で自頭力フェルミ推定という単語がついている本をパラパラとめくりながら この細谷勲さんのですね自頭力を鍛えるという本が
この本めちゃくちゃいいなって ちょっと気づいてしまってですね
この本がいいなと思っています。 有名な本なので読んでいる方多いかもしれないんですが
この本で定義している自頭力っていうのは 皆さんどこか想像されるかもしれないんですが
知識の量ではなくて 問題が来た時に前提を置き分解し
ざっくりでもいいから答えを作り検証できる力と定義されています。 つまり
すでに答えを知っているっていう力ではなくて その場で考えてその場で答えを出すっていう力なんですよね。
そしてこの本書に出てくるフェルミ推定なんですが これは先ほど言った自頭力を使って考えるものを
数字を使って行う思考になります。 例えば日本に伝心柱が何本あるっていうのを
その場で考えて分解して答えを出そうとする それがフェルミ推定と言われたりしますね。
それって例えばすでに知っている知識で反射的に答えるのではなくて
分解する要素っていうのはたくさんあるんですよね。 例えば
日本の人口あたりとか都道府県あたりとか 都市部と地方とか
一旦そこで分解をして係数をかけて
だいたいの本数を導き出すと。 今それってチャットGPTに聞いたら簡単に出るじゃないかって
思われると思うんですけれども とはいえそのチャットGPTが出した答えというのが本当に正しいかどうかって
判断するのはやっぱり人間なんですよね。 そのマーケティング勉強会の中ではそういうロジックから
フェルミ推定を鍛えるための手法というのを講師の2人から学びました。 ただこの本はですねその前提となる自頭力とは何なのか
そしてフェルミ推定がなぜ重要なのかっていうのを AIが出る前の本ではありつつ
なんていうかな人間の思考力の原点であり 単純に仕事ができる人ってこういうことだよなぁっていうのを
僕はすごく共感したんですよね。 実際に仕事をしながらよくわからないものに向けて
リーダーシップを持って答えを出そうとする場面って あるじゃないですか
その時にロジックをすぐに自分の口から AはBになってCになってDになると思うので
Eだと僕は思いますっていう こういう自分の意見が言えるっていうのがとても重要だと思うんですよね
もちろん何回もその 現場をこなしている回数をこなしているからこそ
AだからEですって言い切れる場面ってあるとは思うんですけれども そうではなくてやはりそこにちゃんと自分の頭で考えて言語化をして
感覚だけではない 思考を巡らすということが当たり前なんだけど
大事だよなぁと思っていて そこの構造化を改めて言語化をしてくれている
良い本だなぁというふうに思いました 本の中には
地頭力を鍛えるというのはある種の逆算思考である っていう内容が書かれていたんですが
僕これスポーツはまさにそうだよなというふうに思うんですよね 何か目標を立ててそのために何が必要なのか構造分解してそのために必要なものを
やっていく そしてそのやっていく中で見えないものを例えば
非ロードだったりランニングフォームみたいなものをどうにか可視化をして そこを繋ぎ合わせてPDCAを回していく
それはまさに逆算思考であり地頭力を鍛える 地頭力を鍛えなければ
そこの思考というのを言語化できないんですよね この言語化ができないっていうのが一つポイントなんだろうなって僕は思います
逆算で考えることができる でもそれを誰かに聞かれた時に
自分でしっかり言葉にすることができるか そう考えた時に
かなり抽象度を上げたところから今現在の具体まで しっかり言語化できているだろうかって問われた時にはまだまだこの
地頭力っていうのは自分には不足しているところかなというふうに今は考えています だからねちょっと思考のあり方が変わった本でもありますね
マーケティング勉強会を通じて そしてこの本を通じて思考力をもっと磨いていきたいなと思っております
努力の地図
1冊で8分も喋ってしまったんですが 2冊目は
新木隆之さんが書かれた努力の地図ですね 新木さんは今年たくさん本出されていたんですがその中でも努力の地図を僕は上げたいなと思っています
努力は必ず報われるという言葉 ザワッとする人
多いのかなと思うんですが僕もそのザワッとする人です
そんな人に向けて新木さんは 努力とは何なのかというのを持論を言うというよりはそもそも努力っていうのはどういう
もので 努力から得られる報酬っていうのは何なのかっていうことを構造的に描いたのがこの本になって
ます この本の中で印象的だったところはたくさんあるんですけれども
特に印象的だったのは努力というものを4つの階層に 構造的に考えていったっていう視点
それが興味深かったです その4つっていうのは
量の努力 質の努力
設計の努力 そして
選択の努力ですね 設計というのはまあその仕組みをどう作っていくかということで選択というのは
選択しないことも考える そして選択を絞るっていうことですよね
まさにこれが僕がアスリート時代に 実体験とともに
量・質・設計・選択っていうことを行き来しながらやっていたなーっていうのを思い浮かべていたので
よくぞ原告はしていただきましたっていう形で ものすごく共感をしたのを覚えています
走る量を増やし走る質を上げ それだと
故障してしまう そしてリソースに限界があることを知り どのようにその量と質のバランスを設計していくのか
そして すべてに意志欲は裂けないので
やることでやらないことを決めて やると決めたことに関しては全神経を注ぐ
そんなことをずっと繰り返していたなーっていうふうに思いますね まあとはいえなんだろうな
この努力の地図から僕の努力に対するモヤモヤが全部すっきりしたかっていうと
残念ながらそうではない部分があるんですよね それは僕が努力×センスみたいなところに
まだモヤモヤしているところがあるからなんですが それは僕の課題として
今後も考え続けていきたいなーっていうふうに思っております というわけで2冊目が努力の地図ですね
ナオシマ誕生
そして最後3冊目というか合計6冊目の本は
ナオシマ誕生という本です これは編集者の秋元さんという方が書かれた
香川県にあるナオシマ これ今現代アートの聖地と呼ばれているんですが
こちらの聖地となったナオシマの誕生碑は これを仕掛け人というか
そこに携わった方 秋元さんが自身の経験をもとに語っている本になります
なので先ほどのプロジェクトシン・エヴァンゲリオン 前回放送した本ですね
それにちょっと近いような本になっています 近いというのがですね
これ地方創生の成功団として描いている部分もありつつ かなり苦労されて
このアートの島を作っていったということが どちらかというと苦労話の方が
ページ数を割かれているっていうのがとても印象的であり プロマネの難しさを描いている本なのかなというふうに思います
そもそもアートっていうのが何かしら絶対的な正解を 生み出すわけではないじゃないですか
かつ人が住んでいる町にそのアートを作るというのが 理解はされづらいですよね
そもそも直島っていうのは今でこそ観光とか芸術としてのタグがついてますけど 古くは工業の島だったんですよね
三菱県の製錬所があって銅の製錬を行っていたと かつては廃棄物が不法投棄されていて
その環境という面でもかなり劣悪だったらしいです その中アートの島にしようというプロジェクトがある中で
なかなか圧力が生まれていたり なかなか理解されなかったりっていう状況は
やっぱり容易に理解できますよね その様子がこの本の中で描かれています
あと印象的だったのは 島の奥の方にある地中美術館という半分地中に埋まっている美術館の
設計の部分 それがかなりのページ数書かれていて どのように地中美術館ができたのかっていうのが
とても印象的でした 実はこの地中美術館ができた背景として
モネのスイレンという絵画をどのように見せるか ということで
その設計から かなりの時間をかけて議論されたっていうことらしいんですよね
それはモネのために地中美術館を建てたというわけではなくて 地中美術館の完成時点でモネが
どのように展示されるかということが 展示の中核にあったっていうことです
このモネが晩年に描いたスイレンという絵画は スイレンそのものを描いているんですけれども
光の見せ方 そして
水に映る光 それを
視覚的にどのように 感じるのか
そういうものがモネが描きたかったことであり 見せ方がとても重要だと
当時彼らを考えたそうで その奥行き
上下左右の見せ方を考えた時には 自然光が
入る美術館の在り方 それが重要なんだと
そうやってできたのが地中美術館だったそうなんですよね そう考えるとますます
行ってみたいと思える美術館の一つになりました この本を読んで
僕の中で直島は少し風の谷と通ずる部分があるなっていうふうに 少しだけ
つながったんですよね それは
その町全体の取り組み つまりその町に住んでいる人たちが協力をし合いながら
その アートでありその町の魅力を作り続けているっていうところ
そして自然との共存であり その自然の比重が多いというかな
そこをバランスを保っているっていうところですかね かつては
廃棄物が不法投棄され 森林が伐採され環境が劣悪だったものが
今は自然が豊かな島としても有名になっているんですよね それはおそらく
意識が高い一人だけが取り組んでもかなわない 島全体として
多くの住民が関わらなければそれが維持できないと思うんです その部分が
どこか風の谷で あたかさんが実装しようとしていること そして
周りの人を巻き込んで その理想に
みんなで近づけようとしていくこと そこがどこか通ずる部分があるんじゃないかなって思ったんですよね
今回2025年に読んでよかった本としてあげた 風の谷と直島
そしてそれをつなぐための思考力 そしてプロマネー
なんか僕の中では少し一貫したテーマがあるような気もしています まあ長く話してしまいましたが
書籍の紹介とテーマ
以上の6冊が僕が読んでよかった本でした 皆さんが読んでよかった本 もしよかったら紹介していただければ嬉しいです
というわけで今回は以上になります 最後までお聞きくださりありがとうございました
ではまた