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2024-09-27 11:57

#103 幸せについて本気出して考えてみた人の本を読んでみた

世界幸福度ランキング上位13カ国を旅してわかったこと/マイケ・ファン・デン・ボーム
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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスレイトのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
好きなポルノグラフティーの曲はラックです。さて今回はですね、世界幸福度ランキング上位13カ国を旅して分かったこと、という本についてお話していきたいと思います。
突然ですが、皆さん幸せですか? まあ幸せになりたいですよね。
というか、私幸せですって言える人、羨ましいですよね。 というわけで、この本を手に取ったので、その本をご紹介しながら幸せについて考えていきたいなというふうに思います。
こちらの本の著者はマイケ・ファンデン・ボームさんというジャーナリストの方です。 彼女がですね、世界幸福度ランキングのアンケート調査が各国毎年行われている
そうなんですけれども、 そのアンケートの結果、上位13カ国を旅して
各国の人々に対して、あなたにとって幸せって何ですか? あなたが幸せなのはどうしてですか?という質問をしていったそうなんですね。
で、それがまとめられている本なんです。この本が。 で、まあ残念ながら日本は入っておらずですね。
えーと、上位13カ国、先に発表していくと アイスランド、ノルウェー、コスタリカ、デンマーク、スウェーデン、スイス、フィンランド、カナダ
オーストラリア、パナマ、ルクセンブルク、メキシコ、コロンビア この13カ国なんです。
今回の放送ではですね、 えーと、この本の中から2つ取り上げてお話していきたいなと思っています。
それは、各国旅する中で時折出てくるヤンテの起き手についてとですね、この著者が最終的に13カ国旅してどういう結論に至ったか
その2点について非常に興味深いなと思ったのでお話していきたいなと思っています。 まずこの著者のマイケ・ファンデンボームさんはドイツ出身なんですよね。
で、そもそもなんでこの13カ国旅してみようかなと思ったかというと、 彼女はオランダ、メキシコにもそれぞれ13年、2年と住んでいらしてドイツに戻ってきたそうなんですよね。
で、ドイツの国民性としてあまり幸せを感じにくい国民性があるんじゃないかなってことに気づかれたそうなんです。
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まあそれはかつてナチスドイツがやってしまった過去を恥ずかしく思うような部分があったりとか、国民性として禁弁かつ完璧主義
だったりすることが、まあ幸せを感じにくい国民性となっているのではないか、そんな分析がされていたんですよね。
まあ一方その完璧主義というところがものづくり大国として反映していった部分もあるというふうに彼女は分析しています。
例えばベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、大企業を輩出している国でもありますからね。
まあそういった意味ではドイツの国民性と日本の国民性というのはちょっと近しい部分があるのかもしれません。
そして冒頭に僕が言ったですね、ヤンテのおきてというのをですね、各国旅していく中で
いろんな人がこのヤンテのおきてというものを口にすることが多かったそうなんです。
つまり幸福を感じている人ほどこのヤンテのおきてを重視していたということが言える。
そんな分析をですね、著者はしていたんです。それが僕はとても印象的でした。
でこのヤンテのおきては何かというとですね、北欧社会で広く浸透している考え方になっています。
そもそもこのヤンテのおきてというのはですね、デンマーク出身の作家がフィクションの世界で作り上げたあるルールになるんですよね。
でそのルールというのが、他の人よりも引い出てはならない。他の人よりも賢くあってはいけない。
他の人よりも儲けてはいけない。それは平等であるべきだ。まあ簡単に言うとそういうルールになっているんです。
でそれが北欧社会に広く浸透をしているんですよね。 つまり個人よりもチームを重んじる文化というのが広く浸透しています。
それがヤンテのおきて。まあそれは合言葉みたいになってるってことですよね。 そして冒頭お伝えした通り、そのヤンテのおきてを重んじる人々が幸福度を感じやすい。
まあそれを見事にインタビューをする中で、皆さんヤンテのおきてが大事っていうふうに言ってるということなんですよね。
これは実は個人のマインドセットだけではなくて、社会インフラとしても広く共有されている考え方なのかなというふうに思いました。
例えばノルウェーでは子供は全員公立の学校に行ったり、国民全員がある程度質の高い医療制度が適用されていたりします。
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これが社会の仕組みとして実装されすぎると、すぎるとというかその極をいくと社会主義国家になるのかなというふうに思いますし、
逆に言えばその大極がアメリカのような新自由主義国家になっていくのかなというふうに思います。
そういうふうに考えるとですね、日本はその中間に当たるのかなというふうにも思ったりします。
ヤンテのおきてはですね、言ってしまえばフィクションの中に出てくる一つの概念なので、
まあ国家のルールとかでは全くないわけなので、さっき言ったように自由主義とか社会主義とかそういった文脈で語るのはちょっと違うかなというふうにも思ったりしますね。
話は戻り。ヤンテのおきてを考えている人ほど幸福を感じやすいということなんですよね。
つまりまとめると個人の結果を重視するよりチームの結果を重視する、あるいはチーム全体の幸福を考えた方が個人が幸福を感じやすい。
まあそんなふうにも言えるのかなって思いました。 これ非常に興味深くてですね、
まあ極論かもしれないんですけど、スポーツの世界で言うと個人競技をしている人よりも集団競技をしている人の方が幸福を感じやすいってことじゃないですか。
ということはまあ個人競技をしているようなランナーはあんま幸福を感じにくいのかなとか、まあそんなことを思ったりしましたね。
まあそれはちょっと極論かもしれませんが、最終的にですね、この本の中で著者がいろんな人にインタビューしていきます。
上位13カ国、アイスランド、フィンランド、スイス、オーストラリア、いろんなところに行っていろんな幸福を感じている人にインタビューしていって、
最終的にやっぱりこれが幸福を感じやすいんだなってことを結論めいたことを言うんですよね。
それはリコとリタをどっちも大事にしていきましょうっていうことなんですよね。 まあそりゃそうだろうと思いながらも読んでいながら
いろんな考え方に触れる中で、私は自己中心的な善人なのか、それとも献身的なエゴイストなのか、
まあそんなことをぐるぐると考えながら、いやどっちでもないし、どっちでもあるんだよなっていうことを著者は最後に感じるんですよね。
自分自身のために、まあ何か成長するようなことをしたり、
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周囲の人たちに対して何かできることをしていったり、 まああるいは他者に救いの手を差し伸べたり、
まあそうすることで結局自分のためになってくる。 さっき僕は話したヤンテの起きてというのもですね、著者は否定をせずに、肯定もせずに、
結局やっぱり利口の幸せ、利口に対する重要性みたいなものを重んじているわけです。
そうやって自分も大事にして他者も大事にして、そうやって最終的には幸せになれるんだよね。
まあ自己啓発本によくあるような結論なんですけれども、いろんな人たちにインタビューする中で、
まあそういう結論に至ったっていうのがなかなか興味深いなぁって個人的には思ったりしました。
まあ最後にとある人のインタビューを、著者取り上げているんですよね。それを最後にご紹介していきたいと思います。
幸せは筋肉のようなものです。十分に訓練していれば、やる気が出てきて問題の解決方法が見つかるのです。
状況が悪くても、あるいは複雑でも、休みをとってタバコを吸い、じっくり考えればいいのです。
幸せは筋肉ですから。訓練しなければなりません。
なんかこれはすごくストイックかつ本質的だなぁと僕は感じました。
この幸せは筋肉のようなものですというのが、言った人がまあ幸せを感じていたということなんですけど、
要は利己的であれ利多的であれ、訓練し続けていくからこそ幸せというものを感じやすい。
筋肉は訓練し続けなければどんどん生っていってしまうし、適度に休息を与えないと、
それはまた怪我をしてしまいますよね。 だから程よい負荷と休養のバランスを取りながら幸せを感じていく。
そういう幸せの筋肉があるということなのかなぁと思いました。
皆さんは利己の幸せの筋肉と利多の幸せの筋肉、ちゃんと鍛えてますか?
僕は鍛えていきたいなと思います。
というわけで今回は、世界幸福等ランキング上位13カ国を試してわかったことという本についてお話ししていきました。
最後までお聞きくださりありがとうございました。ではまた。
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