1. 絶望カフカの何者かになりたいラジオ
  2. #183 伝え上手になりたい。
2025-11-11 11:43

#183 伝え上手になりたい。

伝え上手になりたい/小川奈緒
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サマリー

このエピソードでは、小川直さんの著書『伝え上手になりたい』について語り、相手とのコミュニケーションを通じて日常の心地よさの重要性が強調されています。特に、エネルギー交換の観点からコミュニケーションの質を向上させる方法が詳しく説明されています。

『伝え上手になりたい』の導入
絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
さて今回はですね、伝え上手になりたい、という本についてお話をしていきたいと思います。
著者は小川直さん、ボイシーパソナリティとしても大変有名な方ですね。
で、実はあさって11月13日ですね、またフライヤーブックラボのイベントで荒木隆一さんと対談されるんですよね。
そしてこれがまたリアルイベントで竹橋で行われるので、また僕参加していきたいと思ってます。
その中でですね、実はこの伝え上手になりたいを僕がちょっとプレゼンをする機会をいただきまして、
その予行演習を兼ねてこの本の魅力を存分に10分間でお話していきたいと思っております。
伝え方の本って世の中にたくさんあると思うんですけれども、
この本で書いているのはですね、
ビジネスで相手により良い方向に向けて一緒になって話していく伝え方とかではなく、
どちらかというと日常の中で相手と気持ちよく暮らすための伝え方について書かれています。
というか、自分も相手も気持ちよく暮らすための伝え方とは何かという問いに対して
nao さんが、今私はこんなふうに思っているっていうことをエッセイにまとめているのがこの本なんですよね。
で、前書に書かれている文章がまさにこの本を表しているなっていうふうに思ったので、
まずそれをお伝えしていきたいかなと思っております。
上手な伝え方の土台となるのはコピー&ペーストの便利な言い回しではなく、
あくまで個人の考え方や視点の持ち方だと私は考えています。
っていう文章なんですね。
つまり上手な伝え方って何か形式だったもの、これっていうものが決まっているわけではなくて、
自分自身にある、根っこにある考え方とか自分自身がどういうふうに思ったっていう視点、
その持ち方なんですよね。
つまりそれは人それぞれだっていうことです。
もっと言うなら、その人の個性とか向き合う他者によって上手な伝え方っていうのはきっと異なるんだろうなっていうふうに思うんですよね。
そしてこの本の中では小川直さんがご自身のエピソードとともに、
今の自分にとって上手な伝え方の最適解を書いているわけです。
だから読者は直さんのその最適解の視点というのをトレースするのではなくて、
あくまでそれを参考にしながら、自分にとってあの人とのコミュニケーションの一番良い伝え方って何だろうっていうのを考えるきっかけになる、
コミュニケーションのエネルギー交換
そういう良書なのではないかと個人的には思いました。
そしてこの本は全部で4部構成になっています。
1章から4章に分かれていて、読みますね。
自分を上手に伝えたい。家族への思いを上手に伝えたい。
SNSの世界で上手に伝えたい。
悩みや意見を上手に伝えたい。この4章になっているんですね。
僕自身は4章とも響くところがあったんですけれども、
それはどこか、なんだろうな、共感するっていうところもありつつ、
なおさんはそういうふうに考えるんだっていう何か驚きと、
ある種こう、人間観察的に面白さがあるというか、
自分とは違う弁ってそういうふうなところあるんだっていう、そういう驚きもあったりしましたね。
例えば、1章、自分を上手に伝えたいっていう章の中で、
コミュニケーションとはっていう話をされているんです。
それはなおさん自身が取材を今まで受けてきた経験とか、
女性ファッション史時代に編集者として取材をする側のエピソードとともに書かれているんです。
それがね、とても印象的でした。まず読みますね。
コミュニケーションは、いわば人と人とのエネルギー交換。
まずはこちらから差し出すエネルギーが強ければ、帰ってくるエネルギーも強くなる。
逆もまたしっかりです。という、
これは取材をする側からすれば、相手のことをどれだけ調べられるか、
そして相手の見ている風景をどれだけ想像できるか、
それによってその取材の質が変わってくるということですよね。
だから逆に、自分のことを何にも調べてこない取材を受けると、ちょっとがっかりする。
その人とのエネルギー交換ができなくなってしまうっていう風に言っておられて、
で、ここの続きとして、私は最近会う時に感じるのは目。
その人の内面が現れるっていう風に書かれていて、
これはね、なかなかそうなんだっていう風に思いましたね。
何か、なおさんって、この五感で感じるものを文章にするのがとても上手ですよね。
僕自身はエネルギーの交換とまでは言わないんですけれども、
何か真摯に向き合う気持ちは大事だよなっていう風に思ったりはします。
僕自身もですね、実はアスリート時代に取材を受ける立場になったことが何回かあるんですよね。
その時は確かに自分のこと何も知らないんだろうなっていう感じで来られると、
何かちょっと興ざめして自分の熱量が下がっちゃうっていう軽減、少しあったんですよね。
だからその時のことをふと思い出しました。
だからこの取材を受ける時だけではなくてですね、きっと日常のコミュニケーションもエネルギーを交換してるんだろうなーって、
そういう風に考えさせられた一説でもありましたね。
面白い。
違和感と心地よい暮らし
あとは2章、3章、4章も10分ではお伝えしきれないぐらいいろんなエピソードとともに直さんの言葉あるんですけれども、
最後にですね、4章の悩みや意見を上手に伝えたいっていうところをご紹介していきたいと思います。
読みます。
自分が聞いてモヤッとする表現をやり過ごさないことも大切です。
自分は何に対して違和感を持つかが分かっていれば自然に、自分にとって居心地の良い場所を見つけられるのですから。
という風に言ってるんですよね。
これって何が言いたいかっていうと、僕が思うのは、自分が違和感を持ったらその場所を離れてみるっていうことですよね。
これは前の章でも書かれている、肌に合うSNSとマイルールを決めるっていうところも書かれていたんですけれども、
肌に合わないSNSはやめてしまうっていうことだと思うんですよね。
確かに、こうやめることを決めて自分が幸せになるっていうのはロジックとしてはとても理解できるんですが、
とはいえ、なかなか難しいよなーっていうのは思ったりしますね。
なのでちょっと直さんのここの部分には共感はしないが、すげーなっていう風に僕自身は思いましたね。
きっと直さんの中でその違和感のアンテナを広げて、言語化をしていって、自分の気持ちと向き合った結果、
本当の意味で自分も相手も気持ちよく暮らす。 そのためには今自分がこの場所を離れるっていうことが大事。
そう思われたっていうことだと思うんですよね。 だからその言葉を聞いたときに僕自身はそこまで違和感の深掘りができておらず、
そこまで何か本当の意味で気持ちよく暮らすために必要なことっていうのを考えきれてないのかもしれないなってちょっと考えさせられたんですよね。
直さんの今の僕から見る直さんを見ると、とても人間関係に恵まれていて心地よく幸せに暮らしているように見えるんですよね。
それはコミュニティもそうですし、家族関係もそう見えます。 それは見えるだけかもしれないけど。
だから彼女自身の言葉と現在いる状況っていうのが本当にそのままフィットしていて、
僕自身はそこがいろいろ試行錯誤を重ねた結果、言語化をしていって、それが行動に結びついて今の直さんを形作っているんだろうなっていうふうに想像したんですよね。
そしてそれを実践してきたことと その考え方というのがこの本には書かれているんだなぁっていうふうに思いました。
その他のエピソードも非常に興味深いものばかりでしたので、 気になった方は
ぜひこの本に手に取って見られてください。 というわけで今回は以上になります。最後までお聞きくださりありがとうございました。
ではまた!
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