1. ZEROから始めるポッドキャスト生活(仮)
  2. #174 映画:『旅と日々』
2025-11-21 43:58

#174 映画:『旅と日々』

本日は映画の日!

今回は久々の映画回ということで、『ケイコ 目を澄ませて』、『夜明けのすべて』等で今最も注目されている日本人監督の一人と言っても過言ではない三宅唱監督の最新作『旅と日々』特集!今作はつげ義春の短編漫画「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」が原作のちょっと語ることが難しい内容ながらも独自の解釈でなんとかしゃべっていってます。金豹賞(最高賞)を受賞したロカルノ国際映画祭についてもちょっとだけ紹介してます

サマリー

映画『旅と日々』について、監督の三宅翔氏と原作の菅義晴氏の漫画が取り上げられています。この作品は、ロカルノ国際映画祭で金標賞を受賞し、日本映画の受賞歴についても掘り下げられています。作品の芸術性や主演のシム・ウンギョン氏の演技に関する感想が交わされ、映画の内容や印象についての議論も行われています。映画『旅と日々』は、劇中劇という形式で描かれ、海辺の情景を基にした脚本家の体験が美しい映像で表現されています。監督の三宅翔氏が手掛けたこの作品は、観客に旅の形についての新たな視点を提供しつつ、深いテーマを持っています。映画『旅と日々』では、言葉の縛りからの解放や文化の多様性について深く掘り下げられています。特に韓国人女優シム・ウンギョン氏の演技が映画のテーマを引き立て、旅を通じたコミュニケーションの重要性も描かれています。

映画『旅と日々』の紹介
ZEROから始めるポッドキャスト生活、かっこかり!
どうも、ロイク坂辺です。このポッドキャストは、我々1.2倍速推奨夫婦が、サウナ映画、ラーメン、もしくはそれ以外について、様々なテーマで好き勝手に喋っていこうという番組です。
はい。はい。はい。久々の映画界です。
それはタイトルの後にやるラップじゃない。あ、そうか。失礼しました。
映画界ですよ。映画界だね。でも映画界はさ、ちょいちょいやってるよね。
やってないのよ。え、八番出口とかさ。結構前でしょ。
近畿地方とかさ。その前でしょ。
チェンソーマンとかさ。やってないわ。見たけどね。うん、見た見た。
良かったよね、チェンソーマンレゼ編。今ね、まだ大ヒット上映中でございますよ。
ね、あれね、やっぱ思い返しても良かったなって思ってる。レゼ編?うん、レゼ編。
え、じゃあやる?今から。今から?
レゼ編のどこが良かったか。レゼ編はね、やっぱ構成も良かったし、曲も良かったし、アクションも良かったし、良かったよね。
曲っていうのは何?劇版ってこと?それも含めかな。
ヨネズじゃなくて。あ、ヨネズもそう。最初のヨネズも。オープニングとエンディングでしょ。
そう。もうそうだし、あと一番テンション上がったのが劇中のホルモン。マキシモン・ザ・ホルモン。
あー、なるほど。うん。あそこめっちゃテンション上がった。あそこ一番のポイントかも。
そうなんだ。うん、そう。なるほどね。あそこ一番ポイントだったわ。楽しかった。
音楽に結構ね。うん。音楽ね、結構ね、持ってかれちゃう。左右されちゃう。
レゼ編どうだったかな。俺結局さ、総集編を全編しか見てないんですね。
そうだっけ?そう。全編しか見てなくて劇場版というかレゼ編見に行ったから。
あの間、後編の部分の大切さが抜けてる。うんうん。そうだそうだそうだ。
だから天使の悪魔とか知らないわけ。あ、急に出てきたんだ。なんだこれみたいな。こいつなんやねん。
ていうか天使の悪魔ってなんやねんみたいな。わけわかんなすぎだろみたいな。めちゃくちゃ知ってるよ。
のがもういるっていうね。うん。認識されてるっていう。最初からいるからね、あいつね。そうそうそう。
で、みたいなとこはちょっとあったけどね。そういう意味ではダイレクトは全部見た方がレゼ編にシームレスにさ、
繋がったんじゃないかなぁとは思ったけどね。確かに。まあ見てない、中身知らない人はね、見るとね、ちょっとあれだよね。急な感じするもんね。
した。うん。で、なんだっけ?え?レゼ編の話?違う。
久々の映画界です。
でもさ、だからそれタイトル言ったはずでしょ。
本当にさ、この2025年下半期は放画とアニメばっかり見てる気がすんだよね。そうね、言われてみれば。もうずっとじゃない?
あのもちろん配信のね、ネトリクスとかプライムビデオとかそういったものとかのその用画は見てますけれども。そうだね。
ネトリクスは結構ね、ネトリクスオリジナルの映画見てますけど。あれだね、ワンバトルやればよかったね、やっぱり。
ワンバトルなんちゃらってやつ。アフターアナザーね。そう。ワンバトルもやらなかったし、見てる映画をやらなすぎたせいで、
今回も放画になります。まだタイトルは言ってない。今回はですね、もちろん今年11月7日公開の旅と日々でございます。
これ知らない人も多いんじゃない?旅と日々っていう映画。絶対知らない人の方が多いよ。
絶対、まあそうかな。このポッドキャストは、だいたい映画の回はね、検索できてる人が多いから、知ってる人ばっかりだと思うけど。
知ってる人がね。見てるかどうかはわかんないよ、もちろん。
とりあえず気になってるんだよねっていう段階でね、色々検索して調べてる段階かもしれないし、他の人の感想聞きたいなーって調べてる人かもしれないし、
ちょっとそこはわかんないけど。ただまあ、たまたま訪れた人、もしくは番組をフォローしてる人からしたら、知らないかもしれない。
原作と脚本
ね。なかなかにね、珍しい我々をフォローしている人っていう。そんな人たちは多分知らない人たちが多いと思う。
ということですね。概要その他を含めて。
いっていきますか。
これはですね、一応監督からかな。
監督が一番あれじゃない?
監督は、この映画は監督、脚本も務めてるですね。
三宅翔監督でございます。
はい。
まあ、近年ではですね。
稽古、目を澄ませてとか。
夜明けのすべて。
まあ、夜明けのすべてなんて去年。
ね。え?去年?あ、去年か。
2020年国会のね、映画で。
我々もね、見ましたね。配信で。
あのね、2020年さ、そのベストに上げてる人たちがすごく多かった映画が夜明けのすべて。
トップ3以内に上げる人がやたらと多かったよね。
結構多かったね。
なので、これは見てないから見なきゃって。配信でね、急遽見て。
俺はもう原作も買って、読んで。
セオマイコ。
セオマイコさん。
はい。
読みました。
うん。
っていう、まあ、この映画もすごく良かったし。
まあ、稽古目を澄ませても、俺は劇場に見に行って。
うん。
まあまあ、あの、いろいろ思うところあったんだけど。
うん。
っていう、三宅翔ですよ。
あの、三宅翔ね、なんとね、若干41歳。
あらま。
若い。
若いね。
若い才能です。今本当にだから、若手監督の有望株です。
うんうん。
の、新作でございます。
新作映画。しかも、脚本書いてるってことは、すごいね。
うん。
オリジナルってことだ。
いや、違うんですね。
あ、違うん。
これは、原作がございました。
はい。
しかも、この原作。
おお。
漫画です。
うん。漫画原作。
菅義晴でございます。
ほー、渋いね。
渋いというか、なんというか、告げですよ。
うん。
もう、
告げやるんだって感じだよね。
ね。
告げやるかと。
まあ、よく知らないんだけど。
よく知らないんだけどさ。
うん。
よく知らないんだけど、告げかーって感じするよね。
まあ、癖しかないよね。
うん。ね。あれでしょ?
名写でしょ?
うんうん。
一番有名なやつ。
そうね。
レジ式ってやつですね。
あ、そうそう。
有名なやつね。
まあ、ちなみに、
うん。
俺もレジ式しか知らない。
うん。そうだよね。
なんだったら、レジ式を全編読んだこともない。
うん。全然知らない。
あの、よくネットにこう上がってるやつとか、
そうそうそう。
あの、漫画内で紹介されてる告げの漫画のコマぐらいしか読んだことないんだけど、
うん。
っていう、まあまあ癖しかないし、告げが知らない。
うん。
っていう、まあまあ癖しかないし、告げが好きだって言ってる人ってちょっと癖あるよね。
だいぶね、なんかオタクと言うか、
うん。
まあなんか気難しそうだよね。
まあ。
告げが好きな人って。
うん。
マニアックな感じがすごいするね。
うん。
難しそう。
そんな、告げよシャールの短編、
まあ短編いっぱい書いてるんだけどこの人は、
うん。
この2つ、海辺の除景っていう短編と本やら堂の弁さんっていう短編。
ほう。
これを原作として取り上げたドラマ映画と。
原作だけど脚本、そうか脚本を書いてるんだね。三宅翔監督が。
そうね。この2つの短編を原作にして脚本を作って、それを映画にしてると。
ほう。
これはね、どっちも読んでない。
そうだね。だって告げ知らないからさ。
どっちも読んでないから、どこをどうやってるのか知らないけど、
まあ一応今んとこネタバレなしで言うと、
まあこの2つが合わさった作品になってるという感じ。
うん。
なので脚本家が主人公なんだけど、
その脚本家はどっちの短編の主人公にしてるかわかんない。
そうだね。だからどれくらいさ、原作とは言っても、
どれくらい脚本で変えてるかとかさ、
いろいろ変えたりするわけじゃん。映画にするにあたって。
どんだけ変えてるかは、我々全然原作読んでないからわからないけど、
とりあえずその2つの短編が原作だってことは出てるんだよね。情報としてね。
そう。で、本やら堂の弁さんっていうのは、
その漫画家の人が主人公らしいのね。
あ、そうなんだ。
おそらくその漫画家を脚本家に変えたのかなっていうのは、
なんとなくわかるんだけど、
っていう運命の情景が全然わかんないんで、
おそらく本やら堂の弁さんの主人公の漫画家を脚本家に変えたぐらいの感じの
主人公のロードムービーというか、そんな感じのストーリーです。
はぁはぁはぁ。なるほどね。
旅と日々だもんね、タイトルがね。
そうです。
金標賞受賞の背景
でね、この映画、ロカルの国際映画祭っていう映画祭があるんだけど、
そのインターナショナルコンペティション部門に出品されて、
なんとですね、金標賞を受賞してるんです。
おー、それってすごいやつ?
これはですね、ロカルの映画祭の最高賞なの。金標賞。
それってさぁ、カンヌで言うパルムドールってこと?
その通り。
すごいじゃん。
すごいでしょ。
あ、でも待って、ロカルのっていうやつが全然知らないから、
ロカルのの知名度っていうか、
まあ知名度というかね、権威的なものね。
そうそう、そういう感じ。
じゃあまあロカルの国際映画祭についてちょっと軽く言うと、
ちなみにだからロカルのってどこっていう話じゃん。
あ、ロカルのって地名なの?
もちろん地名だよ。
あ、そうなんだ。
映画祭って都市でやるもんなんだよ。
東京国際映画祭とかそういうこと?
その通り。都市でやる。
沖縄とかそういうこと?
そういうこと。なのでロカルのも地名なんです。これはスイスです。
スイス?
はい。
スイスかぁ。
スイスという国を知ってますか、あなた。
なんとなく。なんとなくしか知らないし。
まあイタリアとかドイツとかの。
まあね、あっち側だよね。
ヨーロッパに。
ヨーロッパにあるのはわかるけど、
スイスってなんかあんまり映画が有名ってわからなかった。
まあ映画で有名ってことはないけど、
ロカルの国際映画祭っていうのは結構長年やられている映画祭。
で、さっきも言った通り、ロカルの映画祭のグランプリは金標賞って呼ばれてる。
金標って何?
まあ標だよね。
標って。
標って動物がいるじゃん。
ロカルノ映画祭の権威
ああ、タイガーじゃなくて、シーターじゃなくて、猫科の動物ね。
まあね。
まあちなみにロカルの映画祭の金標賞って名前がついたのは1968年からなんだって。
えー。
その前からあるわけ。
そうなんだ。
結構古い、この映画祭って。
じゃあそれぐらい映画が有名だったっていうか、映画屋に親しみのあるところだったってことだよね。
映画祭をずっとやってるってこと。
そうね。だから映画祭ってさ、古ければ古いほど権威があるんで、
まあこのロカルの映画祭って結構古いわけよ。
だからまあ結構この金標賞を取ってるっていうことはすごいことなんです。
へー。
ちなみに。
ちなみに。
日本の映画どれぐらい金標賞を取ってるかっていうと、
この今回の旅と日々の前には過去4回しか取ってない、日本は。
4作品が金標賞を取ってるってこと?
そう。
それだけでもすごい気がする。
4回も取ってんだっていう。むしろ。
ね。1954年が最初だからね。
え、じゃあ金標の前じゃん。
そう。もともとだからまあ普通にグランプリってされてた時代に、地獄門っていう映画が取ってると。
へー。知らない。
その後は60年代、70年代、2000年代のなかなか時代が空いてるわけよ。
80年代、90年代には1本も取れてない。
へー。
それぐらい、だからもう18年ぶりぐらいじゃない?前回の日本映画から。
なるほどね。
取ったっていうのは、2007年の愛の予感っていう小林雅宏監督作品が取った以来、もう18年ぶり日本映画。
それさ、2007年のやつは知ってるの?
愛の予感?
うん。どういう?
見てないよ。
見てないんだ。
うん。
知ってはいた?
あのね、ちょっとさ、せっかくなんでロカルの国際映画祭の金標賞の受賞作品全部調べたわけよ。
おー。いいじゃん。
そしたら、1本も見てないどころか、聞いたこともなかった。
やっぱりさ、ロカルの有名じゃないんじゃない?
分かんないけど、それぐらい、要するに誰もが見たことある映画みたいなものを選ばないんだよね。
まあそうだよね。映画祭それぞれさ、
特色みたいな。
個性が違うじゃん。
カンヌ取ったやつが、なんだっけ。
アカデミー賞。
そう、アカデミー賞の作品賞取るとかじゃないじゃん。
それぞれ個性が違うから、いろいろあるんだろうけど、
ロカルのはマニアックというか難しい作品が多いってこと?
まあ結構やっぱり芸術的な側面にやっぱり重きを置かれてるんじゃないかなっていう気はするよね。
だからそこで受賞する作品って相当目が超えてる人が選んでるんじゃないかなと思うと、
やっぱさ、日本の作品が受賞してることもすごいし、
この旅と日々が受賞してることもやっぱりすごいんじゃないかなと思う。
まあそうだね、確かにね。
で、過去にさ、旅と日々も含めたら5本、その前だったら4本さ、日本映画受賞してるけど、
多分全部興行的に成功してるとは思えないわけ。
そうなんだ。
だから、やっぱりそういうエンタメじゃないんだろうね。
そうだね。
芸術的な面がすごく評価されてるっていうか、
もう映画的に良いものっていうものがすごく評価されてる。
特にそれは国際映画祭なんで、いろんな国の映画を見た中で、コンペティションで見た中でグランプリとされてるってことは、
もうトップレベルに映画的な芸術性が高いと判断されたものなんじゃないかなっていう気はしてる。
なるほどね。だからあれだよね。
カンヌとかさ、カンヌも結構そういう側面強かったりするじゃん。
まあまあまあ。
カンヌの映画、パルムドール撮った映画とかさ、私はあんまり難しいなって思いながら見たりすることが多いんだけど、
そっちな気がするよね。
まあやっぱりヨーロッパの映画祭で選ばれるものって、どうしてもヨーロッパ的なものがあるから、
ザ・エンタメみたいなのはあんまり選ばれない傾向にある。
映画『旅と日々』の評価
まあそうだね。エンタメはエンタメだからちょっと違うんだろうけど。
っていうのがロカルノの映画祭。これを聞いただけでもなかなか尖った映画祭なんだけど、
それに今年金標賞を取ったのは、この旅と日々だと。
じゃあもう今年のロカルノの花というか、メインなんだね。
まあグランプリなんだね。
ということで。
ぼちぼち感想ですか?まだ早い?
いや、ちなみにネタバレ薄めな感想としてはどうでした?
ネタバレ薄めな感想?
でもさ、この映画さ、言っちゃえばあんまネタバレ関係ない映画じゃないって思うんだけど、どう?そこは。
まあでも、見てない人に関しては何も知らずには見た方がいいかなとは思うのが、
例えばそのね、スゲヨシャールの短編原作2つが、どうやってそれを2つを1つにしてるのかみたいなとことか、
まあまあ、一応知らないで見た方がいいかなみたいな。
その辺のネタバレなしはした方がいいかなっていうのはあるかなとか。
あとは、役者?一応名前は出てるけど、名前も見ないで見に行った方がいいんじゃないの?っていう気はする。
確かにね、私全然気づかなくて、え?って思って、出てた?って気づかなくてびっくりした。
そっちはネタバレありの方で言った方がいいのかなと思うから、
そういうのなしのネタバレなし状態感想。
ネタバレなし状態の感想ね。
だから、ざっくり全体の結論的な話で言うと、細かい話はせずにね。
私はよくわからない映画でした。
全くよくわからない。これは何なんだろうという映画。
うーん、なんかわからんなあ、どういうこと?って思いながらずっと見てました。
なんかね、そういう映画ちょいちょいあってね、そういう系だった。
俺はすごいこれは語ることが難しいし、
この久々の映画界のポッドキャストで何でこれをやるんだよっていうぐらい話すのめっちゃむずいなって思う。
だけど良かった映画なんだね、俺は。
ね、俺はすごい良かったんだね。
なので、やる気にもなったけど、話すのは難しい。
なんて言ってるかわかんない。見てもらわないといけない。
あのね、見たところでわかんないから。全然わかんない。
わかんない人はわかんない。
その辺をもしかしたらネタバレありの方で喋れればいいかなと今思ってるっていう感じ。
あとね、主演はシム・ウンギョンさんでございますね。
シム・リウじゃないね。
それはハリウッドで活躍してる人なんですけど、この人は韓国人。
ただね、シム・ウンギョンは今日本だったら映画の新聞記者とかが多分結構有名なんだけど、
韓国映画のさ、新幹線ってあったじゃん。
あれに出てたんだって。どこに出てたんだかわかんない。
あれでしょ、ゾンビ映画でしょ。
新幹線でゾンビが発生するっていう新幹線ね。
まあまあね、簡単に言うとね、武山雪っていうね。
どこで出てたんだろう。
出てたんだって。今結構日本でも活躍されてる俳優さん、
そのドラマの野田芽カンタービレとかにも出てたよっていう。
この人が主人公の映画ではあるって言ってもいいんだよね。
誰が主人公なのかって言ったらシム・ウンギョンのリーさんっていう脚本家が主人公なんだけど、
これおそらくさ、だから原作とは全く変えてきてるわけじゃん。
原作はおそらく日本の漫画家だったりするわけ。
韓国人ではないね。
全然韓国人じゃないし脚本家でもないから、完全に変えてきてるわけ。
でね、このシム・ウンギョンがいいわけよ。
お芝居でもあるんだけど、シム・ウンギョンのキャラもそうだけど、声とか話し方とか。
特に日本語。
雰囲気ね。
佇まいもそうだし、見た目もそうなんだけど。
このシム・ウンギョンがやってることによってこの映画が完成してる感じがすごいするなって思って。
その魅力みたいなのに溢れてるなとも思った。
それもやっぱこの旅と日々の魅力かなっていう。
へぇー、なるほどね。
分からない人間からすると全然分からない。
まぁあとは主演ではないんだけど、主演並みにかわいい海が出てくるわけ。
そうだね。割と出てくるね。
ほんとにさ、見る映画見る映画にかわいい海が出てくるなっていうか、見たい映画、いいとされてる映画を見ると、日本映画を見ると、なんかかわいい海出るなみたいな。
なんかね、去年2024年ぐらいからすごいかわいい海祭りみたいなさ。
今年トップ10よかったやつでだいたいかわいい海が入ってる人とかさ。
かわいい海は実写映画では分かるよ。出てくるなと。
アニメ見たら声優でも出てきたりするから、かわいい海祭りがすごいって。
何なんだろうね。なんかお金配ってる?
やっぱね、かわいい海にみんなオファーしたくなっちゃう。
みんな大好きかわいい海みたいになってる。
今注目のあれなんだね。ノリに乗ってる女優さんなんだね。
やっぱりね、この旅と日々のかわいい海もやっぱり良くて。
雰囲気あるよね。
めちゃくちゃあるし、もちろん上手いっていうのもあるんだけど、やっぱり使い方っていうか、キャッシングいいなっていうところでちゃんとキャッシングされてるのもあるし、
それをちゃんと演じられる演技力もあって、またもやかわいい海が結構持ってくなみたいな。
私かわいい海の映画そんなに見てないけど、雰囲気がさ、怪しいというか、何しでかすか分かんない感がすごいよね。
何考えてるか分かんない感っていうか。
それはもしかしたら演技で今回の役がそういう役だったのかもしれないけど、
なんかそういう雰囲気はもともと持ってそうだし、そういう役が多そう。
そうね。ファム・ファタール的な感じって結構あるなって思う。
なんかね、重要人物的な雰囲気すごいあるよね。
はい。
はい。このぐらいであれですか、ネタバレなし感想?
そうね。
じゃあネタバレしていく感じでいいですか?
していきましょう。
まあですね、ネタバレするとここからは。
ネタバレありの感想
ここからネタバレありありでマシマシでいくので。
見た人か。
見た人か。
見る気がない人か。
見る気がない人か、ネタバレ気にしない人かのみお残りいただいて、ネタバレ気にする方はまた見た後に戻ってきてください。お待ちしております。
はい。
まあ言ってしまうと、海辺の除景の方は劇中劇として描かれると。
ね、びっくりした。最初さ、もうその、なんだっけ、海辺の除景から始まるじゃん。
うん。
原作の方はね。
うん。
って言うと、でもさ、なんだかよくわかんないところから始まるから、
ああ、旅と日々こんな感じなのかなと思って見たらさ、劇中劇だったと思って。
これ何の映画?ってほんと途中まで全然わかんなくて。
ああ、海辺の除景を見てる途中でってこと?
そう、海辺の除景を見ながら、何見せられてるんだろうこれみたいな。
よくわかんない。これは何なの?何なの?って思いながら見てたら、
ああ、劇中劇だったってことがわかって、ああ、そういうことかってなった。
いや、俺はさ、なんだったらもう忘れてて、その前の部分とか。
もう本編だと思って見てたの。
ああ、そうなんだ。
うん。全然。ああ、こういう映画だと思ったら、それが上映会みたいなところの場面になって、
ああ、そうだったみたいな。そうか、脚本で描いてたやつね、みたいな。
ああ。
ずっとそれを本編だと思って、俺は見てた。
ああ、そうか、そうだったのか。だからその、入ってまた戻ってくるのかなと思ったら、違った。劇中劇だった。
映像美と監督の意図
なんかさ、俺がすごいなっていうか、違和感があるけど、すごいなと思ったのが、
そのね、海辺の除景って、まさに海辺の除景っていう、杉ヨシアルの原作を映画にするっていうお話なんだよね。
で、脚本家のリーさんがその脚本を描いてると。
で、それが実際に撮影されました。
で、監督も実際にいますっていう感じで、劇の中、劇の映画の中で映画を作ってて、
映画の中にその映画監督もいるんだけど、実際の本編と劇中劇の演出が同じだなって俺は思ってて。
へー。
当たり前っちゃ当たり前じゃん。監督はさ、三宅翔なんだから。
そうね、全部の枠はね。
全部の監督は、映画の監督としては同じなのに、でも劇中劇の演出と本編の演出の感じが同じっていうのって、
なんかすごいなと。
あー、まあ確かにそこは。
変えれば分かりやすくなるのに、あえて同じ感じにしてるっていう。
それってやっぱりちゃんと意味があるんだろうなって思ってるわけ。
まあ要するにその主人公の脚本家のリーさんが描いた脚本の世界観。
だからその子に別の監督がいることはあんま関係なくて。
あれも劇中劇なんだけど、リーさんが想像してる絵なんじゃないかみたいな。
で実際のリーさんの現実があるっていうのを2つ見せてるんじゃないかなっていう風に考えた。
あーなるほどね。
だからどっちも演出としては同じで。
確かに確かに。そういう世界観の繋げ方ってことね。
そこに対比みたいのがあったりとかするんだけど、とにかくまずどっちも絵が美しい。
もうあれだね、全部そう。全部そう。最初から最後まで。
それ、それに尽きる。
そうね。
話はなんだかよく分かんなかったけど、絵が美しいなーっていうのは分かったよ。
でさ、この映画ってスタンダードサイズって呼ばれるね、結構正方形に近い形の画角なんだけど、
それが変わるわけじゃなくて全編そうなんだよ。
あれ全編そうだったっけ?
全編そうなんだよ。
そうか。
だからそれさ、画角を変える時って、例えば過去だけをスタンダードサイズにするとか、
劇中劇だけをスタンダードサイズにするとかっていうのは演出として普通にあるんだけど、
全編そうなんだよ。
そうか、全編そうだったか。
そうなんだから、演出としてもう全部同じっていう状態になる。
確かに確かに。
それってやっぱり意味があるんだよね。
あれはやっぱり主人公の世界を一貫してやってるっていう意味なんじゃないかなと思ってて。
なるほど、確かに。そんな考え方をしてなかったから新しい視点だね。
で、レビューとか聞いたり見たりしてると、
これはキャッチコピーにもあるロードムービーっていうのではないんじゃないかみたいなことを言ってる人もいたんだけど、
俺は完全なロードムービーだと思ってるわけ。
そもそも旅行ってるじゃんみたいな。
まあタイトルもね、映画の作品のタイトルも旅と日々だし、旅しに行ってるし、
まあでもさ、ロードムービーってさ、いわゆるロードムービーっていろんなとこさ旅するじゃん。結構。有名なロードムービーって。
まあなんだったら旅メインみたいなね。
そうそうそうそう。出発があって。
移動がねすごいあって、移動メインみたいなね。
出発があって、全員車でずーっと何百キロ横断するみたいなさ。
それだけじゃないけどね。
まあそういうのだけじゃないけど、いろんなとこ行ったりとかするみたいなね。
あのさ、食べて祈って恋をして。あれもロードムービー?
そうね。あれもめっちゃ飛行機で移動してるけどね。
旅のテーマとキャラクターの成長
そうそうそうそう。
まあまあ全然ロードムービー。
いろんなね、その場所を移動してるけど、あれもロードムービーだもんね。
そうね。
だからそういうイメージ。
まあだから旅であれば何でもそうなんじゃないと俺は思ってるけどね。で、旅のさ形って決まってないじゃん。
まあね。別にさ、そんな遠く行かなくても旅って言ったら旅だしね。
そうよ。まあ心の旅って言葉もあるぐらいでさ。
ペイン?違う。
リアルペイン。
あ、そう。リアルペイン。リアルペインよ。
放題だけどね。
そうそうそう。別に一箇所に行っただけだってそれは旅なわけじゃん。でしょ?
遠くに行かなくても旅だし。
うん。旅の概念ってさ、曖昧なんで。
そうね。何を持って旅とするのかって難しいね。
まさに。でね、まとめ。
おお、まとめ。急に来た。どうした?
なんかさ、この映画をいろいろ、なんか細かいとこを話す必要はあんまないかなと思った。
うん。
で、これ見てから何しか撮ってるじゃん。
うん。
なので、いろいろ考えてたわけ。
うんうん。
俺は良かったなーとか。で、あなたがよくわかんねーとか。
うん。
でもまあ、そういうことってよくある。
よくある。本当によくある。
ね。あの、メイディセンバーとかね。
ああ、本当にわからなかった。
これはめちゃくちゃ面白いなと思う。今でももう、いつでも見たいぐらい面白いんだけど。
全然わからない。
あなた全然わからない。
うん。
一生まで見に行ったのにね。
うん。全然わからない。
とか、そういうことってたまにあるじゃん。
うん。
で、まあ、この映画も見終わった後、うーん、ちょっとわからんみたいになってて。
で、俺はまあまあ良かったなーっていうのがあったから、そこの差って何なのかなーみたいなことを考えてたわけ。
ほう。面白い。
うん。
やっぱり、さっきも言ったように、この映画って、旅と日々、このタイトル。
うん。
このタイトルって、原作と全く関係のないタイトルなわけ。
うん。
なんでかって言ったら、海辺の除景っていうのと、
本やら堂の弁さん。
本やら堂の弁さんじゃん。
うん。
旅と日々っていうのは、だからその、映画側が考えたタイトル。
まあ、もしかしたら三宅章が考えたタイトルなわけじゃん。
うん。
だからこれは、まさにこの映画のテーマなんだよね。
うんうんうん。だと思う。
うん。その中で、この、俺ってさ、もともと旅人をやってた人間じゃん。
うん。
だから、もしかしたらその、旅の解像度の高い人間が見るものと、そうじゃない人が見るものでは、
感想が変わってくんじゃないのかなって思ったわけ。
なるほど。それは確かに一つありそう。
うん。で、俺はすごく、旅人の目線として見てたからなのか、
非常にその情景とかの心情とかっていうのが、すごくこう刺さってくる。
へー。
うん。感じが。しかもね、優しく刺さるところ。
へー。
あのさ、この映画って、まず何も起きてないって言ったら、何も起きてないように見える。
そう。何も起きてないから何見させられてるのか分からないってやつ。
実際、結構何も起きてないんだけど、でも、なんかさ、くすっと笑えるところだったりとかさ、
なんか、普通じゃない部分ってあったじゃん。
うん。
例えばそのなんか高級なさ、小映画を盗みに行くっていう展開もそうだけど、
盗んで帰ってきたら、氷漬けになっちゃってさ、もう死んでてみたいな。
で、どうすんのかなと思ったら、何も説明もなくさ、次の場面でもう焼いてたりとかしてるとかさ。
変だったよね。
でもなんか、その、なんかそういうところも普通になんか面白いなっていう風に思っちゃうっていう。
で、多分この梨さんっていう主人公は、四文魚は、まあやっぱり行き詰まってた人なんですね。
うん。
うん。で、当てもらいような旅行に行かける。
だってさ、宿を予約してないしっていう。
で、宿なんだかどうなんだかよく分かんない、民家みたいなよく分かんないところに泊まりに行って、
実際入ってみたら普通の民家みたいなとこなのに、泊まらせてくれるからって言って泊まっちゃうわけじゃん。
ねえ、あれどうなってんのって訳が分からなかった。
ねえ。で、なんか警察にさ、尋問されてさ、普通にバレバレでさ、バレちゃったけど、
まあ大した音が目もなくて、いやー久しぶりに楽しかったですとか言っちゃう感じとかさ。
なんかね、いいなって思うわけ。
あんたなんでこんなとこ来たのって聞かれてたよ。
あそこもね、笑っちゃうんだよね。なんか田舎の感じだなとかさ。
そりゃそう思うよねって思った。
うん。
私もそう思う。それ聞きたい。
でもなんか、あのそういった、あれってさ、2、3地の出来事だと思うんだけど、
それだけで、あの主人公の人って、なんかね多分ね、これ言っちゃうと、
エンディングの場面って、前に進めたっていう場面だと思うんだよね。
それをまあ、絵だけで表現してるっていうのも、まあすごいなっていう演出力というか、
これで全部語っちゃうんだみたいな。
まあそうだね。
ところも、なんかその、あんまりわかりやすくする気がないっていうところもすごいなと思う。
本当に今までさ、その三宅翔の監督作品って、これも原作はあるけど、
なんかやっぱりその自分の作家性みたいなのを、やっぱりそこまで出してなかったのかなみたいな。
まあ、あのにじみ出ちゃってたけど、そこまで出せてなかったのは、今回バリバリ出してきたなみたいな。
なんかフルスロットル、エンジン踏みまくってたもんね。
だから俺はもう、これは三宅翔最高傑作だと思ってるし、
次、この監督は完全オリジナルをやるんじゃないかなと思う。
映画のテーマと演技
そしたらもっとすごい、わかりづらい、面白い映画ができるんじゃないかなと思って。
そこにちゃんと日本の映画会社がお金出してくれると、いい作品が生まれて、
もっとその次はカンヌとか撮っちゃうんじゃないかなみたいな、
そういう感じになるんじゃないかっていう期待感はすごい感じて、
この映画応援したいなと思って。
なるほどね。すごい良かったんだね。熱がすごい。
めちゃくちゃ良かったのが伝わってくる。
私は本当になんかよくわからないな映画だったんだけど、
一個だけいいなって思ったポイントが一つだけあって、そこの話だけさせて。
どこのシーンだか忘れちゃったんだけど、
シームンギョンのリーさんね、主人公の人が、
多分最初の方ってすごい悩んでるというか、悶々としてるじゃん。
なんかカメラもらったりとか、亡くなっちゃって、
先生みたいな人が亡くなっちゃって、カメラもらったりとか、
あの素人が。
そうそう、なんかいい感じのね。
とか、なんかすごいさ、もやもやした感じで最初の方始まるじゃん。
その中だったのかどこだったのかわかんないけど、
刺さったフレーズというか、言葉に縛られているみたいな一フレーズがあって、
私はずっと言葉に縛られていただったか、縛られているだったか、
その辺の細かいニュアンス忘れちゃったんだけど、
なんかそういうようなところがあって、
あー、それいいなーと思って。
脚本家だから、脚本ってさ、言葉を紡ぐ人じゃん。
言葉で世界を作る人。
だから文字だよね。
言葉って多分頭とかに近い部分だと思うんだよね。
考えるっていう意味で、多分狭い世界にいたのが、
いろんなこと経験とか体験とか体で体験することによって、
狭い世界から広い世界、いろんなもの見たりとか、
視覚ベースになったりとか、体の感覚を使うことによって、
広い世界に開放されて自由になれたんじゃないかなって、
今話しながらちょっと思ったわ。
いや、この映画のテーマの一つってそこにもあると思う。
原作ももしかしたらそこにもあったのかもしれないし、
この主人公にシム・ウンギョンっていう韓国人の役者を選んだっていうところにも、
それはすごくあったんじゃないかなと俺は思ってる。
そういう映画でもあると思う。
言葉とコミュニケーション
そうだね。
言葉ってすごいよね。
しかも韓国人で日本語で話したりするわけじゃん。
それも言葉だよね。
だから韓国語と日本語っていう2つの言語、それも縛られてたのかもしれないし。
あとはやっぱりこれは東北の地方だと思うんだけど、
雪が盛り盛りでね。
1日のちょっと何言ってんだかよく分かんないようななまり方みたいなところも言葉っていうのが関係してると思うんだよね。
確かにそうだね。あれは言葉とはまたちょっと違うというかよく分かんないからね。
日本人でもちょっとはっきりと分かんないくらいの方言って外人から見たらさ、もっと分かんないわけじゃん。
え?ってなるよね。
でもそれでも意思の2つはできるっていうのがやっぱり人間同士のコミュニケーションみたいなところもあるから、
別に言葉がはっきりと通じ合わなくてもコミュニケーションは取れるとかそういうことは描いてると思うし、
それって結構旅で感じることだよねっていうのは入ってるかなと思うよね。
言葉からの解放でもあったわけなんだね。
それはね、ちょっと思った。それだけ分かった。それ以外は分からない。
ということは久々の映画界はちょっと難解な作品をやってしまいましたけど。
難解すぎたわ。
次ちょっと分かりやすいやつ久々にやろうかね。
何やるの?
次?アバター?
アバター?アバターか。
分かんないけど。やるかもしれません。
やらないかもしれません。
というわけで、また次回のポートキャストお楽しみに!
それではThank you and next movie!
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