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スピーカー 1
で、本書かれたのが2011年なんで、その当時を描いた本。
2010年頃やからもう15年ぐらい前の台湾、台北が舞台になってて、
僕が2013年ぐらいに海外に行って、台湾の人と知り合ったりとか、よくしゃべったりとかしたんですけど、
当時確か台湾めっちゃ景気悪かったんですよね。
僕の記憶やと、2010年代とかはすごい給料安いって言われてた時代やったと思います。
台北が給料安い割に土地代がめっちゃ高いみたいな賃料とかが、だからすごい生活しんどいみたいな話は聞いてたなって。
今どうなんかあんま知らないんですけど、台湾の企業今、TSMCっていうのがめちゃめちゃでかくて、
台湾全体を引っ張ってるぐらいの。
スピーカー 2
TSMCって半導体のやつ?
スピーカー 1
そうですそうです。だから当時そんなあんま聞かへんかったなと思って。
最近、AI以降に余計出てきたんでしょうけど、今TSMCは時価総額の世界ランキングとかでもかなり上位でしてたと思います。
スピーカー 2
設立は87年ですね。
スピーカー 1
会社自体は前からあるんですけど、そんな世界の何位とかになるほど、今10位ですね、世界で10位。
1位NVIDIA、2位Apple、3位Microsoft、4位Alphabet、Googleですね。
5位Amazon、6位Broadcom、7位サウジアランコ、8位Meta、9位Teslaでその次です。
スピーカー 2
IT産業でかなり伸びたんでしょうね。
スピーカー 1
そうです。IT産業自体は結構昔から盛んやったし、イーサーとか確か台湾やったと思うんですけど。
だからその中でTSMCはちょっとダントツで、アジアで今1位ぐらいなんで。
スピーカー 2
九州のどっかにもすごい大きい工場、確か建てるとかいうニュースなってませんでしたっけ。
スピーカー 1
そうなんですか。だから今の方が全然景気がいいはずなんですね。
スピーカー 2
熊本か、熊本でできるみたいですね。
スピーカー 1
僕の知ってる台湾情報はかなりしんどかったっていう時期やった。
スピーカー 2
多分それぐらいの時期が舞台ちゃうかなと思って。
スピーカー 1
あんまり景気が良くないというか。
スピーカー 2
私は割と漠然としたイメージ、しかも河野さんよりもっと漠然としてたかなと思いますね、台湾のイメージ。
こういう現代の台湾の文学っていうのもそうだし、古典でもちょっと触れてこなかったんで。
スピーカー 1
知らないですからね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
僕も読んだことなかったんで、台湾の小説というか。
スピーカー 2
これは面白かったですね。私は一気に読めました。
スピーカー 1
僕はどんな本か全然知らん状態で、探偵ものぐらいの感じで読んだんで。
事件が2つしかないっていうのも意外やったし、思ってたのと違うなみたいなのはいっぱいありましたけど、面白かったは面白かったですね。
そうですね。
なんかほんまに文化伝わってくるなっていう感じもあったし、台湾ならではの、台北ならではの雰囲気とか。
スピーカー 2
食事のシーンもそうだし、文化的な台湾文化を感じましたね。
スピーカー 1
めっちゃ出てくるので、僕ほんま全然知らんかった、この呼び方知らんかったの。
木廊ってやつ。
スピーカー 2
木廊ってどんなんでしたっけ。
スピーカー 1
建物なんですけど、ビルみたいな、マンションじゃないけど、アパートみたいな建物があって、1階がテラスじゃないけど通れるようになってる。
ヨーロッパ建築とかでよくあるような感じで、絵で見たらわかりやすいんですけど、木は木畑の木ですね。
廊は建物の廊。木廊っていうのめっちゃ出てくるんですけど、本の中で。
そういう建物がいっぱいあるっていうのとかも、日本ではまずないし。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
街中の商店街とかの、この木廊って言葉めっちゃ出てきたんで。
スピーカー 2
確かに出てきたかな。結構、ルビーが振ってる言葉だったり、漢字の独特の向こうの言葉ってのも結構出てきましたね。
スピーカー 1
中国語ですね。
スピーカー 2
そうですね。
わからないのは、結構文字というか字面で覚えて読んじゃってたんで、木廊って聞いてあったかなって言葉の音と漢字が今結びつかなかったですけど。
スピーカー 1
僕、でもこういう、中国語の本もまず読まないですけど、中国の文学とかも。
でもこの台湾の本とかでも、あんまり読むことないから、この漢字に一応現地の言葉のルビーが振ってるけど、どうやって読んでいけばいいかなと思って。
まあ、覚えれないじゃないですか。漢字と読み方違うし、日本の。
だから結局、日本語読みしてましたね、全部。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
日本語にない漢字だけ、なんとなく字面で読んでましたけど。
スピーカー 2
そうですね。読むとき、自分だけのこう、なんていうかね、日本語読みで。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
ってなりますね。
スピーカー 1
なんかこの小説やったら、リンさんとかはどっちも一緒ですけど、日本も、中国も同じ、リンって読めるんで。
あとは、なんか読めない人、アシンとかは日本語にない漢字やったね。
アシンってよく出てくるから覚えましたけど、近所の人ね、自動車整備かな。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
だから、なんかその辺はちょっと最初戸惑うかもしれないですね。漢字どうやって読んでいこうかみたいな。
割と慣れていくんです。
スピーカー 2
女性の巡査部長のチャイさんか。
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
チャイさんもちょっと自分の中で、あまり覚えられなかったですね、この漢字でチャイっていうのが。
スピーカー 1
そうですね。僕はだから、お茶のチャイとイメージを結びつけて。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
結局だから、この主人公ウーチェンも、ずっとゴセイゴセイって読んでましたもんね。
スピーカー 2
なんかね、ありますね。
スピーカー 1
あとはこれ、ほんまいきなり超絶ネタバレをいきなり。
スピーカー 2
そうですね。今回はミステリーですけど、もうネタバレする回ということで。
スピーカー 1
超絶ネタバレやけど、ツウホンジっていう人がいるんですけど、この人がソっていう字なんですね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
で、僕はずっとソヒロシって読んでました。
スピーカー 2
私はソって読んでましたね。
スピーカー 1
ソヒロシ。
ソだけ、確かにヒロシですね。
で、そういう読み方をすると、割とスムーズに読めるなっていうのがあったなと思って。
スピーカー 2
ちなみにこの本、あれらしいですよ。続編も出てるの知ってますか。
スピーカー 1
出てますね。ミカンが。
スピーカー 2
2本だと2024年に出てますね。
まだ単行本で出てる状態ですけど。
スピーカー 1
完全続編みたいな感じで。だからそれ、後書きにも載ったかな。
そっか。
自立探偵2、死価探偵が現地の言葉やったら。
舞台がちょっと変わってる。
スピーカー 2
書いてますね。
スピーカー 1
これ、読んでて思うこといろいろあったんですけど。
序盤とか特に、台湾あんま良くない場所みたいな感じで、すごい言うなとか。
僕は景気悪い時期と重なってるからかなーとか思ったんですけど。
スピーカー 2
この登場人物、ウーチェン。語りモノローグって言うんですかね。語りで進んできますけど。
この人物がかなり口がちょっとこう、何でしょうね。
独舌もあったり、難しいところがあるんで。
その人の語りで台湾を描いてるから。
私はちょっとこう、言い方は結構台湾のことを悪いように言い方してるけど、台湾のことを実は好きなのかなみたいな。
そういう印象を持ちながら読みました。
スピーカー 1
なんか社会批判みたいなのも結構含まれてるような感じだったんで。
イメージとして、僕は台湾のんびりしてんのかなとか、住んでる人とか台湾好きで住んでんのかなとか、勝手に思ってたんで。
なんかそのイメージとだいぶ違ったから、こうシニカルというか批判的やなと思って。
それは結構意外でしたね。
自分の国とか制度のことを批判できるのって健全な証拠やから、全然悪くないんやと思うんですけど。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
もう中国とかはできないじゃないですか、文学で批判とか。
国の外でやるか、メタ波でやるかしかできないんで、これはっきり批判的なことを書けないと思うんで。
そういうのに比べて全然言えるだけ健全な証拠っていうのはあるんですけど。
それにしても結構言うなと思って。
スピーカー 2
私がね、この語りが台湾について愛憎半分するなと思ったのは、205ページで台湾のこと書いてるところがあって、
台湾人って美の何たるかを知らないっていうふうに書いてるんですけど、
スピーカー 1
でも確かにこの主人公の歪んだというか、キャラクターの目線っていうのがありますよね、この小説全体が。
スピーカー 2
ウーチェンの語りって、前読書会で読んだ、金は払う冒険は愉快だってあったじゃないですか、骨董屋の。
あの主人公も話し方がぶっきらぼうなところありましたよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
彼に通じる表面上ちょっと皮肉だったりぶっきらぼうだけど、ただそれだけじゃないみたいな、そういうタイプの人物像なのかなって思いました。
スピーカー 1
この探偵小説を書くにあたって、もうハードブイルドをやろうとしてるみたいなのがあるっぽいんで、そういうのを習ってるところはあるんでしょうね。
ロンググッドバイとかのああいう。
スピーカー 2
007のことも書いてましたよね。
スピーカー 1
フィリップ・マーロ・カタリーを台湾風にやるじゃないけど、キャラクター全然違うけど。
でもハードブイルドをやりたいみたいなのがあったんでしょうね。
結構ね、ほんまにめちゃくちゃ言うなみたいなのがいっぱいあったんで。
警察とかを最初ほんま全然信用してないとか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
あと、これずっとですけど、マスコミ批判すごいじゃないですか。
スピーカー 2
すごいですね。
スピーカー 1
だから、その辺、やっぱこんだけ批判できるのは健全やなって逆に思いましたけど。
日本でもよく言われるけど、マスコミがどうとかっていうのは。
でも台湾も一緒なんやと思って。
スピーカー 2
安心は警察に直接批判してますよね。面と向かって。
スピーカー 1
そういう場所に住んでるみたいなところもあるんですかね。
治安の悪い場所じゃないけど、そういう吐き戸みたいなところに引っ越してからっていうのがあるじゃないですか、物語自体が。
だから、そこに住んでる人はわりとはっきり言うみたいなのもあるんかもしれないですね。
一応、この探偵小説だけど、もともと大学教授やって劇作家やって、探偵のこと何も知らんと急に私立探偵始めるみたいな感じで始まるじゃないですか。
55ページに出たんですけど、探偵のことは推理小説で学んだって書いてあって。
それぐらいのテンションなんですよね。
得意とかじゃなくて、すごい頭が切れるとかっていうわけでもなく、推理小説を読んでわかったのはこういうことだとか。
それぐらいのノリで始めるんですよね。
だから、最初特に読んでても、シリアスなんかコミカルなんかよくわからんところがあって。
だんだん読み進めていったら、これはだいぶふざけてるなみたいな、コミカルよりやなみたいなのはだんだんわかってきたんですけど。
結構最初はなんか真剣やったんで、ノリは。
スピーカー 2
73ページの5行目ぐらいから探偵になった理由書いてる箇所があって、他人を助けると同時に自分を救いたかったっていうふうに書いてるんですよね。
これはそもそも自分が今までやってた劇作家とか大学教授とかもう嫌になって、
もうちょっと自分のことを考えるんじゃなくて、人を助けたいとか。
この辺は割とシリアスというか、心に辛い部分を抱えてるのかなと思って読んでましたけど。
そういう気持ちはずっとあったけど、コミカルの要素もあって。
スピーカー 1
序盤はだから結構そういう自分のパニック障害の話とか、最初に結構語ったりとか、
スピーカー 2
あと仕事が大変やったんか嫌やったんかわかんないですけど、そういう揉めてやめたみたいな、離婚の話とかシリアスなことを書いてたから。
だからか、やっぱり後半に入って、もう少しコミカルだったりキャラクター同士の掛け合いみたいなところで、
スピーカー 2
小説のテンションが上がってきてからの方が一気に読めましたね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
最初はやっぱりちょっとなかなか重めの話だったり、語りも独特なんで、
乗ると楽しいけど、乗るまでに人の好み出るかなと思いましたね。
スピーカー 1
あとはその読みやすさや読みにくさとかもね、慣れてくると結構スッと読めていくんで。
最初その話全然進まないんですよね。説明が結構ある。
スピーカー 2
一応最初の依頼人っていうのは割とすぐ来るんですけど、それがなかなか進まなかったりとか。
でも探偵だったけど、結局依頼は前半の一件だけで、後半は巻き込まれるっていう流れでしたね。
スピーカー 1
そうですね。自分から一応首を突っ込んで、そのうち自分も巻き込まれたっていう感じでしたね。
しかもこれ探偵小説だけど、推理してないですよね、別に。
だから推理小説じゃないなって僕は思ったんですよ。
スピーカー 2
でも謎、どうだろうかな、推理。
スピーカー 1
なんていうかな、ミステリーではないですよね、これ。
スピーカー 2
どうなんですかね。でもなんか地図から次犯人が何をするかみたいなの読み取るじゃないですか。
スピーカー 1
あの辺は推理。
推理って一応はそういう捜査とかあって、いろいろ考えるけど、結構外すじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
主人公結構外して、後々聞いてみたら、ほんまはこうやったみたいなのがわかるとか、多いから。
これ推理してないよな、してるけど上手いこと言ってないよなみたいなのは。
スピーカー 2
結構失敗してる過程が多いかもしれないですね。
スピーカー 1
そうですね。だからなんかそのいわゆる名探偵的なやつではないなと思って、シャーロックホームズとかそういう探偵物といえばこうやろうみたいな勝手に思ってた、コナンとか金大地みたいな謎を解くみたいな要素があんまりないなと思って。
なんかそういう意味では探偵小説やけど、なんか別に推理者ではないなと思って。
しかもなんか伏線とかないやろうみたいな。
これだから読んでる人がミステリーとして、これってこうなんかなと思いながら読んでいっても、まずわからない。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
答えが。
スピーカー 2
わからなかったですよね。
スピーカー 1
全然わからないです。わからないし、わかったところで、え?みたいな。だからそういう楽しみ方じゃないんやろうなっていうのは思いましたね。
スピーカー 2
読んでて面白いですけど、そういうミステリーを求めてるとちょっと違うかもしれないっていうのはありましたね。
スピーカー 1
だって最初の事件、これなんかすごい変な話ですけど、女性が来て、急にお父さん、父さんというか旦那さんと娘の仲が悪くなったみたいな。
なんかそれの理由を探ってほしいみたいな、そういう話だったじゃないですか。
で、もしかしたらなんか旦那さんが何かしてたんかとか、なんかそういう話があって、それをなんか理由を探っていくために、離婚するとか、そういうとこ始まるじゃないですか。
なんかそこめっちゃ普通なんですけど、結末というか、そんな話なんていう。
スピーカー 2
で、その夫と娘がギクシャクシャ理由のところですか?
スピーカー 1
そうですね。なんかその、なんなんやろうと思った時に、なんか全然その、ほんま予想外のとこから答えが出たみたいな感じだったんで。
こんなん、あれかもしれん、これかもしれんってこう、事前に予想できないやつ。
スピーカー 2
そうですね。なんかね、あの、夫の方で謎があったんですけど、その謎と娘とあんまり関係なかったですね。
スピーカー 1
関係なかったですね。なんかすごいだから強引やなと思って。
スピーカー 2
そこにたまたま娘が出くわしたってだけでしたからね。
スピーカー 1
娘の話は割と普通やったって、しかも。なんかその、マクドナルドかどっかわからないですけど、なんかファーストフードって誘われたとこに連れて行かれたみたいな。
それと、たまたま父さんと会ったみたいにそうだったんで。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
あれが一番ね、別になんかどうでもいいやんと思って、なんかそんな話全然関係ないやんと思ったやつでしたね。
スピーカー 2
そうですね。だから夫の様子が最近変だぐらい、でも全然成立した話でしたもんね、娘関係なんか。
スピーカー 1
そうですね。なんかそういうのも、ちょっとなんか思ってたのと違った感じはあって、それはそれで面白かったですね。
あ、こんな感じでやるんやと思って。
スピーカー 2
私はそもそもミステリーあんまり読まないし、今回のは結構その登場人物が割と面白いキャラクター多かったんで、タクシーの運転手と主人公の協力してる感じとか、そんなに仕事熱心にしてるけど上昇志向のない警察とか。
なんかそういう掛け合いがかなりエンタメチックというか。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
読んでて普通に面白かったんで、だからそこが魅力だったから、謎で唸るっていう感じじゃなかったけど、そこが気にならないぐらい面白く読めましたね。
スピーカー 1
ミステリー的な本じゃなくてっていう読み方になりますね、どうしても。
スピーカー 2
ミステリーとしての強度が強いかというと、ちょっとそれ以外のところでの魅力が強かったかな。
私ずっとその浮気疑ってた依頼人、夫がいるじゃないですか。夫がずっとこれからこの話ずっとどっかで出てくるのかなって。
スピーカー 1
リーンさんね。
スピーカー 2
リーンさん。気にしてましたけど、そうでもなかったですよね。
スピーカー 1
そうですね。2つ目の事件に関わってくるかどうかみたいなことですよね。
スピーカー 2
やっぱり最初に出てきた人物が伏線となって、これがこういう風に聞いてたのかっていう、やっぱりミステリーってそういうところがあるかなと思ってたから、絶対何か怪しい奴は気にしてようと思ってたんですけど、彼はそんなに。
スピーカー 1
そうですね、まさかみたいな人だったんでね。それ引っ張ってくるの?みたいな。
だからミステリーを期待せずに読んでた方が面白いかもしれないですね。
スピーカー 2
この小説読んで新鮮だったのは、謎を解く手段に監視カメラをすごい使うじゃないですか。
スピーカー 1
これすごいですよね。
スピーカー 2
台湾の監視カメラってすごい多いんですね。
スピーカー 1
これほぼ反則ですよ、だって。日本でこれやったら。
スピーカー 2
台北行ったらキョロキョロしたらいっぱいあるんじゃないですか。
スピーカー 1
ほんまなんでしょうね、たぶん。本だけ書いてるから。監視カメラからどうやって隠れるかみたいな話が結構あったから。
これほんま終盤なのけど、そうやったんやみたいな。
なんかそれもちょっとしょうもないというか。
スピーカー 2
みんな壁際に歩いてるんじゃないとか言うけど、実はみたいな。
そうですね、実は。
スピーカー 1
そやけどみたいな。
そう思いましたね。
あとはなんかこの主人公のモノログめっちゃ多いじゃないですか。
はい。
特に序盤、この一人語りめっちゃ多い漢字ってすごいラノベっぽいなと思いましたね。
あーなるほど。
それでこんなページかと思いましたもん、最初。
スピーカー 2
これだって500ページ超えてますよね。
スピーカー 1
なんかその割に結構スッと読めるじゃないですか。
スピーカー 2
確かにラノベの読みやすさみたいのは確かにここにもあるかもしれないですね。
スピーカー 1
ラノベ読み慣れてる人は割と入りやすいんちゃうかなと思う。
スピーカー 2
なるほどな。
スピーカー 1
モノログで説明するみたいなのめっちゃあるんで、特にほんま序盤が多いですけど。
スピーカー 2
自己言及の多さもラノベっぽい。
スピーカー 1
これ登場人物やったら、僕は弁護士が好きだったんですよね。
スピーカー 2
弁護士ね。
スピーカー 1
トーヤオミンっていう。
ジョって読めたからジョって読んでましたけど。
スピーカー 2
なんかもうテレビに出てるタレント弁護士ですよね。
目立ちたがりあの。
スピーカー 1
なんか煽ったりする。
スピーカー 2
彼もすごいキャラクターしっかりしてたし。
スピーカー 1
なんかいそうな感じ。
スピーカー 2
ドラマ化とか映像化にすごい向いてそうなね。
スピーカー 1
だから全然今は弁護士じゃないけど橋本さんみたいなイメージ。
テレビですごい過激なことを言うみたいな。
なんかそういう印象でしたね。
タレント弁護士。
マスコミを訴えるっていう時に出てきたやつですね。
でなんか暴露されそうになって取り下げるっていう。
すごい派手なスーツを着てる。
スピーカー 2
私は主人公が捕まった時に取り調べで対決するワン刑事部長。
彼は結構好きだったし、彼だけじゃなくてその主人公とのやりとりが読みごたえありましたね。
自分の無実を証明しようと頑張る主人公とそれを切り崩そうとするワン部長。
でなんか他の警察はだんだんその主人公となんていうでしょう協力体制ができて仲良くなってきたりするけど、
最後の最後までちょっとこう疑いながらも男気のある男みたいな。
スピーカー 1
なんかほんまキイジっぽい人ですよね、ずっと。
スピーカー 2
同じワンでもタクシーの運転手のワンさんも良かったな。
彼が出てきてからやっぱりこの小説、会話が面白くなってきたんで。
そうですね。
一人語りからワンさんと主人公の会話が出て。
スピーカー 1
ベトナム人の妻がいる。
スピーカー 2
そうそう、美しい妻がいる。
スピーカー 1
この人かなりコミカルな人でしたね、序盤からずっと。
やっぱ一番天雷がハイライトというか、活躍っていうよりは面白かったのが、テレビに映った時に、
スピーカー 2
名前言っちゃうと。
スピーカー 1
下の名前は分からんかったのに全部言ってしまうっていう。
それでなんかマスコミが主人公ウーチェンを追いかけてしまうっていう。
実家まで来るとか言って。
全部バラしてしまったっていう。
スピーカー 2
すごい良いやつだけど、ちょっと抜けてるっていうね。
スピーカー 1
あそこがちょっと面白かったですね。
ウーチェンを取り巻く人と言うと、天雷とシャオパン。
破室署の警官。
この人も結構活躍したというか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
ずっと出てくるんで。
なんかうだつの上がらない警官で全然仕事してなかった人だけど、事件に巻き込まれてからはもうずっとツキッキで。
しかもこの人のせいで疑われる。最初。
これは2つ目の事件ですけど、殺人事件、連続殺人事件があって。
事件の犯人像というか何もとっかかりがないっていう時に、この主人公のウーチェンの現場で監視カメラをチェックしてたシャオパンに、監視カメラのチェック範囲をもっと広げたらいいんちゃうってアドバイス聞いて。
調べた。
それで調べたら、事件の範囲の近くで毎回ウーチェンが映ってたっていう。
それでなんか容疑者になってしまうっていう。
スピーカー 2
放物しちゃうんですよね。
スピーカー 1
お母さんとかもだいぶ面白かったですよね。
スピーカー 2
そうですね、お母さんも良かったですね。キャラ立ってましたね、お母さんも。
スピーカー 1
そうですね。だから序盤にちょっと出てきて、後半の事件でもマスコミがいっぱい来た時にすごいちょっと出てくるっていう、すごい図太いお母さん。
スピーカー 2
この小説のメインの後半の方の犯人、犯人像というか殺人の動機って結構なんか怖かったというか。
結局ちょっと動かして言うと、主人公を尊敬してるとか崇拝してた人が勝手に失望してっていうのが契機じゃないですか。
私はそういうことないだろうけど、される側って怖いなと思いましたね。
よくはやっぱり目立つ。
スピーカー 1
そうですね、なんかこの主人公、劇作家っていう主人公が実はめっちゃ有名な人やったみたいな感じですもんね。
この界隈で知らない人いないみたいな劇の、演劇とかの。
スピーカー 2
ここは結構コミカルじゃなくて結構怖い話というか、著名人ってやっぱり不特定多数から見られてて期待もされて、でもそのイメージから逸脱すると勝手に失望されて。
それ以前にやっぱり僕は犯人やばすぎやろと思って。
スピーカー 1
この2つ目の事件が始まった時に、台湾にまずCLキラーなんているわけないみたいな。
今までそんな人1人もいなかったって言って、そういうなんか凶悪犯みたいな連続殺人みたいなやるのは、文化的な成熟がある程度進んだ国でしか起こらない。
そういう国の方が件数が多いみたいな。だから台湾でそんなことがあるのが想像できへんみたいな感じで始まったと思うんですね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
で、その犯人がどんな人かって分かった時の、この台湾で出てくるとしたらこういう人かなみたいなのが、今まで聞いたことないよな。
すごいオリジナルやなと思いましたもん、この犯人。
スピーカー 2
でもオリジナル、めっちゃオリジナルだけど、でもなんかこういう事件って多分聞きません?
スピーカー 1
もっとなんか軽いやつだね。
スピーカー 2
怖いですよ。
なんかあれですね、251ページに書いてますけど、アジアの中で連続殺人事件の数がトップなのが日本なんですね。
結構日本論が多いですね。
スピーカー 1
この辺だから、このような行動は文明と理性の現れって言って、進歩した社会にふさわしいって書いてあるんで。
アジアの中でやったらそういう意味では日本が一番早かったから、日本が一番そういう猟奇殺人みたいな連続殺人とかも多いっていうことなんでしょうけど。
世界で見たらアメリカがダントツで、その次がイギリスでみたいな。
だからなんか台湾にはまだ早いみたいな、そういう話があって、そんな余裕がないみたいな感じでしたね、確か。
スピーカー 2
結構文化論もね、その辺は書かれてますね。
スピーカー 1
最初だからこの2つ目の事件が起こったときに、最初連続殺人についてウィキペディアで調べるってところから始めてましたね。
それ探偵小説でそんなことを。
そうですね、ウィキペディア。
それぐらい遠かったみたいな感じですもんね。台湾っていう場所から。
だからなんかほんまに、この僕はこの2つ目の事件の犯人がかなり後半になってから、誰か分かってどういう人なのかどんどん分かってくるじゃないですか。
もうこれほんま台湾でこういう事件があったとしたら、こういう人物なんじゃないかっていう犯人像をすごいイメージ膨らました感じかなって思いましたので。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
実際にこういう人がいたのかどうかは分からないですけど、そのモデル的な人が。
国の背景みたいなのをすごい感じるなと思って。