どういうことなのか、今僕が言葉で言ってもよくわからないと思うんだけども、
そういうことをやってる人たちがどういうことを考えていて、
どのぐらいの広さのしざで世界の文化を見てるのかっていうのを感じたければ、
これを聞くだけですごくわかるので、
実際このバージル・アーブロって音楽のアーティストでもなければ、
ファッションデザイナー、この前亡くなってしまったアメリカのすごく有名な
ファッションデザイナープロデューサーなんだけど、
彼が出した本を読んだ、このカンティーンのみんなの感想を語ってるこのエピソードなんだけど、
そこで語ってる語り口や、そこから引用していくものの広さが、
どのぐらいのものを見ていて、それが自分たちとどう関係あるのかっていうことを語ってるので、
いわゆるインディペンデントであるっていうことはどういうことかっていうのは、
本当彼らのこのポッドキャストを聞くとすごくわかりやすいと思います。
ちょっとクリエイターとして何かやろうとしている人とかだったら、
このポッドキャストを聞くと何かしらヒントや共感することはあるんじゃないかなと思って、
そういうことを渋ちゃんもトッキンマッシュとしてインディペンデントでやり続けている人なので、
ヤバさのポイントとか、センスっていうものの正体とかっていうので、
なんか感じることはあるだろうなと思って。
メジャー、マイナーとかいうものでもない、
メインストリートでもない、アングラでもない、
なんかその間で会えている人ってポッドキャスターもきっと多くて、
そういう人たちが救われるようなことを、そんな問題意識とは関係のないところで喋っているのがきっと彼らなんだろうなと思いましたね。
前に渋ちゃんに俺言ったことあるんだけど、いわゆるマスというものが中心にでっかくボーンと存在するとした場合、
その下にアンダーグラウンドとか、いわゆる不良だとかストリートだとか、そういうものが下にあって、
そのマスの上の方にはラグジュアリーとかっていう世界があって、
実はそこって縦に繋がってるんじゃなくて、アンダーグラウンドとラグジュアリーっていうのが外回りに抜け道で繋がっていて、
実はマスっていうものっていうのは繋がってなかったりする。
そういった時に、これもバージル・アブローっていわゆるハイブランドをデザインしてるアーティストなんだけど、
そこにアンダーグラウンドの彼らが共感してたりするのがまさに象徴的で、
実際僕の活動もそういう感じで、マスの人たちや芸能の人たちからすると僕の活動って一切見えてないんだけど、
実は僕って東京のこのアンダーグラウンドでやりながら、本当にグローバルのスーパーハイの人たちと仕事をしてたりするんですね。
だからそこの面白さというか、要はグローバルって言われてるような何かっていうのは実はマスのど真ん中にあるんじゃなくて、
両方の極端な端っこ同士がつながって物事が動いてるんだよっていうことは、たぶん彼らの活動聞いてるとわかるし。
バスケアとかも結局そういうもので、そこのルートをひとっ飛びで行くっていうのは、
マスに溶け込んだ瞬間そこのルートは失われるっていう、ある種希望でもあると僕は思っていて。
だからそれぞれがどっちを向いてるのかって話だと思っていて、
おそらくインディペンデントなアンダーグランドアーティストも、さっき言ったラグジュアリーのような人たちっていうのも、
実はマスの方向いてるようで向いてなくて、実際向き合ってるのってさっき言ったこの2つを見ていて、
どこから文化の始まりが生まれて、どこが継承すべき文化につながっていくのかっていうことは彼らは見えていて、
僕の言い方、よく言う言い方でいくと、文化と風俗って僕分けてんのね。
風俗っていうのは、いわゆるマスで行われている、今この瞬間の人のたしなみ、快楽っていうのを満たすために起きている現象が風俗で、
文化っていうのは過去と未来をつなぐ今に立っている人たちが、過去から受けた影響を未来に継承していく作業をやっている人たちだと思っていて、
だからやっぱり文化っていうものを担っていく、実際牽引していく存在っていうのは、今僕が言った2つの両極端の方にいて。
そうですね。短距離走のタイムを競うことは素晴らしいし、世界最速ボルトは勝すべき人なんですけど、
一方でリレーっていうのは全体のチームとしての終わらないレースの中の1人のメンバーみたいな、
名前はもしかしたらそこで語られることはないかもしれないけれども、その人がいないと過去と未来、このレースは続いていかないっていうのが、きっと文化と風俗っていうものなんだろうなと僕は解釈しています。
そうだね、だからそれでいくとこのカンティーヌ・東山さんなんていうのは、いわゆる歴史上の何かっていうところで、
いわゆるマス側から見た時にスポットライトが当たるような立ち位置にいない役職、役割だとは思うんだけども、
かなりおそらく音楽史っていうものを紐解いていった時に彼が渡したバトン、彼がサポートしたアーティストっていうのに対する影響っていうのは必ずすごく大きい影響を与えると思うので、
そういう意味でインディペンデントな存在として僕も注目してるし、実際このポッドキャストっていうのを選んでるこのセンスっていうのはもうすげーわかる感じがある。
そこまで踏み込んでいって理解していくと、ラジオでもYouTubeでもきっとこういう人たちの活動の声っていうのって聞くことができなかったんだけど、
ポッドキャストだと誰が聞くでもない空気感っていうのをそのまま届けることができるから、すごく貴重な声だなっていうのを聞きながら感じていて、
もう一方が俳優の伊沢恵美子さんと二人で喋ってる番組なんですけれども。
今って恋愛を男女っていう大きい主語を背負った状態で語るのってものすごく難しいんですよ。
なぜなら多様化が進みすぎて受け手がいろんな立場の方がいるので、
僕がこう思うって言ったとしてもそこの受け取られ方ってかなり意味が変わる。
特にこの恋愛っていうものを男女として語るのってすごく難しいんですけど、
それを難なくやってしまうこの二人の腕力というかが本当すごくて、
それってさっきの言い方だと人間の本質や性格みたいなものだけでは絶対埋められないテクニックが必要なんです。
山田恵美子さんって恐ろしいぐらいトークに対する本当に自分の中で理論立ててあるテクニックを持っていて、
そこを駆使しながらこのすれすれの話題を話すので、
僕はずっとそれに痺れながら、うわこれだったら大丈夫だ、これだったらここさせるわとか。
それは言葉選びです。
言葉選びと展開と、僕このスポットライトの記事の中では傾聴と主張という言い方をしたんですけど、
相手の話を聞く立場の俺っていうのと主張する俺っていうのをどのタイミングでどういうカードの切り方で出すのかによって、
人って印象の受け方や話のテンポや話の進み方っていうのは変わるんです。
山田恵美子さんはそれが完璧にできちゃうっていう。
それはトークの内容テーマももちろんだし、
そこで語られている人たちの当事者に対しての言葉選びみたいなのも含まれるし。
あとそれを聞いている人ってどんだけフィクションを語ってその主人公を語ってたとしても、
それを話している山田恵美子って何者なのか、こいつ信用できるのか、
あとこの伊沢恵美子に対する態度っていうのはこいつって俺にとって合ってるのかみたいな、
ちょっとそういう切り口で人を見るじゃないですか。
それはどうしてもね。
その時に山田さんっていうのは、
傾聴するタイミングには、
ちゃんとこの聞き手に対してその信用を感じさせるようなタイミングで傾聴するし、
で、主張する時っていうのもちゃんとその伊沢さんの言葉に対して返し方や、
その作品に対する立ち位置、上から下からみたいなものを一切間違わずに、
自分の主張も傾聴もできちゃうっていう、
本当にトークコミュニケーションの恐ろしい手だれなんですよね。
ちょっと待ってくださいね。
これを聞いてそのエピソードを聞くと、みんなもう違う耳で聞いてしまいそうになる。
これそうだね、確かに。
僕の悪い癖なんだけど。
でもそういうことですよね。
大学の内容はとんでもないかもしれないです。
当たり前です。
恋愛の話で、
しかもこの伊沢さんって方がこの俳優さんである立場でありながらも、
ものすごく自分のことも含めてぶっちゃけて話すので、
そうですね。
すごい性的なものも含めて、どんどんどんどんオープンに話す人なので、
そういうエキサイティングな意味でも、このプログラム自体が面白いんですけど、
なぜこれが今このタイミングでこのポッドキャストで成り立っているのかっていうことを、
僕のような立場から見ると、
これってちょっとやそっとじゃ絶対できないですよね。
そうなんですよね。
例えばアダルトークとかね、
あるいは30代の方、女性2人がザック・ブラウンに性のことについて喋っている番組、
結構増えてきて。
要は片方のポジションの当事者が2人で話すとかだったら、どこまででもいけるんですよ。
そうなんですよ。
一方ででもそれが、
今喋ろうとしている僕の言葉すら選んでしまうんですけど、
あえて包み隠そうと言うと、男と女が喋るって本当に難しい。
難しいですよ。
要はどっちかのポジショントークっていうふうに必ず見られてしまう。
残酷なぐらいやっぱ男女っていう時点で、
そこはジェンダーの認知っていうのは別として、
生まれ持った形というのが男女という形として聞き手が受けた時点で、
必ずどっちかのバイアスをかけて見てしまうので、
そこでポジションをうまく取りながら話すのってむっちゃむずいんですよ。
それを逃げることは簡単なんです。
簡単です。
でも逃げてないんです。
逃げてないです。
すごい。
だからどこまで見てればこの話し方をライブでできるのかっていうのって、
やっぱ途方もない。
僕からすると途方もないことをやってる。
しかも山田玲司さんって、この番組では伊沢恵美子さんと恋愛を語るんですけど、
YouTubeで一番認知がされている、
山田玲司のヤングサンデーというニコニコ動画でやっている、
YouTubeでもやってるんですけど、
そちらの番組ではそういうことを男子4人というすごく物質っぽい、
今の言い方、ちょんちょんつけて言う言い方、ホモソで語ってるやり方なんですが、
ホモソでも大丈夫な。
それが全然この番組の山田玲司さんとは違う。
兄貴山田玲司としてはそっちで完璧な主役をやってるし、
こっちではさっき言った男女っていうすごく難しいポジショニングも何らかこなして、
しかもこういう深い話題、
しかも他人のフィクションを漫画家が語るっていう、またこれも難しいんですよ。
プレイヤーがプレイヤーを語るので、
なんだけど彼っていうのはプレイヤーにも関わらず、
そこらの批評とかよりももっともっと客観的に語れるし、
しかも作家ならではの踏み込み方もできるし、
あと彼のやっぱり一番すごいのって、
何かの作品を語るときに必ずその時代背景とか社会背景っていうものとくっつけて語るので、
そこのゴーアンプリもやっぱすごくて。
なんか今言ったような僕のような立ち位置で聞くのもありなんだけど、
ひとまず今大人の恋愛っていうスタンスで語るポッドキャストだとしたら、
これ本当におすすめです。
そうですね。
なんかこう地雷だらけの中をスムーズにならなく走ってて、
真似しようと思ったら絶対一歩目でバカってしまう。
もう絶対踏みます。
だけどそこはポッドキャストをこれから作ろうとしているという今やってる人は、
やっぱり魅力的なフィールドではあるんですよね。
みんなが聞きたいし。
みんな聞きたい、みんな真似したい、僕だって語りたいことある。
だってそれこそ今世界で公開されてるネットフリックスの何かだったり映画だったりっていうものをワイワイ語りたいのでみんながやりたいんだけど、
多分これ真似してやったら一発目でみんな地雷踏みますよ。
でもそこって頑張る、挑戦する価値って多分にあるから、
きっとそういう人はヒントに喋り方とか言葉の選び方とか、選んでなさみたいなところを耳を澄まして聞くときっとすごく得るものがあるんじゃないのかなと。
さっき僕が山田さんをコミュニケーションのプロみたいな言い方したんですけど、
彼は今紹介したコンテンツとは別にYouTubeの切り抜きで今アップされてるので、
いわゆるトークスキルって何なの?
だったりコミュニケーションって何なの?みたいなこともYouTubeの方で語ってるので、
ぜひそういうコミュニケーションってどうやったら自分らしくできるんだろう?だったり、
トークスキル上げたいなとかって思ってる人がいたらそっち見てみると、
彼のそのロジックのちょっと一部ぐらいはわかるんで。
あれはいつかめちこらさんに僕もYouTubeのリンクをパッと送ってくれて、これ面白いよって言ったら会話はプレゼントだった。
そしてトークっていうのは着地で決まるんだって、ほんと15分ぐらいのYouTubeの切り抜きなんですけど、
あれはね、ほんとね、全ポッドキャスターが一旦見たほうがいい。
そう思います。だから自分のセンスとか何とか言う前に、まずそこをわかってるかわかんないかだけで全然変わるし、
あと人と話すっていう時、
どういう、なんか自分話し下手だなとかって思ってる場合はいろんな新書とか出てると思うんだけど、
この山田さんのいくつかのそういうものを見ると、なんかわかるところあると思うんで。
確かに、さっき僕ポッドキャスターって言いましたけど、普通に自分話すの苦手なんですって方もね、もちろんいらっしゃるけど、
そういう人が、まず感想でみんな多くの人が喋っていて、次に主張があって疑問があって推理があって、
一番いいトークは提案なんだよっていう、ものすごくそれを15分ぐらいで端的に語られているので、
なるほどっていう腹に落ちるそれぞれの感想が得られるとは思いますよね。
めちゃくちゃ面白い。
ちょっと概要欄に貼っときましょう。
そうだね、ぜひぜひ。
見てみてください。
なのでこの番組は要チェックというよりは、もしポッドキャスターとしてこの番組を、今のこの僕らのポッドキャスターを聞いたんだとしたら、