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2025-02-19 35:07

青木耕平さんとザッソウ第3回|「希望」とは何か(#158)

ザッソウラジオは、ソニックガーデンの代表・倉貫義人と仲山考材の仲山進也(がくちょ)が、2人の友だちをゲストにお招きし、ゆるーくおしゃべりするポッドキャストです。ザッソウとは「雑な相談」のこと。毎月、さまざまなゲストとザッソウしています。

クラシコムの青木耕平さんをゲストにお招きしての第3回。今回は、「希望」についておしゃべりします。近ごろ、「希望」について考えているという青木さん。何かを考えるとき、青木さんはまず、似ていたり、仲間のようだったりという言葉を挙げていくそうです。「希望」「絶望」「期待」「志望」などの言葉がたくさん登場しました。

★今回のザッソウ★

自由・平和・希望/希望は持つ、絶望は持てない/不確実性は悪いこと?/期待には理由がある/言いたいことを、好きなだけ

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Summary

青木耕平さんと中山さんは、希望の本質について深く掘り下げています。絶望と希望の相対性を考察し、希望を持つことの重要性について語り、曖昧性や不確実性が希望に与える影響を探っています。このエピソードでは、青木耕平さんが「希望」についての考えを深めています。希望は困難な状況を乗り越える力であり、その定義や実現可能性について掘り下げています。最終的には、希望を持つことの重要性とその態度についても触れています。また、青木耕平さんとの対話を通じて「希望」と「絶望」の意味について深く考察しています。権威やファシリテーション、志と野心の違いについても語られ、希望を持つことの重要性が強調されています。

希望の定義
Speaker 2
くらぬきです。中山です。ザッソウラジオは、くらぬきと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談の雑草をしながら、イルクをおしゃべりしていくポッドキャストです。
ザッソウラジオ4年目に入った最初のゲスト、特別ゲスト、青木耕平さんです。引き続きよろしくお願いします。
Speaker 1
よろしくお願いします。
Speaker 2
最終回になりますが、いろんな話に飛びまくり、保守について前回は話をし、保守の先にあるのが希望ではないかという話をさせてもらって、
希望があるから保守していける、希望がなければ絶望したら確信したくなってしまうというのは確かにそうだなという気がするんですけど、
Speaker 1
希望について最近よく考えてるというのが、青木さんと学長がリアルで会ったときに、喫茶店でずっと希望の話をするという。
希望について、希望って何なんですかね?みたいなことを人に言われて、ちょっと説明しないといけない機会があったんですね。
Speaker 3
クラシコの自由平和希望でしたね。
Speaker 1
の希望っていうことはどうやって作れるのでしたっけとかいうことを取材的なものの中で聞かれて、あれこれはちょっと自分たちの確信にあるものじゃないですか。
だからなんか適当には答えられないぞってなって、いろいろ書き始めたら、今まだ書き終わってないですけど、もう今2万字を超えてきてるんで、
着地3万字は超えそうみたいな感じになってるぐらい、ずっと希望って何かっていうことを考えてるんですね。
まさにさっき青木さんが言ってくれたように、希望がないっていう風になっちゃうと、変な意思決定しちゃう。
例えばさっきの中山さんがさ、猫のコジラ性、犬のコジラ性の話してくれたじゃないですか。
それって結局猫が犬に対して希望を持ってない、絶望してる。
Speaker 3
持ってない、絶望してる。
Speaker 1
犬も猫に対して絶望してるっていう。
共に何かをやれるっていう気がしてないっていうことによってそのコジラ性が起きるけど、
もしも今は全然期待持てるポイントがないんだが、きっとこの人たちとは擦り合わせられて共に歩める日が来ると信じてるというか、
それを言ったら根気よく擦り合わせようとするじゃないですか。
何してもやっぱりこの真っ当なやり方で時間と手間をかけ続けていくっていうことに対して、
その希望っていうものがすごく大事なんだなということを考えたんですけど、
意外とこの希望っていうのがさっきの補修、革新とかと一緒で、
いろんな概念がガッタンコしすぎてて、
Speaker 2
意味が複数持たされてるところがあるので。
Speaker 1
そうなんですよ。だからものすごいそれがわかりづらいなと。
だから逆に言うと、本当は希望してるのに希望なんてしてないって言っちゃうみたいな。
それを聞いた人は本当に絶望してると思っちゃうかな。
その連鎖で本当は希望はあるのにないことになってるとか、
いうことも結構起きてるなーっていうのがわかってきたんで、
希望と志望の違い
Speaker 1
これをどうやったらもっとはっきりわかるのかなっていうのをやってたらだいぶわかってきたんですよ。
僕はやっぱり物事を考えるときに、そのことは何かっていう問いを立てて答え出すのってむずいんで、
希望に似ていて希望じゃないもの何かをどんどん探していくっていうのを最初やるじゃないですか。
多分中山さんとも同じようなアプローチ。
Speaker 3
対義語を考えて。
Speaker 1
対義語をアプローチするけど、まずそれをすごい一生懸命やってて、
まず希望って、希望するっていう言葉がある。
Speaker 2
希望するって言いますね。
Speaker 1
希望を持つっていう。
Speaker 2
持つと言いますね。
Speaker 1
あるとか。
Speaker 2
希望がある。
Speaker 1
だから要はこれって希望という、バスケをするとかサッカーすると一緒みたいな、
要するにある行動、動きを意味し、動詞的に見ることもあれば、
希望という状態に対して名付けられた。
Speaker 2
名詞として見てる。
Speaker 1
名詞として見てる。
これさ、希望の対義語である絶望って持つっていう言葉ないんですよ。
Speaker 2
絶望するとは言うけど。
Speaker 1
言うけど絶望を持つって言わないじゃん。
ここがなんか僕最初の起点だったんですよ。
これ何なんだと。
希望はすると持つがあって、絶望はするしかない。
だからこれ持つがあること、希望を持つっていう言葉があることが多分これだいぶ誤解を生んでるんだなと。
ここの特殊性を論理的に言語的になんか説明できるようになれば、かなり希望ってものがクリアになるんじゃないかなと。
っていうふうに思ってて、僕はなんかアランの幸福論みたいなので、
幸福っていうのは常期限の状態なんていうのは自然には絶対ありえなくて、
幸福っていうのは常にこの決断と自己幸福によるものなんだみたいな幸福論があるんです。
それにちょっと似てて、希望ってやっぱするものなんだろうなと。
するっていう決断とその決断に基づく態度というか行動のことに希望っていう言葉がある。
希望ということを叶える状態があるわけではないのではないかっていう問いから始まったんですよね。
この状態は希望がある状態、この状態は希望がない状態、みたいなことは絶望状態っていうのがないんだ。
どんな状態であれ絶望っていうのは決断の問題なので、その大義語である希望も本来そうのはずなのではないか。
Speaker 2
なのにもうどこかにあるものだと。
Speaker 1
あるものかのように言われてると。
Speaker 2
言われてしまう。幸福とか幸せも同じものですよね。
どっかにあるんじゃないかって思ってる。
Speaker 1
でもよく言いますよね、その幸せはどっかにあると思ってるうちが不幸であるみたいな。
だからまず希望ってそうなんだなっていうのと、もう一つ希望とかいう言葉に近い言葉で、
志に望むと書いて、志望っていう。
志望動機のね。
志望動機の志望。これは希望とどう違うんだろう。
先に対して何かを望む気持ちっていうことでは変わんない。
でもこれはみんなの希望って言葉はあるけど、みんなの死亡って言葉ってない。
要するに個人だけのものなのか、周囲の人たち、共同体でも社会でも国でもいいんだけど、
共有できるものなのかっていう違いがあるよねと。
なんか聖書の中に、
熱望しても叶わないのは願い求めてないからですっていう言葉があるんですよ。
熱望とさ、願い求めるも似てるじゃん。
熱望しても叶わない。でも願い求めたら叶う。
これ言ってることがわっきゃ分かんないなと思って。
でもこの熱望に志望を当てて、願い求めるに希望を当てると結構分かるというか、
つまり、志望が叶うことを熱望してる状態って、この会社に入りたい。
将来40代でアーリーリタイヤしてファイヤーしたいという個人の。
Speaker 2
志望がね。
Speaker 1
そうするとさ、これが叶わないと、
Speaker 2
自分の願いは叶ってないみたいになっちゃう。
Speaker 1
けど、何か歳を重ねても充実感と安心を持って生きていけるような社会になるといいよねとか、
そうありたいよねみたいなことだと、
ハウはいろんな方法があるから、
世界からの様々な差し出されるものの中で、
全然これ望んでたわけじゃないけど、
結果なんか良かったねみたいな、これだったねみたいなことがいっぱいあるみたいな。
そういう風になりやすいから、
つまりその聖書で言ってたのは、
小さい構えでその良きことを待ってる、
志望の構えで待ってるよりも、
大きい構えで待ってる方が叶うよみたいな。
話なのかなーみたいな。
希望と志望ってそういう違いがあるから、
この希望で構えるって結構大事なのかもなーみたいな。
不確実性の態度
Speaker 1
確かにさ、僕もそうだし、くらみきさんとかもそうだけど、
啓蒙の仕方すごいそういうとこあるじゃん。
これ決めて、要するにウォーターフォール的にそこに向かうっていうよりは、
Speaker 2
僕も今それを聞いててそれを思ったんですね。
さっきの、将来何かあると決めてそこに向かっていく、
ファイヤーしたいとかどの会社働きたいっていうのを、
Speaker 1
逆算するってことじゃないですか。
Speaker 2
逆算思考で、よく言うバックキャスティングして経営していきますっていう方針と、
僕らは完全にフォアキャスティングしかやらないから、
3年後のこうなってますとか、ほぼ言いたくないみたいなことはあるけど、
Speaker 1
でも進まないわけではなく進みたいと思っている。
Speaker 2
進んでいくときにあらゆる困難障害起きうるけれども、
それを受けながら前に進んでいきましょうっていうのがフォアキャスティング。
バックキャスティングは決めたところを絶対的にやるために、
障害困難あるけど、それをはでのけて目標に到達しましょうっていうのが、
たぶんバックキャスティング的な発想なんだけど、
つまり希望するっていう状態は、
フォアキャスティングのときは希望してるっていうことですよね。
Speaker 1
まさに。だから、世界の方が何を差し出してくるんだろうっていうことを、
どっか楽しみにするっていう態度だなぁみたいな。
Speaker 2
不確実性に対する態度ですよね。
Speaker 1
そうそう。で、この不確実性っていうことも、
不確実性って悪いものとして当たられることが多いじゃないですか。
リスクファクター。
世界はもうどんどん不確実になってる、困ったなぁみたいな。
だけど、宇田川さんの最新の著作の変革経営だっけ、
ちょっと書名がパッと出てこないんですけど、
素晴らしい本があって、僕もすごく面白く読んだんですけど、
あの中で見通しがつかないっていうのは3つ種類あるよね。
曖昧性、多疑性、不確実性。
この間、キャリウレのときに岩口さんがこれ出してくれて、
あーってなったじゃん。
Speaker 2
そうですね。
Speaker 1
で、これ希望の話もすごいこれを引用して考えが進んで、
聞いてる方のためにも言うと、
曖昧性っていうのはそもそも霧がかかってて向こう側に何があるか全く分かんないよっていう状況。
多疑性っていうのは霧が晴れたら3つぐらい山が見えてるんだけど、
どの山が登るべきかっていうのが見方によっていろいろ変わるから、
ちょっとどうしたらいいか分かんないよ。
不確実性っていうのは登る山決まったんだけどこれどうやって登るっていう、
howが分かんないっていう3つの分からなさなんだけど、
この多疑性ってどの山登ってるいいか分かんない。
もう一つの不確実性って登り方が分かんない。
そのなんていうか答えが分かんないっていう感じじゃないですか。
だけどその霧がかかってるって何があるか分かんないって曖昧性って向こうに何があるか分かんないって話。
Speaker 2
分かんない。
Speaker 1
なんで、問いがそもそも分かんないんだけど、
その状態ってさ、不確実だから不安ではあるじゃん。
霧に囲まれちゃってるっていう。
山で霧に囲まれてさ、前にも後ろにも進めないみたいな感じの状態。
うわーってなるけど、霧が晴れたら最悪の状況が目の前にあることもあれば、
分からないってことは最高の状況があるかもしれないわけじゃん。
だからこの曖昧性って、要はこちら側の意思決定と関係なく、
Speaker 2
超いいことが起こる可能性も同時に示唆してるんだよね。
Speaker 1
これって福音じゃんと。
希望っていう態度ってここに対してはオープンなんだよね。
曖昧性っていう状況に対してめちゃくちゃオープンな態度だからこそ、
実力以上の結果が出せることがある。
Speaker 2
いいこと起きるかもしれない。
Speaker 1
かもしれないのよ。
なんだけど霧が向かってるときには、僕も全然そうなんだけど、
ついさ、悪いことしか考えない。
Speaker 2
うわー向こう全然見えない、楽しみっていう人ってあんまいないじゃん。
いや、そうね。
毎回僕もこの話してて思うのが、
僕の流派というか、僕の原点でいくなら、
ウォーターホールとアジャイルって言葉がやっぱあるんですね。
システム開発で要件定義をして作っていくウォーターホール、
能期を決めて作っていくウォーターホールと、
柔軟に対応しながらいいものを作り続けるアジャイルっていう対比になったときに、
ウォーターホールは、要は未来を決めて、
そこに起きるものは全部リスクだと思い、
その通りにプロジェクトマネジメントすることが一番の正解である。
つまり予測から外れちゃいけないってことですね。
だからウォーターホールで僕嫌いだったのは、
めちゃくちゃメンバーが覚醒してバチバチ生産性上がったら計画狂っちゃうみたいな。
逆にね。
希望の定義と重要性
Speaker 2
でも僕からするとソフトウェア開発は学習の連続だから、
絶対的に学習していくと後半の方が、
その連動も上がり、理解も深まり、
テクノロジーに対する知見も高まってるはずなんだけど、
それを最初に計画立てなきゃいけないって、
要はアップサイドのリスク全然受け入れたくないみたいな感じがしてて、
ウォーターホールと僕アジャイルの対比をするときに、
気持ちの問題としてウォーターホールやってるときは、
ドキドキしかなかったんですね。
もうなんか変なこと起きんじゃない?大丈夫?ってドキドキがあったんだけど、
アジャイルでやってると結構ワクワクするんですよね。
大変なこともあるけど、いいこともあるかもしれないね。
ドキドキとワクワクの違いは、
未来決めてるか決めてないかでだいぶスタンスが変わってくるなーって思って。
Speaker 1
それがなんかね、
シームビルディングの時の、
ゲームやるじゃん。
俺が大っ嫌いなやつ。
Speaker 3
体を動かすアクティビティ。
Speaker 1
あの時に、俺が大っ嫌いで全然協力的じゃない感じでやってんのに、
キッチンとしてやるやつが絶対1人か2人いるじゃん。
あの感じが曖昧性の向こう側にある福音なんだよね。
全然俺協力してないのに、
めっちゃやるやつがいるから勝手に進んでいくみたいな。
っていうのが、霧の向こう側にあるもんだんだなっていう、
体感が持てることっていうのが、
希望する上ですごく重要だし、
だから曖昧性っていうものをもっと、
さっきの保守の話じゃないけど、もっとこの曖昧性のいい部分。
つまり、何にも自分が世界に対して努力したり関与したりしないのに、
向こうから何かいいものがやってくる可能性っていうのは、
原理的にはわからない以上必ずあるんだよな。
Speaker 3
でも昔の青木さんだったら、
じゃあこの体を動かすやつをやってくださいっていうお題が出ても、
やらない、これはやらないっていう選択をしてたけど。
参加しないってなってたもん。
Speaker 1
なんだけど参加はする、なぜなら自分が嫌で何もしなくても、
誰かがやる可能性って一定あるし、
だとしたら最高すぎるんで、
参加はするってなるっていう、
だから希望してるってことだよね、絶望してないっていうか。
Speaker 3
だから世界が差し出してきたお題を受け取れるキャパが広がったみたいな。
Speaker 1
広がったっていうことによって、やっぱ本当にある幸せな経験できたと思うんですよ。
その辺の、なんていうか、
世の中的によく言われるいわゆる不確実性というか予測不可能性みたいなことも、
Speaker 3
ちゃんと分解して考えると、悪いことばっかじゃないよなーみたいな。
Speaker 1
しかも、希望の定義っていうのが、
新学者のトマス・アークフィナスっていう人が言ってるのは、
将来の困難な善、つまりまだ実現してない、実現が難しい良いことが、
得られると確信して願望する態度のことを希望と言いますというふうに言ってるんですね。
つまりこれって、困難なことじゃないと希望にならないっていう意味なんです。
僕らもそうですけど、今ドミニにいるじゃないですか。
したら夜、大浴場行ってサウナ入ろうは、希望じゃないですよね。
予定ですね。予測できる気持ちいいこと。
だけど、希望って多分そういうことじゃないと。
つまり困難、どうやっていいか分かんないことを望んでないと希望にならないから、
だから日本って多分こんなに美味しいものをちょっとお金出したら食べられる、
困難な善と実現可能性
Speaker 1
みんなほぼほぼ温かい家で寝れるってなってんのに、希望がない、希望がないって言ってんの。
実現が難しそうな何かを思い描くのが難くなってるからじゃないですかね。
Speaker 2
一方で、トマス・アークフィナスが言うのは、
Speaker 1
困難だけど実現可能でないといけないっていうことですね。
Speaker 2
実現可能性がない困難は、これが絶望になっちゃう。
その差事加減を維持し続けるのは、
それをトップマネジメントがやることが、保守をリードする立場のトップマネジメントがやることは、
一番希望を見せ続けるみたいなことじゃないですか。
それをしないと変革されてしまうので。
Speaker 1
そうなんですよね。
Speaker 2
した時に、そこ、その、要は、ただ、希望し続ける、みんなで希望し続けるための何かがないとできないっていうか、
その、何でしょうねって感じですね。
希望だけだと、何か見せかけのものになってしまうというか。
Speaker 1
そうですよね。
Speaker 2
その時その時のものになってしまう。
Speaker 3
それこそチームビルディングのアクティビティで、
ちょっと目標は、何かこれ無理じゃないって思うような目標を言われるタグのやつがあるじゃないですか。
あれでよく起こる出来事としては、これ無理じゃないっていう人がいて、
これ達成できた人いるんですか?って言って、
で、僕ら走り側がいますよって言って、
できるって分かったとか、
あとはPBPの時は一グループでやるけど、
あれ人数多かったら二グループとか三グループとかでやることあるんですけど、
無理じゃないって思ってたけど、誰かが成功したのを見たら、
急にみんな絶望してたのが、希望がもう、
希望できる状態になるっていうことが起こって、
達成できるみたいなことはよく起こるので、
だから僕今その話を聞きながら、またチームビルディング的に言うと、
タッカーって、いわゆるバルサ的な、
みんなでボールをきれいに回しながら主導権を握って勝つみたいなスタイルって憧れなんですよね。
Speaker 1
希望なんですよ、あれが。
Speaker 3
でもそれみんな憧れるんだけど、やってみたら、
かなりチームビルディング的に11人がすり合ってないといけないみたいなことが起こせないと、
あれが実現できないから、
途中で絶望して、点取られまくるし、全然勝てないから、
結局、守って守ってカウンターみたいな、
絶望して戻ってしまうみたいなことが繰り返されてるようなって思ったりして。
Speaker 1
確かに。
さっきの宇田川さんの、
Speaker 3
企業変革のジレンマ。
Speaker 1
企業変革の話の3つの見通しの多々なさ、
うちの不確実性とか詐欺性みたいな、
答えがわかんない課題だってこと自体が、
希望そのものみたいな。
あと正解もないようだっていうこと。
だから不確実性って希望の障害どころか、
不確実性のないところに希望なんか起きないっていう。
Speaker 3
まさに稀な望みですもんね。
Speaker 1
分かってきたことなんですよね。
さっきの中野さんが言ってくれた、
全員サッカーみたいな、
トータルフットボールみたいなやつを、
みんな希望してるんだけど、
Speaker 3
なんかうまくいかないから絶望してみたいな話があるじゃないですか。
Speaker 1
このうまくいきそう、
例えば誰かができたっていうことを知れたとか、
これを希望絶望って言うから、
結構ごちゃごちゃになるんだなっていうのもあるんで。
希望と期待の違い
Speaker 1
希望に似た言葉で期待っていう言葉が、
期待するとか期待を持つって、
これ希望とほぼほぼ同じ使い方するんですよ。
期待っていうことは、
常に前提として期待を持つための理由があるんですね。
例えば同じようにやってた、
どこどこチームができたから期待できる。
Speaker 3
今日ドーミンで大浴場入れるっていう期待を。
Speaker 1
入れる期待ですよね。
だから期待は理由を当てにして何かを望んでる状態なんて、
期待外れって言葉があるじゃないですか。
でもね、希望外れって言葉ないんですよ。
ってことは、希望には理由が必要なくて、
期待には理由が必要だから、
希望外れはないけど期待外れがあるっていう。
Speaker 2
期待は他者に主体ではない感じがしますよね。
自らできるものではないと思っているから、
ドーミンのサウナが壊れてたら期待外れだけど、
これでも何とかなるものではない。
Speaker 1
期待は叶ったり外れたりするものなんだけど、
それを持って希望すると決めるっていう態度なんで、
まさに内発的なものだし、
ある種自己完結的なものなんです。
だからこそ期待の理由が見つかるまで待てるっていう、
可能性が高まるわけじゃないですか。
だからトータルフットボールなんて無理だって思って、
すぐそうじゃないのにやらないで、
それをずっと、いやいやでもワンチャンいつかあるんじゃないみたいな、
っていう態度で待ってると、
突然黄金時代みたいなすごくやつ集まったみたいな。
Speaker 2
希望っていうのは態度なんですね。
Speaker 3
諦めないって言うと似てますよね。
Speaker 1
諦めない。
Speaker 3
絶対まだそこに到達する可能性とか選択肢みたいなのは、
あるはずだと思えるっていうのは。
Speaker 1
諦めないっていう言葉ってどっちかっていうと、
自分の努力とかそういうことが安定してくる印象があって、
頑張るみたいな。
さっきのトマス・アキナスの定義、
将来の困難な善が得られることを確信するみたいな態度の頭に、
神の助けによりって書いてあるんですよ。
神の助けによって将来の困難な善が得られるっていうことを確信する、
っていう態度なんだけど、
なんかね、もっとね、結構なんか、
期待の種みたいなものは向こうから来るみたいな感覚を、
Speaker 3
たりき。
Speaker 1
たりき、まさに。
Speaker 3
自力で。
Speaker 1
たりきの態度で、結構気楽に待ってる感じが、
気楽ってちょっと言ったけど、
どうなるんだろうって楽しみにしながら待ってる感じっていう。
Speaker 2
諦めないぞ、みたいな感じというよりも、
Speaker 1
もう信じるって決めちゃったしな、みたいな。
Speaker 3
僕なんか諦めるの語源みたいなのは、
Speaker 1
明らかにしてやめる、みたいな。
Speaker 3
言ったことがあって。
多分それ今のは自力、たりきで言うと、
自力ではもう無理だと、
明らかにしてしまい、
もうやめたっていうのが多分諦める、みたいな感じ。
Speaker 1
だから諦めないっていう態度って、
Speaker 3
繋がりしないっていう態度だもんね。
曖昧なままの状態を受け入れる。
諦めないに繋がり出す。
たりき、まち、みたいな。
Speaker 1
そうそう。
そういうものなんだと思うと、
どうなるんだろうな、みたいな感覚に、
結構近い態度。
で、その時にどうなるんだろうなと思っても、
例えばチームに、なんか梅市入ってきたけど、みたいな。
みたいなことが、
たりき的にこう、
Speaker 2
希望し続けたら、それを受け入れられる可能性は出てくるという。
いやこれもう、まだあと3時間話せると思いますが、
Speaker 3
大きさが行かなきゃいけない時間になった。
Speaker 1
ドーミーのチェックアウトが近づいてくる。
Speaker 2
ということで、
やっぱりね、
ちょっと今年あと2回ぐらいは出てもらわなきゃいけない。
Speaker 3
本当ですね。
奇数好きレギュラーみたいなね。
Speaker 1
奇数好きとか。
Speaker 2
はい、思いましたが、最後ちょっと青木さんに感想だけいただいて、
バタバタとですが。
Speaker 1
いや本当、普通、
こうやってゲストでこういうの出る時って、
いや僕がね、1人でわーわー喋っちゃうと、
バランス悪くなっちゃうし、
ちょっと気遣いながら喋るところもなくはないですけど、
今日マジで1個も気づかなくて言いたいだけ言っちゃった。
Speaker 2
いやいや、僕らも、
それを聞いて思ったんですけどっていうのをかぶせかぶせの、
3人それをかぶせ続けるだけ。
Speaker 1
あー楽しかったなー。
Speaker 3
またやりましょう。
Speaker 1
はい、ぜひ。
純レギュラーなんで、
少なくとも1年に1回ぐらい呼んでほしいかなっていう。
Speaker 2
今年はもうちょっと行きたいなと思います。
Speaker 1
はい、ありがとうございます。
Speaker 2
ということで、今回のゲスト、今月のゲストは、
クラシコモの青木さんでした。ありがとうございました。
Speaker 1
ありがとうございました。
Speaker 2
お疲れ様でした。
Speaker 3
お疲れ様でした。
Speaker 2
いやー、どうでしたか。
Speaker 3
安定の青木さんのトークですけど、
言葉の遊びと気づき
Speaker 3
僕あのあれですね、権威と権力、
権威はあるけど権力を使わないのがファシリテーター型、
リーダーシップみたいな、
あの言語化が結構だいぶ面白かったですね。
個人的には。
Speaker 2
それでも学長的な発見だけど、
その発見を僕らも聞いてもらって、
確かになーって。
発見したのはでも学長ですけどね。
Speaker 3
でもあの話にならなかったら、
そこの着想は。
Speaker 2
そこに繋がるってことは思わなかったですもんね。
Speaker 3
脱走の醍醐味ですね。
Speaker 2
醍醐味ですね。
僕ら喋ってるときにファシリテーションって言葉がそこに出てくると
全く思ってなかった。
Speaker 3
犬と猫とファシリテーションと
チームビルディングの視点でしか聞いてない。
僕の中では裏側で自分のキーワードと
青木さんの話、
かなり整理ができた感がありましたね。
Speaker 2
今日なんかでもメモいっぱい取ってなかったですか?
Speaker 3
メモっていうかそう、出てきたキーワードがあるじゃないですか。
後半、今の第3回も、
希望とか絶望とか死亡とか期待とか。
青木さんと2人で喋ったときに、
野望とかもありますよね。
田坂ひろしさんが、
Speaker 2
志と野心の違いっていう話。
Speaker 3
死亡と野望ですよね。
野心は、
自分が達成、実現できないと意味がないやつ。
全国統一したいみたいな。
長野野望みたいなね。
誰かが統一しちゃダメなんですよ。野望。
自分が死んじゃったら意味がない。
志は自分の台で成し遂げられなくても、
それを託す。
託してそういう世の中に近づいていくみたいな。
今日のキーワードで言うんだったら、
希望を持ちながら死ねば、
Speaker 2
志としてはOKみたいな感じ。
Speaker 3
みたいな言葉いろいろあって、
面白いなって。
Speaker 2
言葉で遊んでますからね、僕らはね。
これ日本語じゃなかったらできんのかな、
こんな言葉遊びって。
日本語が大好きすぎて、
英語であればできないですけど。
Speaker 3
やっぱ日本語の解像度が高いからね。
分野とかはありますよね。
Speaker 2
ありますよね。
言葉の表現が多いところもね、
たぶんあるから。
Speaker 3
だって、そういうこと、志と野心とかって、
アンビション。
Speaker 2
アンビシャスってただね、
Speaker 3
なっちゃうっていう。
Speaker 2
どっちの意味かはわからない。
死者、死也みたいなのも、
英語だとperspectiveしかないっていう。
なんか、面白い。
漢字文化なのか、
っていうのを元に、
要は言語屋の中で概念的な、
なんていうの、
言葉の組み立てをして、
遊んでるという感じですが、
これを、
これは何の仕事なのかっていう気もしますから。
こういうことをやってますね。
Speaker 3
でもそれこそ、
AIが仕事してくれるようになると、
人類は暇になるわけで、
Speaker 2
こういうのをAIめちゃくちゃ得意ですよ。
Speaker 3
でもね、そもそも知りたいっていう、
内発的な動機が、
Speaker 2
AIにはないので、
Speaker 3
暇を持て余した、
人間がこういう話をし始めて、
面白いね、みたいな、
時間の使い方をするっていうのは、
この後結構、
重要な、雑草は、
雑草は重要な、
いやいや、
Speaker 2
暇を持て余した人類にとっての、
大事な、
Speaker 3
遊びですよね。
希望の重要性
Speaker 2
遊びになるのは、
雑草はそうなる可能性が、
ありますよ。
Speaker 3
ありますね。
Speaker 2
社会がそうなるまで、
雑草ラジオ続けていくしかないです。
Speaker 3
雑草っていう。
Speaker 2
シンギュラリティが起きて、
人類が暇になるまで、
雑草を続けていけたら、
いいんじゃないかなと。
Speaker 3
そういう、
世界が来ることを希望しながら、
Speaker 2
希望しながら、
Speaker 3
終わりましょうか。
Speaker 2
いやー、
Speaker 1
面白かった。
Speaker 3
フラルキさん的に、
効果は?っていうのは。
いや僕はもう、
Speaker 2
あの、
なんだろうな、
やみつど濃かったなー、
って感じは、
しますね。
もう第一回何の話をしたかも、
忘れてしまう、
感じですけど、
でもやっぱ一貫して、
その、
Speaker 1
なんだろうな、
Speaker 2
同じスタンスの話をしてるって感じは、
その同じスタンス、
まあ最初の話でOSが近いみたいな話の中から、
そこの近さについて、
言語化し続けてきてるっていう感じが、
ありましたね。
Speaker 3
あとはもう最後の、
Speaker 1
希望するが、
Speaker 2
やっぱり希望するは、
あの、
ただの態度だなってことは、
その、
態度だとしたら、
人間が決めれるってことなんですよ。
はいはい、
Speaker 1
自分で決めれるってこと。
Speaker 3
自分で決めれるってことなんですよ。
Speaker 2
で、
これめちゃくちゃ、
それこそ希望のある話だな、
っていう風に、
あの、
思いましたね。
Speaker 3
いや、
絶望する必要がないってことですよね。
Speaker 2
うん。
Speaker 3
それこそ足りき、
うん。
足りき、
足りきを引き込むための、
うん。
準備は最善を尽くしておけば、
そのうち、
みたいな、
希望があれば、
絶望する必要がない。
Speaker 2
はい。
し、
それは誰かが決めるんじゃなくて、
自分で決めていいんだ、
っていうのが、
うんうん。
いや、
Speaker 1
これは希望がある話だな、
思いました。
Speaker 2
ということで、
えー、
ザスラジオでは、
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はい。
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ということで、
また一年やっていきましょう。
はい。
ということで、
Speaker 3
また来週。
Speaker 1
ありがとうございました。
ザスラジオ
35:07

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