スピーカー 3
何だったかっていうと、会社さん自身もすごいエフェクチュアルで興味深いと思って話を聞いたんですけど、合同会社こっからさんっていう、なぜか大阪出身の人たちばっかりが福岡の糸島で会社を作られて、
しかもその年間に1社ずつグループ会社を増やして、6人の会社だそうなんですけども増やしていて、そもそも何役かがちょっと私も話を聞いてもわからなかったんですが、さっきちょっと言いかけた話っていうのは、その共同創業者の方の一人が本屋アルゼンチンっていう事業をされていて、
だけどそれは、いわゆる売るための小売りの本屋さんではなくて、九州大学の社会人生として人類学を学ばれていた時に、アカデミアの知見とそれをいろいろ学び終える一般の方と融合させるような場を作るみたいなところで、手作りで建物を作ったみたいなところからなんですけど、
知り合いの先生から、お世話になっている環境心理学のすごい有名な先生が退官される時に、素晴らしい蔵書2000冊くらいをどうするかっていう相談を受けられて、図書館から相談するとシュレッダーに書けられることを進められるみたいな話なんですが、その本自体が本当に貴重なものだし、その先生がずっと大事に研究されてきた影響を与えられたものなので、
とりあえずそれを2000冊も預かっているというような状態で、社会問題というほどの問題は我々の業界としてはあるあるな問題で、素晴らしい有名な先生が、この本がなかったら多分この理論出てこなかったみたいな本を、
いつか研究室を離れる時に手放さないといけないっていう、それをどうするのか、捨てることもちょっと心が痛むみたいなことを、これってさっきのエフェクチュエーションの話で言うと、一応余剰資源、社会とか組織の中に存在する余剰資源なので、余剰資源を何らか活用して、
それを活用することで新しいアイデアが生み出せないかみたいに、使うっていうふうなことで、いろいろいろんな人に話を振っているんですっていうふうなのを、私も振られて、その時に答えが出なかったので、それを持ち込んでしまったっていうのが、今っていう感じで。
スピーカー 1
ちょうどね、前回の先月のくらぬきさんと僕の二人会で、くらぬき書房を始めましたっていう話を。
スピーカー 2
そうですね、僕が出版事業を新しく始めたっていう話をしていて、それを始めた理由の一つが、今の出版業界はたくさん本をするんだけど、その返本率が非常に高くなっていて、
返本されると、結局在庫として持ち続けても意味がないので、どこかで裁断されるという、無駄にいっぱい吸って無駄に裁断するみたいなことが起きていて、本は裁断って嫌だよねって話をさっき学長としてたという。
時折僕らも本出してるので、オタクの書いた本も売れないから裁断しちゃうけどっていう連絡が来るという寂しいねって話をしてました。
スピーカー 3
つらいですね、それは。なるほど。
スピーカー 1
もしかしたら、そうすると、もしかしたらくらぬき書房案件になる可能性がありますね。
スピーカー 3
いやいや、むずいこと言うな。
でも、くらぬき書房の場合には、裁断できるだけしないようにっていうのはどういう風なソリューションを考えられているんですか。
スピーカー 2
裁断が起きるのは、大量に吸って全国の本屋に広くばらまいて、かつそれを返本されてもよいという条件で、取り継ぎという状態が入る、流通に入ってしまうので、
全国流通の取り継ぎさんを僕らは買いさずに、直販で本を売ろうっていうことをすることで、自分たちがコントロールできる範囲だけ吸って、コントロールできる範囲で販売をしていくっていう風にすれば、無駄にする必要が全くなくなるので。
かつ直接販売をさせてもらうので、書店に置いていただくときも、売り切る前提だけ買い取ってくださいっていう形にして、返本したいでねっていう条件というか、前提で本屋さんとも交渉を続けていくってことをすれば、そうするとみんなが一生懸命売り切るってことになるので。
大量ロットにすらない、小ロットにして、かつ売り切る努力の方向にモチベーションを向かせるっていうことを仕組み化できれば、全然いっぱいすらなくても良い世界になるんじゃないかなと思っている感じなんですね。
スピーカー 3
なるほど、だからそれはビジネスの仕組みの問題だっていう風に考えられて、そこを変えていかれる、変えようとされてるんですね。
スピーカー 2
そうです。
スピーカー 3
なるほど、素晴らしい、そっか。
スピーカー 1
それも言ってみれば、今までの出版業界が作ってきた売り方が、コーゼーション的な形になっていったのが、賞味期限が切れてきたことによりうまくいかなくなってきて、エフェクチュエーション的な本屋さんあっても良いよねってなってるってことですよね。
スピーカー 2
そうです。
スピーカー 3
面白い、素晴らしいですね。確かに、でもそう考えると、今私はやっぱり蔵書をほとんどKindleで読んでるので、もしかしたら我々以降の世代とか、そんなに今相談したみたいな問題が起こらないかもしれないとか、むしろいずれもしかしたら紙の本自体が必要最低限しか流通しないとか、本当に必要な人のところに必要な数だけってなっていくと、
今のウイスキーみたいに、昔、先生が退官されたときのものは、今は処分に困るみたいな話でしかないですけど、これが多分何十年後かの価値は全然違った認識になる可能性もあるので、それまでどこかが預かってくれるところさえ見つかれば良いとかって話なのかなとか、ちょっとそこを考えるところがいろいろありました。
スピーカー 2
そうですよね。
先生は、研究されている方は、やっぱりいろんな本を読まれて、そこからインスピレーションを得た上で、引用じゃないけど、インデックスつけて論文に書いたり本に書いたりされて、過去の知見からさらにそこに自分の知見を載せて、次の知見を作っていくってことをされているのかなと思っているんですけど。
スピーカー 2
そうです。
その場合、研究者の方が一冊だけ読むってことはなく、たくさんの書籍を読まれるので、知識の前提が蔵書になるってことなんですよね。
おっしゃるとおりです。書き込みとかも相当されていて、外部メモリ的になってるっていう。
スピーカー 2
だからそこに、研究結果で研究されている方のバックグラウンドとして、こういう蔵書を持ってらっしゃる、読んだけど引用しないってことだったり、読んだけどインスピレーションにはならなかったみたいなものはあるけど、でも結局それが地肉にはなってるはずなので、どういう蔵書を持ってるのかっていうのが、実は結構重要な研究のソースとしては大事なものになる可能性がある。
スピーカー 3
確かに確かに。
スピーカー 2
その蔵書リストみたいなのは、フィジカルな本を残すかどうかはさておき、蔵書リストみたいなものはあったほうが、いわゆるとある研究を読んだときに、これは何からこの研究が生まれてるのかって考えたら、その蔵書リストを見て、蔵書リストをまた見たら、さらにその根っこが見えていくみたいなことはあり得るので、
もしかしたらその蔵書インデックスみたいなのは、これもしかしたらうまくたまっていくようになれば、かなりその研究においては有益なものになるかもしれないですね。
あー確かに。
って今なんか話聞いてて思いましたね。
なんかなぜその蔵書の価値なのかなっていうのを聞いてて思ったのは。
スピーカー 3
あー確かに。それは、蔵書インデックスみたいなのがもし可視化できれば、それはたぶんその先生から学びたい人たちにとってすごい価値があるだろうなとか、こんなところから来てるんだとかっていうのは確かに。
スピーカー 2
そこはでも残したいですよね、確かに。
フィジカルな本はどうしても物理的なスペースを取ってしまうので、なんともならないとしても。
一覧は、いや、これはね全然本当に余談、余談からの余談を展開するのがフィジカルなストラジオなんで余談ですけど。
僕は最近、ダンシャリじゃないですけど、部屋の掃除を始めて、コンマリさんとかダンシャリの本とかいっぱい読みまくった結果、本当にミニマリストに近いぐらい荷物が減らしてしまったんですね。
それこそ僕が持ってた本も、ほとんどバリーブックスさんに出して、どうしても手元に残したい本以外は放出してしまったんですけど。
なんかね、今改めて思うと、本自体は別に僕は手元にあっても二度と読まなかったりするからいらなかったけど、
あの僕の蔵書リストみたいなのは作れたとしたら作っておきたかったなって今、ちょっとした後悔は残ってますよ。
捨ててから思うやつですけど。
たぶん今のくらぬきを作ったのが、ほとんどその本によって作られてるっていうことだと思うので。
だからといって別に僕は研究してるわけじゃないから、くらぬきの蔵書リスト見たからってなんてことはないけど、
なんか、わからないけど、うちの社員の人とか見たら、くらぬきさんこういうのがあったから今みたいな考え方してんだみたいな風に、いずれ思ってもらえるものになるかもなって思ったけど、もう手元にないから。
スピーカー 1
あれですよね。買い取って値段ついたやつは、本のタイトルがメールで送られてくるけど、値段につかなかったやつは、分かんない。
スピーカー 2
どうだったかな、そうそうそう。なんかもう全部出しちゃったから、いやー今本当に僕今めちゃくちゃ身軽にはなったけど、今思い返すとそのインデックスだけ欲しいなって。
スピーカー 1
なるほど。確かに。それがめんどくさくなく作れる。
スピーカー 2
そう、だから学長の後ろの本棚のやつもね、これ全部インデックス欲しい感じしますもんね。ある意味それインデックスですもんね、今ね。
スピーカー 1
そうですね、これもうインデックスとして、そうですね。ほとんど読み返すこととかがない。
スピーカー 3
ないけど、でもそれがあるから、なんかそれが学長だみたいな、その本棚込みで学長みたいなとこあるもんね。
スピーカー 1
そうですね、エフェクチュエーション的に考えると、とりあえずできそうなことからなんかやるかっていう感じになりますよね、きっと。
スピーカー 3
そうですね、でもなんかお二人にちょっと今日、こんな話を持ち込んでしまったこと自体はどうかわからないですけど、なんか話して返していただいただけで、ちょっとなんか、はい、私自身の考えてた問題ではないですけど、すごくなんかこう知見が広がったので、またちょっとこれをお返ししようってすごく思いました。
もしかしたらなんかそこから、なんか違うビジネス、なんかその本のインデックスかどうかわからないですけど、たぶん全然想定しろと違うビジネスに広がる可能性はすごくあるかもしれない。
スピーカー 3
結果的にはしてよかったとか、多分なんかそれを結構雑草的に引き出されるみたいな、雑草だからそういうのがこんなこと考えてるんですけどみたいな感じで発言できるってすごい大事だなとか、
多分何気なく言ったことがすごく大きなその後の展開につながるっていうことは、エフェクチエーションを体感されている方々はすごく経験されるんじゃないかなと思うので、構えずに他の方からちょっとボールを投げてもらうみたいなのは。
雑な相談でいいんですよって言うと、言ってもいいかなって思って言ってもらえるのはまずありがたいのと、こちらも雑な相談でいいですよって言っておけば、全然ボール返せなかってもいいやと思って。
これが深刻な相談されたら、絶対いいこと言わなきゃと思ってるけど、お互い雑なので、全然しょうもない返しだったとしても、まあまあオッケーオッケーってオッケーラインを下げておけるので。
スピーカー 1
例えば、僕今、組織の猫ナイトっていうコミュニティーが立ち上がって続いてるやつがあるんですけど、それ始まるきっかけって、すずじさん、G2さんという人から、2022年の2月22日、スーパーネコの日だけど、学長なんかイベントとかやらないんですか?という問い合わせが来て、何も予定はないですけど。
そのG2さんという人は、漢字的強みを持っている人なので、じゃあなんか手伝ってくれるんだって一緒にやりますって言って、で2人でイベントを企画してやることにして。
で、そしたらなんか盛り上がって、2年続いて、2周年、今月が2周年なんですけど、2月22日に猫仲間というかトラ仲間の日だ市長の鈴木さんのところにみんなで遊びに行こうっていうツアーが組まれていたりとかするのですが、何が言いたかったかというと、じゃあこの2人でイベントやってみます?みたいなのって、まあクレイジーキュートだと思うんですけど。
具体的な人がこう決まることによって、あの1人は自分の方がこれは得意だなとか、こっちがやった方がいいなみたいなのが具体的に見えるから、その強みみたいなものが確定しやすくなりますよね。
スピーカー 3
確かに。なんかその人のできることとか能力とかが先にあるんじゃなくって、なんかその関係性ができた結果、役割が見えていくっていう感じですよね。
スピーカー 1
だったら俺ここを引き取るよみたいなのが生まれやすくなるというか。
スピーカー 3
なるほど、なるほど。
スピーカー 2
そんなことで困ってるんだったら全然俺できるけど、みたいな申し出がしやすくなったりとかありますよね。
スピーカー 1
ちなみに僕はそのネコナイトのコミュニティのルールとして、自己犠牲禁止っていうのをやってて、自分の強みしか生かしてはいけないっていうルールで、自分にとってはほぼコストを感じないような活動しかやってはいけない。
そうすると、PTXに勤めてるので私受付やりますみたいな人がいたりとか、じゃあ司会やりますみたいな人がいたり、おにぎり的強みを持ってる人がおにぎり握りますって握って配りますみたいな。
あと接客得意、接客得意なんで受付周りやりますよ。
みんなが勝手に自分の持ち場を見つけてやり始めたりとかするんですけど。
スピーカー 3
すばらしいですね。しかもおにぎり的強みを持ってる人が、普段それをどこで発揮してるのかあんまりイメージできないので、うれしいんじゃないかなって思いますが。
おにぎり、得意なおにぎり作ることができた。
スピーカー 1
そのおにぎり的強みの人は本当におにぎり的強みを発揮して普段活動してる人なので、
そうでした。
スピーカー 2
プロだもんね。
プロだもんね。
スピーカー 3
そっかそっか、それは素晴らしい。だから普段から多分猫の方々は普段からわりと強みを誰かに役立てているってことですね。
スピーカー 1
強み発揮してるときは自分にとっては楽しいし、役に立っててるなっていうふうに思いやすいし、みたいなのがありますよね。
スピーカー 2
これあれですね、エフェクチュエーションの5つの原則に2つ雑草と自己犠牲禁止を入れたいですね。
スピーカー 3
雑草はでも本当にそうですね、これなんかうまく入れたいなって本当に思いました。
スピーカー 1
あれですよね、この本の中でロックショーのパートナー獲得のための行動を問いかけアスキングっていうショーって原則じゃないやつが急に混ざってる感じですよね。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 3
そうですそうです。
スピーカー 1
この中の手法として雑草っていうのが入ってるとなんか良さそうですよね。
スピーカー 3
確かにすごくいいと思います。