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2024-11-20 38:20

宇田川元一さんとザッソウ第3回|書くことについて(#145)

ザッソウラジオは、ソニックガーデンの代表・倉貫義人と仲山考材の仲山進也(がくちょ)が、2人の友だちをゲストにお招きし、ゆるーくおしゃべりするポッドキャストです。

経営学者の宇田川元一さんゲストの第3回。『他者と働く』や『組織が変わる』、『企業変革のジレンマ──「構造的無能化」はなぜ起きるのか』など、組織に関する書籍を執筆している宇田川さん。とくに3冊目の書籍は、執筆が大変だったそうです。「つらいけど好き」という書くことについて、ザッソウします。

★今回のザッソウ★

つらいけど、好き/コアにたどり着くまで/議論の相手がほしい/言葉を持ちたいという欲求/ちっちゃく始めよう/あなたのリアクションが大事です

★おたよりフォーム★

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サマリー

宇田川元一さんとの会話を通じて、書くことの喜びと苦しみが探られています。特に、書く過程での思考の深まりや、コアのコンセプトを見つけることの難しさが語られています。対談では、執筆における構成やアイデアの整理、複雑なテーマへのアプローチの重要性が議論されています。また、組織におけるカルチャーの変革については、個々のアプローチの必要性が強調されています。経営や書くことの重要性についての洞察が共有され、サッカーと経営の関連性についても深く掘り下げられています。

雑な相談の開始
スピーカー 3
くらぬきです。
スピーカー 2
中山です。
スピーカー 3
ザッソウラジオは、くらぬきと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談をザッソーしながらイルコおしゃべりしていくポッドキャストです。
2024年11月のゲストは、経営学者の宇田川元一さんです。
スピーカー 1
第3回、最終回です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
スピーカー 3
はい、第2回はサッカー好きの話を始まり、オーケストラの話も始まり、
あとはそこから経営につなげて話すので、僕は何とか抽象化して、ちょっと経営の話に持ってこうかなとしても、
スピーカー 2
ずっと具体的なサッカーの話で終わるという。
スピーカー 3
非常に雑談的な良い回でしたね。
いやー、あんなにサッカーのことだけ話す回はないですね。
スピーカー 2
あれ?そうでしたっけ?経営の話になってませんでしたっけ?
経営の話になってた?
スピーカー 3
僕は勝手にインスピレーションもらってましたよ。
よくあるやつね。これ経営に例えると、みたいなやつをもらってましたけど。
第3回となりましたが、雑草ということで、雑な相談ありますか?という雑な振りで最後いきたいなと思いますが、
宇田川さんの最近の雑な相談、なんかテーマありますか?
スピーカー 1
あのーですね、3冊本を書いてきて、
スピーカー 2
自分がすごい思ったのは、自分書くの結構好きだなっていう。
スピーカー 1
いや、好きって言うとね、なんかね、語弊があるんですけど、
いや、辛いんですよ。書くの結構辛いんですよ。
スピーカー 3
辛いですよね。
スピーカー 2
辛い。辛い。
スピーカー 3
第1回もあんなに苦しんだって言ってたのに。
スピーカー 1
そう、そうなんですよ。
なんか本当、特に3冊目本当に辛くて、なんかこう、やばかったんですけど、
だけど、まあでもやっぱり、書いていくっていう中で自分がこう考えが深まったりとか、
書いていくっていう中で、こう、なんか分かんなかったことが分かったなぁみたいなことって、
よくあるわけですよ。だから、いろいろ書きたいみたいなのは、すごいあって。
もう、で、テーマも、今思い浮かんでるものだけでも、なんか四、五個ある。
はいはいはい。
で、なんかこう、そういうのともまた違って、
書くみたいなこと自体も、嫌いじゃないなって思いつつ、
どうしようかなっていう、すごい雑な、どうしたらいいでしょうか。
スピーカー 3
めっちゃわかる。
書く辛さの探求
スピーカー 1
ちなみに、宇田川さんの書く辛さって、その、何が辛い系ですか?
なんかですね、なんかいくつかあるんですけど、
まず1個は、なんて言うんですかね、自分が書いていく中で、
こう、コアのものが定まるまでにの辛さってあるわけですよ。
今回、3冊目の本の場合で言うと、
えっと、構造的無能化っていうコンセプトができてくるまでに、
1年半かかったんですよね。
あの、執筆をするって決めてから。
だから、その間とか、なんかずっと自分がゼロ回答なんですよ。
スピーカー 3
はいはいはい。進捗なしですからね。
スピーカー 1
進捗なしなんです。まあ一応なんか書くっちゃ書くんですけど、
違うな、なんか違うな、みたいな。
そういう感じで、なんか、何やってんだかわかんなくなるんですよ。
どうすると。
マジで何やってんだろう、自分みたいになってくるし、
ましてや今回のテーマなので、余計何やってんだ、自分になるわけですよ。
V字回復みたいな企業変革じゃなくて、
その対話的に課題を掘り起こしていきましょう、それをやり続けましょう、みたいなね。
毎日健康な習慣を積み重ねて、幸せに元気にいきましょう、みたいな。
そういう感じになると、マジ何やってんだかわかんなくなるんだな。
スピーカー 3
それは、そのコンセプトって言ってるのは、
いわゆるその構成とか目次とか企画みたいなものが、
それを出すのに1年半かかるみたいな、なんかそういう感じなんですか。
スピーカー 1
えっと、いや、構成とかは、
持った後。
やつから変わっていくじゃないですか。
スピーカー 2
最初のやつから。
スピーカー 1
最初のやつは一応出して、企画会議みたいな通るんですけど、
それを描いていこうと思うと、
その、例えばね、1冊目のサシャとハッタラックとかで言うと、
何て言うんだろう、橋を描けるみたいな。
ナラティブの溝に橋を描けるみたいな、
ああいう感じっていうのができると、
こう、何だろう、
スピーカー 2
顔ができるっていうか、
スピーカー 1
シェイプを持ってくるわけですよ。
で、描けるようになるんですけど、
何をコアとして描いていくのか、みたいなものって、
テーマはあるけど、
コアのそのエンジンみたいなものが、なかなか、
なんていうか、これっていう感じで定まるのに困って、
これがマジで辛いです。
スピーカー 3
その、最初に描きたい、今も何かいくつか描きたいテーマがあるというか、
その、テーマと、
なんでしょうね、描けるぞってなるところまでの間が、
進捗ゼロの期間が長い、ずっと頭の中でこねくり回してる期間が、
これが辛いって言ったときに、
その、テーマとアウトプットになるものを企画と呼ぶんだとしたら、
スピーカー 1
テーマから企画になる間の何が違うのかなっていうか、
スピーカー 3
伝えたいことが見つからないのか、
そのエンジンって言ってたものが、何を見つけようとしてる、
むしろ切り口が、切り口の最初のテーマを考えるのが難しいのかなって思ったけど、
そうじゃないってことですね。
スピーカー 1
なんか今回のことで言うと、
まあ、ビフォアV字回復、
あの、慢性疾患みたいなところって、
これも2冊目から出てきたテーマで、
あの図自体は、2冊目描き終わった後に出てきた図ですけども、
でも、そこまでは結構ね、難しくなかったんですよ。
だからここ、そのなんていうの、
経営危機みたいなのを乗り越えていく変革じゃなくて、
それの段階、
実際はそれの後の段階もあるんですけども、
下下修正的でない変革をテーマとするっていうことは、
わりと決まってると。
スピーカー 3
それがテーマなんですね。
スピーカー 1
そうそう。
もう、だし、既存の変革論では何が議論できないのかっていう、
もう、それもやっぱりまあ、理論的にもこうだなっていうのは言えるし、
もあるんですけど、
なんでこれは起きるんだろうかみたいなことって、
やっぱりそこを考えないといけないわけですよ。
で、一応、理論的な仮説みたいなのもあるけど、
本当にそうなんだろうかみたいなのか、
なんでそうだって言えるんだろうかみたいなので、
自分の中でこう、そうだなそうだな、
こういうふうに整理するとこれが言えるなみたいなのまで、
たどり着くっていうのが結構難しいし、
あとなんかね、難しく説明するのはいくらでもできるんですよ。
結構複雑なモデルなんで、
実際元のアイディア。
難しくするのはいくらでもできるけど、
でもそれを書いてもしょうがないよねみたいなところもあって、
そういう意味でもなんか、
なんていうのかな。
一定こう、分かりやすいって言うとお部屋があるけど、
なんかまとまりがいいものにしていくみたいな。
そこは大変だったかな。
変革へのモチベーション
スピーカー 1
今思うと何やってたのかみたいなので言うと、
やっぱりいろんな人の話を聞いていくことは結構やりましたよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
これでもね、結構諸花の剣で、
そういう慢性疾患的なというか、行動的無能化って言葉ができる前の時代で、
いろんな人の話を聞くと、何が問題でうまくいかないのかみたいなのが、
聞いてる相手もわからないみたいな感じなんですよ。
確かにそうですよね、慢性疾患ですよね。
で、こうなんですけど、なんかうまくいかないですよねみたいなのとかっていうのが、
余計こっちもなんか何でだろうってよくわかんなくなっていくみたいなのが結構あって。
もうなんか比較的、なんていうか、それでもうまくいった人の話と、
うまくいっていないですみたいな人の話とをいっぱい照らし合わせて見ていったり、
それこそなんだろう、結構変革関係の対談記事とかも公開情報みたいなものとかを見ながら、
この話とこの話、ちょっと僕なりに見ると飛んでるように見えるなみたいなところとかがあったりとか、
そういうのを見つけたりとか、なんかDX関係のセミナーレポートとかね、
結構ウェブって言ってるじゃないですか、そのクライアントの人に話してもらうイベントみたいなのを見てると、
あれ、これちょっと変だなみたいなのとか、そういうのから集めて、なんか探偵みたいな感じですよね。
そういうのに結構時間かかりましたね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
だから、あれかもなぁ、議論の相手が欲しいってことですかね、そういう意味では。
スピーカー 3
その、企画を練っていく中で、自分一人だけで考えるんではなくてっていう。
スピーカー 1
うん。
ちょっと違う角度から、それってこうですよとか、うんうん、ですよね、みたいな。
議論の相手がもっといると、もう少し良くなるのかな、みたいな。
うんうんうん。
スピーカー 3
そう。なんかもうV字じゃない変革、V字改革じゃない変革っていうテーマが、
そのテーマ出すのが難しいのかなと思ったけど、どちらかというとそっから先なんですね。
スピーカー 1
あ、そっから先ですね。そこまではね、なんかもう2021年の段階でできてたんですよ。
うん。
スピーカー 3
でもこれは伝えなきゃいけないっていう。
スピーカー 1
そう、だからこれ絶対書かなきゃダメじゃんっていう思いはあったんだけど、
じゃあそれが何なの?中身は何?みたいなのとか、なんでそうなるのかとか、
どうその糸口を見つけていくのかとか、
結構大変でしたね、そういうのをぐるぐるやるのに。
スピーカー 3
その絶対これ伝えなきゃいけないじゃんっていう、
まあその本にするっていうか、のはどういうモチベーションなんですか?
スピーカー 1
うーん、何だろう、それはすごく良い質問ですよね。
なんかどういうモチベーションなんだろう、どういうモチベーション。
やっぱり、何だろう、一つは研究者魂みたいなところがあって、
分かんないことを見つけて、分かんないから解明しなければならないみたいな、
そういう感情がまずあったなって思いますね。
スピーカー 2
あと腕輪さんの本、大体終わりにがなんかエモいですよね。
スピーカー 1
終わりにエモいよなーっていつも思いながら。
ああいう思いですよ、ああいう思い。
スピーカー 2
ね、そうですよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう、なんか今回のやつとかもそうですよね。
あれ同い年の経営者の人の話とかもそうだし、
何だろう、やっぱり結構そのいろんな企業が、
コロナもあったこともあって、いよいよ変革しなきゃみたいな、
そういう機運って結構高まっていると思うんですよね。
で、そういう中で何て言うんだろう、
なんかツルツルした変革みたいなのを結構みんなやり始めるわけですよ。
例えば方や何ていうかこう、パーパスを何か変な言葉で作ってみたいなのとか、
なんかこういろいろやるわけですよ、統合報告書を作ってみたいな。
そのこと自体間違っちゃいないし、ちゃんとやり切ればすごい良いと思うんだけど、
何かこういろいろやらなきゃいけないっていうのもあるんですよね。
これがもう一つのモチベーションかな。
で、そこの中で言葉を持ちたいって思うわけですよ。
ちゃんとそれをこう、自分なりにこうちゃんと解き明かしたいっていうか、表現したいっていうか、
なんかそういう欲求みたいなのもあったかもしれないですね。
書くのが辛い。倉抜さん的に書くのが辛いのは何が辛いですか。
スピーカー 3
書くの、辛い。書くのはね、辛くないけど、その、いやでもその、今小田川さんがおっしゃった一緒ですよ、その書く前ですよね。
書く、その執筆そのものよりは、そのものの企画そのものを考えるとか、
執筆の構成とアイデアの整理
スピーカー 3
まあ結構構成も考えながら、僕の場合は企画を考えるので、その構成を考えていくっていうところを考えていくし、
あとあれですよね、その構成考えて、さっきのその、まあ一般的にはこうだけど、これがいいんじゃないかっていうその自分なりの主張というか、
そのある提前に対して自分の主張を書くってなった時に、本当にこれ求めてる人いるのかとか、これ合ってんのかみたいな。
スピーカー 2
書く必要、わざわざ書く必要あるのかな。
スピーカー 3
書く意味あるみたいなのは、それ、あの執筆始まったらもう書いてるので大丈夫なんだけど、
ものの企画考えてる時は、いやーやめとこか、いやでもなーみたいなのは辛いんですけどね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 3
学長そんなことない?
スピーカー 2
僕全然2人と逆かも。
考えてる時が楽しくて、考え終わってじゃあ書くかっていうやつはもう考え終わって、まあここからまた深まっていくことはいろいろあるんだけど、
もう考えたことを書くのがめんどくさいっていう。
スピーカー 3
それ、あの辛いというよりはめんどくさいよって。
スピーカー 2
いや、うん、辛いですね。
スピーカー 3
あーでも作業だ、作業になっちゃうから。
スピーカー 1
はい、辛いんですよね。
僕はそこが辛いな。
スピーカー 2
考えるのはめっちゃ楽しいし、あの組織、それこそ組織にいながら自由に働くみたいなやつは、4年、構想4年なんですけど。
スピーカー 3
いやーそのね、構想の期間が長いじゃない。
スピーカー 2
そう、でそれこそさっき話し相手がいたらいいなみたいな、宇田川さん言ってたけど、僕はもう不定期に編集者さんのところに、ちょっと雑草、それこそ今でいう雑草、いいですかみたいな感じで、ちょいちょい全然進んでないんですけどって言いながら、あのおしゃべりいいすかって2時間ぐらいしゃべるみたいなのをよくやってましたね。
そういう意味の全然進んでないけどみたいなネガティブケイパビリティーは結構ある方だと思う。
スピーカー 3
それ出口が見つからない辛さみたいなのないですか。
スピーカー 2
いやどうだろう、なんか考え中みたいなのは面白いですね。
スピーカー 3
その切り口で行って、その思考を進めていった先に、まあちゃんとたどり着けたらいいけど、
なんかこれ進めていっても、なんか全然出口見つかんないなみたいな。
出口見つかんないっていうよりかは、どう伝えたら伝わるかみたいな、さっき宇田川さんが言ってた、それを考えるのが辛いっていう話だったけど、僕なんかそれを考えるのが楽しい。
スピーカー 1
加減上々でいけるみたいなのとか、思いつくまでのプロセスも含めて楽しい。
スピーカー 2
出口はだいたい見えてるっていうか、どういうフレームワークにすると伝わりやすいかみたいなのが一番楽しいな。
スピーカー 1
それが思いつかなかったら、あんまり伝わりやすくない感じの中身に本の構成になりましたみたいなぐらいですかね。
スピーカー 2
言いたいことはそんなに変わんないんだけど。 言いたいことは変わんないんだ。
あと、さっきの宇田川さんの話を聞いてると、複雑なものを単純にするとよろしくないので、複雑なものは複雑なまま扱うことが大事だっていう前提のもと、
スピーカー 1
とはいえ、ちょっとほぐさないと、複雑ですって言っても意味ないからな、みたいなことですよね。どんなほぐし方をすんのかみたいな。
そうなんですよ。そこは大変で、なんか僕の描いてるものって、構造的も農家の図とかもそうなんですけど、
対話と組織の変革
スピーカー 1
いい線形のモデルなんですよね。
スピーカー 2
曲線と曲線の話出てきましたけど。
スピーカー 1
基本ぐるぐる回ってるっていうのが、
自分の思考の中では基本形なので、
スピーカー 2
ループだったり、螺旋だったり、みたいな感じですよね。
スピーカー 1
これ、言葉にすると、こっちを説明してる中にこっちの話が入ってくるみたいなのが、
スピーカー 2
結果的にどれも同じこと言ってんじゃん、みたいな風になっちゃう、みたいなのとかも書けないといけないし、
スピーカー 1
そこはそんなに大変ではないですね。そこは大変じゃない。
結構今回のやつで言うと、
なぜこうなるのだろうかって文章で書いてあって、
スピーカー 2
なぜこうなるのであろうかって書いてあるのの、こういうことだからであるまでに1ヶ月かかるみたいな。
スピーカー 1
1ヶ月を進むのに、1ヶ月、2ヶ月止まるみたいなのが全然普通にある感じで。
スピーカー 2
そう、だから、わかんない。
スピーカー 1
わかんないから1個ずつ考えるみたいな。
今NHKでやってるのかな、坂の上の雲って柴梁太郎さんの小説のドラマーになったやつ、
はい放送してるか終わったかだと思うんですけど、イメージとしては旅順草攻撃に近いですよ。
だからすごい巨大な要塞に、どこに大砲ついてるかも全然わかんないみたいな。
どういうトラップがあるのか全然わからないところに、まず突撃して死んじゃうんですよ。
まず突撃して死んじゃって、だからこれ穴掘って進まないとダメだって言って穴掘っていくみたいな。
そんな感じのことずっとやるきつさもありましたね。
ずっと辛いみたいな。
ずっと辛かったっす。
そうか、坂さんの場合そういう感じなんだ。
スピーカー 3
それがずっと楽しいでしょ学長は多分。
スピーカー 2
ずっと楽しい。あとはいろんな人の話聞いていくと、どんどんわかんなくなっていくみたいなところで言うと、
スピーカー 1
この本にも出てたポジティブレビアンス。
スピーカー 2
なんかみんなうまくいってないのにそこだけうまくいってんですけどみたいな、それを探すっていう話が出てくると思うんですけど、
スピーカー 1
僕いつもやってることこれだなっていう。
スピーカー 2
楽天でお店やってる人たちが何万、5万店舗とかあります。その中でなんかうまくいってます。
スピーカー 1
全然安くないのにめっちゃ売れてますみたいなことが起こってて、そこは何やってんのかなみたいなのをばっか見てる。
それは結構いいやり方ですよね。僕もなんかこういう感じで、なるほどみたいなのは結構進んだところも確かにあったなと思います。
スピーカー 2
僕のその活動のアプローチも、要はジャイアントキリングなんですよ。一言で言うと。
要は異常値を叩き出して、あの人たち何やってんだろうみたいな状態を目指すっていうアプローチですね。
まあそれですよね。 うまくいかないねっていう話。景気悪いねって
みんなで集まって景気悪い話してるのとあんまり変わらないなって思ってて。
スピーカー 1
いかないのは簡単なんだよって。
だからそこのなんていうのかな、いろんな情報をどうやって得ていくのかみたいなのが
枠組み自体が決まってくると、これだっていうのができるようにするんです。
今回はちょっと重苦労しましたね、もしかすると。
でも確かにな、今おっしゃってたのもその通りだなと思いましたね。
スピーカー 2
それこそさっきの楽屋の時に、ディレクターさんが対話ができない相手にはどうしたらいいのかっていう雑な相談を投げかけてくれてましたけど、
僕もめっちゃそれよく聞かれるけど、対話できる人とまずはその異常値的な結果を叩き出すみたいな方を優先してやれば良いのでは?
って思ってますよね。なんでその人と一生懸命やらなきゃいけないんですか?みたいな。
他とできるところですごい成果出したら、だんだん興味持ってくれる人が増えていって、結果的にその人も話せる相手になる可能性もあるよね、みたいな。
スピーカー 1
どっちかというとそういうアプローチ。
それがやっぱりいいですよね、そのアプローチでいくとね。
スピーカー 2
心理的安全性がないんですけど、ガッチガチなんですけど、うちの上司が、どうしたらいいですか?とか。
スピーカー 1
かわいいですよね。
スピーカー 2
ちっちゃく話ができる人たち、もう2,3人組とか5人組ぐらいでいいから、なんかやっていい感じになるみたいなことをたくさん見出していくうちに、だんだん変わってくるよね。
みんなだいたい組織全体を変革しなければみたいな風に思いがちなんだけど、
誰も興味持ってないようなところでジャイアントキーリング的な成果を生み出すっていう、ちっちゃいことでいいから。
スピーカー 1
たぶんね、組織全体っていうのはね、あるようでないみたいなものなんですよ。
だから、結構なんだろう、よくあるのが、カルチャーを変えましょうみたいな話。
よく言うんですけど、カルチャーってなんすか?みたいな話だと思うんですよ。
どうやったらカルチャーが変わりますかね?みたいな話。
昔言われたのが、日本は失敗を許容する文化がないから、イノベーターが生まれないのではないですか?みたいな話とかあったんですけど。
日本の教育とかそういうのとか全部いろいろ見直してどう?みたいな感じだったし、その人のおっしゃりたいこともわからんでも当然ないわけですけど、
僕それに対して答えたことっていうのは、よくシリコンバレーとか失敗を許容する文化だとかって言うけど、
多分こうじゃないかみたいなことで言うと、失敗しましたっていうときに、それはワンエクスペリエンスですねみたいなことを返してるっていうところが重要なところだし、
それで実際にじゃあ次何するの?みたいなところで僕何できる?みたいなところでアプローチしていくみたいなのもあると思うけど、
つまりその失敗を許容する文化があるとかっていうよりも、そういう人がいたときにこっちが何するかの方が重要じゃないかみたいなのは思うわけですよ。
問題解決と心理的柔軟性
スピーカー 1
だからその人に答えたのは、だから職場でそういう失敗をしてしまったとか、
そういうことがあったときに、あなたがどういうアプローチをするかっていうことが。
スピーカー 2
リアクションするんですか?
スピーカー 1
そうそう。そこが大事なんじゃないですか?みたいな話をしたことがあって、ちょっと嫌な顔をされましたけど。
でもそういうことだと思うんですよね。
カルチャーを変えようとかじゃなくて、まず自分ができることっていうのが見つかるといいと思うんですよね。
これ2冊目の話になっちゃうんですけど、組織が変わる中で反転とかって書いてるんですけど、問題を解決するんじゃなくて問題をもっと悪くする。
自分がもっとその問題を悪くするには何をしたらいいですかって。
そういう話とかもそれで、だからもっとみんなが失敗に怯えるようにするには、あなたは何をしますか?みたいなことを考えると、
その時にね、自分が入ってないとダメなんだと思うんですけど。
スピーカー 2
そうすると結構そこと自分との繋がりが見えてきて、やれることも意外にあったなと。
スピーカー 3
文化とか組織って言っちゃうと、他人事になっちゃうんですよね、たぶんね。
スピーカー 1
なぜか自分はそこに含まれてないと思っちゃうっていうか、めっちゃ含まれてる。
それはね、よくあることだと思うし、こうしてるとね、結構そういう意味では自分は変わらなくていいんですよね。
そうそうそうそう、なんか1回目の時に、悪者を作らないっていうことをしてるっていうのは、たぶんそこがもしかしたら大事な意図なのかなって今思いましたね。
誰か悪い人がいると、その人のせいにしておくと、ある意味でこっちは何もしなくていい。
二項対立の組織で書いたほうが楽じゃないですか。
会社の中でこんなアホな人がいる、こんなわからず屋がいる、そういうのと違ってこういう考え方がある、こんな立派な人がいるっていうふうに書いたほうがたぶんすごい楽なんですけど、
そうしちゃうとなんか、わからず屋がいるから会社は変わらないんだ、だから私には何もできることはないんだっていうふうに読んだ人が感じるっていうことも起き得ると思うんですよ。
それは自分の書きたい世界と全く違う、伝えたいこと。
ちょっとできることができるみたいな。
スピーカー 2
僕もチームビルディングのプログラムに参加してきた人が、心理的柔軟性が大事みたいな話を聞いて、うちのメンバーガチガチなんですよねとかって言って、しばらく後の期にそのメンバーの人が参加すると、
あれ、うちの上司これ受けたんですよね。めっちゃガチガチなんですけど、みたいな。どっちからも相手がガチガチだっていう話が来るみたいなことはよくあるので、話せばいいじゃんっていうことですよね、それも。
宇田川元一との対談
スピーカー 1
そうなんですよ。最初の雑な相談と全然違うところに最終的にたどり着きましたけど、でも自分が書きたいことって多分そういうことなんだなっていうことを忘れずに生きていきたいと思いますっていう。
スピーカー 2
まとめた、まとめた。
スピーカー 1
ありがとうございます、まとめていただいて。
スピーカー 3
全3回となりまして、もう3人で話したのがもうね、7、8年前になってる。
スピーカー 2
しかもあの時、1時間半ぐらいの収録の予定で、その後じゃあお昼食べますって言って、全部で3、4時間喋った。
スピーカー 3
喋ったっていうね、ぜひ長くなっちゃうっていうのが、今回雑草ラジオでも起きてしまいましたが。
スピーカー 2
そうですね、だいぶなりましたね。これ聞いてる人に負担がないといいんですけど。
スピーカー 3
3回通しての最後、宇田川さんにご感想などいただけたらありがたいなと思っております。
やっぱ昨日夜寝るときに、俺明日そういえば雑草収録あるわって、何話そう、何話そう、あんま考えてなかったなって思ったんですけど、話してみるまでわかんないもんですね。
スピーカー 1
いろいろありましたね。
スピーカー 2
いろいろありましたね。
スピーカー 1
まだあるんですけど、なのでまた近いうちに。
ぜひ行く?
スピーカー 2
暇になったら教えてください。
スピーカー 1
ありがとうございます。
スピーカー 3
ありがとうございます。まだまだお話足りない感じですが、11月のゲスト、経営学者の宇田川本一さんでした。ありがとうございました。
サッカーと経営の関連性
スピーカー 1
はい、どうもありがとうございました。
スピーカー 3
はい、おつかれさまでした。
スピーカー 2
おつかれさまでした。
スピーカー 3
いやー、収録時間長めに撮っていてよかったですね。
スピーカー 2
長くなりますよね、いつもね。
スピーカー 3
長くなりますね。いかがでしたか?
スピーカー 2
いやー、なんか忙しそうな感がすごい伝わってきてたので、今日の前まで。
はいはい。
雑草いいなっていう気がしますよね。
なんていうの、スペース、余白、余白しかないので、ご自由にどうぞっていう感じで、さっき最後に宇田川さんが感想で喋ってくれたみたい。
何も考えてなかったけど、出るもんですねみたいなことが起こるのが雑草の良いところだなっていうのを思いましたね。
癒しのサービスとして。
影響ができるかもしれない。忙しすぎる人に。
スピーカー 3
そうね。そんな絶対サッカーの話、取材とかでしてないと思いますからね。
そうですよね。
スピーカー 2
くらるゆきさんは?
スピーカー 3
僕ね、前もそうだし、宇田川さんと話しすると、やっぱりね、発想なのかな、インスピレーションというか、なんかもらえません?
自分だったらこうだなとか。
スピーカー 2
前も話したかもしれないけど、なんか思ってること喋ってると、学者の名前が出てきて、何々はこういう話をしているみたいなことを言ってくれたりとかする。
と、「おお!」みたいな気づきがあったりとかはよくありますよね。
スピーカー 3
なんかずっと、宇田川さんが経営っていう、サッカーにせよ、何にせよ、経営的な、マネジメント的な視点で見てるからか、
マネジメント的なところが、ずっとこう、香ってくるっていうか、何の話をしてても、そこが香ってくるので、それで僕の脳みそが動いてくるなっていう時間でしたね。
スピーカー 2
今回結構、くらるゆきさん、喋らずに考えてる風な時間だった。
スピーカー 3
いや、これね、でも、インスピレーション受けて喋ると、もう長くなるじゃないですか。
もうね、僕ら長くなるので。
スピーカー 2
ゲストそっちの系になっちゃう。
スピーカー 3
そうそう。今回はちょっと、これ、記事だったらもっと喋ってたかもしれないけど。
スピーカー 1
定談だったね。
スピーカー 3
いや、でも面白かったな。
スピーカー 2
今日の面白ポイントは何ですか?印象に残ってる。というか、思いついてた。
スピーカー 3
僕思いついてたのは、サッカーの話をしてるんだけど、結局経営と現場がうまく連動してるから、うまくいってるんだなって話。
でもそれって、それこそ具体的に何するって言われても、具体的にすることないじゃないですか。
一体感あるとか統合してるって揃ってるって、ビジョンが揃ってるみたいなところって、
でもやっぱり結局それが大事なのかってなった時に、え、じゃあ何すんの?みたいな。
経営者の仕事とは何か?みたいな。
はいはい。
ていうことまで考えてましたね。
スピーカー 2
そうですね。サッカークラブで言うと、社長とGMと監督っていう3人リーダーがいる感じ。
なので、そこの3人のチームビルディングができてるかどうかみたいなところだよなっていう気がしてますけどね、僕。
スピーカー 1
あー、そうね。そうね。確かに。
スピーカー 3
まあ、経営に関わってるその3社のチームビルディングってことですね。
で、そのチームビルディングって言ってるのが、結局その認識だったり、目指そうとしてるものの擦り合わせをできてる状態をするっていう。
スピーカー 1
対話できている。擦り合っている。
スピーカー 3
なるほど。
という感じで、これ話し出すと2人会になってしまうぐらいですね。
スピーカー 2
僕は今日、サッカーの話、いろいろ喋りたいこと思いつくけど、
散らかりそうだからやめ、押さえとこうっていうのが第2回でした。
スピーカー 3
いやいやいや。広がるなあ。広がりますね。
ということで、ザソラジオでは皆さんからのメッセージ、質問、相談、ご感想をお待ちしております。
お聞きのPodcastのプロフィール欄に掲載されているフォームからお気軽にお寄せください。
ザソラジオは毎週水曜日午前中に更新しております。
Spotify、AppleなどなどのPodcastで聞くことができますので、チャンネル登録していただけるとありがたいです。
ということで、今週はこの辺で。また来週。
スピーカー 2
ありがとうございました。
スピーカー 1
ザソラジオ
38:20

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