スピーカー 2
倉抜です。中山です。ザッソウラジオは、倉抜と学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談のザッソーをしながら、ギルコをしゃべりしていくポッドキャストです。
2025年11月のゲストは、大阪八王子の友安製作所の代表取締役社長の友安博則さんです。第*回目です。よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いしまーす。
スピーカー 2
第*回目から、雑な相談をお受けして、インハウスの人たちだけでどう尖り切るのか、みたいな相談だったんですが、
スピーカー 3
考える力とか、タガを外していくためのところが、実は牛にヒントがあるんじゃないかという。
野生化ね、野生化。
スピーカー 2
野生化すると意思決定の機会が増えて、みんな脳が大きくなるのでは?という謎・仮説まで飛び出し。
スピーカー 1
なんかそれで、さっきも楽屋で友安さんには酷く刺さってたということですが。
いや、すごかったですね。第1回目からこれなのかっていう。
スピーカー 2
でも、さっきの話も楽天も4店舗出されていて、それぞれ店長的な人がいて、結構材料を多く渡してやってもらって。
スピーカー 1
そうですね。僕ら、メインの商材がインテリアなんですけど、内装材とかインテリアって、
なんて言ったらいいんでしょう。側面が結構たくさん、プロダクトによってあるんですよね。
ファッションで例えて言うと、チョイワルオアジの服はギャルをも着るみたいな。
全く同じ商品だけど、店舗によってはマーケットが全然違うのもインテリアが結構それが冴えたものだなって僕は昔から思ってて。
だから、例えばカーテンとか僕らメイン商材であるんですけど、カーテンとかで、
たとえ花柄っぽいやつでも、色によってはそういうフェミニーな人が好きな人には刺さるし、
ちょっとダーク系だとちょっとマニッシュな人にも刺さるし、みたいな形で。
結構その切り口、一個の商品なんですけど、同じ値段で販売してるんだけど、切り口みたいなのを分けて商品を出していくために、
うちはちょっと多店舗展開みたいな形で、店内でも4店舗でやってるんですね。
スピーカー 2
プロダクトは一緒だけど、マーケティングの仕方が違うというか。
スピーカー 1
そうなんですよ、はい。
スピーカー 3
4店舗は商材は被らないようにしてる?
スピーカー 1
全部被ってます。
どんどん被ってるんですけど、それこそサムネイルとか、見せ方とか、メインにする。
インテリアなんで、一個の商品で4つの色とか柄とかがあったりするんですけど、
4店舗によってメインにする柄を変えて、
全く同じカーテンだけど、男の人向けにページを作っていたりとか、女性向けに作っていたりとか、
男、インダストリアル好きな人のために作ってたりとか、ナチュラル好きの人のために作ったり、
みたいな感じで店舗で分けてる感じですかね。
なので、言ってそれぞれの人が自分の会社じゃないけど、事業的に意思決定しているっていう風になるので、
スピーカー 2
店長の人たちは野生の意思的に、自分で決定しなきゃいけないみたいな感じになるんでしょうね。
スピーカー 2
そこがクリエイティブなり尖ったままスケールできないかみたいなところのヒントになるんじゃないかな。
さっきの学長の話も含めて、乳牛を増やさなければ尖ったままいけるってなったときに、
これどこまでできるのかわからないのと、今でも現在のテクノロジーとかいろんなものを活用することで、
スピーカー 1
一人当たりのできることって過去に比べてめっちゃ増えてるはず。
スピーカー 2
それこそECの店長だと、リアル店舗の店長に比べて一人当たりできることが多いはず。
荷物運ぶとかが店舗出しとかに比べると、要は人員が少ない中で、でも事業が一定規模までやれるっていう風に、
時代がなってきてるな。AIが出てきて、それこそウェブで問い合わせ対応とかは、
AIがだいぶ捌けるようになるとか、コンテンツ作るときも全部自分で作らなくても、
AIと二人三脚で作れるとかっていう風になってくると、
いや、これ今あれなんですよ。この間韓国行ってきたんですけど、韓国はもうAIによって新卒採用が全然なくなってるらしいですね。
新卒で働ける学生がほとんど減ってきてるっていうのがあって、
これもう本当にAIで雑用とか、新人がやるような仕事がなくなってきたっていう話で、
でもこれもうエンジニア界隈だけじゃなくて、フィジカルな部分においても多分そういうの出てくるだろうなとか、
ロボティクスもうちょっと進むと出てくるだろうなってなったら、
一人屋台で一人か数人でやれるような事業がいっぱい増える時代がもしかしたら来るのかもみたいな。
人海戦術いらない時代になってきたら、一人一人が野生になるので、そんな社会がいいのかなみたいな、僕は断託してますけどね。
スピーカー 1
一回遊びでスラックの中でAI入れて、壁打ちみたいなやったことがあって、AさんBさんCさんみたいな作って、
これでちょっと事業やったら面白いなって一瞬ちょっと思ったことありますけどね。
そういうのでできちゃうようになりますよね。
スピーカー 2
そうですね。責任者だけで進む時代が来るのかなって感じはしてる。
責任者はいるけど、スタッフはいらないっていう。
スタッフいらないってなったら、みんな責任者になればいいので。
みんな責任者としたら、責任者の人は意思決定の機会が多いので、鍛えられる機会も多いっていう。
スピーカー 1
本当にAIでかなり劇的にこれ変わってきてますもんね、今。
働き方も、それこそ意思決定自体とか、僕も芸者としてのいろんな壁打ち相手が結構AIになりつつあるんで。
前まではすごい成功してる人の話を聞きに行こうじゃないですけど、結構あったんですけど。
最近はもう最初から意見として聞くんだけど、それが最撤回のように思えてしまうっていう。
いいのか悪いのかっていうのがちょっとわかんないんですけど。
スピーカー 2
一つのものでスタッフを増やして大きくするんじゃなくて、
いっぱい作るって方が、任せる人を作る方が、思ったままいけるんかなって感じはしますけど。
組織的に学長その感じって、どこの会社も経て、でも結局増やして分業してみたいなこと起きてる気はするけど。
スピーカー 3
とんがりみたいな話で言うと、楽天自体って楽天市場から始まって、
今いろんなサービスいっぱいつながった状態になっていて、
一個一個のサービスはM&Aでグループ入りしていって、金融系のいろんなサービスだったりとか増えてきてると思うんですけど、
だから業界で言ったら一番手じゃない会社とかがほとんどなんですよね。
だからめちゃくちゃとんがってるわけでも多分ないと思うんだけど、
それが全部つながった状態になったことにより、全体としてはこんなことやってんの楽天しかいないって言われるんですよねって、
北井さんがよくたまに挨拶のときに言ったりしてるみたいな。
そんなこともあるので、一個一個が尖るという道以外の尖り方として、
ともやしさんがいろんなことやってるけど、つながってるんですよねって言われてたんですけど、
このつながりのところのデザイン次第で、全体としてのとんがり感みたいなのが変わってくるとかありそうだなって思いました。
スピーカー 1
おっしゃる通りで、僕ら昔いろんな人と話してるときに、
ともやしさんって何屋さんなのって言われたんですよね。
何やってるのかわかんないし、何でもできるって逆に何もできないだよって言われたのが、
実はすごく一回悔しいなって思ったときがあって。
逆にうちらはいろんなことができるのが武器なのに、
それこそICCとかでも一回カタパルト出たんですけど、
やってることが多すぎて、7分間で全然伝えきれなくて。
自分たちのその良さを出せなくて。
もちろんICCでカタパルトで、当然だなと思うんですけど、最下位だったんですけど。
でもまだ読んでもらえてるってことは、やっぱりどこかで、
そういう全体的に面白いよねっていう風に見てもらえてるのかなっていう風にはちょっと思ってて、
スピーカー 3
それが僕らの武器ではなくて。
スピーカー 1
それを今の話を聞いてて、やっぱりそうなんだっていう。
楽天でもやっぱりそうなんだっていうのと。
あと組織の話すると、ソース原理ってさっきね、
倉崎さんと僕らが出会うきっかけになったソース原理でもそうなんですけど、
逆に僕自身が手放せてないから、自分自身納得いってないのかなっていうのは、
今自問自答の中で、お話をしている中でちょっとふっと思って。
スピーカー 2
これは何を手放せてないっていう。
スピーカー 1
例えば公務店事業とかカフェ事業とかも、常に僕口出しちゃうんですよね。
もちろんこうしてメニューの回転こうした方がいいよとか、
オペレーションこうした方がいいよとか、ウェブの売り方とかもそうだし、
全てにおいてやっぱり僕が口出してる部分があるから、
逆にそれがタガになっちゃってるのかなというふうに。
スピーカー 3
今ね、自己解決の方に向かっていっちゃってるんですけど。
スピーカー 2
それどうなんでしょうね。
さっきの楽天、いろんな証券会社とか旅行会社も含めて、
まとめたものを楽天としたから、
それぞれがなくなかったとしても楽天という特徴ができたって話は、
たぶん三木谷さんっていうソースがいて、楽天というフィールドに取り込んだから、
そうなれてる。
でも友達製作所も同じように、
友達さんがソース3代目とはソースなんだとしたら、
そこを全部口出してるっていうか統合してるから、
友達製作所になってるって気もしなくもないっていう。
スピーカー 3
あとはお題の出し方じゃないですか。
スピーカー 1
お題の出し方。教えてください、学長。
スピーカー 3
この青足本、さっき第1回は青足本1の話だったんですけど、
それの2がお題の作り方の話なんです。
スピーカー 1
僕まだ2読んでないんです。1しかまだ読んでない。
スピーカー 3
お題の基本形は、この型を使ってこのタスクをやってください。
ただし制約条件としてはこれこれです、みたいな。
それが基本形なんですけど。
型と制約条件って何かっていうと、
型は制約条件の中に含まれてる感じなんですけど、
型とは何かというと、この仕事をやるときはこのポイントを外したら
もうダメだよねってお題出す側の正解があるやつ。
ここのポイントは外してはいけない。
ちなみに型はどっちかというとみんな型というと
タイヤ金の型をイメージしがちですけど、
ああいう同じものを量産するための型ではなく、
武道の方の型。ここのポイントは抑えてください。
あとはここさえ抑えれば自由でいいからみたいな。
そっち側の型のことを言っています。
制約条件は望ましい行動が引き出されやすくするように
選択肢を狭めてあげたりするようなもの。
あとは望ましくない、やらなくていい試行錯誤をしなくていいみたいな。
要するに意思決定するためには
考え慣れていない人は選択肢が多すぎると
決めにくくなってしまうみたいなのってあると思うんですけど
この相手の状況を見ていい感じに選択肢を狭めるチューニングをしてあげる
みたいなのが制約条件の役割なんですけど。
なので型と制約条件の一番大きい違いは
相手によって変えないのが型で。
例えば会社の理念とか行動規範って会社の型だと思うんですけど
社員のAさんはベテランだから型は使ってください。
新入社員はこの型は使わなくてもいいですよ
みたいなことはならないのが型で。
制約条件はベテランは自由にやってください。
新人は例えば締め切りを設定してあげた方が
動きやすいみたいなのとかがあるとしたら