スピーカー 2
倉抜です。中山です。ザッソウラジオは、倉抜と学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談の雑草をしながら、ゆるくお喋りしていくポッドキャストです。
2025年11月のゲストは、大阪府八王子にある株式会社友安製作所の代表取締役社長、友安博則さんです。よろしくお願いします。
スピーカー 3
よろしくお願いします。
スピーカー 2
最初に友安さんをご紹介しますと、友安さんは高校時代にアメリカに留学されて、現地で大学院を卒業されて、その後、消費者勤務を経て日本に帰国。
おじいさんが創業された友安製作所に入所されました。インテリアの輸入販売やオンラインショップなどの新規事業を立ち上げて、2016年に3代目として事業を引き継がれた。
現在はカフェ事業、公務店事業、メディア事業、多角的な経営を展開しているほか、友安製作所がある八王子でのまちづくり事業の注目を集めている。
2019年には羽ばたく中小企業、小規模事業者300社を受賞するなど、その取り組みが他方面から評価されているということで、改めましてよろしくお願いします。
スピーカー 3
よろしくお願いします。
スピーカー 2
え、これプロフィール僕は初めて知ったんだけど。日本に帰国する前に海外で働いたんですか?
スピーカー 3
そうなんです。僕は高校大学院とアメリカのシアトルっていうところに行って、それからちょっといろんな事情があって帰国することになって。
大学院に卒業したから1年ちょっとぐらいですかね。小さい商社なんですけど、そこで働いてて帰国した。
全然想像つかないと思うんですけど。
スピーカー 2
向こうで働くって、留学はわかるけど向こうでもそのまま働こうって感じだったんですね。
スピーカー 3
そうですね。もう向こうに逆に言うと永住しようと思ってたんで、日本に帰ってくるつもりは全くなかったっていう。
スピーカー 2
父親が倒れたというか、一家政憲法書っていう病気にかかってしまって、そのときに父親と働きたいなと思って帰ってきたみたいな感じですね。
じゃあそこからもうずっと日本で。
スピーカー 3
そうです。
スピーカー 2
なので2代目じゃなくて3代目ってことですね。
スピーカー 3
そうなんですよ。うちの祖父がネジ屋で創業してるんで、そこからすると僕は3代目ですね。
スピーカー 2
今めちゃくちゃいろんな展開されてるじゃないですか。東京のカフェはどこですか?浅草?
スピーカー 3
浅草橋にありますね。
スピーカー 2
浅草橋にあったりとか。カフェ、もともとネジ屋なのに。
スピーカー 3
これめちゃくちゃ長くなりますけどね。もともとネジ屋でネジで食っていけなくなって、うちは洗剤加工品っていう針金を曲げるうちの父親と祖父が事業転換して、
それでずっとやってたんですけど、メインの商品がカーテンフックっていうカーテンをレールにかける。
スピーカー 2
かけるやつね。
スピーカー 3
あれを作ってたんですけど、ちょうど和室文化から洋室文化に変わる1970年、80年代をめちゃくちゃ成長したんですけど、
スピーカー 2
1990年ぐらいになるともう樹脂製のプラスチックの服が海外から。
スピーカー 3
多分ね、皆さんのうち今全プラスチック製がついてると思うんですけど、そこで鉄製のカーテンフックの需要が激減してしまって、
なので僕が会社に入る頃には従業員が5名ぐらいですかね。
25歳の僕が入って平均年齢60歳ぐらい。
限界待ち工場みたいな感じでしたけど。
スピーカー 2
なので、新しいことをせざるを得なかったというか。
スピーカー 3
多国化したのは友達さんがついでからというか。
そうですね。
最初は多国化するつもりじゃなかったんですけど。
気づいたら。
いろんなことになってます。
いろんなことになってますね。
スピーカー 2
最近だと新しい取り組みはされてるんですか。
スピーカー 3
そうですね。今、まちづくり事業っていうのを4年前に立ち上げたのと、
それと同時でネット上で場所の時間貸しをするプラットフォームの貸し貸しっていうのも同時期ぐらいに立ち上げて、
この2つが今一番新しいですかね。
スピーカー 2
なんかあれですね、ネジ屋のモカリはもはやない。
スピーカー 3
実際に会社に来ていただくと、
うちの祖父がネジの転送機っていうネジを作る機械があるんですけど、
その機械をベースに洗剤加工費のカーテンフックを作る機械を自動化したんですけど、
自動機とかはまだ工場に二十数台あって、今でも2、3台は回って病院用のカーテンフックとか、
スピーカー 2
いろんなものを結構作っていってますね。
今はどれくらいの人数になってるんですか。
スピーカー 3
今はアルバイト入れると170ちょい。
スピーカー 2
5名の時についで。
スピーカー 3
めちゃくちゃ増えちゃってどうしようかと思って。
後継ぎというよりはただのベンチャー感がありますね。
昔は死にせベンチャーみたいなことを自分たちで言ってましたけど、
スピーカー 2
今は逆にまたそのベンチャー感を取り戻そうみたいなイメージがあります。
この間、今回雑草ラジオに出ていただいた経緯的なところに行くと、前回のICCですか。
スピーカー 3
前々回か、どうなるんだろうな。
そうですね。2回ぐらい前かな。
スピーカー 1
もともと直接のきっかけは、
先月ICCっていうカンファレンスで京都でどうもって言って、
会ったときに雑草ラジオに行きたいって言っていただいて、
っていうのがきっかけですけど、
そもそもってくらねきさんと先に友谷さんが知り合いになったんですよね。
スピーカー 1
さっき楽屋で話してたところによると、木村関健さんに遊びに行ったときに知り合いになった。
スピーカー 2
そうです。雑草ラジオに以前に来ていただいた木村さんと、
たぶん木村さんの工場に、それが友谷さんの近所の八王子で、
八王子に今記憶をたどりつつ、
たぶんですけど、これもソース原理でいつも名前が出る山田さんがされてる活動で、
いろんなちょっと変わった会社というか、
組織系にこだわり持ってる会社をいろいろ訪問するみたいな活動の一環で、
木村さんのとこ見学行きますけどどうですかって、
別に僕その研究会のメンバーでもなんでもないんだけど、
山田さんに声かけていただいて、
なるほど。
じゃあ行きますよみたいな感じで大阪行って、
そのとき見学して、翌日なのかな、
その日なのか、この後そのまま八王子なんで、
友谷さんのとこ行くみたいな感じで、
みんなで集まって、見学させてもらって、
友谷製作所って言うから、工場見学かなと思ったら、
めっちゃおしゃれなカフェ連れて、
なんかめっちゃ美味しいご飯食べて、
ギャラリーじゃないけど、お店兼カフェなんですね。
飲食店だけど飲食店の机とかランプとかに値札がついてて、
そのまま買って帰れますみたいな。
スピーカー 3
何やだみたいなところが最初だったと思います。
そうだったそうだった、そうでしたね。
本社来てもらってないですね、まだね。
そうだからね、多分そのカフェだけだと思うよ。
木村社長とは仲良しなんで。
スピーカー 1
本当はあのときもずっと仲良しな感じしてました。
それで戻ってきた後に、
くらなきさんとザストラジオの収録のときに、
ゲストの候補どうしましょうかみたいな話のときに、
この前会った友谷さんという人が、みたいな感じで名前が出てきて、
その後僕がICCで初めて友谷さんに、
くらなきさんから名前は伺いましたみたいな、
はじめましての挨拶をしたのがあれ、
スピーカー 3
いつだろう、1,2年前かと思うんですけどね。
スピーカー 1
1年くらい前ですかね。
ようやくお越しいただけだという。
スピーカー 3
いやいやいや、さっきのくらなきさんのスタートの始まりみたいなのは、
なんかちょっと鳥肌立ちましたね。
毎回こう聞いてたから。
音楽もずっと頭の中で流れてるから。
スピーカー 2
毎回ゲストの方にイントロ毎回喋るんですねっていう。
スピーカー 3
そうそう、それびっくりする。
スピーカー 1
くらぬきです、中山です、中山です。
スピーカー 3
いい感じです、そういうのも。
おえです。
スピーカー 2
どんな感じでようやくゲストに来ていただけて、
たぶん友谷製作所の話をし続けるよりは、
雑魚アジョーなんで、楽屋と的に。
ちょっとさっきも楽屋で盛り上がりかけすぎたので、
アジョーさんとお話したんですけど、
早速ですけど、雑魚相談なんかありますかっていう。
スピーカー 3
はい。
結構2つあって、まず1つ目は、
うち結構先ほど言ったようにスタッフが多くてですね、
いろんなことをやってる中で、
全ての人材をインハウスっていうか、
会社内で全部やってるんです。
あんまりほぼ外注なしで、
全て物流もそうですし、飲食もそうだし、
クリエイティブから公務店から職人まで、
もう全部インハウスにしちゃってまして、
それは自分たちのポリシーというか、
自分たちでやるっていう気持ちでずっと続けてはいるんですけど、
そしたらそのクリエイティブの部分で、
インハウスをずっと続けてきている中で、
どうしたらもっと突き抜け続けられるんだろうっていう課題みたいなのは、
結構ずっと持っていてて、
もちろん倉抜さんもすごい働き方で、
今クリエイティブも含めてやられてますし、
学長はもう様々な会社の様々なそういう方々と、
接点が終わりなので、
これはこの機会に絶対相談してやろうみたいな風に思っているのが一つと、
あともう一つは、
まちづくりとかをしている中で、
自分たちもものづくりに回帰っていって、
実は8年くらい前にうちの会社もものづくりに戻ったんですけど、
もともとさっき言ったように家庭服を作っていたんですけど、
僕は全然違う事業を立ち上げて、
99.8%の売り上げはそっちなんですけど、
細々と0.2%くらいをずっと家庭服を作り続けた中で、
いつやめようかなと思っていたんですけど、
8年前からまたものづくりを始めて、
今はもう売り上げの10%くらいを占めるようになったんですけど、
そんな中でも、
今の日本においてのものづくりの未来みたいなものは、
お二人といろいろお話したいな、みたいな風に思って、
僕は雑草ラジオに気合を入れて臨んでますので、
その2つのトピックを、
今日はお話したいなと思っています。
スピーカー 2
どっちもね、僕は興味あるところですね。
インハウスの話とものづくりの話と、
インハウスからいきますか。
ものづくりのほうは未来なんで、
壮大になりすぎて、
食べる気がしている。
今、170名か80名かいらっしゃる中で、
結構多角的に事業されている中で、
いろんな職種の人たちがインハウスでいるという。
スピーカー 3
そうですよ。職人もいれば現場監督もいますし、
シェフもいればパティシエもいて、
スピーカー 1
シェフもいる。
スピーカー 2
シェフの社員ということですね、正社員。
スピーカー 3
そうです。
正社員は170名中、正社員は110名いくかいかないかぐらい。
あるいは少ないんですけど、うちは。
110名ぐらいが正社員で、
デザイナーと言われている人たちも、
例えばウェブデザイナーだけでも10名いますし、
グラフィックデザイナーです4名かな。
あとはアニメとか映像とかのデザイナーで2名いたり、
カメラマンで2名いたりとか。
スピーカー 3
全く管理しないんですよ。
自分で全部管理してもらってるんで、
スケジュール管理とかもほぼ自分たちで考えてやっていて、
ただちょっと遅すぎるとか、
なんかあったときに一応はその部署ごとに庁長がいるんで、
その庁長がもうちょっと急ぎましょうとか、
ちょっと来るってあげましょうみたいな形はちょこちょこ言いますけど、
基本的にはもうその人自身で自分でマネジメントするっていう。
お昼から1、2時間帰ってきてなくてももちろんわかんないし、
どうなってるのかっていうのはもちろん全く管理してないんですね。
なんかソニック・ガーデンと一緒ですね。
これはもう20年以上ですね。
スピーカー 2
中にいる人たち。
今もとんがったことができてるところを、
これはもっととんがらせたいのか、
とんがったまま大きくしたいのか、どっちの悩みなんでしょうね。
なんかちょっと組織が大きくなってきたときに、
スピーカー 3
いつか雑草ラジオで学長が言ってたんですけど、
組織が大きくなってきたときに、
スピーカー 3
分業制になるのはまだプロの領域でなんとかいいんですけど、
その中で下鞘の話、どうしても売り上げをつくらなきゃいけないとか、
そういうタガみたいなものがはまってきたときに、
どうしてもタガを外せないような、
どっちの悩みなんでしょうね。
そうしたときに、そういうタガがなかった、
ちょっとちっちゃかった時代のほうが、
僕の中ではですよ、とんがってたんじゃないかみたいな、
そういうものが自分の中ではまってきたときに、
どうしてもそのタガを外せないというか、
またその中でどうしてもものづくりというか、
クリエイティブの部分でもやっていってしまうので、
自分の中であって、
そこがどうなんだろうっていう部分ですかね。
スピーカー 2
タガの部分、タガにはまるって言ってるタガが、
どうやっても事業なので、数字と連動しちゃうので、
これやって本当に売上げ上がるんですか、利益出るんですか、
みたいなのがよぎっちゃって、
思い切ったことができてない、そんなイメージですか。
スピーカー 3
そうですね。もちろん売上げを強制してるのは僕自身でもあるんですよ。
ただ、僕の中では、
第1、第2の選択肢、第3の選択肢は絶対いつもあると思っていて、
とんがり続けながらもう売上げを上げる方法ってあるんですけど、
どちらかというとどっちを優先しますかみたいな話にどうしてもなるんでしょうね。
いますね。
とんがり続けながら、ブランディングをしっかりしながら、
ちゃんとロマンとソロマン両方追いかけていくっていう方法はあるんじゃないかっていう部分と、
なかなかこのとんがりっていう部分も、
じゃあ具体的に言ってくださいって言われると、
スピーカー 1
僕自身も言語化とかできないので、
スピーカー 3
それはいろんな会社さんからジャッジメントじゃないけど面白いことしてるねって言われたりっていう、
スピーカー 1
そういうものの総評みたいなのでとんがってるって自分の中では多分感じてると思うんですけど、
スピーカー 3
そこらへんが両立できる方法はないのかなみたいな。
スピーカー 2
いや、割と言いがちですよねみんな。
僕もたまに言っちゃうけど、
スピーカー 1
どっちですかって。
スピーカー 3
いや、どっちもなんだよなって。
スピーカー 2
どっちもの道を考えるのが仕事なんだよなって思う。
スピーカー 3
どっちが大事なんですか。優先順位が高いほうがやりますんで。
まあ、そう俺は大事だけどねって思うから。
やっぱりあるあるなんですね。
スピーカー 2
学長的には、さっきの分業の話から思い返す。
スピーカー 1
分業の話でいうと、この前のICCのセッションで紹介されてた、
牛の種類別に脳みその大きさを調べた実験があって、
野生の牛、東牛の牛、肉牛、乳牛みたいな。
そしたら、人間が世話してくれたりとかして、
餌ちゃんとくれるとか。
自分はもう牛乳出すだけですみたいな。
役割が限定されてる種類、牛のほうが脳みそがちっちゃかったんですって。
スピーカー 2
だから野生が一番脳が大きくて。
次が東牛で。
スピーカー 1
次が肉牛、乳牛の順番だったらしいんですけど。
この前北海道とかち行ったときに知り合いに言ったら、
肉牛と乳牛はなんで違うのかなってその人が言い出して、
餌のあげ方、要は餌の心配をどんぐらいしなければいけないのかみたいな。
野生が一番考えなきゃいけないわけですよね。
乳牛は一人ずつ餌もらえる。争わなくてよくて。
肉牛は何頭かで一緒に食べるみたいな。
餌の貰い方をするからかなってその人が言ってたんですけど、なるほどって思ったんですけど。
ということで、要は売り上げ取ってこなければいけないって考えながらやってるデザイナーの人は野生っぽいですよね。
スピーカー 3
なるほどな。
スピーカー 1
デザインだけやっとけみたいなのになると乳牛っぽいなって思いながらさっきの話を聞いてましたけどね。
スピーカー 2
面白い。
スピーカー 1
ただそれは役割を限定したから脳が小さくなったのか、そもそも脳がちっちゃいからそういう、
おとなしくここでこれだけやっとけみたいな扱いをされるに至ったのかは因果関係はわからないらしいんですけど。
スピーカー 2
どっちかがわかんないけど、でも面白い話ですね。
本当の因果関係はわからんけど、理屈として言ったらやっぱり限定されて、
かつ切迫感もないのんびりした状況に置かれていくと脳が小さくなるって。
なるほどね。
スピーカー 3
ちょっとね、鳥肌立ちましたね。
面白いかも、その考え方。野生化か。
それなんか会社の中での説明するときにふわっとしてるけど面白い言い方ですよね。
野生化を目指していきましょう。
スピーカー 1
要はそれは逆に言うと家畜化っていうことなんですけど、乳牛とかのほうが、家畜化の実験みたいな。
スピーカー 2
いやー、一昔前に社畜って言葉がありましたけど、
それを思い起こさせる、あんまり考えなくても済むみたいな。
でも脳の大きさ、大きさなんかどうかわかんないですけど、脳の中身って、
クリエイティブなことをするとか、新しいアイデアを考えるとか、もしくは深く考えるとかって、
考える力って、僕もずっと考える仕事してきたから、
考える力って何だろうなーっていろいろ考えたときに、
でもこの筋肉とかは見えるか、もしくはスポーツ選手とか、
体付きとかは目に見えるし、記録も出てるので測りやすいんですけど、
結構人間、脳の力も脳も言っても無理そうだから、
鍛えてる人と鍛えてない人で本当は差があるんだろうな。
でも人間の表層で見たら、街歩いてる人みんな同じ人類、日本人、
もしくは言ってちょっと海外の人ぐらいで、
ビジュアルが多少違ってても同じ人間だと思うけど、
でも鍛えてる人と鍛えてない人で、逆に見えない分、
めちゃくちゃ差があるかもしれないなって時折感じる。
それでも脳を筋肉だと思わないと、脳筋って言葉ありますけど、
脳を筋肉だと思って鍛えてる人じゃないと忘れちゃうなみたいなのは。
スピーカー 3
いや、それを考えた時に、うちとかでもそうですけど、
いろんな部分でどうしても組織の中で査定的なものが入るじゃないですか。
そうした時ってどうやって測るんですかね。
この子はめっちゃ考えてる、この子はあんま考えてないみたいなのは、
どういうふうにでも考えてほしいですもんね。
これ難しいな。確かに体力とか筋力ってもう見た目に出ちゃうのですもんね。
スピーカー 2
そうですね。見た目に出るけど、スポーツ選手の結果としては、
記録、100メートル何秒で走ったとか、
どんな思いを持ち上げられたみたいなパフォーマンスに出るので、
仕事においてもパフォーマンスで見るしかないなって気はしますけど、
さっきの乳牛野生じゃないけど、パフォーマンスを出すために、
考える力を鍛えることが必要ですよっていうことはあんまり言われてない気がする。
スポーツ選手がパフォーマンスを出すために、
筋トレだとか練習だとかのトレーニングが大事だっていうことは、
これはもう言わなくてもみんな自明で、それを一生懸命やろうと思ってるんだけど、
仕事に関しては仕事のパフォーマンスを出すために、
考える力のトレーニングがいりますよって、あんまし言ってる人いないんですよ。
けど、本当はそこじゃないっていう気がしてるんですよ。
スピーカー 1
なんでだろう。自明。自明ですけどね。
スピーカー 2
自明ですよね。
スピーカー 1
自明だから言わないんだろうけど。
スピーカー 2
でも自明なのに、分かってたらトレーニングの仕様があるなとか、
トレーニングの仕様とか、筋トレするみたいに本を読むのか、内省をするのか、
みたいなことは仕事の中でも本当はやってもいいはず。
スピーカー 1
だけど仕事のパフォーマンスを出すって、仕事を頑張りましょうとしか言ってない気がするんですよ。
スピーカー 2
分かります?サッカー選手がパフォーマンスを出すって来たら、
試合を頑張りましょうじゃなくて、試合の前のトレーニングだとか、
戦術理解を頑張りましょうって言うはずなんだけど、
仕事に関してだけは仕事だけ頑張りましょうって言うんですよ。
スピーカー 2
でも仕事でパフォーマンスを出すために、仕事のトレーニングってあっていいはずなんだよなって思うけど、
あんまりそれに時間とか労力をかけてるような会社はあまり見受けられないなって。
スピーカー 3
たしかに、頭使えとは言いますけど、
頭を使うためのトレーニングみたいな、枠組みみたいなのは言ってないですよね。
スピーカー 2
頭使えってどう使うのかって、
それ解像度上げて説明してる人ってあまりいない気がする。
スピーカー 1
青足本の1冊目は、
みんな最近自分で考えて動く人材が大事とかって言ってるけど、
自分で考えて動くって具体的に何をどうすることなのかって、
ちゃんと説明してくれてる人あんまりいないと思ったので、
スピーカー 3
書きましたっていう紹介の仕方をいつもしてる。
スピーカー 2
考えるも解像度がなくて、考えるって何をすることを考えるって。
スピーカー 1
青足本で言うと、観察・判断・実行っていうループをどんどんいい感じに回していけるようになること、
みたいな大枠で書いているのですが、
そういう意味で言うと、
トモヤさん、楽天出展されてると思うんですけど、
楽天関係でトモヤさんと会ったことないから、
全然楽天出展してるイメージ、僕あんま持ててないんだけど、
この前、Nationsっていう楽天の店舗さんが、
店舗さんを教えるっていうか、
スピーカー 3
伴奏する感じですね。
スピーカー 1
頑張ろう、頑張ろうっていう感じで伴奏するみたいなプログラムがあって、
それのリーダー店舗っていうのはトモヤさんやられてたって投稿を見て、
楽天出展してるんだなって思ったんですけど、
僕が楽天のいろんな店舗さんというか店長さんとかを見てきて思うこととしては、
一人で全部やるっていう、
要するに全国各地の中小企業の人がほとんどなわけで、
大体のお店って最初の立ち上げのときは店長一人で、
それが経営者がやってる場合もあるけど、
やってって言われたサラリーマンがやってるときもあって、
やっぱ一人で全部やりながら、
あとはお客さんとの接点、接触もダイレクトだし、
スピードも即時フィードバック返ってきたりとかするので、ネットの場合だと。
そうすると観察判断実行ループの回転振りがめちゃくちゃ早くて、
かつ全体を考えながら判断してるから、
めちゃくちゃ成長が早いんですよね。
平たく言えば、そんな田舎にこんな仕事できる人いる?
みたいなレベルの精神と時の部屋を経た感じになっていくんですよ。
やっぱりそうやってお店大きくなっていって人数が増えていって、
うちのスタッフです、みたいな感じで、
何十人、三十人とかでやってるところのスタッフの人とかだとやっぱり
結構違い感じるなみたいな。
野生の牛と乳牛みたいな雰囲気の違い感じるなっていうのはあるかな。
スピーカー 2
一人でやるっていうところに、さっきの観察判断実行で、
僕も考える力、考えるとは何かをどう鍛えるのかみたいなのを考えたときに、
一番考えるときの、考えるタイミングが増えるのは意思決定だなって感じはしてるんですよね。
経営してると意思決定することが多いから、
でも意思決定するために考えてるってことだから、
意思決定の回数が多ければ多いほど、考える力鍛えられるよなみたいな。
意思決定の回数を増やしてあげる。
これたぶん野生の牛も意思決定の機会が多いんだと思う。
スピーカー 1
多いんでしょうね。
スピーカー 2
さっきの一人でやってるお店やってる人も意思決定の機会がめっちゃ多いから成長するみたいな。
だけどその人がリーダーになってスタッフになってると、
意思決定はスタッフの人はあんまりしなくなるっていうか限定的になったりするので、
そこまでいかないみたいな。
自分だけでは決められないからっていう事情とかも出てきますし。
自分だけで決めるの怖いからみたいな人も、やっぱり意思決定することをしないから。
でもそうやって何年も過ごしてた人は、やっぱり意思決定慣れてないから、
慣れないとどこまで経っても上手くならないっていうか、上達しないっていうか。
実は意思決定も結構上達するもんだなみたいな。
スピーカー 3
なんか今日やっぱめっちゃ良かったです。
ちょうど僕が月曜日に会議があって、
ちょうどそれは言おうかなと思ってたことがすごいシンクロして、
その1店舗だけほぼ一人でやってるんですけど、
僕ら1000万からこの4ヶ月でその店舗3000万にいったんですよ。
すごくないですか。
たった4ヶ月で売り上げが今3倍になってて、
でもすごい気合と根性と、
それこそ今ジジネタで言うとワークライフバランス考えてない、
ワークワークの人なんですけど、
でもその人を見ててもやっぱりそういうふうに思ったのと、
学長に言われるから余計に響きますね。
確かにそうかもわからない。
スピーカー 2
この環境をどう作るのかみたいな感じがしますよね。
だからみんな野生の虫であるためには、
自分がリードできるところを増やしていくしかないっていうか、
そういう状況を作るしかないような話をして、
まだ第1回でも満足した顔してますが、
いやいやいや、まだまだですよ。
続きは第2回以降でお聞きください。