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#40 強迫性症 〜わかっているのに、やめられない
2026-10-25 17:24

#40 強迫性症 〜わかっているのに、やめられない

【メンタルヘルスシリーズ#12】強迫症

鍵を閉めたか気になって、何度も家に引き返す。手を洗っても、まだ汚れている気がする。「そんなはずはない」と頭ではわかっているのに、確かめずにはいられない。この、わかっているのにやめられない苦しさが、強迫症の核心です。
頭に繰り返し浮かぶ不快な考えを「強迫観念」、その不安を打ち消すための行為を「強迫行為」と呼びます。
手洗いや確認、数え直しを何度も繰り返すうちに、一日の多くの時間が奪われ、日常生活にも支障をきたしていく。潔癖症や心配性のひとことで片付けられがちですが、本人にとっては生活を左右する深刻な問題です。
今回も精神科医の島田先生と、強迫症について話をしました。症状や診断から、治療まで整理しています。
「もしかすると自分もそうかもしれない」と感じたことがある方にも、その苦しさをうまく理解できずにいる周りの方にも、ぜひ聴いていただきたい1本です。

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サマリー

精神科医の島田先生と、強迫症の症状や診断、治療について話す。鍵の確認や手洗いを繰り返す例のほか、望まない卑猥な発言や飛び込みへの恐れなど、本人の意思とは異なる強迫観念が紹介される。日常生活への支障や1日1時間以上の行為が診断の目安となり、他の疾患との鑑別も必要になる。治療ではSSRIなどの薬物療法、曝露反応妨害法、森田療法が取り上げられ、階段の上り下りや着衣のリズムに関する具体例も語られる。

強迫症の症状と診断
雑食日和
雑食日和は、起業したての堺と、精神科医でプロ大学院生の島田先生がお届けする、越境系ジャンルレス番組です。
中高時代からの友達2人が、メンタルヘルス、悩み、歴史、社会、カルチャー、そしてビジネスまで、己の好奇心に従い語り合っています。
ジャンルを越えて知りたい、考えたい、話したい、そんな方はぜひフォローしてみてください。
今日は脅迫症についてお話しできればと思っています。脅迫症、どんな症状があるのでしょうか?
前は脅迫性障害というふうに言っていましたが、今は脅迫症と名前が変わっております。
名前の通り、脅迫思考、脅迫行為というので、それをやらずにはいられないような行動とか思考というのが特徴だと思うんだけど、
ある考えが何度も何度も反復的に入ってきてしまって、
そういう考えだけじゃなくて、感覚とか感情とかでもいいと思うんだけど、そういうのがずっと入ってくるのが脅迫思考とか脅迫観念といったりして、
脅迫観念の方がもしかしたらわかりやすいかな、イメージとして。
それを実際に行動に移せば脅迫行為になるだろうし。
ここで言う脅迫行為というのは、他者に対する脅迫行為ではなくて、自分ということでいいかもしれない。
そうだね、なるほど。確かにそうだね、この場合、巻き込みとかもあるかなとは思うんだけど、脅迫の字があれだね、脅す方ではなくて脅迫的に。
強いとかの方だから、基本的には他人とかっていうよりは自分で何かやるってことで、
生活を狭める確認・汚染への不安
例えば具体的には鍵の締め忘れとかそういうの確認とか、そういうの何回もしないと。
よくあるよね。
そうそう、ありがちだと思うし、あとはつり革とか触れないとか、手洗い何度もしないと気が済まないとか、そういうのがあるかなと。
不潔恐怖というか、そういうところで。
不潔、なるほどね。
それで汚染されてるんじゃないかとか、あとはさっき言った鍵の締め忘れとかみたいに疑念が湧いてきてしまうという。
それが自分じゃ止められないというか、なかなか打ち消せないっていうので。
他にも何か変な感じの感覚になってしまうものといえば、
例えば人前で卑猥なことを言ってしまうんじゃないかって自分が、というふうに感じて、それでもうそういうところに行けないだとか。
なるほど。
あと、他も例えば電車に飛び込んでしまうんじゃないかっていう、そういう気持ちになっちゃう自分が。
飛び込みたいとかではなくて、そういうふうなことをしてしまうんじゃないかっていう。
なるほど。
とか、そういうものも少々としてはあるかなと。
これはそれによって、前も出てきたと思うけど、日常生活に支障をきたすとか。
確かパーソナリティー症でも出てきた。
それはそこまでは行かないっていう。
なるほど。
そうだね。
正確に言うと、やっぱりそれによって日常生活に支障をきたす機能障害というか、そういうのが診断基準としては上がってきて。
例えば時間とかでも、だいたい1日1時間以上やってしまうとか。
なるほどね。
そういうのも診断基準的には入ってきたりもするのかなと。
これは人によって想起が違うけど、手をすごく洗ってゴシゴシゴシゴシゴシ。
何度も洗ってしまうとかっていうのが分かりやすいで。
でもただタイプがいくつか分かれて、さっき言った疑念で、鍵、あれ指名忘れたっけっていうのが1回じゃなくて、ずっとそこが疑念がつきまとうみたいなそんな感じ。
そうだね。
この場合も不合理なほどにというか。
ちょっと不合理性の話はまた後で言うかもしれないけど。
にしても、例えばそれが日常生活に支障をきたすぐらい。
だから鍵の指名忘れあるかなっていうのは誰でも。
あるよね。
そうそうあるし、僕もそういうのはあるものだけれども。
例えば家出てエレベーターで1階に行って玄関出ましたと。
その後に指名忘れたっけって言って確認に戻るっていうレベルなのか。
それとも例えば1時間車で運転して会社に行くとして、会社に着いた後でももう1回戻って確認しに行かないと気が済まないレベルなのかとか。
なるほどね。
しかも会社着いた後に、例えば朝1時間抜けてもう1回1時間かけて帰ってきてってできる状態ならまだ少し考え変わるけど。
例えば朝から会議あるのにも、ぼかしてでも帰らないともう気が済まないとか。
そうなったりすると、明らかにそれは社会生活に問題を生き出しちゃう。
グラデーションあるけどね。
確かにそうだよね。
この症状の続きで診断としてはどんな診断があるのか。
そういった先ほどの聞いたようなのを総合的に判断して、機能障害でてっていうのがポイントにはなるかなと。
診断としては。
似たような疾患ってあったりするのか。
ちょっと見分けが難しい。
確かに他でも脅迫症状自体は例えば統合失調症とか、あとはさっき言ってくれたパーソナリティ症の中でも脅迫性パーソナリティ症とかでも近いところがあったり、その他のパーソナリティ症でこの症状が出てもおかしくは
ないのかなと。
合併も多いっていうことなのかな。
この場合のだとこれ自体に合併というより間別診断って言って区別つけるべきものっていう感じになってくるかなとは思うんだけど、その症状だけを切り出してみたら必ずしも脅迫症じゃないっていうケースもあるって
感じかな。
薬物療法と曝露反応妨害法
具体的な治療ってどんなものがあるんでしょうか。
薬を使う薬物療法としては抗鬱薬というので、中でもSSRIっていうタイプの種類が。
万能だねこれ。
そうだね。
この前も出てきたのを覚えててくれてよかった。
最近の割とよく使われる種類の一つって感じかな、イメージとして。
そういうのが用いられたり。
ただ結構容量も多めに必要だったりとか時間がかかったりしがちかな、特に典型的な鬱病とかそういうのに比べても。
なるほどね。鬱病よりも少し投与量とか頻度とかが多いケースもある。
そうだね、そうなることも。
なるほど。
薬物療法としてはそれが基本的に一番スタンダードなものにはなるんだけど、他の非薬物療法でいうと行動療法っていうので、特に曝露反応妨害法っていうものがあったり。
難しそうだね。
そうだね、ちょっと名前が難しいよね、すでに。
認知行動療法だとか、モリタ療法とかも一応上がってくるのかな、みたいなところも。
曝露反応妨害法って何なの?
実際にその脅迫観念とか、例えばさっきの手洗いとかの話で言って、
そしたらもう本当にそのある対象がすごい不潔だから触れないとか、そういう感じだと思うけど、その不潔度合いっていうのがご本人さんの中にもやっぱあるわけで、
確かに。
それをちょっと数値化してもらったりして、
例えば軽いテーブルの上を触るとかだったらさ、
例えば0から100で、それが20とするじゃん。
そしたら今度ちょっと食べた後の食器を触るとか、
いったらそれが40とかなってきて、
そしたら今度トイレの電座を触るとか、
いったら80ぐらいかなとか例えばあるんだけど、
それをそういうちょっと数字付けしてもらってできそうなものとかから、
ちょっと実際にトライしてもらう。
なるほどね。
曝露、晒すっていう。
晒す、はい。
で、その後に通常ならもう手洗いたくてしょうがないから手洗っちゃうんだけど、
それをさせない?
なるほどね。
例えば今あるこの汚い机の上に触って、
それでこれ50点、100点中50点ぐらい汚いというふうに本人が思ってるとして、
その後触った後に手を洗わずに、
そのままいてなのかわかんないけど、
一旦ちょっとすぐに手を洗う行動は控えてくださいみたいなことをやっていくってそういうイメージ。
そうだね。
例えば今のだったらもう10分間そのまま耐えるみたいな、
手洗わないでみたいな10分。
なるほどね。
もう通常だとその方はそのまま手をすぐ洗いに。
そうだね。
もう触れた瞬間やっぱり今のでこれで汚染されたって多分思っちゃって、
そっからもう洗わなきゃって。
へえ。
結構日常生活ほんと大変そうだなこれ。
かなりやっぱり制限加わったりして、
行動がどんどん狭まっていっちゃったりするのが怖いところ。
汚れるから行かないっていうのがどんどんどんどん増えていっちゃうと。
なるほど。
最初は人ごみがいけなかったりとかしたのが、
例えばそうじゃなくて少なくても汚染されてるから、
スーパーも行けないって言って、
次近くのコンビニもダメだとか言っちゃうと。
なるほどね。
森田療法と症例
入院って結構多い?
入院のケースもなくはないかなとは思うけど、
あんまりどちらかというと外来がメインかなとは。
今のが行動療法の中の曝露反応妨害法っていうところだと思うけど、
さっきすごい人の名前が出てきたけど、
モリタ療法って。
そうだね、モリタ療法っていうのもあって、
本当にモリタって名前がついてるぐらいだから、
日本で開発された治療法なんだけど、
ちょっと日本でやってる分、
海外とかの知見とかを総合した、
さっきの報道はメジャーじゃないとかったり、
ちょっとエビデンスが集まってないとこもあるだろうけど、
初期の初めぐらいか。
大正ぐらい?
すごい古い話。
モリタ正竹先生という方がですね、
開発したやり方で。
よくキーワードで言ったらあるがままとか、
そういうのが出てきたりするんだけど、
自動に湧き上がってくる不安とか恐怖とか、
そういう感情を無理に打ち消そうとするのではなくて、
それ自体を誰でも自然に起こってくることっていう風に捉えて、
要はそれをコントロールしようとしないという、
そういうような思考というか態度というか、
そういうのを勧誘していくというのがやり方というか目標なんだけど。
他にも言われるのが、
気分が変わってから行動するというか、
そういうのではなくて、
不安だとかその他いろいろ症状を抱えたままでも、
今できることをやるようになるというか、
日常生活を送っていくとか、
そういうのを目指していくとか、
基本的な姿勢にしているやつ。
その症状にとらわれすぎないっていうような、
そういうような感じかな。
なるほど。
やっぱり症状気にしちゃうと、
それで不安とかまた出てきて、
不安になるとまた症状悪くなってじゃないけど、
そういう悪循環ぐるぐる回っちゃうのを断ち切ると、
そういうぐるぐる回っちゃうなってこと自体、
まず理解するっていうのと、
そういうことによって、
それでも考えとかは沸き起こってきちゃうけど、
そっちの考えにフォーカスするのではなくて、
行動に移すとか、
行動の方に意識を向けていくという。
なるほどね。
今のやつだと、あるがままとか、
目的本位っていうんだっけ。
そうだね、そういう言い方とかもある。
囚われからの脱却。
そうだね、もうワンフレーズでそういう風に言っていく感じもいいかなと思う。
その辺は脅迫症に限らず、
日常生活でも使えそうな。
そうだね。
割と伝統的に用いられたり、
幅広く適用とかもあったりするやり方ではあるかなと思う。
先生の中で言える範囲で、
患者さんどんなエピソードがあったか教えてもらえますか。
そうですね、
例えば階段の上り降りがやめられないというか。
確か一軒家で2階にその方のお部屋あって、
自分の部屋に入るのに、
普通に階段使って、
普通の人なら一回上って入るだけじゃん。
だけど、一回上った後にもう一回下りてきて、
もう一回上ってっていうのをやらないと、
自分の部屋に入れない。
だから2階行って、1階行って、
もう一回2階行かないとダメとか。
マジ?
うん。
で、それがペース乱されると、
また最初っからになっちゃうみたいな。
患者さんの話したら申し訳ないけど、
あるしても同じこと言ってた気がするよ。
そうなんだ。
階段じゃないけど、
ラッパーのね。
わかるわかる。
それはわかる。
なんだっけな。
今出てこないと気持ち悪いから調べるけど、
先生その間調べて。
さっきの続きの。
続きを調べておくから。
そうだね、そういう2階。
そうだね、上り降りだから2階やんなきゃいけないのか。
やんないともう入れないみたいな感じだから。
で、その方もそんな風な脅迫もあるし、
手洗いも何やった後でもずっと洗わないと気が済まない。
だけど、そっちの話はそのくらい。
徐々にそれは良くなってる。
そうだね、その方の場合も基本的にそうだね。
お薬飲んで症状が軽減してっていうのはあったりはしたけど、
そうだね、その後はちょっとまた別のとこに移ってしまったから、
ちょっと最後までは経過は見れてないって感じ。
あー、なるほど。
服を着たりするのも自分の中でリズムがあって、
左袖、右袖、首っていうリズムがあって、
それが引っかかってリズムが狂ったりするとか、
早すぎるともう1回脱いで力やり直せる。
あー、なるほど。
服を着た時にリズムで止まんない。
1、2、3、4とか全部小説っていうか、
ビートを刻んでるじゃん。
途中でBPM変わったらちょっと。
ちょっと乱れちゃう。
なんかちょっと儀式めいたものを感じる。
かもね。
まあまあ別にそれは虚白症じゃないかもしれない。
まあそうだね。
両敵儀とは別としてね。
今回はギリシャ、古代ギリシャなし。
今回はちょっと用意してこれませんでした。
ちょっとひらめかな。
ちょっと難しいよね。
前回がちょっと容易だっただけに。
なるほど。
わかりました。
じゃあ、また思い出したら炸裂させていただきます。
はい。
今日は虚白症について話をしました。
では、またよろしくお願いします。
ありがとうございました。
今日もたくさん聞いていただきありがとうございます。
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なお、ご紹介した医療・健康に関する情報は
個別の診断や治療の提供を目的としたものではありません。
ご自身の治療については、かかりつけ医等にご相談ください。
ザショックビューリーでした。またね。
17:24

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