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絶対に気はつけなくてはいけないこと。
ラジオ。
マジか。
やっぱりね、このラジオはね、危ないです。
危ないね。
圧縮、圧縮とか言いながら、どんどん言葉を増やしてるんだよね。
増やして。
これはね、袋工事に入る可能性があります。
あと、ここだけの話になっちゃうんだよ。
ああ、そうだね。島宇宙ですか?
島ですね。
これは、一番いい例が哲学だと思う。
ああ、確かに。
ものすごい何々的、何々的が増えていってしまって、
さらには文法を無視するようになるんよ。
なるね。
あれは、たぶん既存の文法では表現できないから、
新しい文法を作り出そうとすらしてるんよ、下手したら。
ね。
そうなってないかもよ。
言うのは二次元らしいしね。
二次元以上のものらしいしね。
何を言ってるんですか。
もうこれでわからないですね。
そういうのが危険なんよ、と思ったんだけど。
そう、危険。始まってるんですね、この考え方。
ね。
どうだ、俺の新しい喋り方はっていうことになってないかな。
なってる可能性あるね。
あるかな、あるね。
宮台さんが何を言ってるかわからないし。
それは確実に、ちょっとあっちに足を踏み入れてるよね。
で、戻ってきたよね。
戻ってきた。
あの力は何なの、やっぱり我慢してるのかな。
なんせしてんじゃない。
でも一応、宮台文法で自分の頭の中では組み立てられてるわけだよね。
もちろん。
それを崩すっていう悔しさはないのかなと思って。
ああ、確かに。
口癖だったもんね。簡単に言うと。
全然簡単じゃないことがその後に続きます。
でも今の世界の成語は、そういう変な文法は否定しつつあるよなと思うんだけど。
そうだね、流れとしては。
ね。
既存の言語ルールに従ったものが残ってるよね。
そうよね。
みんなやめちゃったよね。論談の人たち。
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そうよね。
一時期頑張ってたの。
複雑だけはやめたほうがいいと思った。
うん、確かに。
合ってるかどうかは別として思う。
普通に科学でもいっぱいあると思うけどね、この辺りの。
あるんだろうね。
でもある日、素晴らしい数式が一つ生み出されて、統一されるんじゃない?
そうそう。
あ、じゃあそれを繰り返してるっていう意味では、トライアンドエラーをいっぱいしたほうがいいのか。
そうそう。
じゃあ哲学者のあの文法もトライアンドエラーの一つと考えれば、絶対に犯してはいけない罪とまではいかないな。
そうそう。そうなのよ。ランダムウォークと一緒なんだよ。
え?
ランダムウォークって知ってる?
知らん。
まあランダムに歩くことなんだけど。
ああ、まあ。
正しいか正しくないか関係なく、ランダムになんかする。
遺伝子とかはランダムにこう脱出するわけじゃん。DNAを。
ああ、そういうことね。
適当をやるってこと。
じゃあ適当やってんだっていう意識があったら面白いなと思って。
多分意識はないけどやってんだよね、きっと。
でもものすごい難しいことをやってる人に対して、あ、適当やってんすねっていう。
ああ、言えないね。
え?
言えないね、その一生懸命考えてますって言われるね。
いや。
間違いない。
それ言ってあげたほうがいいと思うね、これ。
そうだよね。
うん。じゃないと苦しいと思うよ。
じゃあ我々もランダムですか?適当ですか?
そう、このラジオは適当なんよ。
適当だね、たしかに。
適当な実験なんよ。
うん。
って言われれば恥ずかしくなくない?
恥ずかしくないね、それは。
だって間違っててもいいわけだから。
境界線問題ではないもんね。
寝ようとして寝ない必要みたいな感じだよね。
実験だから。
あれ?あれ?いいじゃん、じゃあ。
いいね。何本やってもいいと思うよ。
400回、500回と。
なんだ、全然危険じゃないなと思っちゃったんだけど、今。
しかもなんかこの、しゃべりがインターネット上に残るっていうのもいいことなんじゃない?
なんで?
ランダムさが消えるよりは。
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そりゃそうだよ。
だってそれがトライアンドエラーの一つとして記録されてるわけだから。
そしていずれ収縮するんですよ、素晴らしい感じで。
あれ?なんだ恥じることはないじゃん。
大丈夫だよって言ってあげようかじゃん。
哲学者はさ、さっきも言ったけど、さっきの回で、
我々何の役にも立たないことをごちょごちょやってててへとか言うのはないわけじゃん、この世界。
まあね、ない。
あれ?なんであいつら照れてんの?
そこはわかってないからな。
あらまー。
じゃあ震災が起こった時に、我々音楽の人間は何の役にも立てなくてすいませんっていうのは?
それはその、震災に関しては無力なのはどう見ても明らかなからさ。
だから無力なこと恥じる必要ないじゃんと思って。
そういうセリフ自体おかしいなと。
震災に対して今自分たちは物理的なことは何もできないっていうことを恥じるのは別にいいんじゃない?
いちいち言う必要ある?
まあそうだけど戦時に変わってるわけよ、そこは。
歌なんか歌ってる場合じゃないっていう整合性の中に自分がいるっていうイメージですいませんって感じじゃない?
それまるっとこういうことができるじゃん。戦時には哲学もそういう気持ちになるわけだよね。
なるね。どっちでも役に立たないからね。
何でもかんでもそういうことにならない、こういうぐちゃぐちゃしたのが。
確かにね。
暇な時にやるものだみたいな。
そこに戦時と平時関わってるな、強く。
関わってるね。
たぶん戦時になったら…。
恥ずかしくなってくる。
戦時になったらこのラジオが恥ずかしくなるんじゃないかなって思った。
なる。なるな。
あ、面白いこれ。そういうことか。
じゃあ平時限定の理論なわけか、今俺が言ってるのは。
そうだね。てか、理論自体がなんか…。あ、そっか。別に戦時の戦時の理論があるか。
そう。むというと、俺がなぜこの回を撮ろうとしたかというと、
どこかで戦時を意識してるからこのラジオを撮ろうと思ったよね。
え?
気をつけなければいけないラジオっていう出だしだったんよ。
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なぜ気をつけなければいけないかというと、戦時で役に立たないからだよね。
あーそういうことね。はいはいはい。
っていう裏意識があったんじゃないかと思って。
じゃあ戦時になった時のためにこう思ったってことね。
そう。
無意識的に。
無意識で。
なるほどね。
で、いろいろ喋ってるうちに、いや気にしなくていいじゃんってことになったじゃん。
うん。平時だからね。
でもそれは平時限定だよねって後で気がついたよ。
あーそういうことか。
遅くね?これ。
確かに。
メタ認知が過ぎるけど大丈夫かな?恥ずかしくないかな?
これが今俺らが言ってることがちょっと怪しいよ。
いや、平時だから大丈夫よ。
あははははは。
そ、そ、そうですか?
そうなんよ。そうなんよ。平時は良いんよ。トライ&エラーを繰り返して。
恥ずかしくなりそうだったけどセーフ。
セーフです。
ただちょっと戦時が来るのは間違いないし、いつか。
そうだね。いつか来るね。
その時のことは考えといた方がいいんじゃない?
いやーもういいよ。
いい。来てから考える。
うん。来ないってことにしとこう。
来ない?
うん。
分かりました。
はい。
ははははは。
むしろ真の平時がこれから来ると思うよ。
ははははは。
その話はまた今度。
戻りました。