はい、ありがとうございます。そんなセミナーも開催してくださる深澤さんなんですけれども、今回の放送ではですね、A面第5回と、そして6回の2回に分けて、銀行融資についてお話ししていきます。
お金を借りるということはですね、大きな経営判断の一つだと思うので、そのいろはを一緒に学んでいきましょう。
では早速なんですけれども、今回はですね、まずお金を貸す側、つまり銀行側の視点でちょっとお話をしていきたいと思います。
はい。
A面の4回でもちょっとお話しいただいた格付けというのが出てきたと思うんですけれど、こちらについて改めて笠さんからご説明いただけますでしょうか。
はい、ありがとうございます。格付けというとですね、皆さんちょっとイメージしづらいかなと思うんですけれども、要はこの会社にお金を貸して、ちゃんと返ってくるかどうかという部分を点数化したものというふうなイメージを持っていただければいいのかなと思うんですけれども、
専門的には信用格付けとか、あとは債務借分とか言うんですけれども、要はお客さんである会社を成績表みたいな感じでランク付けしてランク分けしているようなものです。
一番上に来るのが正常先、これが問題なく返済できている有料なお客さん、そこからどんどん要注意先、破綻懸念先、実質破綻先、で破綻先みたいな感じで何段間かに分かれていて、返済が危なくなるにつれてそのランクが下がっていくようなイメージです。
この格付けによって、そもそもお金を貸せるのか、いくらまで貸せるのか、あとは金利が何パーセントなのか、みたいな部分が決まってくるというような資金繰りを左右する会社の社長さんにとってもめちゃくちゃ重要な指標の一つであります。
なるほど、これ6段階であってますかね?
正常先、要注意先、破綻懸念先、実質破綻先、で破綻先なんで5段階。
5段階か、なるほどありがとうございます。
なんだけど、要注意先の中にも実は2つに分かれていて、要管理先とか言ったりするんですけども、そこは後日詳しくここは話そうかなと思うんで、ざっくり5段階と思ってください。
わかりました、でもこれその現場では、ここは破綻懸念先ですね、と会話されているってことですよね?
そうですね、実際の現場では銀行側が会社に対して格付けを行って、監査法人としてはその格付けがちゃんと行われているかどうかをちゃんとチェックするみたいなのが行われてますね。
なるほど、じゃあこんなね、何段階か、5段階とか大きく分けてあるっていうことだったんですけれども、そもそも銀行がまずお金を貸したいって思える会社っていうのはざっくりとどんな会社なんですか?
ここは一言で言うと当たり前なんですけれども、貸したお金を利息をつけてちゃんと返してくれる会社に銀行とお金を貸したいと思うんですね。
これ当たり前に聞こえるかもしれないんですけど、めちゃめちゃ大事なところで、銀行と投資家って全然違うもので、2つとも会社からしたら資金調達をする手段の2つだと思うんですけれども、投資家っていうのはこの会社が何倍にもなるかと思って夢見て出資するわけですよね。
なんですけれども、銀行っていうのはそのお金貸した、例えば1億円貸したら、その1億円が1億数千万円とかになってくれればオンの字で、それ以上の儲けってないんですよね。
逆にその1社でも倒産して貸したお金が返ってこないと、その損失を見るのに何十社分の利息がバーンと吹き飛んでしまうわけですよね。
銀行っていうのは儲けるよりも損をしないことを何より重視するものと思ってください。
なるほどなるほど。確かにちょっと違いますね、目線というか。
ではそんなポイントとこういう風に分類されるよっていうのがあったと思うんですけれど、この格付けが非常に大事だって中でどうしたらこのポイントを抑えること大事だと思うんですけど格付けっていうのは上がっていくんですか?
ありがとうございます。ここは私の専門分野でもあるんですけれども、まず大前提、一番大事な部分っていうのは格付けはそもそも決算書、つまり過去の数字でその大部分が決まるんですね。
つまり決算が終わってからじゃ遅くて、多くの社長さんは決算が締まってからさて融資どうしようみたいな感じで動き出すんですけれども、まず格付けを上げたいなら決算を締める前に期末を迎える前に手を打つことが非常に大事になります。
なるほど。
その具体的なポイントをいくつかお話ししようと思うんですけれども。
ぜひお願いします。
一つ目は当たり前なんですけれども黒字にすること。利益がちゃんと出ていることです。これは絶対マストです。そして自己資本を厚くすること。
こっちどういうことですか?
自己資本っていうのは要するに資本金ですね。会社の借り入れた金額、お金ではなくて最初に出資したお金プラス今まで稼いできたお金の合計の自己資本の部分を厚くすることです。
なるほど。利益を上げて黒字にすること。そして元々ある自己資本を上げる。2つ目ですね。
はい。そうです。そして見落とされがちなんですけれども対借対償表、バランスシート、BSと呼ばれるものなんですけれども、これを綺麗にするっていうのが非常に大切です。
綺麗にするっていうのはどういうこと?
これちょっと難しいと思うんですけれども、例えばですけれども売りかけ金ってあると思うんですけれども、もう回収できないのにBSにずっと載っている売りかけ金だったり、また売れ残った不良在庫、これって実際資産性あると思います?
難しいですよね。
回収できるかわかんないし、もう売れるかどうかもわかんない。てか多分おそらく売れない。こういった部分はバランスシートからなくさないといけないんです。
なくすことでそれを対借対償表を綺麗にするっていう表現したりするんですけれども、一番銀行が嫌う対借対償表に載っている感情科目があるんですよ。
何ですか?
それがですね、役員貸付金っていう感情科目があるんですよ。
役員貸付?
そうです。これじゃあどういう感情科目かっていうと、会社から社長にお金を貸しているときにそのお金が資産として対借対償表に載ってくるんですね。
要するに何がこれやばいかっていうと、会社のお金を社長に貸してるじゃないですか。
それって結局会社のお金を社長が私的に使ってるんじゃないの?っていう風に銀行は判断するんですよね。
だからこれから貸すお金も社長に行っちゃうんじゃないって銀行はめちゃめちゃ警戒するわけですよ。
だからこういった役員貸付金とかがバランスシートに載ってる場合は、ちゃんと生産してバランスシートから綺麗さっぱりなくしていくっていうのが非常に大事になります。
なるほど。これでも残っちゃってる企業があるってことじゃないですか。
はい、そうです。
貸してしまう、もしくは残すことによる企業側が考える、隠したいことって言っちゃあれですけど、メリットというかっていうのはあるんですか?
結局要するに銀行からどう見られるかっていうのを意識してないから、役員貸付金とかを出してそれを私的に使ったり、何か事情があって使ってるのかもしれませんけど、
それをずっとバランスシートに残し続けちゃうってことになってると思うんですね。
どの会社が見ても役員貸付金っていうのは評価されないというか、あまり良くないものなので、
ちゃんと銀行がそういうのを良くないと思ってるっていうのを知っていればそういうことはしないで、別の対策が取れるので、
ちゃんと会社からお金を借りる必要がある場合は契約書なり何なりっていうのを書いたりして、実際に実態を持った貸し借りを行うっていうのが非常に大切になります。
なるほど。もしかしたら悪気がないって言っちゃあれですけど、そんな悪いと思ってなくてそのまま残しちゃったみたいな企業さんもあるってことですかね?
めちゃめちゃあります。
これってそんな悪いの?って言われることもあります。
そうなんですね。
でも、ここをきれいにすることがめちゃくちゃ大事っていう。
めちゃくちゃ大事です。
これなんか本当、知ってるか知らないかの差じゃないですか?
そうですよ。めちゃめちゃ大事です。