#5-B 無借金経営は良い/悪い?銀行融資のメリット/デメリットは?|銀行融資完全マニュアル①
2026-06-29 15:49

#5-B 無借金経営は良い/悪い?銀行融資のメリット/デメリットは?|銀行融資完全マニュアル①

銀行融資という資金調達手段がある一方で「借金は悪だ」と考えてしまう方も多いはず。企業における借金(=銀行融資)の是非について、その歴史も踏まえて解説しました。今回よりB面は「銀行融資完全マニュアル」と題して、中小企業の社長さんに知ってほしい銀行融資の全てをお話ししていきます。


*番組の感想はXに #正しい財務賢い税務 でぜひご投稿ください

*質問や相談、詳細情報などは ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://fukasawa-cfo.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠ まで 


【セミナー情報】

〜財務・会計セミナー〜 儲かる社長と損する社長

*東京商工会議所 大田支部主催

▼内容

  • キホン①:意外と気づかない!?黒字経営でも会社は倒産します。
  • キホン②:実は重要!キャッシュフロー経営の考え方
  • キホン③:キャッシュフローの種類と関係性
  • キホン④:借入金は「悪」ではない。儲かる社長の捉え方を探る
  • キホン⑤:「儲かる社長」への一歩

▼開催日時

8月6日(木)

▼セミナー形式

ZOOM開催

▼参加費

無料

▼定員

30名

*申し込みURLは近日公開予定


【番組概要】

中小企業専門社外CFOの深澤健太(27)がお送りする、「会社のお金」のお悩み相談ポッドキャスト。

200社以上の決算書を見てきた経験から、中小企業の社長に知ってほしい財務・税務の知識をわかりやすく解説します。

毎週月曜日朝配信で、

​A面:財務・税務のお悩み相談

​B面:深澤の楽屋裏トーク、パーソナリティなど

を交互にお届けします。


【MC】

深澤健太|公認会計士準会員・中小企業専門社外CFO


1998年生まれ、東京都練馬区出身。大学で学年ビリになる中、「どうせやるならてっぺん目指せ」という祖母の一言で公認会計士を志し、大学3年から2年でストレート合格。大手監査法人の金融部門で3年経験した後、税理士法人へ。現在は税理士と中小企業専属の社外CFOとして経営者の右腕として伴走中。2児(赤ちゃんと猫)の父として子育てにも奮闘中。

HP ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://fukasawa-cfo.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠

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正しい財務、賢い税務〜ゼロから学ぶ会社のお金の話〜

produced by 株式会社midnight sun

⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://midnightsun.jp/

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サマリー

本エピソードでは、中小企業専門の社外CFOである深澤健太氏が、銀行融資のメリット・デメリットについて解説します。借金は悪という考えは戦後教育やバブル崩壊に起因するとし、融資は使い方次第で強力な武器になると主張。無借金経営の割合が減少傾向にある現状を踏まえ、成長企業は融資を有効活用していると指摘し、借りられるうちに資金を確保することの重要性を説いています。

番組概要とセミナー告知
正しい財務、賢い税務。この番組では、中小企業専門の社外CFOである深澤健太が、ゼロから学ぶ会社のお金の話をテーマに、中小企業の社長さんのためになる財務、税務の話をお届けします。
今回はB面ということで、僕が一人で話す会となっておりますが、B面では今回から銀行融資完全マニュアルと題して、これを聞いていただければ銀行融資のことがゼロから全部わかるという内容でですね、全何回になるかわかりませんが、おそらく10回ぐらいの予定で進めていこうと思っています。
まずはじめにお知らせです。A面第5回で大田区商工会計所さん主催のオンラインセミナーで講師を務めさせていただくお話をさせていただいたんですけれども、その当時、8月6日の14時からとご報告させていただいたんですけれども、日程の変更がありまして、10月の開催を見込んでおります。
詳しい日程等の詳細情報はですね、今後このポッドキャストでお知らせしますので、ぜひお楽しみにしておいてください。
借金は悪なのか?無借金経営の現状
ということで、今日は第1回借金は悪なのか?融資のメリット・デメリットというテーマでお話ししていきます。
まず最初に少し気になるデータをですね、ご紹介したいと思います。
中小企業庁が出している中小企業白書というレポートがあるんですけれども、そこに無借金経営企業の割合というデータが載っています。
これがですね、2016年の調査では35.4%、つまりはですね、当時は中小企業の約3社に1社がですね、仮色ゼロで経営できていたんですね。
それがですね、2019年には34.2%と少し下がって、2023年にはですね、なんと21.6%まで下がっています。
これが何を意味するのかという部分なんですけれども、おそらく2023年にガクッと十数%下がったのは、おそらくコロナの影響もあると思うんですけれども、
ただ、それ以外にもですね、よく仮入れが増えたのは経営が苦しくなった証拠だと捉える方もいらっしゃるのかなと思っているんですけれども、
僕としてはむしろ逆かなと思っていて、攻めている会社だったり成長を取りに行っている会社ほど銀行のお金をですね、うまく使っているんじゃないかなという印象があります。
だからこそ無借金の会社がですね、ここまで一気に減った要因の一つなんじゃないかなというふうに思っています。
言い換えるとですね、今の時代、銀行仮入れというのは、やむを得ず使い物というよりかは、強い会社、成長していく会社がですね、当たり前に使いこなしている、武器になってきているということを指すんじゃないかなというふうに思います。
無借金であることはですね、一見すると安全に見えますが、でも実はですね、使えるはずの武器を使わずに成長のチャンスをですね、そのまま取りこぼしている状態なのかもしれません。
今日はですね、ぜひそういった視点で聞いてもらえたらと思います。
銀行融資のメリット
では早速本題に入っていこうと思うんですけれども、まず融資のメリットからお話ししていこうかなと思うんですけれども、まずですね、最初のメリットが事業のスピードを早められる、これですね。
会社が事業を始めたり拡大する場合、これは個人事業主の方も同じなんですけれども、何事にもやっぱりお金が必要です。
特にですね、初期投資が大きくなる業界、建設業だったり、また不動産を所有するホテル業だったり、あと旅館業、あとクリニックなんかもそうですね、あと飲食だったり、最初の初期投資額が大きくなる業界というのはですね、最初の投資額が数千万円から多くて数億円になることもあります。
仮にですね、創業時に一千万円の初期投資が必要な場合ですね、皆さん事業資金として一千万円貯めるのってどれくらいかかると思います?多分多くの人が数年、下手したらそんなに貯められないよという人もいるかもしれません。
例えばですね、仮に五年で一年間二百万円貯めて、五年で貯められたとして、融資を受けていればですね、最初の年に一千万円の融資を受けていれば、この五年間を短縮することになるわけですね。
つまり私の中で、借り入れ、融資というのはですね、時間を買ってさらなる成長に投資するための起爆剤というふうに私は考えているんですね。これが融資の最大のメリットだと思っています。
そして続いては、ビジネスの幅が広がる。これが二つ目のメリットだと思います。資金があることで、これまでできなかったことに挑戦できるようになります。
例えばですけれども、新しい市場への参入だったり、あとはですね、大口の仕事を受注するにも当然さらなる人員だったり、体制づくりだったりが必要になるわけですけれども、そこら辺にかかる資金も当然賄います。
パートナー企業との共同出資を行えたり、自己資金だけだとですね、どうしても入ってくるお金と出てくるお金が完全に見えちゃうので、守りの経営になりがちなんですけれども、融資があるとですね、攻めの選択肢が増えます。これが二つ目のメリットです。
そしてですね、三つ目のメリット。これはですね、先ほどの話とまた変わって、守りですね。原預金を厚く持つことでですね、安全な経営ができるようになります。
以前もちょっとお話しさせていただいたかもしれないんですけれども、会社が潰れる一番の理由って何だか覚えてますか皆さん。これ実は赤字ではなくて、キャッシュが尽きること。つまり資金ショートで会社は潰れるんですね。
銀行からお金を借りて、手元のキャッシュを厚くしておくことでですね、いざ売上が落ちた時だったり、取引先の支払いが遅れた時だったり、あとは突発的な出費だったり、あとはコロナみたいな未曾有の事態がですね、起こった時も、それを乗り越えられるバッファみたいなものが生まれます。
この安心感を持てるというのが、数字には現れない経営の安定の部分に効いてくると思っております。
これが多分、融資のメリット3つ、大きなメリットをお話しさせていただいたんですけれども、もちろん融資というとですね、いいことばかりじゃないので、デメリットもですね、しっかりお伝えしようかなと思うんですけれども、
銀行融資のデメリット
まずデメリットの一つ目が利息ですね。これはですね、皆さん当然ご存知かもしれませんが、お金を借りる以上、当然金利は発生します。
ただですね、銀行融資の金利というのはですね、消費者ローンだったりカードローンとは全然桁が違って、全然低い水準です。
例えばですけれども、1000万円を金利2%で借りたとすると、利息は約年間20万円。
その20万円を払うことで、本来5年かかる資金作りの時間を一気に変えて、しかも手元のキャッシュを厚く持てると。
こういうふうに考えると、利息というのはですね、出費というよりかはですね、時間とチャンスを買うための手数料みたいなものなんですよね。
もちろん払うものは払うので、ゼロではないので、コストとしての意識は持っておくと。
ただ過渡に怖がるものでもないし、というのが僕の感覚です。
2つ目。これは返済をしなければならないという部分ですね。
融資はですね、当然もらうものではなく借りるわけですから、当然返さなきゃいけません。
毎月の返済が固定費として発生してしまいます。
ただですね、これも見方を変えてほしくてですね、お金を返せる範囲できちんと借りて、そしてきちんと返していくこと。
それ自体がですね、銀行からの信用だったり、この会社にはまた貸せるというような実績になっていくんですね。
一度も借りたことがない会社よりですね、借りて返した実績がある会社の方がですね、いざというときに大きな金額をスッと借りられるんですね。
で、これ返済はですね、単なる負担ではなくて、信用を積み立てていく作業でもあるんですね、見方を変えれば。
もちろん借りすぎは良くないので、適切な額を借りると、そういうようなバランス感覚を持っていってください。
そこらへんのバランス感覚もですね、次回以降でまたお話できればと思うんですけれども、これがデメリットの二つ目。
そしてデメリット三つ目が、社長が連帯保証人になるケースが多いという部分です。
これがですね、心理的に一番重いという風に感じる方も多いんじゃないかなと思いますが、中小企業がですね、銀行から融資を受ける場合、経営者がですね、個人で連帯保証人になることを求められるケースがいまだに少なくはありません。
会社が万が一ね、うまくいかなくなったときだったり倒産しちゃったときは、個人にも責任が及ぶ可能性がありますと。
ただですね、これ時代が大きく変わっておりまして、最近はですね、経営者保証に関するガイドラインというルールが整備されていて、一定の条件を満たせばですね、経営者保証なしで融資を受けられるケースがどんどん増えていっております。
また、前回お話ししたかなと思うんですけれども、2026年の5月25日からはですね、社長個人の保証や不動産担保に頼らない事業の将来性そのものを担保にしてお金を借りるという新しい仕組みも動き始めました。
つまりですね、社長個人がですね、その責任を全部背負う社長の連帯保証人という常識はですね、確実に今は変わりつつあるんじゃないかなというふうに思います。
ですので、連帯保証人が嫌だから融資そのものをためらうというのはですね、すごくもったいないなというふうには思います。
この話はですね、またシリーズ後半でしっかり取り上げさせてもらったらなと思います。
「借金は悪」という考え方の歴史的背景
融資のメリットとデメリットをお話しさせていただきましたが、結局ですね、借金は悪だというような声はですね、絶えないわけなんですね。
この借金は悪だという考え方、これってどういうものなのか、これはですね、私もいろいろ調べた結果ですね、
ここら辺の考えって、日本社会においてこの借金は悪だという考えの厳選となっているものは、戦後教育とバブル崩壊に起因するらしいです。
戦後教育においてはですね、勤勉だったり節約という部分が美徳とされてきた中で、家庭内においてはですね、身の丈になった生活をしなさいだったり、借金はしてはいけませんよという考えがものすごく浸透していったわけです。
多分皆さんもご家庭内で一度は言われたことあるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、家庭内の考えがですね、企業経営に反映されてしまっているという側面もあるらしいです。
あとはバブル崩壊ですね。私はまだバブル崩壊時は生まれてなかったんですけれども、バブル崩壊で破産した多くの人に共通していたのは、借金をしてそのお金で投資をしていた人だったんですね。
これらの2つの要因が大きな要因となって、借金は悪だという考えが多く日本に、皆さんに浸透していったという歴史があるらしいです。
融資の正しい捉え方と経営の鉄則
まとめると、融資は使い方次第でプラスにもマイナスにもなる道具というわけなんですね。
融資というのは、使い方を間違えるとものすごく危ないんですけれども、正しく使えばものすごく便利。便利というか、使ったほうが絶対いい道具でありまして。
問題なのは借りること自体ではなくて、何のために借りるのか、そしてそれはいくら借りるのか、そしてどう返していくのかみたいなものを考えずに借りることが一番の問題なんですね。
逆にここさえ抑えていれば、企業経営においては借りない理由のほうがむしろ見当たらないと言っても私は過言ではないと思っています。
そしてもう一つがですね、ぜひ覚えていてほしいのが、お金は借りたいときには借りられないという事実です。
銀行がお金を貸してくれるのはですね、業績が良くて会社が元気なときなんですね。
当然銀行もビジネスで融資を行っているので、絶対に返せる保証がある会社にしかお金を貸したくないわけなんですね。
当然本当に苦しくなって書き込んでもなかなか貸してはもらえません。
ハンザー直樹とかでよくあった、銀行は晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げるなんて言われますが、それは本当に現実です。
だからこそですね、借りられるうちにお金を借りて手元資金を厚くしておく。これが経営の鉄則だと思ってください。
無借金でじっと頑張る事、これ自体も素晴らしい事なんですけれども、いざという時にすぐ動ける会社こそがですね、本当に強い会社なんじゃないかなという風に思います。
借金は悪という思い込みはですね、今回のこれをきっかけにですね、一度手放して頂いて、融資は経営の選択肢の一つ、そして会社を伸ばす、守ってくれる強力な味方だと。
この考えをですね、皆さん持って頂ければいいかなという風に思います。
次回予告と番組告知
次回の銀行融資完全マニュアル第2回は、銀行融資は何がある?4つの融資方法というテーマでお送りします。
正しい財務、賢い税務、お聞き頂きありがとうございました。
番組への感想は、ハッシュタグ、正しい財務賢い税務でXに投稿頂けると嬉しいです。
また概要欄にありますホームページで事業内容やセミナー情報などについて紹介しています。
それでは次回も楽しみに。
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