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2024-07-17 20:36

第8回 自己肯定感向上委員会⑥ 〜恋人は自己肯定感を上げるのか〜

誰かに愛されることで自分の価値が上がったように感じるのは、本当に自己肯定感が上がったと言えるのだろうか?という疑問から始まった今回。

自己肯定感の定義、マインドフルについても言及しました。


【目次】

() 恋人ができて感じるのは自己肯定感か?

() 恋人によって自己を肯定されるのはいいこと?

() 恋人がいなくなったら自分を大切にできなくなるのか

() 表面的に自己肯定感が上がっている

()恋人が自己肯定感を上げると思う理由

() 自己肯定感?マインドフル?


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ゆる天守閣ラジオ
こんにちは、トシです。ミユです。
この番組は、考えたり言語化したりすることが大好きな事実婚カップルのトシとミユが、恋愛や自己肯定感などちょっと真面目なことを一緒に考えているポッドキャストです。
今回は、恋人は自己肯定感を上げるのかについて考えていきます。
トシさんが持ってきてくれた企画なので、トシさんから話してもらいたいと思います。
なんかその、誰かに愛されることで、自分は価値があるんだって、自己肯定感が上がるみたいな話あるじゃない?
それって自己肯定できてなくね?って思っちゃう。
自分では自分のことを肯定できていないよってことだよね。他者によって自分のことを肯定してもらっている状態ってことでしょ?
うん。それって自己肯定感ではないよね?だから。
うん。本来の意味での自己肯定感ではないけど、なんかそれによって自己肯定感を上げるっていうのは結構よくある話じゃない?
恋人に限らずだけど、例えば仕事で認めてもらったから、仕事に自己を肯定してもらってるっていう。
自己肯定感ではなくて、自己猶予感だよね。
みたいな感じだと思うよ。
ありがとうございました。
それは自己肯定感ではないですよね。
でもさ、与えられる感情っていうか、感じる気持ちとしては多分同じような気持ちじゃん。
自分のことを大切にしなきゃなって思う。
彼が大切にしてくれるから、私は自分に対して若見に扱うのはやめようみたいな。
確かにそういうのはありそう。
だから自己猶予感っていう言葉だけだと、私は誰かに必要とされているっていうところまでしか含まないから、
だから自分を大切にしようと思ったっていうことでしょ?言いたいことって。
だから自分のことを大切にできるみたいな。
ってなると、前に話した条件付き自己肯定感の話になってきちゃうけどね。
確かになってきちゃいそう。
あと話すトピックがあるとしたら2つあるかと思っていて。
その状態でいいのかどうかってことだよね。
恋人によって自己肯定されている状態って果たしていいことなのか悪いことなのか。
どう思います?としさん。
いいか悪いかはさておき、少なくともそれって自己肯定ではないとは思っている。
ただそういう存在がいることによって結果的に自分自身も周りの自分が大切な人が自分を大切にしてくれるなら、
自分自身でも自分を大切にしていこうって気持ちに切り替わるってのはあるとは思う。
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じゃあそういう状態になったときにまた恋人がいなくなったら自分のことを大切にできなくなるのかどうかってところもありそうだよね。
それはもうできなくなっちゃいそうだから。
できなくなることが多いと思うよ。
棚からボタ持ちじゃん。いわゆるね。
自分で努力して掴み取ったものじゃない。自分が作ったものではないから相手が去ることによって容易に崩れ去りそうなものっていう感じはするよね。
なるほどね。崩れ去ってしまうのか。
自己肯定感みたいなものってわかんないけどさ、実際そうやって自分を大切に自分自身でしてみて感じるものとかがあったりする気はするのよ。
だからこそそういう自己肯定感みたいな話がよく語られると思っていて、実際そういう恋人ができて自分でも自分を大切にしてみる。
そうするとちょっと自分のマインドとか生き方とか見えるものが変わってくるっていうのは実際感じたりすると思うんだよね。
で、そこで感じたものをいいなって思ってる状態で、ただ恋人がいなかったらそれでいいなって思ったものもなくなってしまうっていうことなのかな。
可能性としては考えられるよね。だから恋人が去る状態って誰にとってもきついじゃん。
で、なんかそのきつさとプラスでなんかこの恋人も去ってしまうほど自分が不甲斐ないとかね。
っていう風に考えてしまいやすいと思う。なんか感情を結びつけやすいと思っててネガティブな状態だし。
で、そうなるとまた自己肯定感が下がるじゃん。
人にも愛されない。私は愛される価値がない。彼に愛される価値がないとかね。
例えばだけど。極論だよ。
志望がでかくなっていくんだね。
そうそう。例えばね。
とか、そうなんか彼一人すら大切にできなかった私は情けないなとか。
うんうんうん。
とかね。
なるほどね。そういう方向に行っちゃうのか。
ってなると自分のことをむしろ彼しかいなかった状態、彼女がいなかった状態より下げになる可能性はあるよね。
うん。
じゃああれかもね。その恋人がいるそのタイミングでやっぱ自分自身で自分自身を対戦し続けるっていうところを
なんとかやっぱりこう、恋人ができたから安心、あとはそこを考えなくていいじゃなくて、やっぱ考え続けていった方がいいんだろうね。
多分そう。
どうやって自分を大切にしていくのかっていうのは、もしね、万が一そういう恋人とかが少なくとも寿命的なので先死んじゃうとかもあると思うし、
みたいな一人になってしまった時も、今と同じような生活をし続けられるような努力準備っていうのはやっていった方がいいのかもしれないね。
ていうことは、私が聞こうと思ってたこと一つは、恋人が去らなければ、一生添い遂げるんだったら、この低い自己肯定感を持ち続けてもいいのかっていうことを話したかったんだけど、
結論で言いました?
うーん、そうだね。だから僕の意見で言うと、そもそも恋人がいて、その状態ってやっぱり自己肯定感で上がってないわけじゃない?多分本質的には。
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だから上げる努力は、むしろそうやって誰かによってエンパワーされていて、日々の生活が豊かになっているからこそ、
そのポジティブな気持ちで、その自己肯定感ってところに対して改めて向き合っていくっていうのは大事なのかもしれないね。
うーん、なるほどね。
そういうのができたら、本当になんかいろんな事情で一人になってしまった時とか、
あと別に恋人だけじゃなくてさ、不幸ってなんだってあるじゃない?家族が亡くなっちゃうとかもあるかもしれないし、身内に起こる不幸とかもいろいろあると思うんだけど、
そういうものにも耐えていく、いわゆるレジリエンスというかさ、耐えていく力みたいなものは、やっぱりどこまで行っても必要になってくると思うから、
そこをパートナーがいるならパートナーと一緒に身につけていったりとか準備していけばいいんじゃないかなって思ったな、今。
うーん、なるほどね。
個人的には、そうやって一時的にというか、表面的に自己肯定感が満たされている場合で、本当に自分本身は自己肯定感が低いんだけど、それを高めていきたいっていう時の、なんか訓練の方法があまりにも少ない気がしていて。
なるほどね。
大抵の書籍とかサイトとか合わさってみると、それって今すごく自己肯定感が低くて悩んでいる人のものであって、なんか表面的に自己肯定感が上がっている人にとっては、あんまり効果がないようなもののように感じるんだよね。
うーん、例えば?
例えば、こないだも言ったアファメーション。だから、あれって私は自分が大好きですって言えるようになるために、例えば、私は自分を好きになることを学び始めています。私は自分が好きになることを学んでいます。みたいな感じで、だんだんだんだんステップアップしていったりするんだけど。
例えば、私の場合は、私は自分が大好きですって言えるのね。言えるけど、自己肯定感は恋人によって上がっているだけのような気もする。
なるほど。じゃあ、一人になったらそれが言えなくなっちゃいそうな感覚があるってこと?
気がする。そう思う。
なるほどね。確かにそれは結構、有識自体だね。
そう、なんか効かないんだよね。対処法が。
うん。要は、ある意味で書かれちゃってるってことだよね。
そうそう。
自分の自己肯定感の低さみたいなものに対して。
その隠れちゃうってどういう状態なんだろうね。
私の場合は、今は楽しいし幸せだって思うけど、一緒に生活しててわかると思うけど、会話の節々に出てくるじゃん。
うん、出てくる。
低いのが。
うん、低いのが出てくる。常にミウはこういうタイミングで人と比べちゃったりするんだろうなとかって思う。
そう。
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こういうことも優劣とかで考えちゃうんだ、ミウちゃんはみたいに思う時あるよ。
そう。そこなのよ。だから、私もまだいろんなことを考えたりトライしてる途中ではあるけど、やっぱりまだいまいちそこのがうまく切ってないんだろうね。
自己肯定感が上がりきってない。
うん。
本来は自己肯定感って、まっすぐに切り替える力だったりとかだと思うんだけど、なんかその切り替えがうまくいかない。
うん。
考えの転換とか、嫌なことがあった時の気持ちの切り替え。
そうだね。まあいいかってほっとけないもんね、ミウはやっぱり。
うん。
これは私の話なのか。
そうだね、ミウ自身に対しての話にもつながってくるのかもしれないね、これは。
だから、一個思いついたアイディアで言うと、僕たちがやっている通り、やっぱりパートナーがいるなら、パートナーと一緒にそこに対して向き合っていくっていうのは大事になってくるんだろうね。
確かに。なんかいろんなことを客観的に言ってくれるじゃん。
うん。
まあ今一緒に住んでいるから、特にいろんなことを見ててくれるなと思うけど、こういう傾向があるように、まあもちろん体調についてもね。
こういう傾向があるよねとか、こういうなんか思考の歪みがあるよねみたいなことを結構教えてくれるなぁとは思う。
うん。
そうだね。
恋人がそうやっているけど、それで自己肯定感が上がっている状態が健全なのではないのだとしたら、あえてそこだけで自分は肯定しないっていう手はないのかな。
つまり?もうちょっと詳しく。
私はこの人に愛されているから自分には価値があるんだって思わないようにするっていう。
愛されているけど、みたいな。
自分はまだ自己肯定感が低いっていうのをある意味は正しく認知するっていうことはできないのかな。
それさえできたら、さっきのアフォーメーションの話とかもそのまま適用されていくと思うんだよね。
だって自分は自己肯定感が低いんだから。
なんか私は別にその都市に愛されているとか必要とされているから自分に価値を感じるわけじゃないよ。
なるほどね。そしたらまた別の話なのかもねそれは。
もしかしたらそう思っている人にはうまくいくかもしれない。
なるほどね。じゃあみーはなんで上がってるの?
私にとっての自己肯定感っていうのは過去とか未来とか他人とかそういうついつい比べたくなってしまうものっていうのを見ずに今のことを考える。
今にきちんとフォーカスをするっていうことだと思っていて。
恋人がいることによって過去とか未来を考えるにしても楽しいところをたくさん考えられるでしょ。
喧嘩したら別かもしれないけど。
今恋人と過ごしている時間が楽しいとか、楽しかったなこれからどういうデートになるかなみたいなことを考える。
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余計なことを考えなくなるんだよね。
で、今に強烈にフォーカスされる。
アドラで言うとスポットライトが当たっている状態になるから自分は自己肯定感が上がっていると思う。
なるほどね。
でもさ、その自己肯定感の上げ方であればさ、
そういう恋愛ができているっていうこと自体が、もちろんさっき言ったような突然の不幸で僕がいなくなってしまうとかはあるかもしれないけど、
関係性としてミウがそういう状態で僕だけなんか気持ちが冷めていくってあんまりないと思うんだよね。
そういう状態に慣れているってことは。
だからある意味でミウのその考え方自体は一種の健全さはあるんじゃないかなと思った。
もしそういうふうに思って自己肯定感を上げることができているのであれば、それはすごくいいことなんじゃないかなと思う。
誰かを考えることができる。誰かに対して向き合うことができる。
そこに対して何かをすること自体が嬉しいみたいなことって、
それってすごくなんか平たく言うといいことな気がしたよ。
今拡大解釈が入った気がしたけど。
入った?本当?これ違うなってなった?
いや、あってはいるんだけど、なんかその今トークの直線上に急になんか話してない内容が入ってきた気がする。
確かに私は日常でそれを伝えてはいるけど。
僕結構拡大解釈をいろんな時にしちゃう癖があるから。
今にも俺たちにスポットライトが当たるから私は年上のことが好きっていうところを、
すごくそこで相手に尽くすことができる、相手に何か貢献することができるなんとかとか言い出したから、
これは大丈夫かなと思ったけど、まあまあいいんですよ。
今にフォーカスが当たるってどういうことなの?
今にフォーカスが当たる以外のあれはないよ。
だから、他人に対して何かをしてあげるとか、そういう要素はまだ入ってこない。
一緒に過ごしているこの瞬間にフォーカスが当たっているってこと?
そう。とか余計なことを考えなくなるっていう。
それがアドラーの言っている何に近い?
今にスポットライトを当てる。
なるほどね。そういうことか。
確かに。
びっくりした。
確かに。そうかも。
何でお姉が会えるんだよ。おかしいだろ。
だから、そうやってね、その瞬間にいる、自分が大切だと思っている人と過ごす時間にフォーカスが当たっているっていう状態になっている。
で、その中でたぶん僕、少なくとも僕も同じように感じることができているから、それはすごく素敵なことなんじゃないかなと思う。
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ただ、なんか、だからもう、それはもうね、だから極論僕が突然病気になって死んじゃうみたいなのはもう避けることができないから、それはもうしょうがないことだと思うんだけど、
少なくとも僕と今一緒にいることで、そうやってあげることができている自己肯定感みたいなものは、なんかすごい良いことなんじゃないかなって思った。
でも、もしかしてそうやってトシが不良の事故で亡くなるかもしれないし、私たちは別れるかもしれない。
で、そうなった時にやっぱり自己肯定感が低い状態に戻っちゃうんじゃないか。
あー、それで言うと、今ね、今フォーカスが当たっているから自己肯定感が上がっているように感じるって言うさえじゃなくて、
普通に僕からフォーカス外れている時よくあるなと思っていて、その時は普通に自己肯定感低いな、この人って思う時あるよ。
だから、今、トシと暮らしているからそうなるけど、今後、例えば私がフルタイムで勤務しますとか、何か事情があって別居しなきゃならなくなりましたとか、起きる可能性もあるじゃん。
で、なったら私の自己肯定感は下がるってこと?
下がりそうだね。
困ったなぁ。
だからそれって自己肯定感の話じゃなくて、マインドフルの話じゃない?
ちょっと別な話な気がしたよ。
あー、なるほど。
前言った通り、僕の中での自己肯定感っていうのは、この瞬間瞬間、世の中だったり自分にはいろんなことが起こるわけじゃない?
好きな人とこうやって一緒にいる時間もあれば、不良の不幸とかが降ってきたりとか、仕事でやらかしちゃって怒られちゃったりとか、
今日はなぜかイライラするとか、ご飯がなぜかレシピ通りに作ったのにおいしくなくてなんだこれってなるみたいな。
いろいろ人生って良いこともあれば悪いことも起こるんだけど、そういう人生一つ一つが全部含めて自分のこれは素晴らしい人生なんだって自分にとって全てが価値があって輝いているものなんだって思えるかどうかだと思うのね。
今この瞬間不幸だったとしても、こっから先なんとかなるというか、それも含めて自分が死ぬ時に振り返ったら良い人生だなってきっと思えるって信じられるかどうかが自己肯定感だと思う。
自己肯定感ってさ、自分を肯定するっていうのもあると思うけど、今まで自分が歩んできた過去を含めてその過去を肯定するみたいなニュアンスもあると思っているから。
それで言うと、みゅーが今言ってたのは自己肯定というかマインドフルの話なのかもなとは思ったっていう感想です。
自分は自分の過去についてもう後悔することはやめたよ。
うん。
けど、多分、としが私に言うように認知の歪みがあるじゃん。
うん、ある。
それもこじらせてるのか私は。
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うん。だと僕は思って。
自己肯定感だけじゃなくて。
うん。
それってある意味で本当の意味で自己肯定できてるわけじゃないと思う。
その後悔はしないって話と自己肯定すればまた別だと思う。
後悔はしない折り合いをつけているって話じゃない。
折り合いをつけるっていうのは別にそれが嫌な過去だったとしてもそれは過去だって思えるっていうことだと思うね。
僕が言ってるのは今までの過去すべて自分にとっては最高だったって思えるかどうかだと思う。
なるほど。
みゅーはそうやって最高だった私の人生って今思えているって話。
あー。
過去の人生どの瞬間を切り取っても私は最高だったなって思えてるかどうか。
この時はビームだったなっていうのがあったらそれを交代できてないじゃん。その瞬間を。
って話。
なるほど。
人生はそういう過去の連なりでしかないと思うからさ。人生も人格も。
みゅーはマインドフルにはなってるのかもね。僕と一緒にいることで。
うん。
でも自己肯定感は上がってないってこと?
上がってないのかもしれないなって思った。
なるほどね。
もう私の話はいいとして。
うん。
ちょっと適用が難しいからさ私の状態っていうのは。
誰しもが共感しながら聞ける内容ではないと思うので。
そうだね。
そういうマインドフルみたいな話があるとやっぱり自分自身が他の人に愛されているからそんな私が自分でも好きみたいなね。
そういうタイプの自己肯定感みたいなのもあると思っていて。
そこはやっぱり付き合っている中でパートナー含めて本当のところに対して向き合うみたいなのは大事になってくるのかもなって思ったっていう。
うんうんうん。
じゃあ締めますか。
はい。一本締めでいいですか?
絶対違うでしょ。
違うだろー。
違うだろー。
違うだろー。
はい。ということで。
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