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建築士伊藤由美子のCozy Space第63回、2021年12月のマンスリーゲストは、清明堂の信さんと梁さんです。
信さんは神社の代表者である宮司であることから、今回も引き続き、一般的な神社、お寺のお参りの仕方などお話ししていただいています。
それでは早速、清明堂、信さんと梁さんのお話をお聞きください。
我々の中では当たり前のこと、記念に神社とかに行かれて、物を持って、例えばですけど、石を拾ってくる。
私、子供の頃、持って行っちゃった気がする。
あとは植物、例えば今の時期だとイチョウの葉っぱとかですね。綺麗だから持って行って、落ちてるものだから、取ったわけじゃないからいいよねとか、そういう方もあるんですけど、
あくまで神域にあるものっていうのは、もう境界線上ですよね。
はい、さっきでも鳥居から先はもうそういった神域なんですね。
神域でありますし、皆さんの穢れを落として帰られるんですよ。
ああ、そう、この参ることによってってことですよね。
その穢れが、みんなその中にある中で、それを持って帰るってことは、他人の穢れを持って帰るんですよ。
穢れを持って帰るってこと、よくないことだよね。
そうなんです。すごくよくないことなんです。
だからお札とかお守りとか、お譲りいただいたものはもちろん大丈夫ですけれども、それ以外のものに関しては絶対に持って帰らないでください。
一切何も手をつけちゃダメってことですね。
ダメです。そこだけはちょっと守っていただきたいなと思います。
それもお寺も一緒ですか?
全部一緒です。あくまでも、やっぱりそこの領域の中に行くっていう目的を忘れないでほしいですね。
そもそもそこですね。
そうなんですよ。何をしに行くのか。
でもそこの中に私が一つ言いたいのは、昔ってもっと身近だったと思うんですよ、私。神社って。
神社っていうのがね。
お寺とかでも本当に子供の勉強というか遊びに教えたりとか、渡り残しているところはあるんですけど、もっと身近だったのにだんだん離れていってる。
確かにそうかもしれないですね。私小学校の隣がお宮さんとか神社だったんですよ。
だからよく会に遊んだりとかしてたから、日常的にあまりお参りするっていう子供だからそういう感覚はないんですけど、
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でも神様と仲良くっていうか、なじみがあるイメージは自分の中にあったんですけど、今逆に言えばそんなにしょっちゅう行かないものになってますね。
もう本当に何か大事なことがあった時とか、神様にお願いしようっていう時に行かれる方っていうのがすごい多くなったなって思います。
初詣の時とかにね。
そうです。ましてや初詣に行っておみくじを引いて帰る方がいるんですよ。
え、おみくじかい、え、ごめん。
初詣行きました。お参りしないでおみくじを。
お参りしなくてってことは、おみくじだけ引いて帰ってくるっていう。
もう並んでるからおみくじだけを引いて帰りましょうって言って、若い子たちがですね。
しかも急に騒ぎ出して何かなと思ったら、大吉が出たやったって言うんですよ。
いやいやちゃんと仲を読まれましたかって思うんですね。
読んでもいないです。
そうなんですよ。大吉とか中吉が書いてあるのだけで帰ってくるんですよ。
あ、そうなんですね。
ご主人だけもらって帰る人がいらっしゃるので。
え、そうなんですか。お参りせずに。
だからその時々ご主人ブームっていうのがありましたよね。
ありましたね。ちょっと前ね。
一つは、そういうなじみがもうちょっと近くなるって感覚でいいなとは思ったんですけど、
やっぱりそれを広めるのであれば、やり方もちゃんと広めた上でやっていただきたいと思います。
そうですね。
しかも人気がある場所っていうのは、私もチラッとしか耳にしたことないんですけど、
派手なもの、すごい他では絶対書いてくれないようなご主人を書いてくれるところに行列になるって言うんですよね。
それはなんていうか今言う映えるっていうことをそこに求めちゃってるってことですか。
そうなんですよ。
あ、そうなんですね。
なので普通に筆でご主人を書かれていい感をしてくださってっていうところに行かないんですね。
え、そうなんです。
ここのは全然派手じゃない。
それこそ大磯さんとかの伊勢神宮もそうだと思うんですよ。
ピックとかだけ押してあると思うんですね。
でもだから若い方とかあまり知らない方っていうのは行かないんですよ。
そうなんですか。
ご主人を集める方からするとあまり興味がないとおっしゃる方がいらっしゃったんですね。
そうなんですね。
そういう方もいらっしゃるんだって思いましたね。
そもそも私ご主人を集めてはいないんですけど、ご主人自体がどういう見合いかってよくわかってないかもしれないです。
ご主人っていうのは基本的にそこでお祭りされている方、神様、仏様の分身のようなものなんですね。
そうなんです。
だから拝む対象物なんです。
あ、ご主人は拝む対象物なんですね。
帰っていただいて遠くの場所に行ってもなかなか行けないじゃないですか。
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その場合というのはそこの分身としていただいてお譲りいただいたので、それを拝むという効果がある。
自分のお家に拝むためにいただいてくるもの。
そういうことなんです。
ですからそこの仏様、神様のお力を譲っていただいているわけですから、それこそそれをいっぱい集めた時っていうのは
広げるとそれこそお言葉である結界とかそういう見合いにもなるっていうところなんですね。
そうなんですね。それ派手だとか派手じゃないとか関係ないですね。
関係ないです。
なんかブームになっちゃって本来のその意味合いっていうのが置いていかれちゃってるってことなんですね。
そうなんです。
なのでそこで、言い方悪いんですけど、お客様がたくさん来られる神社ができた。
でもそういうのほとんどやられてないところっていうのは全然。
うちはブームになんか乗れなかったっていう方が、ちょっとお話で業界の中では聞いたことがあるんですよ。
そうなんですね。
でもそれはちょっと違うんじゃないですかっていう話を私もしていて。
似たような状況が私一つ最近思ったのがこの時期あるんですけど、
ふるさと納税ですね。
ふるさと納税も豪華な景品のところはすごい申し込みが行きますけど、景品に魅力がないところっていうのは全然入ってこない。
全く同じ状況が神社、仏閣でもあるんです。
そういうことなんですね。
本来の意味をもう全部置いてっちゃってて。
形だけが残っちゃってるってことですね。
そうなんですよ。
さっきの神社の参拝の仕方って教えていただいたんですけど、お寺でも私二礼二拍子間違ってしてた時とかありましたね。
お寺は基本的には手を叩かない。それ以外は一緒なんですけど、細かく言うとどこからかっていうと、
お寺の場合は門のはずなんですね。鳥居がありませんから。
鳥居じゃないですね。
なのであれは山門というんですね。山の門で山門ですけれども、
大体昔はお寺は山の上っていう場合があったので、必ずそこの山門を開けていただいて、その中を入っていくっていうところから始まるんですけど、
細かく言い出すとそれこそ足から始まっちゃうんで、そこまで言わないですけど。
足から始まっちゃう?え?
まずは山門のヘリですかね。あそこを絶対踏んでは行けない。
家の中の畳のヘリと一緒ですね。
そうですそうです。あそこを踏んでは行けない。
あとは女性は左足から入る。
そうなんですか?
男性は右足から入るっていう決まりがあるんですけど、そこまで言うともう訳がわからなくなるんで、
あえて今日はそこまで言います。
でも今は女性は左足からですね。そこはちょっと私の中では意識しちゃうと思うけど、聞いちゃったからには。
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一応そういうところもあって、それ以外は手を洗う手水や頂水のやり方とかお参りのところもほとんど一緒なんですけど、
その手を合わせる。叩かない。
よし叩いちゃってました。
そこはもう手は常に合掌する。
今度は合掌なんですよね。
ここは仏様の前では合掌する。それこそ鳥居の前ですと一礼すると思うんですよ。
でも三門の前では合掌した状態で頭を下げるのが基本なんですね。
そこも違うんですね。
そうなんです。
お寺と神社ではそこも違う。
そうなんです。
合掌っていうことはさっきの神社だと左手がちょっと上になるけど、合掌だから手と手をピタッと合わせるっていうことですね。
そういうことです。
お寺ではね。
その状況でまずは入り口から一礼をするっていう時も頭を下げるときに合掌した状態で頭を下げていただく。
その角度っていうのは。
それは私自身もそこまで言うつもりはないので礼でいいのかなっていう。
あとは自分の気持ちの状況で表せばいいってことですね。
そういうことですね。
一番大事なのは。
叩いちゃってましたけど。
叩いちゃってる人多いかも。
私あれですね。女性は右足からですね。
女性は右足です。
そうですね。
女性は右足からお寺の場合三門をくぐる。
男性は左足から。
でもこれまた意味があるんですよね。きっと。
でもここまで言うと限りないので。
でも女性は右足からですね。
お寺に行くときは気をつけます。
間違えて言ってくださいね。私も普通に喋るのに夢中になってますから。
そうですね。今お弟子さんのりょうさんがね。
右足からということで教えていただきました。
それ以外はもう普通に終わった後は帰っていただく。
帰る前は必ず鳥居の奥側。
奥側って言ったら分かりにくいですね。
難しいですね。絵がないと。
絵がないとここでは喋れるんですけど。
音声だけなんで。
音声だけの難しさ。
手前って言うと鳥居の。
出る側なんでいいですね。出た後でいいです。
鳥居を出た後に。
今日は失礼いたしましたというような形で礼をして帰っていただく。
そういうことですね。
3問もしっかり一緒のように合集した状態で帰っていただくっていうのをしていただけたらいいと思います。
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私神社は鳥居のとこで礼をして帰ってましたけど
寺はしてないかもしれない。鳥居がないから。
難しいと思う。
そのまま帰っていっちゃってました私。
もともとお寺が何のためにあったかっていうと
仏様と一つになるため。
そういう修行の場のためにお坊様たちが行かれてたんですね。
なので明らかにそこに対してのそういう気持ちをしっかりこれから
今から修行しますというような意味合いがあるんですよ。
そういうことね。もともとの意味合いがね。
そうなんです。
やっぱり難しいんですよね。
これを一からまた説明するっていうのがなかなか難しいことで
神社はこうだよ。お寺はこうだよっていうのも
知っている方と知っていない方で分かれると思うので
最低限それだけ今日覚えていただけたらいいのかなと思いますね。
そうですね。私も最低限分かってなかったですから本当に。
教えてくれないですからね。
それも神社とかお寺の方々がやってくれたらいいんですけどね。
そういうセミナーみたいな。
でも難しく思いましたね。昔と思うと。
やっぱり若い住職様とか偶事様が増えてきたので
やっぱり世代交代じゃないんですけど
そこまで行かずに作法だけを学ぶんですよ。私が見ていると。
そうなんですか。意味合いがあんまり伝わってない方っていうのもいらっしゃると思うんですよ。
そうなんですね。
なのでそこらへんがだんだん抜き始めてるのかなっていう心配もちょっとある方っていますよね。
でもそういうところに行くとこの方にご祈祷していただいてご利益あるのかなとか
実際言われるんですよ。あそこの偶事様すごく若いんですけど
大丈夫ですかって言われたことがあったんですよ。
そうなんですね。
新車を買ったので車のご祈祷をお願いしたんですけど
ちゃんと大丈夫守っていただけるんでしょうかって言われて。
でもそこもあれですね。若いからダメっていうわけでもなく
そんなことはないですね。
その方が。
ちゃんとされてれば、しっかり学んでくださった上でやれば
それはちゃんと守ってくださるんで大丈夫ですよってお話はするんですけど。
でもうまく伝わってない場合もちょっとあるというところが
ちょっとこの先どうなんだろうっていう。
そこの心配がちょっと実際あるのが私の本音かなっていうところですね。
そういうことですね。
見合いって大事だよな。なんでそれをやってるのかっていう。
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ここの直近でもうそれこそ12月にほぼ流されると思うんですけど
ちょうど初詣が近いと思うんですよね。
そうですね。
なので初詣でもうぜひ早速やっていただきたいなって思うんですけど。
そうですね。早速やりますけど私。
でも初詣の時期って
今一般的になっているのは1月1日から3日ぐらいの3月1日ぐらいに行くといいですよっていうようながあると思うんですけど。
それは間違いないです。1月1日から3日までっていうのが
そこでお参りするのが初詣というので
ただそれでやれない時っていうのは末のうちでやれって言われる。
え、末?
末のうちって言うんですけど。
末のうち。
末のうちっていうのは門松が飾ってある間に行きなさいっていうことなんですね。
そういうことなんですか。
元々は1月15日まで。
あ、そうなんですね。
っていう風になっていたんですけれども
江戸杉ぐらいから
江戸時代以降?
1月7日がだいたいそこまで門松を飾るじゃないですか。
あれが飾ってある期間って大体それぐらいになってきたんですよね。
そこら辺変わってきたんですか。
そうなんですよ。
ただ、京都とか行くとその昔の和みがあるので
その15まで守っている部分っていうご家庭とかもあるんですけど
今はやっぱり仕事の休みの関係もあるんですよ。
あ、そうですね。
学校とかも6日とか7日から始まっちゃうっていうのがあるので
7日が末のうちって今はもう覚えていただいても間違いではないかなと思うんですね。
じゃあ7日ぐらいまでに初詣に行くといいってことですか。
そうですね。その間までに行っていただけたらいいかなと。
私は初詣の前っていうか12月に
名古屋の厚田神宮にお礼参りに行って
その後違う日に12月中ですけど
名古屋の厚田神宮にお礼参りに行くようにしたんですよ。
高校同科の3年くらい前から。
それはいつも別にお願いしに行くわけじゃなくて
家族が仲良く元気でありがとうございましたみたいなことで行くんですけど
1年過ぎました。
そのまたみんな仲良く元気に過ごせました。ありがとうございますっていう形で
私は12月中に行くようにしてるんですけど
お礼参りの仕方とか
基本的に
どういう考えで行けばいいんですか。
お礼参り自体は
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生命堂、しんさんとりょうさんにご登場していただきました。
次回はお礼参り、そして神棚の祭り方についてお話していただきます。
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それでは次回もお楽しみに。伊藤祐子でした。