Life Designノートの紹介
Life Designチャンネル、このチャンネルは、介護福祉業界で約20年間働き、現役の就任ケアマネージャーである私、やまと ゆきが介護の話や、自身で作ったノート、Life Designノートのお話をさせていただくチャンネルになります。
おはようございます、やまと ゆきです。今日は、私が作ったノート、Life Designノートのお話をさせていただきたいと思います。よかったら最後まで聞いてみてください。
こちら、商品に関しては、ベイスというインターネットでショッピングができるサイトに商品を置いてありますので、また、私のインスタグラムの動画で中身が見れるようになっておりますので、ご興味がある方は、まずそちらを見ていただけると嬉しいかなと思います。
今日は、ちょっと内容のお話と、そこに対しての私の思いなんかをお話しできたらと思います。
まず最初のページに、まあパーソナルなページがあるんですけれども、親の名前とか血液型とか住所とか、そういったところを書く欄があるんですけれども、ここって皆さん、まあまあ、スラスラ最初は書けると思うんですよ。
名前とか住所とかって。なんだけど、血液型とか、生まれた年とか、昭和何年とかね、言えます?
私これ、真面目に正直にぶっちゃけて話すと、父親と私って、あーそっか、えーっと、約30年ちょっと離れてるから、私プラス30ちょっとで、何歳です?っていうのは言えるんですけど、1900何年生まれですか?とか、昭和何年生まれですか?って聞かれたら、分かりません?って言うしかないんですよ。
やだやだ。でですね、そういったところが書くようにはなっております。で、それ、介護保険ってね、ちょっとややこしいのが、生歴で聞かないんですよ。1900何年ですか?ってあんまり聞かないんですよ。昭和何年ですか?って聞くことは結構多いんですよ。
なんでね、私のこのライフデザインノートっていうのは、生歴でも和歴でも両方書けるようになっております。で、連絡先とか、あと過去にかかった病気とか、そこら辺も書くところがあるんですけれども、連絡先って、もしかしたら連絡してほしい相手って、緊急連絡先って、自分じゃないかもしれないじゃないですか。
私もね、正直なところ、情報を、もし何かキャッチしたとして、父親の情報を一番最初にキャッチするのって、多分私じゃないんですよ。私以外の兄弟が多分一番最初にキャッチして、そこから私に連絡が来るのかな?っていうところになるので、父親に確認して、何かがあった時の緊急連絡先って、どこにすればいいかね?っていうのを確認しておくっていうのも大事かなと思っております。
で、過去にかかった病気ですとか、治療中の病気、実際ね、ちっちゃい病気って知らなかったりするんですよ。親のこと。
過去にかかった病気は、私何個か、そういえばこれがあってこれがあって、今これの薬飲んでるなとかわかるんですけど、えっ、その薬も飲んでんの?とか、えっ、それって診断されてんの?とかって、実際知らなかったりするんですよ。
で、これって最新の情報じゃなかったら、ちょっと困りません?昨日今日倒れたとして、それいつの情報ですか?えーっと10年前に聞いてます?とかって、結構おやおやおやおやってなるじゃないですか。
だから、こうやって書いておくことプラス、治療中の病気がもしあるんだったら、何年何月何日現在っていうのをその隣に書いておいてもらえると、ベターかな、ベストかなと思います。
で、その次のページ。私ここがね、皆さんに一番伝えたいページなんです。
ヒストリーのページっていうところになっておりまして、中見ていただくとわかるんですけれども、何歳の時に何があってどういう環境で育ったのかって親のこと知ってます?
私、実は自分の父にこのライフデザインノートを使って、このヒストリーのページの部分を聞いたことがあるんです。
その時に正直知らなかったことばっかりでした。
父の父のこと。だから私から見たらおじいちゃんのことですよね。
私の父方の祖父というのは、母方の祖父もそうなんですけども、私が生まれるだいぶ前に亡くなっているんですよ。
なんなら父の父、私の祖父っていうのは、父が小学校の時かな、いなくなっているんですよ。
なんでね、父は結構大変な、父も祖母も私の祖母も結構大変な思いをしてきたんだって話は、このライフデザインノートを書いている時に話を聞いたことがあります。
父には弟が2人ほどいたので、その弟たちをどうにかこうにか育てるために、父は進学を諦めて、中学を卒業したらすぐ働くという道を選んでたりとか、
祖母、私の祖母もずっと働いてたりとかね、そんな感じをしてたんだって話を聞いたりして、知らなかったなんて。
若くして働きに出たというところは知ってたんですけれども、どういう状況でどうだったのかという細かいところまでは知らなかったので、
父のそういう人となりがどう形成されていくのかっていうのが、やっぱり若い頃から職技、技術な業界で働いていたので、
まあちょっと考え方が偏っているって言ったら失礼なんですけれども、っていうのはまあまあそれはもう仕方ないよなっていう、
そういうね、それが悪いことでは全くないと思ってますし、そうやって私たちを育ててくれたこととかにはもう感謝しかないので、
父はそういう父なんだっていうところをですね、理解して、今後どうやっていくのかっていうのが、やっぱりこのヒストリーのページでわかっていくんですよね。
で、今回ね、このお話っていうので、ヒストリーのところで一つ面白いお話があります。
これ本当に今年しか使えない情報なんですけども、今年って昭和で言ったら100年なんですよ。
そうそう。だから昭和何年生まれって聞いたらパパッと計算ができるんですけれども、それプラス今年って大阪万博が、関西万博がありましたよね。
で、前回の大阪万博って何年に起きたかっていうのが1970年なんですって。
で、その時って、じゃあ自分の両親は何歳だったのかなとか、行ったのかな、行かなかったのかなとか、
それぞれの話もね、聞けたりとか、で、その時何歳でどういう感じだったのかとか、
で、父は行かなかったけど、その時はもうなんか働いてたみたいで、で、父はその自分の会社の社長が万博に行ってて、
まあ自分のその会社の社長はやっぱり専権の目があったんだろうなぁなんて、そういうところに田舎から行くっていう人はすごく少なかったから、
専権の目があったんだろうなぁなんて話もしてくれました。
で、いろいろあって、で、そこでどうやって働いていって、どうやっていって、で、まあうち父最終的には独立をするんですけれども、
そういう独立は何でそうしたのかとか、どういうところ、そして母とはいつ出会ったのかとか、
ノート作成の意義
まあ母とのね、慣れ添いの話とかもね、聞きながらね、楽しかったですよ。
父も楽しかったみたいでね、自分の子供が自分の生い立ちとか、人生に興味を持って聞いてくれるって、こんな上なく嬉しいことなんじゃないのかなって、
私自身はそう思うんですよね。私がもし、今親であり、いろいろと生活はしておりますけれども、
子供が30歳ぐらいになった時に自分のことに興味を持ってくれて、いや実はさーって言って、コロコロコロコロ言って、こう思うんだけど、
あの、お母さんこの時って何してた?とかって思ってくれたら、もう多分ベラッベラ喋ると思います。
記憶が間違ってたとしても、ベラベラ喋るんじゃないかな。
隣でね、夫にね、そんなことないよとかって言われるかもしれないですけど、
そう、でも嬉しいことなんだろうなって思います。だから、余計にね、母の話も聞きたかったなぁなんて、ちょっと思ったりもするんですけれども、
で、このページをね、作っていく。これだけでも私はすごく必要、いいんじゃないかなと思ってて。
で、あとはその次のページは、お金をかけているところ、大切にしている言葉、仲のいい友人、親戚、あと現在契約しているもの、サブスクで何か契約しているとかね。
で、明日以降、このノートを使っていろいろ感想をお話ししてくださった方のお話をさせていただきたいなと思うんですけれども、
こうね、仲のいい友人、親戚っていうのを聞いた時に、いろんな人の名前が出てきたっていうのをおっしゃってくださった方がいらっしゃったんですよ。
それを聞いて、自分の父母は、こんなに人に恵まれてるんだっていうのを感じたっていうのを聞いて、私も本当にそれで涙が出そうになって、というか実際出て。
なんかそういうのをね、知れるってすっごい素敵なことなの。自分の親ってすごいんだなっていうのも改めて思いますし、周りの人にも感謝できますし、
こういうのを実際聞くっていうのも、すごい大切にしている言葉とかってちょっと聞きづらかったりするんですけれども、
それを信念として持っていると、だからこういう感じなのかっていうのが分かったりするので、
ストレートには聞きづらいことだったりすると思うんですけれども、なんかよくケセラセラだよとかって言ってたりとかするっていうことをもし聞いたりするのであれば、
そういったところも書いてもいいのかなーなんて思ったりもしています。
次なんですけれども、好きなもの10個を書く。好きなところを10個、好きなものですね。
あなたの好きなもの10個って、あなたっていうのは親のことになりますね。私から見てあなたなんで。
食べ物とかやることとか好きなこととかってあるんですけれども、そこを書くっていうのって、
できたら聞いた時の、私これまたねちょっとリニューアルしていきたいなと思うんですけど、聞いた時の日付を書いておいてもらうと、その時これが好きだったんだっていうのが分かるんで、
やっぱり介護生活が始まっていくと、どういうことが好きでしたかとか、どんな食べ物を好きですかとかっていうのを介護の施設の方とかデイサービスの方とかに聞かれたりすることって結構出てくるんですよ。
私も実際それを聞いたりとかする人間なんでよく分かるんですけど、その時に情報情報をアップデート、特に好きな食べ物とかってアップデートしておかないと、
実は昔は好きだったんだけど、今これちょっと食べれなくなっているとか苦手になっているとかっていう食べ物もやっぱりあったりするので、
そういうところを分かっていくために聞いた時の日付を書くところを作ろうかななんていうことも思っております。
次のページ、私が思うあなたのいいところなんですけれども、
この時の私って、私です山本優樹でございます。
あなたのいいところは、私から見たら父親なんですけれども、尊敬できるところとか憧れるところとかを書くページっていうのも作っております。
介護と感情
これ何で作ったかっていうと、介護が始まるとね、やっぱりあの慌ただしくてやるせない気持ちとか悲しい気持ちとか、
なんでこんな思いしなきゃいけないのよとか、いろんな感情出てきます。本当に出てくると思う。
なんだけど、時々このページを見て振り返って、そうだ私は父のこういうところが好きなんだったよなぁとか、
もしかしたらそれはもう、介護をしている時には見ることができない父の表情になるかもしれない。
だけれど、自分が好きだった父の姿を残しておくっていうのは、しかもちゃんと見える形でね、思い出として頭の中に残しておくのもすごく大事なんだけど、
書いて残しておくっていうことで、あの時確かに私はここの父のことを憧れていた、好きだったんだっていうことがまた可視化して見れるから、これはすごくいいなーって自分でも思っています。
あと嬉しい思いで、私ね嬉しい思いでね、一つだけめちゃくちゃあるんですよ。
大間さんごっこをね、父親ずっとしてくれたんです。小さい時に。仕事で疲れているにも関わらず、私3姉妹なんですけど、帰ってきたら、お父さん大間さんごっこしてって言ったら絶対してくれたんですよ。
そういったことを書いたりとかもね、しております私は。いつかこれはきっと元気がくれると。
であとは、ここもね結構大事にしておりまして、あなたと私の価値観というところで、あなたっていうのは先ほどもお伝えしましたけど、私が書いてあるこの男のとっては父なんですよね。
父と私の価値観ってもうすんごい違うわけですよ。
なんせ30年以上も年が離れているから。生まれてきた時代も、ついている職業も、なんなら性別も違うから、もう価値観なんてギュンって違うわけですよね。
だから、食事とか住まい、環境、お金、イベント、家族、最後の過ごし方、それに関しては多分180度違います。180度どころじゃないと思う。もうなんかぐっちゃぐちゃに違うと思う。
だけど、どこまで折り合いをつけるのかっていうのは、それはこっちに託されるわけなんですよ。やっぱりね最終的には。
そうなった時に、ここはじゃあ父のいうことを、まあ100%は聞けないけど90%ぐらい聞こう。
だけどここに関してはやっぱり私の譲れない価値観だから、父に譲ってもらおう、情報してもらおうっていうのね。
っていうのを可視化して、やっぱりやっていく。
お金に関してとかね、そうですよね。私ここで結構ストレートに父にお金の年金額いくらとか、めっちゃ聞いたんですよ。
本業界っていうぐらい。ほんでなんぼ?みたいな。聞ける人は少ないと思う。少ないと思うんだけど。
まあ父もね、私がこういう仕事をしてるってわかってるから、どれぐらい介護にお金かかるかっていうのを今から説明するから、ちゃんと包み隠さず教えてって言ったら、
これこれで、これこれで、これこれで、こんな感じでこうなってて、ほーんって話をしてて。
じゃあこれぐらいでこうしてこうしてこうしてできるんやねって言って、でもこれのお金はこうだから、じゃあこの時までにはこうしておかないといけないねとか話とかをしてて。
よしよしよし、わかった。いうのとかってね、この元気なうちにやっておいてほしいんですよ。やっぱり。
じゃないと、ストレートに言いますね。揉めます。本当に。悲しきかな。これは揉める。お金の話だけじゃない。
誰と揉めるのって、家族間で揉めるんですよ。価値観が違うからみんな当たり前ですけど。でも私も正直これ私が書いてるけど、これ一緒に妹と一緒に聞いてもらったんですよ。
妹の意見も聞いて、姉がいるんで姉の意見はちょっとまた聞かないといけないかなと思うんですけど、
父の最後をどうするのかって、やっぱりね、感情なんですよ。人間って感情が優先される生き物だから、何が合理的で、あのね、変な話。
人間の生き死に関して合理的とか非合理的とかなんて、なんか嫌っちゃいます。
私はちょっと嫌かなと感情的になるもんだと思います。
だけどそれが100%感情的であっていいのかって言ったら、そうじゃないところもやっぱりあるから、そういった時はやっぱり私たちみたいな専門職が出てきて、今はそういう感情だけれども、今後こういうことが起きていく可能性があるから、ちょっと考えていきましょうかって話をしないといけないんですよね。
だからこその、聞いておく。元気なうちに聞いておく。で、元気なうちに聞いてた話と元気じゃなくなった時に聞いてた話ってやっぱりちょっと違ってくるっていうのはもちろんあるんですけど、ただね、話を聞いたっていうその事実があるじゃないですか、皆さんの中に。
しっかりと面と面を向いて、膝と膝をつき合わせて、最後の時のちょっとした準備をするっていうことをちょっとでもした。
で、これって別に銀行口座の話とかを聞くページもないし、最後の時にどういう延命治療を望むか望まないかDNARの話をするとかそんなことは一切ないんですよ。ただね、親と向き合ってちゃんと自分は話をしたっていうところを残しておくだけでも、今後の介護が出てきた時ってやっぱりちょっと変わってくるんですよ。
価値観の違いとお金の話
自分がそういうことをした、親と話をした、その事実があるというだけで全然変わってきます。だから、いつかいつか分かる、分かるんだ、みんな忙しい、分かります。いつかそういう話ができたらいいなじゃなくて、今回年末年始に実家に帰省する人も多いと思います。
その時にちょっとだけでいい。ほんのちょっとだけでいい。なんなら別に私が言ったことなんて聞かなくてもいい。親と孫の話だけじゃなくて、親の話聞いてみませんか。親がどう思って今まで生きてきたのか。今後どう生きていきたいのか。そんな話ができたらなぁなんて思っております。
今日はちょっと長くなっちゃいましたけれども、私が作ったノート、ライフデザインノートの中身の解説、プラスどういう気持ちで作ったかなんていうところをお話しさせていただきました。
いつもいいねやコメント本当にありがとうございます。配信の励みになっております。今日が皆さんにとって素晴らしい一日になりますように。それではまた次回。