介護保険の制約
Life Designチャンネルは、介護・福祉業界で約20年間働き、現役の主任ケアマネージャーである私、やまと ゆきが自身で作ったノート、ライフデザインノートや介護の話をさせていただくチャンネルになります。
おはようございます。やまと ゆきです。
今日は9月の15日、祝日ですね。敬老の日になります。皆さま、お父様、お母様、またはおじいさま、おばあさまに敬意を示す日として、何かイベントごとなどをされる予定はございますでしょうか。
今日は祝日ですので、少し緩い介護の話をしていきたいと思います。よければ最後までお付き合いください。
タイトルにもありますように、介護保険を使わないという選択もできるよというお話になります。
私は常日頃、介護保険というものを使ってですね、サービスの調整をさせていただいたりですとか、できるできないのお話をさせていただいたりですとか、
その方々が持っている単位数ですね、その調整をしたりとか、役所に申請をしたりとか、国に申請をしたりとか、そんなことをしているんですけれども、
65歳以上で養介護認定があって、サービスを使いたいとなった時に、必ずしも介護保険を使わないといけないというわけではありません。
例えばなんですけれども、ヘルパーさんをご自宅に来ていただいてサービスを受けるという訪問介護のサービスというのがあるんですけれども、
こうやって介護保険上では、これやってはいけません、これやってはいけませんとか、時間の制限とか、そういったのが結構あります。
これは介護保険の話になりますね。障害の許諾会話は別で置いておいてくださいね。
介護保険を使うと、例えばお掃除に関してもコロナが汚れているからとか、換気扇がとか、そういう特別な日常的じゃないお掃除ができなかったりとか、
ご高齢のお二人暮らしであったとしても、片方の方が介護保険の認定を受けていなかったりとか、言うならば結構介護保険って資格紙面の感じになっておりまして、
その人のサービス、その人が使うもの、例えばその人が食べるもの以外のものを作ってはいけない、買ってはいけないとかっていうような、結構細かい決まりってあるんですよ。
これはやれないのか、これはやれないのかって言ったら、やっぱり介護保険って国から9割、皆さんの税金で支払われているものになるので、ちょっといいかってやっちゃうと、やっちゃったらその先もやってもらえるって思うんですよ。
それは皆さんそうですよね。前のヘルパーさんがやってくれたのにとかって、やっぱり往々にして結構あるんですよ。
ただ、私たちが忘れちゃいけない、これはサービス提供する側の話になるんですけれども、忘れちゃいけないのは、いただいている報酬の9割は税金であるということ、
40歳以上の方が介護保険料として支払っているお金であるということを忘れずにサービスの提供をしなければなりません。
なので、できないことはやっぱりできませんというふうにお話しさせていただくしかないんですよね。
じゃあ、その困ったサービスっていうのは一生に永遠に誰もやってくれないのかというわけではなく、ここは実費のサービス費を払ったらやってもらえることがあります。
実費サービスの可能性
どういったことかと言いますと、本当に例えばのお話をしますね。
介護保険で生活援助という、例えばお掃除、洗濯、そういうものが1時間300円、利用者負担額が350円ぐらいだったとしましょう。
じゃあ皆さん、これの利用者負担額が350円というので、10割だったら3500円、1時間3500円になるということですよね。
もちろんどこの事業者が全部やっているかといったらそうではないので、そこはまた要相談になるんですけれども、
慈悲サービスというのをやっているヘルパーステーションさんもあります。
そこは1時間、身体介護だったら、介護保険料の10割分、もしくはプラスアルファですね。
いただいたら、そのできない、介護保険ではできないと言っていることをやることはできます、ということになるんですよね。
よくあるのが、時間的に、例えば1時間、このサービスは基本的には1時間で終わるサービスになった時に、
プラスでちょっとお話を聞いてほしいとかね。よくよくあるんですよ。ヘルパーさんにお話相手になってほしいとか、お話相手というサービスないんですよ。
だから15分何円かで、そのサービスが終わった後に慈悲でお話を聞きますというサービスがあったりしたりもします。
これはもう本当に様々、慈悲なんでね。
正直、その事業者さんがノーと言わなければ、換気扇のお掃除をやってもらったりとか、犬の散歩をやってもらったりとか、というのは可能になったりします。
介護保険を使うのに、何で慈悲のサービスを使わなきゃいけないの?と思われた方もいらっしゃると思います。
ここで大事なのが、お金をどこに使うかという価値観の話になります。
私のエンディングノートでも、価値観の違いというところを、自分と親とで価値観の違いというところを書くページがあるんですけれども、
どこに、何にお金を使うのかというのは、しっかりしっかりお話し合いをした方が絶対にいいと私は思います。
なぜなら、私たちに関して、私たちが思うような生活があるかと思うんですけれども、
それはヘルパーさんにお願いして、1時間350円でやってもらったらいいと思うのと、
いやいやいや、ここはここまでやってほしいから、実費分をお支払いしてでもやってほしいんや、という親の気持ちがあるかもしれません。
やはり、介護保険というのは、その人のためのサービスになるので、その人が払える資産があるのであれば、別に介護保険を使わなくても、
慈悲としてヘルパーさんに来てもらうということは可能なんです。絶対に介護保険を使わなきゃいけないというわけではありません。
ここで間違えちゃいけないのは、かといって全部慈悲となったらすごいことになっちゃうので、金額的にもね。
介護保険内でできることは、もちろん介護保険内でやっていただいたらいいかなと思うんですけれども、
それ以上の希望をすることだったりとか、時間だったりとか、というところは100%全てダメというわけではなくてですね、
実費のサービス、もう少しお金を支払ったら受けれるサービスがあるということもちょっと覚えておいていただけると、今後何かのお役に立つかもしれません。
価値観の違い
そして、皆さんやっぱりお金をどこで使いたいのかっていうのは、親ともちろんパートナーとお話しするっていうのは本当に大事だと思います。
たった一つのもの、たった一つのこと、でも自分と親、自分とパートナーは全くの他人です。
他人というのは、血がつながっていない他人という意味じゃなくて、違う人間という意味ですね、になるので、価値観というものがもう絶対違います。
リンゴ1個100円で安いっていうのか高いっていうのとか、もうそんなのあるじゃないですか。
だから、そのお話をしっかりとできるうちに、できるうちにしていてほしいなって思います。
そしていつかその気持ちは変わります。
変わっていくんだけれども、この時こういうことを言ってたから、もしかしたらこうなんじゃないかっていう、そういう気づきみたいなのも得られるんですよね。
ちょっと知っていれば。
なので、私のノート、ライフデザインノートというものを販売しております。
概要欄にベースのページも貼ってあります。
すみません、在庫ゼロってなってたんですけども、在庫5、60あるのでごめんなさい、私が更新し忘れてたんですけれども、しっかりまだまだ販売しておりますので、
ご興味がある方、ぜひページを覗いてみて、どんな内容なのか、そして手に取っていただけると嬉しいかなと思います。
はい、今日も最後まで聞いていただきありがとうございます。
ケロの日でしたので、ちょっと軽くこんなお話をさせていただきました。
今日が皆さんにとって素晴らしい一日になりますように。
それではまた次回。