2023-06-28 21:15

【フリートーク】#6 随筆、物語を扱っている理由や楽しみ方について

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現在は枕草子、方丈記、徒然草に加えて、古事記、源氏物語、十八史略を紹介し始めました。その理由や楽しみ方についてお話しています。
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それでは、今回は、最近扱っている題材について、紹介していきたいと思います。
今扱っているのが、枕草子、ほうじょうき、つれづれ草、そして最近、古事記18略、源氏物語も追加して扱い始めました。
まず、もともと始めたのが、随筆でした。
まず、一通り書くジャンルについての概要について、作品についての概要について、収録したのですが、
一通り、概要については終えたので、次は本文をもうちょっと読んでいくようなものにしようかなと思って、本文の紹介を始めました。
結構問題だったのが、テキストなんですよね。
こういった古文というのは、元の文章というのも様々伝わっていたり、構成がされていたりするのですね。
それで何を取ろうかなと思った時に、やはり聞いていただいている方が、手に取りやすかったり、入手しやすいものが良いのではないかと。
結構、手に入りやすいものの中でも、ちょっと違っているというのが、有名な作品でもいっぱいあるのですね。
ですので、それがちょっと違うと、読んでいたりしても、聞いていたりしても、違和感につながったりとか、ちょっともやっとしたりすると思うので、なるべくそういうものを避けたいと思ったのですね。
そういうことで、選んだのが、門川 ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスシリーズなんですね。
こちらは、簡単に言うと、まずダイジェストなんですね。
全部を載せているということはあまりなくて、包丁器に関しては、実は全文が載っているんですね。
これはもう非常に、包丁器って短いですので、全文載っているというのがあるんですが、それ以外はもうダイジェストなんです。
ただ、ダイジェストもやっぱり気を使って、いろんな配慮があって、こういうものを選ぶといいんじゃないかというのが、非常にちゃんと選ばれている感じもありますし、
もちろん、一つ一つ紹介していくにしても、全部を読むということはできないわけですので、できないというか、できないことはないけれども、非常に途方もないですので、
せめてダイジェスト。ダイジェストでも、いったいいつになれば、最後まで読み終わるのかというのは、途方もないところはあるんですけれども、ダイジェストで。
このビギナーズクラシックシリーズというのは、いいなと思っていて、訳がまずメインでちゃんと書かれていて、必ずしも本文に、原文に重きを置いていないんですね。
もちろん、ちゃんと勉強したいとか、ちゃんと触れたいという人だと、本文にこだわりがちなんですけれども、やっぱりまず本文にそんなにこだわる必要はないんですよね。
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まず内容を理解した上で、本文に触れていく。別に本文からゼロから訳していくという経験よりは、まずどんどん作品に触れていくというのがすごく大事だと思うんですよね。
それは受験生であったり、学校で勉強したい人だけじゃなくて、何か教養として勉強したいとか、とにかく古文に触れてみたいという方にとっても、やっぱり原文、原文、原文で続けるよりは、まず内容を理解した上で、原文に触れていくという形が非常にいいと思うんですよね。
そういった意味で、このビギナーズクラシックシリーズ。これも非常にシリーズの中で有名な作品が大体タイトル揃ってますので、扱いとしては非常にいいなと思ってこちらを選ばせていただきました。
中でも、何を読んでいくかというときに、まずとっかかりとしては、随筆がよいのではないかと。
随筆と言われるものは、簡単に言ってしまうと、枕草子、方丈記、ツレズレ草のことを指すんですね。
なかなか随筆の定義ってすごく難しいんですが、いわゆるこの三大随筆を指すと思っていただいてもいいと思うんです。
この三大随筆を紹介していくということがいいんじゃないかと。
理由はいくつかありますけれども、まず一つ一つの章立てによって話が大体まとまっているんですね。
なので、スポットで聞いても楽しめるということがあるんです。
長大な物語なんかだと、最初のストーリーが分からなかったり、その前のストーリーが分からなかったりすると楽しめないということがありますけれど、
随筆というのは、一つのスポットだけ取り除いても楽しいというか、部分的に見ても楽しいということがあります。
同じようなジャンルには、節話というものもあるんですね。
根尺物語集や宇治集物語集といった節話集、こちらも小さなお話がいっぱい入っている作品ですので、これもいいかなとも思うんですけれども、
ただ、これはこれで結構いろんな話が入りすぎてしまうので、あまり統一感がなくて、なんとなく読んだなという感覚があまりないと思うんですね。
あまりにもつながりがなさすぎちゃうというところもあるので、随筆だともうちょっと相互の関係というか、
全体の作品、枕草子の一個一個の話を追っていく中で、全体の空気感をつかんだりするということができるようになりますので、
そういうふうにして構造的にも読める、作品同士のつながりとしても読めるし、あとは単品でのスポットでの楽しみ方もできるという点で随筆を選びました。
あとは節話ってちょっとこの根尺なんかになってくると、少し昔の文章にもなりすぎちゃうかなと思いまして、
枕草子、ほうじょうき、つれづれ草、だいたい平安から鎌倉にかけての文章で、読みやすいほうだと思うんですね。
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なのでいいかなというのと、あとは学校の教材としてももちろんこれは必ず入ります。
枕草子、ほうじょうき、つれづれ草は大抵は通っていくと思うんですね。
扱えば扱うほど、やっぱり学校で勉強するものとのかぶるところも多くなってきますので、
実際の勉強の役にも立つかなという点でも、枕草子、ほうじょうき、つれづれ草がいいんじゃないかなと。
またこの中の一つを選ばなかったというのも、やっぱりまんべんなく、それぞれ随筆というのもいろんなものがあって、
非常に難しいというか、ジャンルとしては非常にまとまりがある意味ではないものなんですよね。
ですからそのつながりとか、それぞれの違いなんかも分かっていただけたら、非常に楽しみ方としては面白いですので、
まずはこの3つを扱うことにいたしました。
ただそれ扱っていくんだけど、少しいくつか扱った中で、やっぱり聞いておられる方も飽きてくるんじゃないかなと思ったんですね。
もちろん通して読んでいくということも大事なんですけれど、
私なんかもそうなんですけど、一つの作品をずっと読んでいくって結構飽きちゃうんですよね。
物語の筋立てがあるわけでもないので、やっぱり難しいんですよね。
毎回聞かなくてもいいかなになってしまう。
それで全然いいと思うし、聞きたいものだけを聞いていただくので全然いいと思うんですけれど、
短いものだけ聞くとか、何となく面白そうだなと思ったものだけ聞いていただくので全然いいんですけれど、
ただそれを淡々と繰り返していくことになっちゃうんですね。
これが随筆の弱点でもあるので、せっかくだから物語も扱おうかなと思ったんですね。
物語は何がいいかなというと、いろいろあるんですけれども、
やはり皆さんの関心が高いものでいうと、古事記と源氏物語ではないかという結論に至ったんですね。
自由に何でも読んでいいですよとか、古文で特に読んでみたいのありますかといった時には、
大体この2つが出るんですね。
古事記は、いわずと知れた日本の神話について描かれている部分が非常に多い作品ですし、
現代でも通じるものお話とか、あとは子供の頃に昔話としてそのお話、
例えば大和のお土地のお話とか、天の岩との話とかですね、
そういう有名な話がいくつかありますので、
そういうものともご縁があるということで非常に親しんでこられている人も多いと思うんですね。
ですので読んでみたいという方は多いです。
実際このビギナーズ・クラシックスのシリーズの古事記って結構これね、いい作品だと思うんですけれども、
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これも結構買われているというか、これいくつかな、これがですね、今またちょっと買い直したんですけれども、
これがですね、版が、これ第44版っていうね、すごいすごい良いんですよ。
だからめちゃくちゃこう、何度も擦り直されているくらい非常にこの人気がある作品だと思っていいと思うんですね。
ちなみに手元のものだと枕の奏者60版、またすごいですね、60版。
やっぱね、この版でいうと非常にこれはすごい数ですね。
最終期は29版、ちょっと少なめですよね、そう考えるとね。
まあ29版でも十分すごいんですけれども、
スレズレ草が61版、やっぱりちょっとこの辺りは桁が違いますね。
まあそういうこともあって非常にこの、いいのではないかということでこちらを読んでいきたいかなと思いました。
でもう一つはやっぱり源氏物語、これはまあもう、とにかく皆さんが関心があるものですよね。
ただなかなかこう、こちらちなみに60版ですね、手元にあるものは60版ですけれども、
非常にこれもね、長題ですしなかなか難しい作品ではあるんですけれども、
やっぱりこちらも読んでいきたいかなっていうところがありますね。
特にこの源氏物語も私も何度かいろんなもので触れてはいるんですけれども、
改めてちゃんと読み直したいなということもありますね。
何度読んでも忘れちゃうところもあるし、読み切れてないところとか覚えてないところもありますし、
どうしてもね、ちゃんと読んでるかというとそんなに読んでないので、
そうです、結構スポットでちょいちょいちょいとつまみ食いしているところもありますので、
改めて皆さんと一緒に読んでいきたいなっていうところもありますね。
これは全部そうです。
そうですね、全部ちゃんと読んで、古事記はまあまあ読んでますけれど、
でもやっぱり抜けはあるし、ビギナーズクラシックスは一通り読んではいるんですけれど、
それ以外の作品は本当に隅から隅まで読んでいるかというと全然読んでいないので、
読んでいきたいなという思いもありますね。
ということでこちらを楽しんでいきたいかなと思っております。
源氏物語のこのビギナーズクラシックスはちょうど一つの条、一条とか二条とか、
要するに起立簿とかですね、葉書記というかサブタイトルがついているものがあるんですけれども、
そういう巻きというかまとまりがあるんですね。
それを大体一つずつ、一つ以上ですかね、一つの条、一つの巻き、一つのブラテというか、
一つのシリーズの中のものを一つずつ取っていただいているので、
全体をまんべんなく読んでいけるかなと思っております。
53条ありますのでね、大体53以上はかかるわけなんですけれどもね、
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気長にやっていきたいかなと思っております。
最後が十八試略なんですけれども、漢文もちょっと一個くらいやろうかなと思ったときに、
例えば論語もいいんですよ。論語なんかも非常にいい、ビギナーズクラシックスのすごくいいものが出てますので、
こちらも多分すごい葉を重ねていると思うんですけれども、
ビギナーズクラシックスのやつもいいんですが、論語って難しいんですよね。
扱いが難しいというか解釈が難しいし、なかなか私の語りの中で十分お話できるかというと、
かなり無理があるかなと思ったりもしまして、手に負えない感があるんですよ、論語って。
難しいんです。単純に2000年以上前の文章だということもありますし、
その文章をどう解釈するかとか、本文自体をどう解釈するかも様々な解釈があるので、
かかりとしてはそんな簡単ではないんですよね。
さっと表向き扱うことはできるんですけれども、
十分に楽しんでいただくには少々私もレベルが足りないところもありますので、
あとは一個一個スポットで扱っていくっていうのも難しいところがあるんですね。
論語の言葉を紹介していくっていうのもできなくはないんですけれども、
ちょっと要望などありましたらね、検討はしたいと思いますけれども、
差し当たり18資略をやっていこうかなと。
これは18資略のところでも簡単にご説明しているんですけれども、
中国の歴史書をまとめたダイジェスト版みたいなものなんですね。
中国の歴史書といえば史記が有名ですけれども、
中国の歴史のお話は難しい一方で面白いんですよね。
特に18資略というのはある程度日本人に親しまれていて、
日本のことわざになっていたりとか、日本のエピソードとして引用されたりとかもするんですね。
ということで非常に面白いものとしてそもそも作られているものなんですよね。
ですので物語性もあるし、エピソードとして面白いし、
日本人につながるところもあるし、そういう意味で楽しめるんじゃないかと。
私もこれもやっぱりスポットでちょいちょいつまみ食いしかしていないので、
これもやってみたいなと。
これは高校の勉強でも18資略を出典としたものって結構いっぱいあるんですね。
特に入門記で18資略の題材を扱うって結構あるので、
いいと思うんですよ、18資略を読んでいくのは。
入門書としても非常にいいと思いますので、こちらを紹介していこうかなと思っております。
ということでそのような感じで、まずは随筆から始めましたが、
今物語、あと漢文も結局これは物語的に読んでいけるものだと思っていただいていいと思います。
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そういう物語、ストーリーのあるものとして、
同時にそのスポットで全体がわからなくって部分的にでも十分楽しめるような感じで紹介していければと思いますので、
なのでもう全体的にとにかく読んでみたいとか聞いてみたいものだけ聞いていただくとかで全然いいと思いますし、
作品に触れていただくだけでも十分いいかなと思いますので、
特に漢文を勉強されたい方に対してご助言としてあるのは、
漢文の読み方をゼロからやるというより、やっぱりこれも触れていくことですね。
漢文のありがちなストーリー展開とか、ありがちな流れとかあったりするんですね。
だいたいこういう時はこうなりますよっていう展開もまあまああったりしますし、
あとは読みに触れていくだけでも十分いいと思うんですね。
音に触れるっていうのは漢文の場合すごく大事です。
慣れます、やっぱり漢文の言い回しとかって。
慣れるとですね、もうだいたい漢文なんてさっとは読めるようになりますから。
あとはその、だいたいありがちな展開とか言い回しとかに慣れていくと、
もう漢文読めるようになるので、非常に音声って漢文は非常に有効だと思います。
ただやっぱりテキストがないとね、あのもやもやするところもありますし、
なかなかこう音読だけ聞いても漢字がパッと浮かばないことは多いと思うんですね。
一応そのあたりもなるべく補足するようにはするんですけれども、
まあそのあたりもテキストをご覧にいただいた方が非常にわかりやすいかと思いますので、
もししっかり勉強されたいとか、少し丁寧に勉強されたい方は、
まずビギナーズクラシック購入いただくのはいいと思います。
そもそもこれを読んでいただくだけでもいいと思うんです。
ただなかなかね、一人で読んでいくって結構負担だったりもしますので、
なんかこう一緒にね、そのテキストを読み進めつつ、
このPodcastで聞いていただいて、その聞いていただいたものを一緒に読んでいくとかですね、
参考にしていただくとか、そういうふうにしていただければいいと思います。
一応この著作権の関係もありますので、厳密に言うとね、
この原文についても著作権というのはないかというと、
やっぱり出版社なりの著作権というのはないわけではないので、
あまりこのPodcastで一言一句、紹介するのもちょっと微妙なところもあるかなと思うんですが、
一応古文、漢文なので、そこら辺は許容していただけるのではないかという認識でおります。
また同時にこの出典はちゃんと明らかにはしておりますし、
あとは解釈、訳については引用しないようには心がけてはいますので、
参考にはもちろんさせていただいてますけど、引用したりはなるべくしないようにはしていますので、
そういう配慮のもとで一応やっているということでご了承いただければと思います。
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何よりこれを買っていただくという、ある意味販売促進のためのPodcastにもなっているかなとは思いますので、
その辺りご了承いただけるんじゃないかなとは思っております。
ということで今回は最近扱っておりますコンテンツにつきまして、題材、テーマにつきまして、
その意図とかそれをどう楽しんでいただければいいのかなんてことをお話しさせていただきました。
ということで引き続きこのPodcastを楽しんでいただければと思います。
どうかこういうものにどっぷりつかりたいという時だけ浸っていただければいいと思いますし、
あんまり根を詰めてやりすぎないでいいと思います。
一応この番組もあまり順番とか全部聞かなきゃいけないという形ではなくて、
本当に聞きたいもの、もちろん古いものだから役に立たないということでもなくて、
古文、漢文、古典という世界はどれも新しい発見があるものですので、
古いものもそうですし、自分が気に入ったものだけをスポットでとっていただければと思います。
更新もあまり定期的ではないというか、あまり私も気負わずにやっておりますので、
どれくらいの更新になるか分かりませんが、今結構まとめて更新したりは最近していますけれども、
まとめてガッと更新することもあれば1ヶ月、2ヶ月空くこともございます。
ですがそういう感じで進めていきますので、
ぜひ皆さんも定期的に頑張っていくというよりは、まとめてとか気が向いた時とか気が向いたものだけをスポットで楽しんでいただければと思います。
あとはもしよろしければメッセージとかいただけると非常に私もありがたいです。
何て言うんですかね、少しこういうふうに楽しんでますとか、あとはこういうものをもっと扱ってほしいとかですね。
もちろん全て叶えられるかどうかは別ですけれども、
あとは個展を読み進めていくときに悩んでいることとか質問とか、
あとは学校で学ばれている方々につきましては、個展の学習方法とかですね、もしくはこの題材についての質問とか、
そういうところでも結構です。
そういうものもいただけましたら何かしらレスポンス、このフリートークのところでレスポンスしていったりできるかと思います。
もちろんこのSpotifyとかで返信できるような機能を使ってでもよろしいですし、
あとは公式サイトがございますので公式サイトの方からメッセージ、メールなどでいただくことももちろんできますので、
何かしらの方法でね、連絡いただければ非常に励みにもなりますし、
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今後の方針にもなりますので、ぜひ何かご連絡もいただければと思います。
ということで今回はこれくらいにしたいと思います。
お聞きいただいてありがとうございました。
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