十八史略の重要性
今回は 十八史略を 読みます。
十八史略は 中国で 書かれた 歴史を 書いた 本です。
中国では 歴史書と 呼ばれるものが いっぱい あります。
歴史書は 正式な 文章です。
歴史書は 非常に 大事です。
中国の文化の 始祖であり 歴史を 綴ることが 権力や 文化や 思想などの 根拠にも なります。
ですから 中国は 歴史を 大事に しています。
歴史書と 呼ばれるものが いくつか あります。
一番最初が 四季と 呼ばれるものです。
四季と 呼ばれるものを 書いたのが 四八戦です。
四八戦の 書いた 四季から 数えて 17の 歴史書が あります。
それに 加えて 次の時代である 宗という 時代を 踏まえた 18の 歴史を 書いたものです。
これが 成立したのは 次の時代の 元のようです。
元は 中国の中でも モンゴル系の 民族が 中国を 支配していた 時期です。
その時期に 作られたのです。
しかし こちらは どのような ものでしょうか。
十八詩の 略です。
略は 抜粋というか ダイジェストの ような 感じです。
歴史的な 価値としては 少し 怪しいところも あります。
歴史書とは だいぶ ちがうところも あります。
しかし 非常に 日本で 流行りました。
非常に 日本では 人気が 出まして 長く 読まれている 文章です。
これは 理由の 1つとしては 非常に エピソードとしては 面白いです。
歴史書は 非常に 多くの 話が 入っています。
1つ1つ 細かく 見ていくと なかなか 大変なことも あります。
しかし 十八詩の 略は その概略を まとめた もので 非常に 分かりやすいです。
面白い部分だけの ダイジェストとも 読めるので 読み物としては 非常に 人気が あったと 思います。
今回は 十八詩の 略から 読んでいきます。
今回 ご紹介するのは 黄色い 帝と書いて 皇帝の お話です。
皇帝と炎帝の物語
中国の 歴史は どこから 始まるかは 難しいです。
しばせんの 書いた 四季では 皇帝から 始まっています。
しかし 十八詩の 略では もう少し 前の 歴史から 書かれています。
何万年も 前の 歴史から 書かれています。
そこに 天公子 地公子 人公子という 伝説的な 時代が 出てきます。
伝説と 言っても いいですが 時代や 福岐氏や 序家氏という 伝説上の 神様のような 存在が 出た後に 皇帝が 登場します。
皇帝は 黄色い 帝の前に 炎帝 炎の帝という 名前の 皇帝が 治めていました。
皇帝の 前には 炎帝という 王様が 治めていました。
炎帝の 世の中を 皇帝が いかに ついていくのか ということです。
その ストーリーが 書かれています。
では まずは 本文を 読み出します。
皇帝 皇孫政なり また 貴政という 奈羽謙遠 悠悠国の君 商天の子なり
母 大伝の 北斗の数世を めぐるを見 漢字て 帝を生む
炎帝の世を 衰え 諸公 哀 神罰す
謙遠 すなわち 慷歌を 用うることを 習い
もって 不協を 制す 諸公 みな これに 来す
炎帝と 反戦の 矢に 戦い これに 勝す
始猶乱を 成す その人 洞徹の 額ありて よく 大夢を 起す
謙遠 志難者を 作り 始猶と 卓独の 矢に 戦いて これを 取り子に す
ついに 炎帝に 代わりて 天子と なる
まずは 皇帝は 皇孫政なり また 貴政という 姓です。
皇孫政は 皇孫という 姓です。
姓名の 姓です。
また 貴政という 姓であるとも 言われています。
皇孫という 姓は 少し イメージとしては マジカルな というか 不思議な 力を 持っている 印象が ある 名詞です。
皇孫という 姓だという 説も あります。
お姫さまの 姫と 書いて 貴と 言いますが 貴という 姓という 説も あります。
名は 謙言 皇帝の 名前は 謙言と 言います。
姓と 名は 現代で 言う 姓名と ほとんど 同じだと 思います。
姓というのが 一族の 苗字です。
日本の 苗字の 感覚よりは 一民族の 感じに 近いです。
家族ではなく 一つの 民族の まとまりのことを 言う イメージの方が 近いです。
それに対して 名は 生まれた時に 付けられる 名前です。
基本的には 名は 普段は 呼んだりは しません。
成人した後は 基本的には あざ名と 呼ばれるもので お互い 読み合ったり します。
名前を 直接 呼ぶことは あまり しません。
そのような 名前の 呼ばれ方も 中国の 漢文で 出てくる 人物は さまざまです。
皇帝の 名前は 謙言と 言います。
この文章中でも 謙言という 名前で 出ています。
この方は 悠悠国の 君主であった 商天の 子なり 商天という 人の 子供である と言います。
悠悠国の 君主であって 商天の 子供であった。
母は 大殿の 北斗の 通世を めぐるを 見 漢字で 手を 産む。
母は 大殿の 北斗の 通世を めぐるを 見 漢字で 手を 産む。
北斗は 北斗市生の 北斗です。
北斗市生の 秘釈が あります。
秘釈の 一番 先にある 水を 入れる ところ側の 前です。
一番 先に あります。
持ち手の 方では ありません。
反対側の 水を 吸う 側の 端の 星を 通世と 呼びます。
通世が 大殿を 見て めぐって いた。
つまり 通世は 輝いて いたと 言います。
通世が 輝いていたのを 見ます。
その後 皇帝を 産んだ と言います。
これは 中国の 話です。
星の 導きや 星に 変化があって 偉大な 人物が 生まれる 人が 亡くなる という 予兆が あります。
何かしらの 予兆を 天の めぐりで 知ることが よくあります。
このように 神秘的な 感じで 皇帝 謙遠は 生まれました。
遠邸の世 衰え 諸公 哀 身罰
遠邸という 皇帝の 前の 皇帝の 世が 衰えてきて 諸公は 一番偉い 王様 以外の 力を 持っている 人たちの ことです。
衰え 諸公 という 言い方を します。
諸公が 愛 身罰 互いに 争い始めた と言います。
その中で 謙遠は かんかを 持ちることを 習いました。
謙遠は 仏教菩薩です。
謙遠は かんかを 持ちることを 習いました。
かんかとは 盾や 矛のことです。
かんかとは 武器を 持ちたことを 習った おかげで 仏教菩薩は 従わないものを 制したと 言います。
かんかとは 言うことが 聞かないものを 平らげたと 言います。
それによって 諸公は みな これに 帰すと 言います。
争い合っていた 諸公は みな 謙遠の 下に 入りました。
残りは 炎帝だけです。
炎帝を 倒せば いいのですが 炎帝とは 反戦の矢に 戦います。
炎帝とは 反戦の矢で 戦います。
炎帝は 炎帝に 勝ったのですが 今度は 始雄乱を 出すと 言います。
始雄が さらに 反乱を 起こしたと 言います。
始雄は 銅鉄の 額で よく 耐霧を 起こす人です。
銅鉄は 銅や 鉄のような 額を 持っていたと 言います。
始雄は 非常に 丈夫な 額を 持っていました。
始雄は よく 耐霧を 起こす人です。
耐霧とは 大きな霧です。
始雄は 霧を 起こすことが できたと 言います。
始雄は 霧を 起こす 超能力を 持っていたと 言います。
これも あるあるです。中国の 話です。
不思議な 力を 持っている 人が よく 出てきます。
始雄は 身体的な 特ちょうが あります。
始雄の 場合は すごく 額が 硬くなって いました。
始雄は 霧を 起こして 敵を まどわせる ことが できたと 言います。
そこで 謙言は どうしたの でしょうか。
謙言は 四難舎を 作り 始雄と 卓独の矢に 戦いて これを 取り子に することです。
始雄は 四難舎を 作り 始雄と 卓独の矢で 戦いて これを 捕虜に したと 言います。
謙言の 作った 四難舎は 何でしょうか。
四は 指です。難は 南です。舎は 車です。
つまり 南を 指す 車と 言います。
これは どうやら コンパスを 使って 常に 南の 方角を 分かるように しておく 車の ことの ようです。
つまり 霧の中に あっても 常に 方角が 分かるように しておく 軍事車両を 作って それによって 霧を起こす 不思議な 力を持った 始雄を たおした ということです。
そして 最後に ついに 炎帝に 変わりて 天使と なります。
謙言の戦略と勝利
最後に 天使という 王様の 存在に なりました。
天使は 厳密に 言うと さまざまです。
天によって 定められた 存在である 天が 認めた 威勢者である という ニュアンスが あると 思っても いいです。
今回は 最初の部分 皇帝です。
正確には 十八史略の 最初は もう少し 前ですが 比較的 最初の 部分です。
これは 芝線の 式では 一番 最初に 当たる 部分です。
皇帝が 至難者を 作って 始雄を たおす という お話を ご紹介しました。
出典は ビギナーズ クラシック図 中国の 古典 十八史略から ご紹介して おります。
では 最後に もう一度 本文を 読み出しましょう。
皇帝 孝孫生なり また 貴生という 名は 謙言 悠々国の 君 商天の 子なり
母 大伝の 北都の 数世を めぐるを 見 漢字て 帝を 産む
遠邸の 夜を 届え 諸公 哀 心抜す
謙言 すなわち 慷歌を 用うることを 習い もって 不協を 成す
諸公 みな これに 帰す
遠邸と 反戦の 夜に 戦い これに 勝つ
子友 乱歩なす
その人 洞徹の 額やりて よく 逮捕を 起す
謙言 四難写を 作り 子友と 卓独の 夜に 戦いて これを 取りこみす
ついに 遠邸に 代わりて 天使と なる
今回は ここまでに いたしましょう。
お聞きいただいて ありがとうございました。