2025-06-02 33:39

Lap32 GT300シリーズチャンピオンの走りを支えたタイヤと勝利へのターニングポイント【YokohamaTalkRush #07】‐ ゲストは小暮卓史さん、元嶋佑弥さん ‐

現在お届けしている、“YOKOHAMA TALK RUSH LITE” のステージ音源。 今回も、1月12日(日)に行われたステージからお送りします。


今回登場するのは、小暮 卓史(こぐれ たかし)選手と、元嶋 佑弥(もとじま ゆうや)選手。 GT300クラスでチャンピオンを獲得したVENTENY Lamborghini GT3のコンビです。GT300シリーズチャンピオンとしての視点から語られるレースの舞台裏、そして実戦を通じて年々進化を感じているという、タイヤの性能についての話をしていただきました。


<ゲスト>

小暮 卓史(レーシングドライバー)

元嶋 佑弥(レーシングドライバー)


<メインパーソナリティ>

勝又 智也(モータースポーツMC)


<トークテーマ>

VENTENY Lamborghini GT3、2024年シーズンを振り返る

GT300シリーズチャンピオンを意識したタイミング

ヨコハマタイヤ、技術と性能の進化

レースという極限の現場から生まれるタイヤ開発へのフィードバック

シリーズチャンピオンのオフシーズン

二人の好きなコース、得意なコース


<番組情報>

この番組はクルマ好きの皆様に向けたタイヤにまつわる情報をお届けするポッドキャスト番組です。

普段何気なく使っている車のタイヤは、実は命をも預かる重要な役割を担っています。 そんなタイヤについて、タイヤの専門家やプロのレーシングドライバーをお迎えし、有益な情報からマニアックなタイヤ情報までタイヤにまつわるお話を展開していきます。


<番組 X>

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ヨコハマタイヤ

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横浜ゴム株式会社

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サマリー

GT300シリーズでチャンピオンを獲得した小暮卓史選手と元嶋佑弥選手が、レースの裏話やタイヤの進化について語っています。特に、オートポリスでのレースがシリーズチャンピオンに向けた重要なポイントであることが強調されています。このエピソードでは、スーパーGTのGT300シリーズチャンピオンシップを支える横浜タイヤの性能と小暮選手の体験談が述べられています。大きなプレッシャーの中でのレース戦略やチームの団結が、成功へと導いた重要な要素として強調されています。また、GT300シリーズチャンピオンとなったドライバーたちが、レースにおけるタイヤの重要性や開発過程、オフシーズンの過ごし方についても語っています。特に横浜タイヤのV107や選手たちのトレーニング方法が紹介され、今シーズンへの期待感が高まります。GT300シリーズのチャンピオンシップを支えたタイヤの性能や小暮選手と元嶋選手のレースの舞台裏が語られており、リスナーからのメッセージも紹介されることで、さらに多くの情報が提供されています。

ゲストの紹介とチャンピオン獲得
きくタイヤ、タイヤにまつわるエトセトラ!
こんにちは、勝又智也です。
この番組は、車の走りを支えるタイヤの秘密について、ヨコハマタイヤの提供でお送りいたします。
現在お届けしているヨコハマトークラッシュライトのステージ音源、今回も1月12日、日曜日に行われたステージからお送りいたします。
今回登場するのは小暮卓史選手と元嶋佑弥選手。
GT300クラスでチャンピオンを獲得した、ベンテニーランボルギーニGT3のコンビです。
GT300シリーズチャンピオンとしての視点から語られるレースの舞台裏、そして実践を通じて年々進化を感じているという、タイヤの性能についての話も聞きどころの一つです。
それでは、お聴きください。どうぞ!
さあ、というわけでここからのステージですが、ベンテニーランボルギーニGT3、2024年のGT300クラス見事優勝を決めました。
2人のドライバーをお呼びしたいと思いますので、皆様大きな拍手でお迎えいただきたいと思います。
さあまずですね、ベンテニーランボルギーニGT3から元嶋佑弥選手です。どうぞお越しください。
続きまして、同じくベンテニーランボルギーニGT3から小暮隆選手です。どうぞお越しください。
はい、じゃあどうぞお座りください。
さあじゃあ、ここからですね、小暮選手の数ある都市伝説を。
またですか?
今日はそのために来ましたからね。
今日そのためにね。今日そのために皆さん待ってますから。
いや僕の話よりかもっといい話がいっぱいあるかもしれない。
あるんですか?
今日のタイトルはそういうタイトルじゃありませんでしたっけ?
違いましたっけ?
初耳です。
初耳ですか。
あれ僕そうやって聞いてたんですけど、小暮市伝説みたいな。
聞いてた。
あのさっき言ったのは仮のタイトルですからね。
本当ですか?
そうですよ。サービスエリアにそのまま行ったら靴が残ってたとかそういう話をね。
ないないない。あるかもしれないけど。
はい、というわけでね、お二人にまずは2024年を振り返っていただきたいと思いますが、
まずはGT300クラス優勝おめでとうございます。シリーズチャンピオンおめでとうございます。
ありがとうございます。
優勝じゃないですよ。シリーズチャンピオンですね。
どうですか?チームがGT選手権の頃から、1994年から参戦を始めて、
初のシリーズチャンピオンということで、
のりたけ監督かなり喜ばれたんじゃないですか?
いやもうあの、ちょっとね、おとじも選手も話したんですけど、
結構さっぱりしてるところがあったんですね。優勝したとして。
そうなんですね。
チャンピオンを取った時は、やはりのりたけさんもかなり貫禄深いものがあったんじゃないかなと。
チャンピオンは違うなってよく言ってましたので、喜んでいただけたと思いますよ。
そうですね。おとじも選手はいかがでした?シリーズチャンピオンを決めた時の感覚は。
そうですね。正直取れると思ってなかったんで。
もちろん取るためにみんなで努力してたんですけど、まさか自分たちが取れると思ってなくて、
いやーもう本当次あるかわかんないんで、すごい良かったです。
でもあのJLOCって、ジャパンランボルギーニオーナーズクラブの皆さんのチームでもあるじゃないですか。
通常のちょっと違いますか?レースの運営とは。
もうちょっとそこのそことはちょっと違うよね。
僕逆にJLOC以外でほぼ乗ってないんで知らないんですよ。他のチームを。
え、もう小倉選手JLOC乗って何年目?
今年で6年目。
6年目だ。
来年で7年目ですよ。
7年目でしょ。
2019年から乗ってるので、6年乗りました。
なるほどね。
なるほど。
長いんですよ、小倉選手の方から。
当時7年目でしょ。
僕はどうだろう、2017年に加入したんで、9年目。
小倉選手の方が先輩だ、JLOCとしては。
実ははい先輩です。
そうか、そうか。貫禄ありますね、やっぱりね。
いやいや、もう。
昔から言うやつみたいな。
今年では11個上なんで、僕の方が。
確かにね。
でもどのあたりからこの今シリーズのシリーズチャンピオンって意識しだしたんですか?
僕はオートポリスですね。
オートポリス。
オートポリスのレース優勝した時ですか。
あのレースってのはなかなか実は優勝できると思ってなかったんですよ。
はいはい。
すごく難しいというか、優勝するのは難しいコースだったんですけど、
そこで優勝したことで流れが完全にこっちに来たのかなっていうのはあります。
その辺りで小倉選手はもうそろそろシリーズチャンピオン来るんじゃないかと思ってた?
あの、はい。
オートポリスってラウンドいくつの?
いくつかは覚えてないですけど、最後から3つ前です。
3つ前ね。
3つ前。
なるほど。鈴鹿の夏の大会が台風で流れたじゃないですか、その後かな?
そうですね、その後ですね。
たぶんね。
その後ですね。
その後スゴーが1回あったのかな、間に。
本島選手としてはどの辺りからチャンピオンを意識されたんですか?
シリーズ始まってからもちろん意識はしてたんですけど、
なんかチャンピオンを意識してるっていうよりは、
あのオートポリスを取りこぼすとチャンピオンの可能性がなくなるっていうところがあって、
なんかあのレースから変なスイッチが勝手に入って。
本島選手の中で。
そうですね、あとチームの雰囲気ですかね。
あのレースからガラッと変わって優勝して、
その次のモテギでもポイント差見るとそんなに余裕はなかったんですけど、
ここ勝たなかったら僕らないよねっていう雰囲気がすごいあって、
なのでやっぱそういうところで、
なんかそのチーム全体の雰囲気が変わったのがオートポリスかなっていう風に感じますね。
やっぱり本島選手もオートポリスからシリーズチャンピオンを。
そうですね、オートポリスのレースの時に一気にスイッチが入った気がしますね。
ウラカンGT3 EVO2の特徴
なるほど、でもやっぱりオートポリスって割とどの年代の時も肝なんですね。
なんかオートポリスあたりでこれが取れないとみたいな。
ちょうどそうですね、最終戦の前にあるポイントチャンピオンの可能性を
残せるか残せないのかのレースが多分あの辺になるんで、
大体あそこでもう落っこちちゃったら、
まあ残りはね、消化試合ではないですけど、
違いますよね、やっぱ最終戦チャンピオンの権利を持っていけば
ある程度無茶もできますし、
チャンピオンはかかってないのに無茶やったら
お前らなんで空気読めよみたいな。
まあね、でも本当に最終戦じゃないのか、
第5戦鈴鹿って言い方がちょっとすごく言いづらいんですけど、
最後のレース鈴鹿、あれでも台風で夏の第5戦の鈴鹿がキャンセルスキップされた時は、
小倉選手としては正直どう思いました?
ちょっと天気が怪しかったので、どうなるのかなっていうのと、
その時は別に後々にどうなるかっていう展開は全然読みなかったんですよ。
キャンセルされるのかっていう。
実はキャンセルされたんですけど、僕鈴鹿行ったんですけどね、違う仕事で。
そうなんですね。
大変でした相当。
やるはやってたんだ。できるはできたんですね。
いや僕自体はですね、相当すごい雨だったので、実際は走れないと思うんですけど、
でも結果としてレースが最終戦になって、僕たちには有利になったんじゃないかなっていうのは思ってますね。
乗高総監督のコメント見てると、やっぱり暑い時期ってやっぱりちょっと、
マシン的にも自然吸気、ターボじゃないので厳しいなんて話がありましたけど、
やっぱりそのあたりはそういう思いですかね。
そうですね、やっぱり寒くなるとね、NNも多分バリキが上がると思うんですけど、
特にウラカンに関しては気温に対してすごくエンジンの反応が違うんですよね。
なので寒くなって間違いなく良い方向にはいったかなと。
なるほどね。
あとマシンの秘話というと、本島選手、ウラカンGT3 EVO2で今シーズンからね。
はい。
EVO2かなり良いって先ほどおっしゃってましたけど。
そうですね、やっぱりウラカンが2016年に出たのかな。
で、そこからウラカンGT3からその後ウラカンGT3 EVOになって、
EVO2になって、もう多分EVO2がこのウラカンの集大成的な車なんですよ。
もう次から車変わっちゃうんで、だからやっぱり一台の車を長ネックで開発しながら、
今のこのEVO2っていうのが本当に集大成という感じで、
すごい今回のアップデートは大きく変わりました。
やっぱりね。
でも小比類選手は前の、要はEVO2じゃない方がスピード感があって好きだみたいな話してましたけど。
ドライバーの体感で最後ね。
めっちゃ癖が強いんですよ、前の車。
そうなのね。
乗っててもう本当に自信なくすぐらい、自信なくしちゃうぐらい癖が強くて、
車の手懐けれないんですよ。
簡単に手懐けちゃったんで。
でもね、それを言うなったら僕は初めてウラカンに乗ったんですよね、19年に初めて乗った。
EVOになる前のやつですか。
はいはい。
それはね、もう本当尖ってたんですよ。
もう親から来て、NSXずっと乗ってたんです。
ミッドシップだからいけるかなと思ったら、全然いけないんですよ。
全然キャラクターが違う。
全然乗れないんですよ。
うん。
また本島選手はすごいタイム差あって、どうやって乗ってんの?
基本車の癖強めでしたよね、かなり。
すごい癖が強かった車でしたよね。
だけどそれがEVO2になって、やっぱりこういろんな、
その尖り感がなくなったっていうのかな?
オールマイティーになったっていうのかな?
なんか乗った感じが、別にそれは好みじゃない好みだっていう話は抜きにして、
すごく車が重い感じで動くんですよ。
だから乗ってると、そんなキビキビ動かないなと。
ただラップタイムは速いんですよ。
ダウンホースとレースのプレッシャー
だからダウンホースがあって安定はすごくしてるんじゃないですか。
追い込んでいくとやっぱり難しさがあるんですよ。
EVO2はEVO2で。
ただEVO1の時はもう、なんていうのかな。
それはセッティングもあると思うんですけど、
すごく車が軽いんですよ。
軽くて、体感的な速さ。
分かりやすいドライバーとしてのインフォメーションは、
なんとなく速いのかなっていうのはあったんですけどね。
なるほどね。
マシーンについては今のようなお話がありましたけれども、
ちなみにお二人シリーズチャンピオン決めて特別ボーナスとかあるんですか?
夢をちょっと。
そうですね。
表彰台で二人で1000万ボードを掲げて、
何回も二人でこうやって動きながら。
間違いないなってね。
この金額は間違いないなって。
二人で裏で3分の1ずつぐらいでもらえないかなって言ってたんですけど、
結果はゼロでございました。
あのボードがあるじゃないですか。
チーム監督の野崎さんがやるんですけど、
あれ見たときにちょっと僕らがもらえるわけじゃないですけど、
ドキドキしちゃったというか。
あのプラスチック重かったですよね。
そうそう重かった。
ちゃんと重みがあったね。
金額の重みを感じながらプラスチックボード持ってました。
だけどその重みは結局自分の手元には来なかったんですね。
はい、実際の重みでしたね。
でもやっぱりシリーズチャンピオンを取ることによって、
また自分たちのいろんな考え方も変わりますからね。
でもやっぱり鈴鹿の最後、第5戦、本当に最後の最終戦ですけどね。
もう本当に三つ前じゃないですか。
レオンとムータと。
そのあたりはかなり小暮選手としてもプレッシャーは、
確かにオートポリスからはシリーズチャンピオンを意識したかもしれないけど、
鈴鹿戦に関してはかなりのプレッシャーですよね。
鈴鹿のレースの時点でポイント差が11ポイントあったんですよ。
11ポイント差っていうのは決して近いわけじゃないんで、
正直考えるとやっぱり不可能かなと。
なかなか難しいなっていう感じだったんですけど、
ただ流れとしてみると88号車は僕たちに来てるのは感じてたんですよ。
周りの声からすると、こういう時に何か起こるんだよっていうのは言ってたので、
こういう声をよく聞いてたので、どうかなと思ってたんですよ。
ただその予選でトップになったじゃないですか。
ポイントが3ポイントあったの。
それぐっと近づいた時に、
いやこれ本当に何か起こっちゃうのかなっていう、
すごく欲が出ましたよね。
そのポール取った後の今度、もとしも選手、チームの雰囲気。
もちろんドライバーは走る側として緊張はあるでしょうけど、
チームを立って初のシリーズタイトルかかってくると、緊張感あったんじゃないですか?
そうですね。多分みんな表情には出さないけど、
何かしらどっかみんなソワソワしてる部分はあったと思います。
僕が正直全く緊張しないドライバーなんですけど、
何かさすがに最後の予選の時は、
予選行く前、何かいろいろ久しぶりに考えました。
これ行かなきゃチャンスないんだよなーみたいな。
すごい何か初めてのそういう感じでした。
何かちょっとスイッチが入るような感じですね。
そうですね。
特に小暮さんがQ1でパーンって早くて、
あらこれはちょっと頑張んなきゃ。
これ何かもし取れなかったら悪者になっちゃうわと思って。
それってそれぞれがやっぱ自分のやるべきことをしっかりやんなきゃっていう、
何かいい意味での緊張感っていうのがチーム全体にあったから
ノーミスでみんなが完璧にやった結果がチャンピオンだったのかなとは思いますね。
横浜タイヤの重要性
なるほどね。
あとはお二人が今日このステージにいるということは、
スーパーGTでお二人が履かれているタイヤは横浜タイヤじゃないですか。
そうですね。とも大事なとこですよね。
世界を見てもこのタイヤのコンペティション、タイヤメーカーが競うレースって
本当にスーパーGTに注目されているんですけど、
ちょっと皆さんにご覧いただきたい動画があるんですよ。
こちらをご覧ください。
みんなにも本当に感謝しています。
今日結構チャンピオンを取って思いっきりだけやったので、
横浜タイヤの開発の方々でした。
何を言おうと結果が全てなので、
その最高の結果を乗せたことが本当に嬉しく思います。
間違いなくコース上では一番速いタイヤだったとは思います。
この時期のシチュエーターってすごくグリップしているので、
タイヤに逆転はすごくかかるはずなんですよ。
ドライビングしている限りは何となってしまう感じは全くなく、
パフォーマンスも高かったですよね。
それがラップタイムにも現れていますし、
ライバルとの力関係にも現れているので、
すごく良い状況だったんじゃないですかね。タイヤ的に。
はい、ということでね。
今一番良いところで切れたな。
まあ大丈夫でした。
はい、まあということでね。
横浜タイヤということで、
他の数ある競合のタイヤメーカーを抑えて、
見事シーズンチャンピオン!
最高ですね。おかげさまで。
タイヤどうでしたか?本当にバッチリ。
そうですね。正直、数年前から
速さは間違いないなという手応えはあって、
ただね、安定性というところで苦しんでいる部分があったんですけど、
まあやっぱり速さに、昨年は安定性もついたので、
その結果が本当にチャンピオンという結果に結びついたのかなとすごく思いますね。
技術者との信頼関係
小倉選手、今年の横浜タイヤはいかがでしたか?
横浜タイヤさん300に乗っている時からずっとやらせてもらったんですけど、
ここ最近の進化の具合というのはすごいなと。
面白いくらい進化してますよね。
たまに過去にあのタイヤ良かったねっていうタイヤをちょっと使ってみたくなったりして使うと、
もう全然その当時のグリップって、
今最近のグリップと比べるともう勝負できるグリップじゃないんですよ。
めちゃめちゃ進化してますよね。
それがやっぱりラップタイムに現れていて、
乗った感じ、一昔前の500のタイム、
HSV僕が走らせたんですけど、
その時のラップタイムと変わらないんですよ。
そうですね。どんどん速くなってますもんね。
すごいですよ。SUZUKAなんてグリップ感すごかったので。
さっきも言ったんですけど、
良いタイヤを作ってきたとしても、
良いタイヤを作れる能力は横浜タイヤさんにもあるんですけど、
何を持ってくるか、何をチョイスするかってすごく重要なんですよ。
そこが今年はハズ。
良いタイヤを作ってくるのはもちろん、
開発陣の方のコメント。
このタイヤを使えば良いよっていうのが、
ハズれなかったよね。
なんせそこですね。タイヤを外したっていうのがなかったですね。
なるほどね。その辺りは持ち込みから、
ちゃんとビッチリサーキットに合ったタイヤがやってくるってことですよね。
技術者の方とのコミュニケーション、毎回毎回取られると思うんですけど、
その辺りどうですか?横浜ゴムの技術者の方とのやり取りっていうのは。
僕らは他のチームさんと比べると、
結構技術者の方たちの意見をすごく取り入れるチームで、
逆にタイヤ選択とかも、ある意味も担当者の方が、
これって言うんだったら僕らはこれでいきますみたいな、
そんな感じでしたよね。
特に何か自分たちの意見を言うわけではなく、
本当に信頼感があるからできるんですね。
そうなんです。それだけ横浜タイヤさんが言うことが
まとえているというか、比較なんですよ。
それはですね、やっぱり僕たちチームの考えもあるし、
横浜タイヤさんの考えもあるんですけど、正直、
要望があってもわからないんですよね。
次のタイヤ何がマッチングするかっていうのは、
終わってみてわかるんですよ。
でも、終わってみても、あのタイヤで良かったねっていうシーズンって、
なかなか少ないんですよ。全部のレースが。
そうですね。
そうじゃないですか。
なんですけど、今年に関して言うと、終わってみても、
全然あれで良かったよねっていうのはありましたよね。
なるほどね。GT300クラス、皆さんご存知だと思いますけど、
その横浜タイヤユーザーってやっぱりいっぱいいるじゃないですか。
その中でも、やっぱりトップにいたいっていう、
他のライバルチームとの差をつけたいっていうのは正直ありますよね。
横浜タイヤの中でもトップでいたいって。
結構ありますよね。意識してますね。
すごいありますね。
すごいあるの?
同じタイヤ履いてて負けらんないよねっていうのはすごくあるんですけど。
あります?
あるある。やっぱり、同じしたらもちろん仲間意識もあるんですけど、
でもやっぱり負けたくないっていうのはありますよね。
でもGT-RのGT-3がいたり、いろんな車種がスーパーGT、
まあメルセデスベンツもいますけれども、
特にこのウラカーンに対してビッチリ来たっていうのは、
あれ皆さんが全部同じタイヤじゃないですもんね。
各々コンパウンドを色々選んで発注をしているので。
中身のことは僕らも知らないんだけど、
多分おそらくFRにあったタイヤ、ミッドシップにあったタイヤっていうのは、
おそらくあるんだとは思うんですけど。
なるほど。だけど今シーズンは横浜さんの技術者の方々の言うことをしっかりと聞いて。
そうですね、今シーズンっていうのはこの数年ですよね。
積み上げだよね。今まで積み上げてきたものが今年爆発したのかなと。
タイヤの重要性と開発
そのやり方を今年から急に変えたわけじゃなくて、
もう2,3年?特に2年前くらいから今のスタンスが段々確立されてきまして。
今年はそれがもう本当に全て良い方向に行ったのかなと。
そうですね、でもあれですよ。
本当にお二人がね、そうやってタイヤの開発じゃないですけど、
レース現場でタイヤを鍛えることによって、
実はちょうどこのステージの右側にあるV107っていうタイヤなんですけど、
今回谷口信頼選手と織戸学選手とね、色々とこのV107の宣伝してるんですよ。
やっぱり横の剛性が良いとか、
皆さんのレースから色んなフィードバックが多分あってこういうタイヤも開発されてるっていう。
やっぱり一連の流れがありますよね、レースってね。技術開発の場として。
いやー多分一番過酷なので、レースは。
それこそだから一時期やっぱりバーストも多かったんですけど、
今は全然なくなったということで、
やっぱりすごく一番一般道よりもとんでもなくレベルが高いものを要求される状況なので、
それはやっぱりフィードバックされてると思いますよ。
そうですね、本島選手いかがですか?
そうですね、特に僕の昔からのイメージって横浜アドバンタイヤってスポーツカーにはアドバンネオバーとかアドバンタイヤっていうのが
昔からステータスでもあればイメージがあって、今でもチューニングカーのタイムアタックとかやってても
横浜タイヤってすごく今でも多くて、
それっていうのはこのモータースポーツでの開発、一番過酷なところで戦ってるからこそ、
こういったフィードバックができるのかなと僕も思ってますね。
オフシーズンの過ごし方
そうですね、本当にレース現場、そして皆さんの足元を支える横浜タイヤということでね、
本当に今シーズンのシリーズチャンピオンが我々としても本当に嬉しいんですけれども、
ちなみに2024年チャンピオン決めて、また来シーズンまで今オフシーズンじゃないですか。
オフシーズンは小暮選手はどういうことをされてるんですか?完全に自分の趣味?
12月が、僕だけじゃなくて本島選手もそうなんですけど、とてつもなく忙しかったんですよ。
それはどういう忙しさ?
やはりチャンピオンを取ったことによる忙しさもありますし、最終戦が12月になったじゃないですか。
ってことは年末にやらなくちゃいけないことがギュッと詰まったんですよ。
年末ご挨拶とかスポンサーさんのところに行ったりとか。
だけど祝祝会みたいなこともあるじゃないですか。
ありがたいんですよ。やっていただいてありがたいんですけど。
自分の時間がなくて。
クリスマス僕小暮さんと一緒にいましたからね。
それこそ横浜タイヤさんの工場に一緒に行ってたんですよ。
大体クリスマスぐらいってもうね、年末に向けて家でゆっくりしようかなって感じなんですけど、
全然クリスマス小暮さんと一緒にいました。
スーツ着てね。
それは嬉しいことじゃないですか。
ありがたいことです。
元島選手は逆にオフシーズン、これから。
GTの開幕じゃなくてテストって3月ぐらいからかな?
おそらく2月、3月からですね。
それまでは体を鍛えたりとか、自転車?
そうですね、僕自転車めちゃめちゃ乗るんで、ロードバイク、筋トレも半分趣味の領域でやってるんで。
なので、大体オフはしっかりトレーニングやりたいんですけど、
あまりの激無からお正月は体調を崩して、この数日前にようやく復活したって感じです。
じゃあこれから本格指導だ。
そうですね、これから明日からですね。
明日からしっかりシーズンに向けて体作っていく感じですかね。
小倉選手はライキーに向けて体作りとか、自分でこだわってやってることってあるんですか?
どうですかね、腰が痛くなりやすいので。
腰って周りの筋肉とかがなくなっちゃうとあれなので、痛くならないように筋トレしたりとか。
でも、有酸素とか年齢も年齢なんで、いろいろやってますよ。
昔のレーシングドライバーの時の自分と、今っていろんな情報量が違うじゃないですか。
情報量ですか?
体の鍛え方ひとつにしても、無駄に鍛えるんじゃなくて、こういうことした方が効率的だよみたいな、いろんなことがあるじゃないですか。
それを自分で選んで取り入れてるんですか?
アドバイザーみたいな人いるんですか?
います、います。やってもらってるんですけど、時たまでサボっちゃうこともあるんで、よく怒られるんですけど。
ただ、僕あれですね、筋トレとかするとすぐ筋肉がつけやすい方なんですよ。
つけ方っていうかやり方が悪いんだって言われるんですけど、体重もバーって増えちゃうんですよ。
2025年への期待と抱負
だから、そこの上手いところをやって、必要なところだけつけて、必要ないところはつけない。
また、ぼちぼちやってます。
でも、本島選手は小暮選手と長いペアを組んでますけど、数々の都市伝説を持つ小暮選手の困った部分とか、何かあったりするんですか?
それを言い出したらキリがない。
それはまた別の機会に30分くらいのトークショーをそのために。
この後30分空いてるんで。
本当ですか?タイヤテスト中のそういう話だったりとか、いっぱい在庫してるから大丈夫ですよ。
そのあたりはまた今度お話ししてもらいたいと思うんですが、
そして2025年のスーパーGT今度追われる側ですからね、ちょっとスケジュールをご覧いただきたいと思いますけれども、
岡山国際サーキットを河切りに富士スピードへセパン。
久しぶりにセパンが復活なんですよね。
それは楽しみですね。
しかもナイトレースなんですか?
暑いから。
そんな噂を聞いたんですけど。
それが実際どうなるのか。
ちなみに僕らアジアルマンナイトレース勝ってるんですよ、このコンビ。
そうなのね。
本当は翌年からスーパーGTもセパンがあるって言ってたんで、僕らアドバンテージあるねって言ってたんですけど、
もう2019年の話だから忘れちゃいましたね。
6年前。
でも経験あるんで。
でもまだだってお二人、さっきちょっと僕裏で話聞いてましたけど、Jローシー乗れるかどうかわからないって。
そうなんですよね。まだ何も言われてない。
まだだって、もう1月の10日でしょ?
何か言われました?
3月ぐらいに分かるんじゃないですか?
だいたい僕らエントリーリスト見て、ああ今年も乗れるんだみたいな。毎年そんな感じですよ。
エントリーリスト出るじゃないですか。GTAから出るのかな?
決まってないところからTBNになりますもんね。
だいたいテストの時までTBNなんで毎年。
3月でTBNだとまずいですね。
焦った方がいいね。
そういうことね。
もし乗れなかったら、他に就職活動できないじゃないですか。
もう時すでに遅しですよね。本当に3月なんで。
でも逆に言ったら誰が乗るんでしょうね。
だって88シリーズチャンピオン取ってるから乗りたいって人いっぱい来ちゃいますよ。
だから怖いんですよ。
僕らもウカウカとしてらんないですよ。
だけどね、やっぱり我々としてはこの二人がまた乗ってくれることを信じて、
力強い子なとコメントもらいたいと思いますけれども。
ちなみにこれだけまたレースありますけれども、
来シーズンに向けて自分たちの好きなサーキットとかって得意なサーキット?
個人的には、ランボルギーに的に言えばやっぱりモテギですかね。
ランボルギー的にはモテギかな。
良い人が強いモテギですかね。
ストップ&ゴー的なサーキットですね。
そうですね。
じゃあ国立選手として、ドライバーとして好きなサーキットはどこですか?
やっぱり鈴鹿なんですよ。
セパンが久々にやるので、僕はセパンは思い入れが非常にあるので、
日本の思い出があるので楽しみですよね。
セパンの一番の思い入れは?思い入れなのかな?
そうですね、実はレースじゃないんですけど、
500に乗っている時って1月にセパンテストがあるじゃないですか。
相当そこで1週間走り込むので、僕的に嫌だったんですよ。
こんなに走るのか。
だけどそれがなくなっちゃうと、やっぱり非常に寂しい。
また今年は走れるので、そういう意味で嬉しいです。
なるほど、シーズンオフの思い出をもう一回思い出そうということですね。
モトチム選手はドライバーとして好きなサーキットはどこですか?
正直、ドライバーとして走っててめっちゃ楽しいって感じではないんですけど、
モテギってドライバーは楽しいって言う人少ないんですけど、
でもモテギが個人的にすごい得意で、車もいいし、
ライアンもすごくマッチするコースなんで、やっぱりモテギが一番楽しみかなと。
フジじゃないの?フジが早いじゃん。
フジは得意なんですけど、得意意識はないんですよ。
でもフジはいつも調子よくて、なんなんでしょうねあれは。
早いよねフジはね。
というわけでね、また2025年お二人のコンビでね、
ぜひ88号車がチャンピオンを獲るシーンを見たいと思いますので、
ぜひ頑張っていただきたいですね。
最後になりますけれども、2025年の抱負を皆様にお伝えしたいと思いますので、
じゃあ後ろの方もいらっしゃいますので、立ってお話を伺ってもよろしいでしょうか。
では、本島選手から2025年の抱負を一言お願いいたします。
そうですね、Jローシーどちらかというと今までレースをぐちゃぐちゃにするタイプの
レースの嵐屋みたいになっていたので、最終戦もね、
僕らドタバタしたレースをするようなところがあったので、
今年に関してはしっかり横綱相撲のようなレースができたら、
シーズン通してですね、それでまたチャンピオンを獲れたらいいなと思っています。
はい、頑張っていただきたいと思います。
それでは小暮選手お願いします。
さっき本島選手が言ったように、地に足につけて強いレースをしたいなと。
チャンピオンにふさわしいレースをしたいなと。
GT300シリーズチャンピオンの舞台裏
またさっきも言ったんですけど、空気読めないんですけど、
今年もチャンピオンを獲りたいなと。頑張ります。
ぜひ頑張っていただきたいと思います。
そして小暮選手の様々な面白い話、皆さんね、
ちょっと僕トークショー中に触れられなかったんですけど、
ポッドキャストで小暮選手ね、実はゲストで登場いただいていまして。
もうね、本当にありがたいんですけど、
僕の意識を先行していっちゃってるので。
それはなるべくないだけですよ。
なるべくないだけ。
そうですね。
ぜひ皆さんポッドキャスト、横浜さんの聞くタイヤという番組がありますので、
ぜひステージ右横にありますので、こちらでフォローいただいて、
これから小暮選手の会話、配信されますので、
ぜひそちらを楽しみにしていただきたいと思います。
さあというわけで、お時間の方が来ましたので、
最後のステージは小暮隆選手、そして本島優弥選手にお話を伺いました。
皆さま大きな拍手をお願いいたします。ありがとうございました。
ありがとうございました。
さて、本日はですね、まだまだ横浜トークラッシュ続いていきます。
この後は14時30分から谷口信頼選手が登場いたしまして、
アドバンスフォーツV107の魅力をお話しいただきます。
さらに2025年東京オードサロン横浜トークラッシュライトを締めくくるのは、
スーパーフォーミュラを主催する日本レースプロモーション、
上野社長と大井俊樹選手のスペシャル対談です。
その後はゲストからサインをいただきましたグッズを皆さまにお配りする、
じゃんけん大会もありますので、ぜひお楽しみにしてください。
それでは14時30分にまたこちらのステージでお会いいたしましょう。
今回は小暮隆選手と本島優弥選手のステージをお届けいたしました。
まあそうですね、GT300チャンピオンとしての視点から語られるレースの舞台裏は
もちろん実戦の中で年々進化を感じているというタイヤの性能、
しっかり皆さん聞けたと思います。
横浜タイヤと共に勝ち取ったGT300のシリーズチャンピオンですから、
お二人もしっかりと噛み締めているのではないかなと思いますが、
ただこのタイミングではまだ来期、今シーズンのシートがね、
まだはっきり決まっているわけではないという話もありましたから、
この放送がされる時はもう走ってますからね、どうなっているのか楽しみですね。
この番組についての感想や印象に残った場面などありましたら、
リスナーからのメッセージ紹介
ぜひXで皆さん投稿していただきたいと思います。
さてそれではですね、Xから寄せられたメッセージをご紹介させていただきます。
今回のメッセージはこちらです。
ハピネスさんですね。ありがとうございます、ハピネスさんいつもね。
かつまたさんを間違えたピエールさん、サシャさんの3人のトーク、
ユーザーにがいい心地よい時間でした。
プロ3人が揃ってますからね。
本当にね、どの職種にも言えることですが、プロってすごいですよね。本当ですよね。
今年のセブンはコンドレーシングという嬉しい言葉もありましたということで、
次回から横浜トークショーの放送も楽しみにしていますというコメントをいただきました。
ありがとうございます。
さてこの番組はですね、皆様方の感想や質問を大大大募集しております。
回数を重ねるごとに感想とかね、いっぱい増えてくるはずなんで、
皆さんちょっとかつまたにメッセージをください。よろしくお願いします。
番組のメッセージの送り方ですが、キクタイヤのハッシュタグで番組メッセージを送っていただきたいと思います。
ハッシュタグはひらがなのキク、カタカナのタイヤでキクタイヤです。
さあというわけで次回のキクタイヤですが、谷口延輝選手のステージをお届けしますということですね。
YouTube延輝チャンネルでもおなじみの谷口選手が、アドバンススポーツV107の話題を中心にですね、
タイヤと車の関係、そして走りを支える足元の大切さについて語ってくれております。
どうぞお楽しみに。
それでは次回のエピソードでお会いいたしましょう。
お相手は勝又智也でした。さようなら。
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