吉岡里保です。 ヨコハマタイヤは雨に強い。ウェットグリップ性能グレードAのタイヤのサイズ保有数業界ナンバーワン。
雨の日に短く止まれる安心感を多くのドライバーに届けたいから。 タイヤは雨で選ぼう。
ヨコハマタイヤ。 きくタイヤ。タイヤにまつわるエトセトラ。
こんにちは。勝又智弥です。この番組は、車の走りを支えるタイヤの秘密について、ヨコハマタイヤの提供でお送りいたします。
さて、今回のテーマは2025年のSUPER GTシーズンを振り返るシリーズ 総決算スペシャルです。
GT500クラスではSUPER GT第6戦、SUGOでKONDO RACINGが9年ぶりの優勝を飾りました。
シーズンを通じて激しい戦いが繰り広げられた中でも、とりわけ印象的な出来事だったのではないでしょうか。
また優勝後にはドライバーの松田辻夫選手が今季限りでSUPER GTから卒業することを発表し、ファンの皆様にとって大きな出来事となりました。
またGT300クラスではグッドスマイルレーシングの谷口信頼選手、片岡達也選手による安定した戦いぶりや、
カーガイレーシングのハタチコンビが後半戦に見せた驚きの追い上げなど、見どころの多いシーズンとなりました。
さらに今回はですね、実況席で最も難しかったレースや、今だから語れるアクシデントの裏話など、現場ならではのエピソードもたっぷりとお届けしていきたいと思います。
さあというわけで前回に引き続きレース実況の最前線を知るお二人をゲストにお迎えし、2025年のSUPER GTを語り尽くしていきたいと思います。
それでは本日のゲストをご紹介いたします。前回に引き続きサーキットの最前線でレースの臨場感を届けてくださる実況アナウンサーのお二人、
ピエール北川さん、そしてサシャさんです。よろしくお願いいたします。 よろしくお願いします。ピエール北川です。お邪魔します。
お邪魔します。お邪魔します。
さあというわけで今回ここからは2025年のSUPER GTについて、GT500とGT300。もちろん30分どこじゃ語れないと思いますけれども。
言い始めたらね、確かにね。恋も。
それよりもね、今、勝又さんのオープニングのナレーションを聞いていて、そういや前回も多分タイヤの秘密についてって冒頭言ってたと思うんだけど、
一切タイヤの秘密語ってなかったけど、大丈夫だったかしらって思っちゃった。 大丈夫です。大丈夫なんです。
我々は視聴者の気持ちを汲んでですね、とにかくみんなが興味あることだけは喋り尽くすと。まあはい、許してください。
まあというわけでですね、さっきあの僕冒頭お話しましたけれども、やっぱりその松田尊雄選手がね、この機会にSUPER GT引退ということで。寂しくなっちゃうなぁ。
でもあの須雄のレースは、かなりピエロさん絶叫だったんじゃないですか、名取選手のアウトから。
もうその前のいろいろな赤旗も含めてのドラマがたくさんあって、もう本当になんかメンタルっていうか僕らもね、やっぱりすごい思い入れを持って、やっぱりドライバーも一人一人の顔がわかるじゃないですか。
だからなんかクラッシュとかあるとやっぱり心配になっちゃうし、すごくもう心がもう本当に揺さぶられるわけですよ。
ものすごく、すごい幅で揺らさぶられる中で、で赤旗があって1時間ほど中断があった後に再開したレースで、今度はあのオーバーテイクでしょ、最後のね。
なんじゃこりゃっていう週末なわけですよ。もうそれぐらいドラマチックだったから、いやーあれで松田選手が、もう近藤監督とカメラで映っててね、
那鳥選手がオーバーテイクを何回も仕掛けようとするときに、もう立ち上がったりね、声上げたり、あれ見てるだけでこっちももう歓喜余っちゃうね。
そこまでね、なんとか身を入れて、まあ当たり前なんだけど、プロだから。でもあんなに気持ち込めてレースやってるんだっていうのを、なんかプロだからある意味冷静なのかなと思うと困るわけじゃないですか。職人的な意味では。
でもそうじゃないんだなっていうのは、やっぱり心掴まれますね。
掴まれますね。あれは本当にエンタメっていう部分もスーパージリって多いんだけど、もうあそこはもう本当にヒューマンだけだもんね。
いやいや、本当そうですね。
もう心から湧き出てくる、なんかもうあの魂の叫びみたいな感じの、もういろいろなリアクションが、本当になんか見てて、こっちも乗り移っちゃったもんね。
そうですね。
すごかったわ、あれ。
しかも一回仕掛けたときに、ちょっと離れたじゃないですか。
一回離れた。
ああ、あの時に、ああ、わっ。
ちょっとは離れる感じだよね。
ああ、これはもうちょっとないかな。
頑張ったのになーみたいな。追いついて、うわーみたいな。
全部今までの前菜みたいな。ここにメインディッシュ残ってたみたいな。
そこまで全部ね、本当に全部全て回収してったみたいなね、本当にね。
でもあのね、ナトリ君ってああいうレースできるんだっていうのはちょっと僕ね、これからが楽しみだなって思っちゃった。
そうですね。この瞬間なんか変わった気がしますね。
ちょっとね、ミドルフォーミュラやってる時とかは、なんか決めきれないっていうようなレースの時も僕はちょっと見てて思った時があったんだけど、
あのやっぱり松田選手と組んですごく成長したんだろうなって思って、で本当お父さんと息子みたいな年齢差じゃん、あの二人。
実際ここにスタジオに来た時にお父さんと息子でした。
そっか。
はい、完璧。
実際ね、パパって呼んでんだよね、確かね、サーキットでもね。
本当にそんな感じだった。
だからもうなんかその優しいパパだったと思うんだよ、きっと。
優しかったね。
その時にはやっぱり、なんか彼のことをね、那鳥選手のことを思って厳しめのことは言ったと思うんだけど、どっかやっぱり愛情があるというか優しかったんだと思う。
だからそこに、やっぱり応えるっていう、指定関係じゃないけど親子関係っていうのかな、
なんかその那鳥選手のあのオーバーテイクを見た時に、すっげえこんなオーバーテイクできるドライバーに成長して、やっぱりGTってなんか二人でやるから、なんかそういう相乗効果って思うよね、なんかね。
一人で走ってるんでは学べないこと。
学べないことが、なんか二人だと、例えばね、レンタカーでサーキットまで来る間にも、パパ、なんかちょっと俺恋愛でさ、今困っててみたいなのがあるかもしれないじゃん。
そういうトークがひょっとしてレース前にあったとしても、なんかそれってレースの時にまたちょっとなんか信頼感だったりなんだったりっていうの部分で、
二人でしかわからない、そういう心のパイプの太さというかなんかを作る部分だとしたら、これぐらいちょっとやってもパパ怒んないだろうな、みたいななんかちょっとやんちゃな子供みたいな感じのところができたりとか、
そうそうそう、パパがやってこいっていつも応援してくれたら、やっちゃおうみたいな勇気になったりとかっていうのを、まあ想像ですけどね、なんかそういう成長をちょっと感じて嬉しかったですね。
でもその成長が松田選手の引退を決めたっていうね。
まあそれはあるか。
言ってましたね。
25勝だもんね。
あの瞬間にいい時にやめようって言ってましたもんね。
あの是非過去の回を聞いていただければ。
僕はJスポーツであのオーバーテイクシーン見てたんですよ。
残念ながらピールさんのあの実況は聞けなかったんですけど、ここでサッシャさんのもう目の前にGT300はいないってあの一言が、あれ忘れられなくて、確かにいない、あの前に何回かGT300がいて仕掛けられなかったんですね。
300がいれば逆に何かが波乱が起きる可能性もある。
すごいって絶対そうだからね。
だけどもういないってことはもうガチンコ勝負になっちゃうわけですよね。
だからなんていうのかな、もう奇跡は待てないわけですよ。
本当に自分で行くしかないっていう状況になっちゃったっていうのが、それでも行ったからね。
俺ねあのね、後からね実は映像で横浜タイヤさんのなんかプロモーションかYouTubeかなんかで、なんか僕の実況を使っていただいた映像があったんですけど、
なんかそれを作ってた担当の横浜タイヤの方がなんかもう担当者っていうことを忘れて笑っちゃってたんだって。
なんでかっていうとピールさんそんなに頼んでないのに横浜タイヤのZが横浜タイヤのZがすごい横浜を言ってくれてて、
あんまりそんな頼んでもいないのに、そんなにすごいことを横浜がやってるんだってなんか思ってくれたみたいで。
なんか普通に笑いながら見ちゃったみたいなことを後から言われて、そんなに俺言ってたんだって。
覚えてらっしゃるんですか?
覚えてます覚えてます。
あとね、あそこの時の実況で、あそこのちょうど馬乗せに入るコーナーのところだけ、実は今年克服されたんですよ。
そうなんですね、はいはいはい。
そこで彼が入ってるっていうのは、僕もうなんか、でもね自分の実況がね、語彙力、また語彙力。
克服が克服がってずっと言ってんだけど、お客さんに多分伝わってないと思うんですね。
コース幅が広くなった、ここでみたいなことをちゃんと今は言えるんだけど、
あの時はもう自分が動転しちゃって、克服したここの場所でみたいなことを言ってて、克服ってなんだおいみたいなね。
2025年の反省点でした。
でもそれを横浜タイヤのなんかプロモーション使っていただいて、もう笑っちゃいましたね、俺も見てて。
結果正解ですね。
でも本当、そこをやっぱりチャンスを見出して、あそこで行ってくれたのは、ちょっと嬉しかったな俺はね。
まああそこしかなかったからね。
まあでもあの戦いをもちろん、ライバルとして演出した、そのね、サードのスープラもあったわけですからね。
いやだからフェニストラスの走りも、やっぱり厚かったけどフェアだったよね。
そう、素晴らしいよね。
ずーっと、なんかサイドバイサイドがしばらく続いたじゃない。
だからあそこで、あんまりにもなんかすんなりもやだし、ダーティっていう、ダーティって言い方が正直わかんないけど、やっぱりフェアじゃないのもやじゃないですか。
だから本当にそのバランスが、2人ともプロフェッショナルで。
いやーもうおっしゃる通り。
だから興奮できるというか。
なんかどっちかにえーってなったら、興奮できないじゃない。
後味悪くなっちゃうよね。
どっちも応援、だからどっちも応援できた。
あれ例えば、デンソーの方が勝ってたとしても讃えられたし、もちろんリアライズが勝ったからより興奮もしたかもしれないけど、
なんかそのどっちのストーリーもあり得るぐらいいい勝負だった。
そうですね、本当にいい勝負だった。
サッシャにも拍手を送りたかった。
逆にお二人の、今この話しましたけど。
僕じゃないよね。
そのサッシャじゃないですね。
分かりづらいな。
覚悟がとは思ってない。
でもあの、今この話しましたけど、お二人の例えば2025年のスーパーGTのベストレースって、こう喋ってて、これは一番あります?
まあでも。
でもオーバーテイクで考えたらやっぱ凄いかな。
ね、俺も全然それは異論。
あんな大逆転はやっぱり。
最終ラップの、だって本当にもうコースの半分以上行っちゃった、残り半周を切ってもあれですからね。
そうですね。
結局ね、そんな素晴らしいレースもありましたけど、やっぱりこう終わってみればトムスが強かったっていうね。
坪井選手と山下健太選手が。
やっぱりあの、GTもやっぱりもう今やダブルエースをやっぱり本当に投入しないとチャンピオン争いできないのかなっていうぐらい。
革命かね。
それが1号車だったら、AUだったら坪井選手と山下選手だし、100号車だったら山本選手と牧野選手だし、
まあ23号車の日産で言えばやっぱり中央高橋みたいなね、そういうメンバーが出てくるじゃないですか。
いやー1号車ちょっと隙がないですよね。
なんなんですかね。
なんか、サクセスウェイト積んでも速いもんね。
そうなんですよ。
そういうのもなんかサクセスウェイト積んだ時に速いように車を作ってんだろうね。
それはみんな考えてんだろうけど、にしてもなんか一歩先行ってる気がする、その経験値で。
そこもすごいなと思いますね。
そこもチームの強さですかね。
それを多分実現させるドライバーの強さがあるから、チームもそういう勝負ができるんじゃないかと思いますけどね。
スーパーフォーミュラーの場合は本田さんが最後非常に強くて、シリーズとしてはスーパーGTはトヨタジーニが取ったということで、
来シーズンから今度逆に本田のマシンが変わりますね。
どの程度やってくれるのかまだ全然僕も未知数だからわからないですし、
最初の公式テスト、ひょっとしたらセパンとかでテストするのかな、また冬の間はね。
それによってどれくらいのポテンシャルかってのはわかってくると思うんですけど。
でも新しい車に見られるのは、ただ単純に車好きからすると楽しいですよ。
そうですね。嬉しいですよね。
新車さんいかがですか?
そうですね。とは言っても新車を投入して、もちろんプレリュードは全面投影面積とか考えたら小さくもなるだろうし、
ここからのフォルムを見ても小さくなるから、当然ながらそれより勝てる車を投入するっていう前提で投入するんだろうけど、
もちろん3メーカーとも新規参入ではないから、経験値を持った上でやるとはいえ、
そう簡単に新しい車で早くなりますよってほど甘くはないと思う。
甘くはないでしょうね。
GTのレベルって。だからそれは日産もトヨタも来るんですか?それで。
わかりましたよっていう姿勢だと思うんで。
だってシーズン前半はもうなんか1,2,3,4,5ぐらいみんなトヨタで上位占められたっていうレースがあったけど、
シーズン中盤で言えば日産Zが、まあSUGOOの大躍進もそうだけど、日産の負けないキャンペーンみたいなのがあったわけですよ。
もうなんか本当最初に2,3が勝ったんだっけ?2,3勝って、それでこれで2,4が勝ってとかそういうのもあって、
そうやって日産が連勝していったっていうのはすごくシリーズの中ではハイライト、2つ目のピークが来た感じもするし。
で大ポリで本段勝って、最終戦は3名かで表彰台分け合ってますからね。そう考えると最初のおっしゃったようにトヨタZが上位にいるっていう状況からガラッと変わったんですよ。
だってノーウェイトだから開幕戦、もちろんサーキットの個性の違いはあるにしても、
開幕戦と同じサクセスウェイトをゼロで考えたら同じような状況になってもおかしくないけど、それだけ1年の間に開発が進んで力関係が変わったってことですよね。だから皆さんの努力ですよね。
それはもう多分やっぱり現場のタイヤの開発の方も含めてすごいレースを面白くしてくれてるんだなーっていうのは本当に感謝しなきゃいけないなーって思いますよね。
それが来年どうなるか。あ、1つ思い出した。そういえば、シビックに変わった時ってさ、ホンダのドライバー達ってさ、ドライバー交代する時にもうなんかあちこちぶつけちゃってとかして、なんか入り口が狭くて、4枚ドアのセダンみたいなあれじゃない?今度広くなるよねきっと。
絶対広くなる。2ドアだから。
いいよね。牧野さんなんか結構背が高いから。結構じゃあドライバー交代早くなるかな。
じゃあピットストップタイムが短くなるかも。
どうかね。まあアザは減るよね。
そうですね。確かに。
ドライバーのアザは。
でもね、実況する身からすると、本当にあのスイッチャーさんとのリズムが噛み合ってきたとき、500、300、500、300、300、500、みたいな。
とにかくバトルが次から次へとカメラが切り替わるじゃないですか、スイッチングの人がね、公式映像。
なんか、やれてる?ちゃんと。
俺も途中で、頭の中が脳みそがすごくヒートアップしちゃって、オーバーヒート気味になっちゃうんだけど。
サッシャは全然その辺は冷静にできるんだ?
いや、僕は解説がいるからですよ。
あー、そっか。
だから僕、解説が喋ってる間にタイミングモニター見て、次ここ面白そうだなと思って。
バンドーさん、僕にも解説を。
聞いてください。
だから状況把握する時間が5秒か10秒ぐらいあるんですよね。
いやー、なかなかね、一人でやってるとね、300、500、500来た、500、500、500、次300、こっちがこうなって、みたいな。
でもたまに画面でバーンと映った時に、15台ぐらい映ってる時あるじゃないですか。
どう喋れっていうんだよ、これって思う時あるんですよ。
あるあるある。
500も映ってる、300も映ってる。
何気に500も300も上位争いがなんか、ちょうど絡み合ってる時とかね。
これ何を喋れって言ってるんだいっていう。
ああ、本当にあるね。
こんな盛りだくさんのレースはね、なかなかないよ。
本当にね、いきなりなんか具がいっぱい乗ったりして、俺にどこから喋れっていう。
これ何から崩れるだろう。
確かにそうだよね、和食から洋食から全てあるんですね。
そうなのよ。
いろんな味があるし。
あとあのスタートの2画面ね。
ああ、はいはいはい。
あれ困んのよ、300のスタートを言ってる時に500でオーバーテクトル起こるでしょ。
いきなり僕の場合トークバックとかも入ってくる時が出てきたら、500がオーバーみたいな。
うそーみたいな。
いやいや300のスタートの話してんだもんみたいな。
気づいて500見たら順位で変わってて、俺サッシャなんで気づいてないんだよって。
いやいやいやすいません、喋ってるうちに7割くらい脳みそ取られて300の方見てるのに500見れてないんですよみたいな。
僕ら本当に喋ってる声って全部録画されてるわけじゃないですか、サッシャさんも。
僕の方は僕の方で、また地上波でもやってる番組があるから、そっちに録画もされてるし、録音もされてるから。
だから一応頭付けみたいなことするじゃないですか。
あの2画面で頭付けって難しいよね。
難しい。
500で最初頭付けするのは最初でスタートするんだけど、500がわちゃわちゃーってやってる時に300の方で、
2025オートバックス、スーパーGT、ラウンドいくつとか言って、
入れるのがここで入れた方がいいのか、ちょっと短くコンパクトにした方がいいのか。
わかるー。
もうすっごい困るよねあれね。
どうしてんすか、短くしてんすか。
短くする時もあるし、ちょっとタイミングをずらして、後で多分つまんでくれれば、先に言っとけば後でつまんでくれていい。
多分音響さんがやってくれるかなって。
まあずらしても合わせられるからね。
やってくれるかなって思ったりするかもしれない。
そんなこと考えてらっしゃるんですか、リチギーに頭付けしなきゃって思ってたり。
いやいや、バレちゃった。
しまった。
そうなんだ。
そういう時もありますよ。
いやでも悩むんですよね。
悩む悩む。
でも今のもちょっとしたアクシデントじゃないですか。
アクシデントっぽいじゃないですか。
アクシデントですか?
アクシデントですよ。
事故ってんすか俺。
事故っちゃいないですけどね。
事故って言われると毎回事故ってるからね、もう本当に。
でも今だから言える、あの時実はこんなアクシデントがあったみたいななんかないんですか。
実況してて?
そう。みなさんほら声しか聞いてないから。
あー、それー。
なんか声しか聞いてないからなんとも思ってないけど実はあの時すごい大変だったんで。
それで言うと、えーと、岡山がトイレめっちゃ遠いんですよ。
放送席からね。
あーわかる。
ありましたっけ?
1回だけ声が途中で枯れちゃって出なくなった時が1回ありましたね。
どれくらい前?
いやー何年前だろうなー。
そういう意味ではね、そういう意味ではもう今はね、声は持つね。
なんか喉のケアとかされてるんですか?
まあ定期的に自瓶交換に行ったりとかして。
そうなんですね。
メンテはしてますよ。
行ったことない。
あ、じゃあすごいよ。
本当ですか?
僕はやっぱりメンテをしに行きます。
メンテって言っても本当に普通に見てもらって、いわゆる声帯がおかしくなってないかとか。
そういうのはい。
そうなんですね。
やっぱりポリープとかできるかもしれないじゃん。やっぱり絶叫するから。
そういうのになったら嫌だなーと思って。
やっぱり。
喉いっぱい使いますからね。
そうですね。
特に1人ですもんね、本当に喋ってるのが。
すごいと思う。
昔に比べたらでも短いレースになってきてありがたい。
300キロか3時間じゃん?
確かに。
前は500キロか。
500マイルっていう。
800キロとか、鈴鹿1000キロもありましたよね。
鈴鹿1000キロもあった。
あれ1人はなかなか。
それこそお手洗い問題が出てくるから。
いやもう無理だよ。
人間そういう膀胱にできてないもん。
でしょ?
です。
でも1000キロレースの時は僕お手洗い行かなかったですね。
えー?どうしてんの?
いやいや、前の日からちょっと水を飲む量を減らしてた。
嘘でしょ?
だけどそういうテンションでやってると止まっちゃうみたいな。
勉強になります。
いやいやでも、僕も行った時はありますよ。今まで。
あります?
ありますあります。
赤旗になったらちょっとバーっていく時はありますけど。
そういう意味で長いことやってると、
その後ここでトイレタイムいけるかな?レース展開的に何も起きないだろうな?みたいな。
こういうのって見えてきません?
ありますね。
ありますよね。
ここで30秒ぐらいは何事も起きないだろうなとかね。
そういうのが実況しながらなんとなく見えてくる時があって。
それは長年実況やってるとありますよ。
ここはちょっと今水飲める時間来るなとか。
ちょっと一休みできるなとか。
ゼリーのドリンクとかあったら、ゼリーのドリンク一気にいける時間があるなとか。
なんかピットが全部一回終わって。
ちょっと落ち着いた時。
イデギュラーなことがなくなる時間ってあるじゃないですか。
それでいうとちょうどXでRさんから質問をお二人に来てて。
今年も天候などでなかなか走行が始められないレースなどありましたけども、
そんな時のために間をつなぐためのネタなんかを事前に準備してるんですか?みたいな。
間をつなぐ。
僕はないです。
僕もない。
本当?一人なのに?
僕はもう解説と喋るっていう。
客いじりはしますね。
お客さんね。
それ逆にテレビ放送の方はできないわ。
できないですよね。
確かにそうですね。
僕は一応グランドスタンド側の実況席になるサーキットっていうのが鈴鹿とそれから須豪なんですね。
コントロールタワーのあるパドック側の放送席っていうのが富士とそれからあと岡山とオートポリスもそうですよね。
パドック側ですよね。
そういう、あとモテギはグランドスタンド側か。
そういうのがあって、だからお客さんを背中で見てるとなかなかちょっと声かけづらいんですけど、
富士とかだとお客さんが正面に見えるわけですよ。
そうするとですね、私絶対実況席には双眼鏡を持ってるんで。
双眼鏡は持つんですよ。
昔からずっと。
老眼鏡じゃなくて。
やかましい。
見た目認めるけどさ。
老眼鏡じゃなくて。
間違っちゃった。スライドしちゃった。
双眼鏡持ってるから、双眼鏡を見ながらお客さんのリアクションとかをいじったりっていうのは昔からやってますね。
克服してみてるんですね。
克服じゃなくて拡大な。
なんで馬乗せになっちゃったの?急に。
双眼鏡持ってるんですね。
双眼鏡持ってます持ってます。
何のために?
カートレースを昔やってて、カートレースってだいたいコース全域見えるところで、
掘ったて小屋みたいな昔はね、2階建ての掘ったて小屋みたいなそういうところで実況するわけですよ。
そうするとケージモニターとかが当時小さいサーキットとかじゃないから、
レース展開を喋るしかないじゃない。
だけどちょっと遠く行ったりとかちょっとブラインドコーナーとかで少し遠いと、
ゼッケンが何番でとか誰が何番かわからない。
その名残?
昔からだからもう頭の中に大体選手の名前とかそういうカーナンバーとかが大体入ってくると、
あともうずっと双眼鏡を見ながら喋ればいいんだ。
そうすると今誰々がどこどこ入ってったとか止まった車が何番でとかそういうのが全部双眼鏡で見える。
すごい職人技ですね。
カートの頃からのそういう癖というか名残なんですね。
名残で一応携帯は常に持っててもう20年以上30年ぐらいかなもうボロボロになってますけど、
その双眼鏡はずっと持っててカバンで。
その双眼鏡ちょっと写真欲しいですね。
なんか皆さんにこう見てもらいたい。
大したもんじゃないですよ普通のごくごく皆さんが買える双眼鏡ですけど。
それでフォロワー増やします。
Xのフォロワー増やそうと思って。
そうきた。
番組のXを増やす。
そういうことね。
番組に関連するものをどんどん出していこうと思ってる。
だからその双眼鏡とストップウォッチは持ってるのは。
ストップウォッチ?
なんで?
テレビってさ便利なのよ。
テレビはね、
タイム差とか出してくれるじゃない。
そうですね。
で今なんかセクタータイムとかも出すわけじゃない。
出ます出ます。
昔僕30年ぐらい前からこの仕事やってて、
こんなに掲示システムとかが
昔のやつはセクターとかそんなグラフィックとかが
あんまりないんで。
テレビの画面でも例えば
あの遠跡って決めて
あの遠跡から車がパッと通過した時に
トップが通過した時に
ストップウォッチを押して
で2番手の車も同じ遠跡を通過した時に
ストップウォッチを押すと
場内放送的には
あのじゃあドコドコのコーナーで
今何秒できた
っていうのが言えるわけじゃない。
で今度自分の目の前のコントロールラインを通過した時に
掲示モニターで出た時に
その差が縮まったりとか広がったりしたら
わーこれめっちゃ追い上げてるなとか
すごい手動アナログ
そうでもそれを数字
あのやっぱり実況って
お客さんが
あのなんて言うんだろう場内放送って
場所によってはもう映像ないじゃない
だからやっぱりある程度
なんて言うんだろうお客さんに情報を細かくやって
しかも情景で
こうなんか目をつぶった時に
見えるみたいな実況ラジオのね
なんかこうなんだろう野球の実況みたいに
見えた方がいいから
そうするとただ1コーナーで1秒1
で次じゃあコカコーラコーナー
富士だったらさコカコーラコーナーで
1秒で今度ヘアピンに入ってきて
アドバンコーナー入った時にコンマ9とか
コンマ1ずつ締めてきたら
次自分のグランドスタンドの前に帰ってきた時に
どんな距離感で帰ってくるだろうとかさ
すごくワクワクするじゃん
情報がない中で
お客さんを盛り上げるためのツールとして
いかにお客さん前のめりさせるか
っていうのが場内実況の
腕の見せ所だから
そういう使い方は昔から知ってて
勉強になります
でも今ねテレビを