00:01
放課後ぐるぐるラジオでは、過去のぐるぐるラジオ収録会と関係がある、関連があるゲストの方をお迎えして、その回の感想やそれにまつわることなどをぐるぐる話していきます。
いつもぐるぐるラジオは緩めなんですが、放課後はより緩く、でももしかしたら、より批評的な内容にもなるかもしれないんですけど、あれ?
実験的なことをいろいろ取り組んでいければなというふうに思っております。
お話を聞いていくのは、私、こんのけいなと、山岡大一です。
本日のゲストは、YCAMで今年の11月25日に始まった展覧会、アフターノート・山口市映画館の歴史のアーティストであり、現代美術作家の志村信博さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
嬉しいですね。一緒に同じ空間に。
同じ空間にね。
前回オンラインでしたもんね。
オンラインで、千葉からオンラインでやってたんですけど。
しかもあれですよね、収録のタイミングでちょっと音声のトラブルがあったりとか、その後に志村さんの予定があったりとかして、
結構バタバタバタってやってましたもんね。
ちょっと駆け足だったり。
志村さん、まだ車検間に合いますかって言ってね。
ちょうどしたゲームのね、車取りに行かなきゃいけない。
大事な日。
大事な日。
で、なんか我々もね、オンラインからどんどん志村さんの画面が暗くなっていく様子を見ながら話してたんですけど、今はね、
こんなにゲスト側からラブコールをもらったのは、完全に初めてですね。
めちゃめちゃ嬉しかったんですけど、
いや、まじでプレゼントっていうか、
プレゼントって、
もうすることないから、
プレゼントはとにかく、
ゲスト側からラブコールをもらったのは 完全に初めてですね
めちゃめちゃ嬉しかったんですけど
いやまずそもそも今今日の日付を言うと 12月3日なんですけど今日は
さっきも言ったようにアフターノートっていう展覧会は 11月25日に開けてるわけですよ
そうだね先週オープンしたんだ
そうなんですでYCAMもともと内部に クリエーションをするようなスタッフがたくさんいるタイプのアートセンターなので
作家さんとかリサーチャーの方が来て 一緒に展覧会とか作品を作って公開してっていうのは
結構いつもの流れではあるんですけど
公開オープンした後にこんなに作家さん 残ってくださるの 大ブレアケースで
そうだね展覧会大体オープンしたら
長くてもやっぱり2日3日とかでね
元板町に帰りますって
助かる様ですみたいな
普通そうですよね
冷静に考えて
おかしいですよね
25日が初日で
アーティストトークっていう形で 相田大也さんと前原美織さんとトークさせてもらって
だいたいそれで夜打ち明けか何かやって 次の日帰りますよね
03:00
そうですねお疲れ様でしたってね
それが大多数のケースですね
それは普通ですよね
帰れない
それはさ 志村さんが帰れないのか 帰らなかったのかどっち
あのね 複合的な理由があって まず1個の大きい理由は
今日イベント
アフターウォークっていうのが 企画があったので残ってたのと
アフターウォークっていうのは山口市の 特に中心商店街に
かつてあった5つの映画館をみんなで 実際に街歩きしながら巡っていくっていうイベントだったんですよね
それがついさっき終わったんですよね
さっき終わって
この4時間前 違う
2時間前に終わりましたね
その僕が参加するっていうのが残ってたのと
あともう一つは 映像の編集をまだやっていて
やっと昨日終わったって
お疲れ様でした
オープンして1週間
それをやらせてくれるYカムはすごいなって思います
美術館だったらちょっとNGな気が
本当ですか
特に今回は音響で
中上純二さんに声音とかをお願いして
Yカムのスタッフですね
中上さんも付き合ってくれて
オープンしてからも夜閉館後に
声音をやってくれたりとか
アーティストにとっては本当ここは
最高の場所だなって思いましたよ
まだ作らせてもらえるっていう
もちろん11月25日に
オープンした日の映像もすごく良かったんだけど
その後の更新されていく映像も
どんどん良くなっていって
オープニングにやっぱり展覧会って
合わせてくる方
あとクローズのタイミングで来る方が多いんですけど
オープニングだけ見て
まだ見てない方はまた来てほしいですよね
来てほしいですね
もっと良くなってるので
かなり変わりましたよね
でもそれってめちゃめちゃ
Yカムっぽいのかもって話聞いてて思って
やっぱ我々
あんまり展覧会が
オープンした日が
完成日だと思ってないところがあって
それは別に
未完成のものをお届けしてるというか
発表してるという意味ではなくて
作品って
鑑賞されたり
誰かの手に渡ったり
誰かの心に渡ったりする中で
少しずつ完成していく
っていう風に思ってるので
だからこそそういうまだできることがあれば
スタッフも取り掛かるし
より繋がりを強めたり
っていう部分に努力するっていうのは
なるべく頑張ろうと思ってるところだったりしますね
これでいいじゃなくて
これがいいよ
オープンしてからもどんどんどんどん
突き詰めていってるって感じがして
本当お疲れ様です
本当にお疲れ様です
展示がオープンしてすぐのアーティストトークも
すごい良くて
なんかね
06:00
申し訳ないんですけど
本当そうなったんですか
本当全然寝てなくて
気がついたら2時で
2時15分でトーク始まりますって言われて
どうしようとか思いながら
思っている人も集まって
いやもうほぼ満席でしたよね
そうでなんかね
終わった後に
あれも言えなかったこれも言えなかった
みたいな
よくありがちだと思う
なんか本当あって
でも今はオープンしてから
展示も何回も
自分で作品何週も見たし
なんか
まだ言い足りないこととかも実は
あったりして
そういう意味で放課後ラジオ
なんかお代わりさせて欲しいみたいな
大丈夫ぼーっとしてないですか今
今はね大丈夫
でもあの時
全然ぼーっとしてる感じなかったですか
めちゃくちゃ面白かったですよ
すごく良質なジャズを聴いてるよね
そうなんかね
フォアな感じがないスリリングさと
と同時にすごく
作品に全員が浅く
良かったねみたいな感じじゃなくて
タッチしようとしてる感じ
すごい良いトークで
まだ言い足りないことっていうのは
どの辺に言い足りなさがあるんですか
なんかね原稿ができなかったこととか
あとはなんか
もう少しうまく説明できたなって
いうこととかもあったりして
なんか例えば
映画館とテレビの関係性みたいなこととか
丁寧に伝えれば良かったな
とか思いながら
映画館とテレビの関係
やっぱりそのテレビ
そのメディアのことを
扱っているので
映画館ってやっぱりメディアに
すごく左右される
物心ついた時に
テレビがあるかないかで
映画館との関係が変わって
多分トークの時にも言ったんだけど
ある一定の年代の人は
年代の人は
映画という言葉イコール
映画館の中で誰かと暗闇の中で
スクリーンで
映画を見るってことが
映画
その後やっぱりテレビが
1960年代
1964年にオリンピックが
東京オリンピックがあって
その時代になるとテレビが普及され始めて
みんなの家にテレビがある状態
カラオテレビが発売されて
白黒テレビが安くなって
もう少し年代として丁寧に伝えればよかったんだけど
ある年代はって
言っちゃったんだけど
今回取り上げてる
僕が声を聞きたいなって思った人たちってのは
物心ついた時に
テレビがなかった人たち
つまり映画イコール
映画館だった人たち
発行するモニターで見てたんじゃなくて
スクリーン
投影されてる
プロジェクションされてる
ハンディフォンが
プロジェクションされてる
反射光を見てる体験ってのが
すごく強烈だと思うんだよね
確かに
そこに大きい違いがありますね
09:00
ディスプレイは自分が発行してる
映画館はスクリーンに対して
プロジェクターから投影されてる
だからね
実体ではないんだよね
光だから
光を見てる
自ら発行するのと照らされてるのって
違う
決定的に違うと思うんだよね
僕は
映像インスタレーション作ってるんだけど
モニター使わないんですよ
絶対にプロジェクターからの
光を元に
作品作っていて
自分の生理的なものもあるし
モニターにした途端に
自分の作品が成立しなくなるっていう
のも思っていて
面白い
今回
映画イコールプロジェクションされた
反射光を見てた時の
記憶が
すごく今も残ってる人たちの
気持ちが自分の作品
作りとも繋がっていて
その人たちの声を聞きたいな
なるほど
心理的にっていうのは
いわゆる
自ら発行するだと想像するのは太陽とか
反射されるって光ってるって
月とか想像するんですけど
今回の映像の中でも
月って言ってたけど
生理的な部分って言うと
志村さんが
発行するよりも
要は太陽よりも
月の方が好きみたいな感じ
それはあるし
すごい大事な条件として
プロジェクションは
暗くないと見れないんですよ
そこは結構決定的な
そうですね
モニターは明るくても
それこそ街灯でテレビとかがあって
みんなが見てるっていう状況を
想像してもらえれば分かるけど
スマホだと全然そうですよね
暗闇が必要だから映画館っていうのが
光を途絶す
必要だったんだ
めっちゃ面白いですね
確かに
そういうことは話せばよかったな
そこ結構大事だろうって思って
なんかね結構冒頭して
ここで話すって良かった
そうそう
だからアフターノートで割と月が出てくる
そうですね
自分の中で
星空とかも出てきますよね
星空好きって言ってたよね
星空すごく
覚えてる
すごい印象的だよね
星僕は見て
この話してて良い?
僕ね嬉しいのは
前髪の人たちみんな見てくれてて
自分の好きなシーンを
伝えてくれてすごい嬉しいです
すごい大事に撮ってます
僕は星のシーン
星のシーンすごく印象的に残ってて
それ何かって言うと
星っていろんな
隠蔽とか
メタファー
メタファーになっているところがあると思うんですよね
今回の作品って
いろんな点を集めて
それを繋げていった
ものだと思うんですよ
星座みたいな
12:01
個人個人の話が繋がっていって
大きな星座が見えてくるみたいな作品で
しかも
作品の中で
亡くなってる人の声とかも出てくるんだよね
たくさん出てきますね
それが作品の中では
弁師さん
スペイン語で話す弁師さんが登場するんだけど
その人の声によって死者も
蘇っていくみたいなところがあったり
それってさ
亡くなったら自分が死んだら星になる
とか言ったりするじゃない
今いる僕たちだけじゃなくて
かつていた人たちのことを
その人たちも登場してたり
ってことは
もしかしたら100年後
僕らが死んだ時も
いつか誰かに
蘇らせてくれる機会が
あるかもしれないなとか
あの星のシーンを見ながら想像してました
なるほどね
星はすごい重要なモチーフで
ドローンがありますよね
ドローン
あれ僕初めて取り入れたんですよ
高原うみえさんが
ワイカムのスタッフに提案してくれて
彼女がテクニカルコーディネートで
ドローン入れたらいいんじゃないかって言ってくれて
僕は全然そんなアイデアなかったんですけど
波下の弁師だったりとか
毎回ワイカムでお願いしてる
白沢さんっていう
ドローンのスペシャリスト
パイロットがいて
お願いして
1日撮影をしたんですけど
最初はあんまりピンと来てなかった
撮影に関してじゃなくて
ドローンを使うことに関しては
そこまでピンと来てなくて
やったこともないし
でも撮影始まったら
めちゃくちゃ面白くて
こんな面白いこと
今更だけどね
最新の技術じゃないけど
すごい面白くて
撮影終わった次の日とかも
すごい興奮してて
昨日楽しかったなと思って
どの辺が楽しいだったんですか
なんかね
モニターを見ながら撮影させてもらって
速度とかどのアングルでとか
なんか僕が決めさせてもらって
なんかこれ映画監督みたいだな
とか思いながら
実際監督なんだけど
で
思ったのが
優待離脱してるみたいな
この視点が上下
もうありえないじゃないですか
それを機械で
空中に行って
撮っていて
これなんか優待離脱してるみたいな感じで
優待離脱って英語でなんだろうと思ったら
びっくりしたのが
アストラルプロジェクションって言うんですよ
空からの投影
これ本当僕がやってることじゃない
やってることじゃない
なんでドローン今まで使わなかったの
ぐらいの感じで
だからその星の視点ってのも
今この地上にいない人
の視点ってのが
含まれていてそれが投影されてるってのが
なんかねハマったんですよね
面白い天国から見守ってるみたいな視点
めっちゃ面白い
こういうことの話だったんですよ
めっちゃいいトークだって
思ってたし今も思ってるんですけど
15:01
志村さんの悔しさは伝わってきました
あとはメタファーとして
最後に
エーデル・ヴァイス
サウンド・ミュージックのエピソードがあった時
ホタルが出てくる
あれもすごく
向こうの世界を
想像させるっていうか
一ノ坂って山口にね
ホタルがたくさん出る川があるんですよね
あの時もホタル
撮れるかなぐらいでカメラ持って行ったら
うまく撮れた
見に来てる人たち
の話がすごく面白くて
僕ねハッとしたのが
親子で来てる
5年配の親子がいたんだけど
今年もおじいちゃん帰ってきたね
って言ったんですよ
すごく感動して
ホタルの光に
おじいちゃんの存在を重ねてるんですよ
夏だしね
シーズン的にも
そう
儚さみたいなのも
個人を忍ばせる光だなと思って
こっちはそんなに
カジュアルに
山口といったらホタルでしょ
みたいな気持ちで行ったら
そんな言葉聞いたら
思いが重なるなと思って
面白い
やばいこれ聞いてからもう一回見なきゃって感じ
ホタルのシーンが感じ方が変わると思うんですけど
今回の作品もね
アフターノートって跡書き
っていう意味もある言葉だけど
なんかそういう
ホタルの光って言ったらね
何か終わる象徴でもあるし
お店終わるときにホタルの光流れるしね
でもなんかそういう
火の玉みたいな
魂みたいなものにも
ちょっとあるんですね
見てるところが
いろんなね
ここで感じたこととか
誰かが話した言葉
もちろん帰ってきたね
っていうホタルの光みたいな
なんかそういうのとか
あと提灯祭りもやっぱり
過去の人を忍ぶためにやっていた
大内家の
そうなんだ
だからなんかね
過去のことを思い出させる
お盆も近いし
火も使ってるし
それがすごくあの作品のベースラインっていうかな
なってる感じがありますね
めちゃくちゃ面白い
すごい面白い
私たちスタッフなので
しもらさんが一回トレーラーバージョンじゃないけど
やりましたね
今年の夏頃に
一回ここまでこういう感じで
今編集してます
6月じゃないかな
に見せてもらったじゃないですか
その時もすごい面白かったし
自分が見てる夢なのか
他の人の夢なのか
わかんなくなる不思議な遠近感の映像で
すごい面白いなって思ってたんですけど
今回
ある種完成した
バージョンを見た時に
めちゃくちゃ映画だって思ったんですよね
面白いこと言うね
もちろんね
映画監督っていう方だけでは活動してないじゃないですか
18:00
映像を作る
現代の美術作家さん
っていうことで
さっきのドローンの
シーンとかも
もちろん今の技術でしか撮れないものなんですけど
結構往年の
名作映画って
今だとどういう風に収録したんだろうって
ああいう
空からのショットがあったりするとか
なんかこう
エーゼルワイスのことの天末とか
なんかすごく
映画を見てるっていう
感覚になって
なんか別に
四季抄転結がめちゃくちゃあるとか
そういうことではなく
一人一人の
それこそ山口で町に行けば
会いに行けたりするような人たちの話なんだけど
さっき会ってきたね
まさにさっき会ってきたんだけど
本物って思ったんだけど
でもそれが本当に
映画に見える
っていうのが
めっちゃ面白いって話を
嬉しいねそれは
映像と映画がちょっと
違うって感じ
私もそのことについてすごく
考えたことが今までなかったから
まだうまく言語化できないんだけど
6月の段階では
映像作品だと思ったの
すごく
それが悪いとか
良くないとか映画の方が優れてるみたいな
話では本当になくて
それがだんだんだんだん
映画に変容していったのが
すごい面白いな
っていう風に思って
わかんないこの感覚については
まじで見に来た人に私はこう思いますみたいな
アンサーもらえたらなって思うくらい
自分でも不思議なんだけど
でもなんかね
自分としてやったのは
映画の専門じゃなくて
映画作品も作ったことないので
監督って言っていいのかよとか思いながら
便宜上監督っていう名義でやってる
映画へのオマージュは
すごく自分で取り入れた
一番最後に
山口氏の前景をドローンで
パンしながら
撮っている時にあれもね
シネマスコープっていう比率わかります?
うんうんうん
映画が4対3から
横長になった時にシネマスコープっていう
横に細長く
でねそれがね
やっぱり映画が
文化として一気に広がった時の
名残でもあるし
すごい大事な比率で
最後ねあれドローンの映像に
黒みを入れてシネマスコープの
比率にしたんです
画面としてはもっと縦も映せるものなんだけど
あえてその
画角にしてるってことですよね
空とかもっと映るんだけど
空よりも映画の比率
あれが大事だなと思って
黒みを入れて
あっと思ったのが
出演者の名前
黒みのところが出てくるんですよね
電車っていう
モチーフも
ルミエールが最初に
鉄道が来たっていう
歴史がポークさせるし
21:00
なんかね僕なりの映画のオマージュ
を入れながら
作ったり
でもなんかその
けなちゃんの感想はすごい嬉しいですね
多分そういうのももちろん
自分の中で言語化できないけど
感じてるのもあるし
なんかこうすごい入れ子構造に
感じるんですよね
映画と思えば思うほど
こういう映像作品だけが
あるわけではなくて
映画史みたいなものをたどるような
物的アーカイブも
たくさんあるじゃないですか
来たことない人ちょっと説明した方がいいのかな
ぜひお願いします
スタジオBの空間に入ると
まず四角の部屋なんですよ
入り口から入ると
資料が展示してあるんですけど
中央の方に
スクリーンが
設置してあって映像投影してる部屋があるんですよね
だからその周りに
資料が展示してある
その映像を展示してある
空間と
資料展示をしているところが
一部その
映写窓ってところで
繋がっているんですよね
なんか
そういうこう
映画館のことを考えながら
映画を見て
まだ出たら映画館のことを考えられて
みたいなのが
すごくマトリョウシカみたいな
入れ子構造になってる感じがあって
だから
映画って思うし
同時に全体で
いわゆる空間全部を作品と捉える
インスタレーションだなってすごく思うんですよね
なんかこう
見るものと
見る人みたいなことで
自分が完全なお客さんじゃなくて
自分もこうやっぱりその空間の中に
映画を見る人として入ることで
なんか参加してる感じがある
面白いねマトリョウシカの真ん中に
自分がいるみたいな感じだよね
なんかそれが本当に心地よくて
自分ごとになって
なんかそれがすごく
気持ちがいいんですよね
なんかめっちゃ面白いなって思った
思い出すってやっぱり同じ体験はできないから
自分の中の似た体験を
思い出しながら
多分再生するんだと思うんですよ
ってことは多分すごく映像見ながらも
どんどん自分ごとになっていく
中心にやっぱり自分がいる
なんかそういう作品だったし
なんか
当事者って感じ僕もしたなって思った
あの映像は
すごく映画的で
それも含めてあの空間は
インスタレーションアートだって思った
そうですねそれがなんか一番
僕もしっくりくるかな
なんかあれをインスタレーションって言ってもらえるのが
一番感性したなって思いましたね
やっぱり今回は
映像だけじゃなくて
展示も展示構成も
考えさせてもらったので
なので何をどこに散りばめるか
伏線として出すか
映像も作りながら空間も作るんですね
インスタレーションってのは
空間全体が
作品のことをインスタレーション
そうですね
前回のグルグルラジオでも話してましたけど
24:01
自分が一番長くやってきたのは
インスタレーション
空間で何をどう展示するかってことをずっと
やってきたので
ドキュメンタリーの手法を使った
ああいう作品って実は今回3作目なんですよ
石間教は最初で
だから
自分の
質地っていうのかな
インスタレーション
作家なのかなって
あれをインスタレーションって言ってもらえた方が
嬉しいかな
そうなるように
仕掛けた
美術館じゃできない展示だと思っていて
美術館であれを展示するようになったら
多分部屋を
一つ一つセクション分けると思う
なるほど
セオリーとしては
映画館以前みたいな感じで
資料展示みたいな
パッキリ分けると思うんだけど
ここはスタジオB
大きくフレキシブルに
使えるスタジオが多いんですよね
そう
壁は作ってるけど
カーテンで音は
聞こえるんだけど
それが聞こえても
ありなような見せ方をしているというか
シームレスな
形で
シームレスなところもあれば
飛び越えて急に中が見える仕掛けもあります
覗き穴みたいな
映写窓をつけたことによって
それがありな構造になったんだよね
うん
あれが完全な壁だったら
ちょっと心地悪いんだけど
あそこに映写窓を作ることで
先に見れたりとか
音が漏れることがポジティブな要素として
お互いに
干渉しあったり
映像の方にも
資料の方にも
なんだろうね
映像と映画って何が違うんだろう
でもなんか僕も
今日それこそアフターウォークで
映像って言っていいのかな
映画って言うべきなのかな
映像というよ仮にね
映像に出ていた人たちがいて
わ!スターがいるって感じがしたので
分かる分かる
これも多分また星と繋がってきたりもするんですけど
だけど
なんだろうね
眺めてた人とか
映画と映像
下野さん的に今回は
映像を作ったって感じがするんですか
映画を作ったって感じがします?
あのね
映画はやっぱり僕作れないと思ってるんだよね
なんか見に来てくれた人で
次は映画作品作って欲しいって
いう感想をくれた人もいたんだけど
僕の感覚としては
それは多分できないと思う
やっぱりあくまでも
擬態っていうのかな
映画監督の
振りじゃないけど
擬態をして作品を作ったっていう
自分はね
アーティストだなと
現代美術作家だなと
今回プロフィールで全て現代美術作家で統一してもらった
やっぱ美術の作法で
作品を作ってるなって
思っていて
だからね
27:01
映画監督は構成考えないと思う
自分の映画は一番よく見せたいから
あんなに穴開けたりとか
もっとスクリーンの中に集中して欲しいって感じなのかな
よりかはもっと空間全体は
味わって欲しい
だから
今もうこれ言っちゃうけど
あのアフターノートはね
素材なんだよね
映画じゃなくて
みんなが感じてもらう
考えてもらったり思い出すための素材
自分は使っちゃえるから
立場的に
だからああいう構成になったのかな
あれが本当に
ストレートな映画監督だったら
ああいうラフな見せ方
ラフっていうか
何も
区切られてないような見せ方というかね
それは自分の
強みというか
めちゃくちゃ面白い
なんかそうやって聞くと
空間全体を味わう仕掛けがたくさんあったし
その
空間全体っていうのがどこまで指すのか
多分このアフターノートの
映像を見た後に
街に出ると多分街の見え方が全然違うと思うよね
そうなんですよ
めちゃくちゃ味わえると思う
今回地図も配布してるんだけど
街にね出てほしかったんですよ
これをね展示室だけで
味わうだけじゃなくて
せっかく山口市に
ああいう商店街
古いお店もたくさんまだ残って
そこにね足を運んでほしくて
それで
アフターウォークっていうのをね
企画させてもらったんです
すごく自然な流れ
映像の中で完結してなくて
街の外に出ると実際に
出演していた人たちも
まだ全然元気で
お店やってるし
残り方がすごい
面白かったですよね
改めて今日アフターウォークをして
なんかすごく
例えばその展示はできなかったけど
ある映画館の
レンズだけ
レンズだけあるみたいな話もそうだし
駐車場だけ残ってる
映画館自体は
火事で
有楽坂が最後に
閉じてしまったというところの
多分みんな本当に
有楽駐車場という意味を
全然わからず
日常を過ぎ去ってて
名前だけ残ってる
でもなんか本当それを
改めて聞くと
そうやって違う見え方がしてくるというか
そうやって違う見え方がするための
パーツは絶妙に
ちゃんと残ってる感じっていうか
それがすごい面白かったんですよね
それがね
やってもらいたくて
前のグルグルラジオでも
展覧会の見どころがあって
あの時ちょっとしどろもろだったけど
日常がまたちょっと
違ったように見える展覧会になると思って
言ってて
今日もアフターウォークに参加してくれた方に
一言ずつもらった時に
地元の方が
ちょっとまた違って見える体験になりましたって
30:00
言ってくれて
それは狙い通りというか
やっぱり
懐かしむためだけのものになってない
ですよね
そこがね重要なんですよね
なんか新しさも感じて欲しいというか
発見もないと
ダメだなと思っていて
それこそ前の
グルグルラジオご出演の時も言ってくださった
このご自身が
フランスにいて
いろんなことをしている中で
ストレンジャーとして
エイリアンとして世界を見ること
日本に帰る時に
今フランスの
文化をいっぱい浴びながら生活して
今度は自分の母国である
日本に帰った時に
いろんな違いとか違和感とか
見つけることができるよって
本当にそういう
歴史に対してとか
そういう新しいものの見方のメガネみたいな
そういう作品だったんだなって
改めて今日一緒にテクテクアフターを
して思ったし
それはきっと別に
全然違うところから来た人が
地元に帰ってもだと思う
歴史があるかもしれない
ポテンシャルみたいなものに
気づけるとか
可能性とか
未来みたいなことを考えれる
そういう
グラスになってるな
今日の感想でもやっぱり
これまで普通に当たり前に
通り過ぎてた店の時間の
奥行きみたいなものを感じるみたいな
感想だったと思うんですよ
時間の奥行きを感じるってことは
そこで終わりじゃなくて
これから先どう繋がっていくのか
感じてくれたんじゃないかな
って思ったんですけど
どの街に行っても
全然ありえそうだよね
すごいローカルなことは
やってるんですけど
突き詰めると
普遍的なものになるんだなって
僕はやりながら思いましたね
山口の人が一番
楽しめるとは思うんですけど
きっとこれは山口以外の人も
楽しめる企画になったんじゃないかな
って思いました
ありがとうございます
さっき山岡さんから
作品を見ていて
特に星とかのシーンを見ていて
次の100年後に
自分たちの歴史がどういう風に
残るんだろうみたいな
気持ちになったって話もあったじゃないですか
それすごく面白い視点だな
っていう風に思っていて
今後どうなっていくか
それは映画館画
っていうのも一つ
考えられるしメディア画
っていうのも考えられるし
それこそ違和感を持ってみる
そういうところにも言及できる
っていうことだと思うんですよね
過去を懐かしむだけじゃなくて
知った上でこれからどんな世界が
あり得るんだろうとか
こんなに激しく変わったってことは
どう変わっていくんだろう
33:00
みたいなことが考えられるというか
そういう中で
今日参加してくれて
かつここに
今ラジオの
収録現場に見学に
来てくださってる
今日のアフターウォークっていうイベントの
参加者の方がいるんですけど
なんかその
映画館の価値みたいなものを質問してくれた
そう終わった後に
大学生の方が来てくださって
今いますけど
卒業論文で
映画館のことを書いて
この企画をして
今日千葉から初めて
山口に来てくれた方に
山口は来た
山口氏は初めて
初めて来る町の
商店街のコーヒー屋さんの
前集合やばいですよね
イベントの集合場所が
大冒険をありがとうございます
そんな彼が
イベントがあった後に
質問してくれたんですけど
その質問がすごいストレートで
映画館の価値はどうなると思いますか
すごく大事な質問で
これはすごく
今回の僕が
何を言いたかったかということが
今だと言語化できるから
話すんだけど
映画館の価値みたいなものは
僕は変わらないと思っていて
もちろん
希少価値みたいなものは
映画館がなくなればなくなるほど
上がってくると思うんだけど
その価値を
誰がどう見出すかという話で
僕は今回のプロジェクトで
思ったのが
自分は何をやってきたんだろうと思った時に
物事を相対的に見るか
絶対的に見るか
って多分2種類あると思うんだけど
普通のマーケティングとか
ビジネスの視点で見ると
物事って相対的に見た方が
便利なんです
比較をしながら
こっちよりこっちの方が売れてる
こっちよりこっちの方がお客さん多い
多い少ないもそうだけど
新しいか古いか
ということも同じで
今回年表というの
映画館年表を会場の外に
作ったんだけど
映画館の年表だけじゃなくて
メディアの年表
どういったメディアの変化
新しい技術が生まれたのか
というのも年表で
携帯電話が普及しました
iPhoneが発売したとか
Netflixが出たとか
そういうのもすごい重要なので
出たんですけど
相対的に見ると
映画って1895年に生まれて
映画館とか
技術やメディアが日本に渡ってきて
でもその後やっぱり
いろんなものが出れば出るほど
時代遅れになるわけですよ
古いものになっちゃうんですね
テレビの話しましたけど
テレビが来て家で見れる
ってなった時に
どんどんどんどん時間的な価値
相対的に見ると
36:00
時代遅れになるんだけど
それを相対的に見るんじゃなくて
絶対的に見ると
例えば弁紙も
古いことで
映像に
音が出ない時代
に人間が
肉声でやってたけど
そこだけの視点で見たら
僕はすごい面白いなと思ったんですよ
全然今でも
やることで
人を驚かせられたりとか
心を動かせられる手法というか
形態だと思っていて
それを
相対的に見るんじゃなくて
絶対的に
その都度映画が持っていた
人を
どういう風に見せてたかということを
検証していくっていうのが
それは本当
さっき言ってた
マーケティングとは逆の
アートの視点というか
それと比べるんじゃなくて
それだけを没入して
見れるかどうか
今回はそれができたんだよね
だから
ああいう作品になったと思うし
相対的な視点と
絶対的な視点という切り口
めちゃめちゃ興味深くて
一概にはもちろん言えないんですけど
やっぱり
相対的な視点の方が
簡単というか
楽だなって思うんですよね
今のお話聞いてても
自分の中に価値基準がなくても
測ることである程度
決められる
こちらの方が新しい
こちらの方が数が多い
こちらの方が
絶対的な視点に没入するのって
自分の中に
これが興味深いかどうか
面白いかどうか
自分と接点があるかどうかという軸を持つことだから
やっぱり
持ち込まないとできないことっていうか
でもすごい
本当は実はどちらも大事だし
もしかしたら自分の日常に
絶対的な視点が欠けてるのかもなっていうのを
すごい聞きながら思っていて
なるほどそれが一つ
アートの視点
アートたるゆえ
アートの価値だったりも
知えるのかなって思って聞いて
ちなみになんかその話はね
木本信明さんっていう
今回アフターノートに出演されて
もともと山口県立美術館で
やったりとか
下関美術館の副館長がやられてた
その話をしてた
すごい面白い話をして
だから人間は
相対的にしか物を見る
絶対的に
物を見るのは仏だけだ
えー
それぐらい難しいなんてもんじゃなかった
難しいな
絶対的に見るって
ちょっと待って
まだイメージできてないかもしれない
もうちょい
何かと比較して
見るんじゃなくて
差別して見るんじゃなくて
その物自体が持ってる
それこそ価値って言ったらあれだけど
39:00
自分が
面白がれるかどうかっていうか
価値を見出せるかっていう
ところだと思うんだよね
二つとかだけ比べるんじゃなくて
一個に集中するみたいな
もしかしたら簡単な言い方としては
理屈がないけど好きとか
っていう時には
ある種自分の中で
絶対的な価値みたいなものが
明瞭になってないけどある瞬間なのかな
とか
絶対的な基準というかね
とかなんかこう
なんだろう
勇気がいることな気がするんですよ
絶対的な価値とか絶対的な視点を持つことの方が
だってなんか
みんなが認めてくれる
基準の方が
気楽だしみたいな
なんかその話と
映画館の価値が
本質的に変わらないっていうところの
繋がりがやっぱり
もっと話したくて
なんとなく
自分が聞いてって思うのは
さっきも志村さんが
大事にしてるって言っていた
スクリーンであることとか
暗闇であることとかも多分一つ
大きそうだなって思うんだよね
なんかこう
自分をさっき一つになる
って言い方してたじゃないですか
面白がる対象
みたいなものと自分が
それに対して没入したり
向き合ったり
一体となるみたいな
映画館の暗闇みたいな
ものってすごくそれが
できるというか
面白いね
私思ったのは
映画館で映画見るときって
めっちゃ人少ないときは
あるけど映像1に対して
僕が1対1で見てると思いきや
周りに
他のお客さんが100人いたら
1対100で受け取ってて
それぞれ
みんなそれぞれが
今のシーンすごくいいとか悪いとか
泣けるとか笑えるみたいなことを
それぞれが受け取りながら
そこには泣いてる人もいれば
笑ってる人もいたり
っていうのはすごく映画館ならではの
鑑賞の仕方かもしれない
だし
100人がめちゃくちゃ
他人っていうより
ちょっと仲間で
ちょっと自分みたいな
なんとなく分かる
すごい号泣してる人が
例えばもしいたとしたら
これは自分だったかもしれない
自分の威負かもしれない
みたいなこともそうだし
なんかこう
自分っていう境界がちょっとだけ
明るい光の下よりも
明るい光の下よりも溶けて
ぼやーっとするという
暗闇でちょっと匿名性が上がる
みたいな感じだったかな
なんかそれすごい
さっきのスクリーンの話を思い出すな
反射されるところに対して
没入することもあるし
その
受け取り手たちが
ぼやんと
没入っていうか
42:00
溶けていくみたいなのが両方あるのかな
だから下村さんが言ってた
一体になるっていうのがすごい
しっくり言葉として来たのかな
なんかそれがね
iPhoneの画面の
サブスクだと慣れないと思う
確かに
iPhoneの画面100人で見れないと思った
知らない人と一緒に
100人で見れないなと思った
物理的にもってことがあるけど
そういうことじゃなくて
なんかね65インチのディスプレイとかでも
違うかもって
今日思えたな
だからもう別問題はね
今ちょっと例えでiPhoneとかディスプレイって
言っちゃってその時点で相対化した
でもやっぱり映画の体験
っていうことをやっぱり
考えると本当に映画
映画館で映画を見るっていうことでしか
味わえない感覚
僕はなんかそういう贅沢
なことだと思っていて
だからなんかね
それをなんか贅沢って思える
人が多ければ多いほど
みんな価値を
感じるんじゃないかなとは思うんですよね
映画自体は変わらなくても
なるほど
普遍的だから
昔は良かったみたいな話に
したくないんですけど
やっぱすごい相対的な
視点の時代だと思うんですよ
今
SNSみたいなもので
それこそ
争うようになったみたいな
話ってあるじゃないですか
コンペティティブになった
自分がどのぐらい
満たされてるかみたいなことで
気がめいっちゃうとか
SNS病みたいなこととか
ってよく話で
いいねいっぱいついてるなとか
あるいはこの人また海外行ってる
みたいなことがすごく見えちゃった
昔よりもそういうことが見えることで
ちょっとつらい時代なんじゃないか
みたいな話がある中で
事故が解けたり
没入できたりっていうこと
の
価値
単に映画館という
なんて言ったらいいんだろうな
クラシックで素敵みたいな話だけじゃなくて
必要としてるかもな
そう
なんかでもさ
聞いてて思ったのは
今は今での没入の仕方とか
溶け合い方も
ありそうだなと思うんだ
俺も一つのいいねになるみたいな
のも
俺も一つのいいねになる
何かに対していいねを押すとき
なるほどね
自分も他の人と溶け合ってるかもしれない
それがもしかしたら今の没入というか
溶け合いかもしれないなとかも
ちょっと思ったな
どっちがいいとかは比べられないけど
そこは違うかもって
思った
いや面白いぞ
オープニングのトークの時は全然出てこなかった
言葉で
ほんとに2,3日前ぐらいに
はーって
そういうことか
編集しながら思ったみたいな
編集が終わりが見え始めて
45:00
見てくれた人の感想を
聞きながら
自分がやってることはこういうことだったのか
っていうか
2,3日前に
分かったんですよね
自分が過去にやってたこともそうだったよなって
思えて
だとすると
体力的にはもちろん
編集終わってから1週間も
まだその現場に滞在するって大変だったと思うんですけど
でもすごく価値ある時間になったのかな
いやほんとにね
成長させてもらったと思います
今回の企画で
年を取ると
できないこと
体力がなくなることもありますけど
分かることもまだあるんだな
それをね伝えたくて
今この場に
聞きました?
むちゃくちゃ夢がある話だし
あとね面白かったのが
アフターノートの
ヤマコくんが教えてくれたよね
僕は
後書きって意味
なんか違う意味がある
アフターノートって
ファッションブランドとか
アパレル業界では
香水をかけた後
の匂い
のことを指す
そうだそうだ確かに
ノートってのは調子
とか様子って意味が
あったりするんだけど
最初に香る匂いをトップノートとか
次にミドルノートとか
最後ラストノートとかって言うらしいんだけども
相対としてアフターノートって
言うらしいのよ
相対としてっていうのは
最後に残る香りみたいなこと
そうそう
香りの代わり用みたいなもの
そうそう全体として
アフターノートって言うらしい
それもさオープニングトークの時
直前に教えてくれて
それめちゃくちゃいいね
使わせてもらおうと思ったけど忘れちゃってさ
全然大丈夫
すごくそれいいなと思って
目に見えないんだよね
目には見えないんだけど感じさせるもの
本当に今回
それがやりたかったこと
なんじゃないかなと思って
目には見えないけど人の心に残っているものを
どうやって外に
表出させるのかっていうところに
苦心したんだけど
内容がああいう作品だし
光を用いているし
ディスプレイとかじゃなくて
反射光を用いているし
しかも匂いってね
人の記憶を呼び起こしますよね
そう
だから偶然にしては
いいタイトルだし
今回尾中俊介さんっていう方が
福岡のグラフィックデザイン
担当してくれてアフターノートのロゴを
作ってくれたんですよ
そのロゴもすごい気に入って
映像作品にもロゴがそのまま
使わせてもらったんですけど
そのね
タイトル見た時にね
すごいオシャレで
これで香水のパッケージ作ったら
いいんじゃないかなと思ったんよね
アフターノートっていう
香水用
確かにあのロゴすごくかっこいいし
48:00
いいですよね
メンバーで冗談で言ってたのは
昔の映画館の匂い再現したら
ノスタルジックな
それで言うと
今アフターノートの展覧会に関連して
今コーヒーボーイっていう
商店街にあるコーヒー屋さんで
金流館の歴史を紹介する
写真展をやってるんですよね
そこで合わせて
みんなからグッドバック
素晴らしい接続
DJナイスみたいな
そこでは金流館ブレンド
コーヒーボーイは
喫茶店なので
元々金流館っていう
金流館があった跡地にできたのが
コーヒーボーイっていう喫茶店なんだけど
そこで今
展覧会と関連して金流館ブレンド
っていうコーヒーをね
提供してくださったんですよね
それもなんかその当時の
深入りのコーヒーを
イメージして
昔は深入りのコーヒーをみんな飲んでた
とかって話もあって
ちょっと渋めな美味しかったすごく
それの匂いとか嗅いで
ながら当時
そういう風な匂いがしてたのかな
とかも思い出せますね
なんかほんとね展覧会って五感をいかに
使わせるかって僕いつも考えていて
今回そのYCAMの
内部だけじゃなくて
コーヒーボーイさんのコーヒーだったりとか
なんか五感をフルに
活用させられる
仕組みというか仕掛けがあって
いいですよね
面白いですね
映画を見せると目と耳はコントロールできるかもしれないけど
なんか鼻とか
コントロールしづらいですもんね
映画館だからこそ
そういうのができるのかもしれないですね
なるほどな
映画館っていうメディアを改めて捉えるっていう意味で
そこでもやっぱり
五感がね
本当に大事になってくる
歩くのも大事だよね
あの距離
映画館と映画館で
ちっかみたいな
むちゃくちゃ近くにあるじゃん
今のコンビニの日じゃないぐらいの近くに
二個映画館があるっていうね
それも体感できますよね
体感そうですね
体感ですね