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2025-03-27 13:14

#309 西友が買収直近に行っていた構造改革

西友が買収直近に行っていた構造改革について公開情報からお話させていただきました。


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お知らせ


サマリー

西友はKKRによる買収に伴い、事業の構造改革を進めています。アパレルの売上高が全体の5%未満に減少し、経営資源を本州に集中させる方針が現れています。最近、西友はアパレルから食品特化のスーパーへビジネスモデルの転換を進めており、構造改革を実施しています。リストラクチャリングや業務効率の改善を通じて、営業利益率を約4%に向上させ、売却に向けた準備を整えています。

視聴者の反響
こんにちは、ゼロトピックです。 前回、西友さんのネットスーパーの歴史について触れさせていただいたのですが、
その放送の最後のところで、音声と動画について質問を投げかけさせていただいたところ、お便りから結構たくさん反響をいただきまして、
ちょっとそれを紹介させていただこうと思っています。 結構いつもいただくお便りと比べて、10倍とかそのぐらいお便りをたくさんいただいたので、
リアクションをいただけてありがたいなと思った次第です。 結論を言うと、ほとんどの人はビデオポッドキャストのビデオの部分は見ていなくて、
音声だけあれば十分。 あとはこのゼロトピックについても、そこまで音声の音質が悪いみたいなことはなく、十分聞こえてますというお話をいただきました。
せっかくなので、3つぐらいコメントをいただいたものをご紹介させていただくと、ダムさん、30代の会社員です。
いつも楽しく聞いてます。業界は違いで、毎回ヘイとかなるほどと勉強させてもらってます。
さて、動画と音質についての話題ですが、個人的に動画は不要派です。
なぜなら、通勤中にポッドキャストで耳だけで参加しているので、映像があっても見られません。
電車で画面をじーっと見てたら、降りる駅を華麗にスルーする未来が見えるので、音質に関しては特に問題なし。
ヤモティさんの素敵ボイスもクリアに届いていますし、スピードもちょうどいいです。
むしろ心地良すぎて、たまに寝落ちしそうになるので、その時はヤモティさんに心の中で、おい起こしてくれよってツッコミ入れてます。
これからも楽しみにしています。ありがとうございます。
ひとつさん、映像を見てないです。ただ、ビデオがあって音質が悪いと思ったことはないです。
ラジオネームカカさん、運転中に聞くことが多いので、ビデオを見てないです。
声優のネットスーパーの歴史解説は面白かったです。今後注目のポイントも分かりやすかったです。
トライアルの本拠地、福岡では声優グループだったサニーというスーパーが泉、ゆめたるなどに買収されたのも同時期にあったニュースとして注目していました。
という形で3つぐらいご紹介させていただいたんですが、これ以外にも基本的に全ての方が映像は見てなくて音質問題ないというコメントをいただいていたので、
基本は音大丈夫ならまずいいかというふうに思いました。
構造改革の背景
あと映像については、なんで映像を撮り始めたのっていうと、
ポッドキャストの一番の問題、課題になるのってディストリビューションというか、
人にもっと聞いてもらいたいなと思った時にその手段がないことなんですよね。
昔であればXとかで拡散すると多少増えたりはしたものの、音声の拡散ってやっぱりX上でも結構苦手な分野の一個だなと思ってて、
そんなにXでリツイートされたからと聞かれているわけでもなく、積み上げていって毎回聞いてくださっている方がちょっとずつ増えているというそういう感覚。
これ他のポッドキャストを運営されている方のコメントを聞いてても同じような状況ですと。
ただ一個そこにハックがあるとすると、ビデオポッドキャストでビデオにすることで何がハックされるかというと、
YouTubeとかTikTokとかで回るみたいなのが海外だと起きているっぽいんですよね。
いわゆるショート化されて、ショートとして他のプラットフォーム上でのディストリビューションが増えていくみたいな形で、
ポッドキャストが伸びているという状況が現状あるようです。
日本ではこれをやっている人ってそんなにいないんじゃないかなと思いつつ、自分もやっていませんが、
将来ポッドキャストをもっとディストリビューションを拡大したいなと思った時に、できるようにビデオも撮っておいているというその位の位置づけです。
なので今後についても音声問題ないのであれば、基本はビデオポッドキャストとして配信はしておきますが、
基本は映像を見ないでいただいて結構なので、音声だけ聞いていただけるといいかなと思っています。
自分もSpotifyのビデオをオフにするみたいなので、セッティングでオフにしちゃっているので、
基本どのビデオも見たことがないという感じですので、そこは聞き手側のアプリとかで調整いただけると助かります。
あと最後の加賀さんのコメントにちょろっとくっついていた声優のサニーというスーパーが泉に買収されたみたいなニュースなんですけど、
声優さん実は今回のトライアルさんによる買収のニュースが出る場合にも、いわゆる事業の構造改革みたいなのをかなり積極的に、
特にKKRさんがマジョリティを握ってからは大久保社長といういわゆるプロ経営者の方、
この方は伊東洋稼働出身だったり、あとは西条石井の立直しだったりをやられた実績があるプロ経営者の方が声優の社長になって、
その大久保さんとKKRのタッグでかなり事業構造をいじって、利益体質に変えてきたみたいなところがあるんですよね。
その一環の中で、ある種事業の展開を本州、全国に広く行き渡っていたものを本州に集中する、
特に声優って東日本で強いグループ、東北とかにもあって東に強いグループなので、
そういったところに経営資源を集中するために、ある種飛び地的な場所であった北海道旧店舗をイオンさんに売却されたり、
あとは九州の店舗、これが69店舗か、これを泉さんに売却されたりという形で、
ある種経営資源を集中できるような形、もしくは距離が大きくなるとロジスティックスの効率性がどんどん下がっていくので、
そこの効率性を上げるためにこういった構造改革を行われていたっていうのは事前にありました。
アパレル業の変遷
あとはこの構造改革の結果みたいなのも、実はニュースとして今年の2月に取り上げられていたものがあって、
そこで大久保社長が日経のインタビューに答えられているんですけれども、いくつか数値を出して語られていました。
例えば一つ顕著なのは、アパレルの売上高、これが全体の5%以下になったっていう話をされていて、
あまりイメージないかもしれないですけど、伊藤陽稼働、イオン、声優、こういったGMSと呼ばれている業態って基本的にはアパレルの売上の比率がすごく高い、
むしろアパレル業から始まったみたいなところまであります。
アパレルってのはやっぱり粗利率が50%、60%、70%で高いので、これが利益商材となって、そこに食品がくっついてきたっていうのは過去のGMS業態だったんですよね。
それが徐々に、いわゆるロードサイドにニトリさんとかユニクロさんとか島村さんとか、専業の業態が出て、
これらの高い品質、ある種ファストファッションって言われつつも、品質の高いもの、ファッション性の高いものに粗率の高いカテゴリーがどんどん家具とかも含めて切り取られていったのがGMSの歴史で、最後に残ったのは食品だったと。
そういうのを見ながら、例えば八王子さんとかは、ある種食品特価のスーパー、食品だけどしっかり粗利を取ったり利益を残せるようなスーパーマーケットっていう業態に集中をしていくっていう、
こういう歴史の流れがある中で、糸岩さんもイオンさんも製品さんも、GMSとして発射だったアパレルをなかなか捨て切るとか改革し切るっていうのがしきれずにいた中、
糸岩さんとかイオンさんは、自分たちのブランドを作り方を変えて、まだアパレルを頑張るっていうスタンスを取ってるんですよね。
糸岩さんなんかは、アダストリアと自社のブランドを作り直して、アパレルをもう一回注力していくぞっていうスタンスを取って、すごい顕著なんですが、
声優は逆に振ってて、アパレルの売り上げの比率を下げていくことによって、いわゆるGMS総合スーパーから食品特価の食品スーパーに軸足を移し切っていったっていうのが、この3年ぐらいの流れであります。
他にはですね、希望退職、いわゆるリストラクチャリングみたいな形で、コストカットもどんどん切り込んでいかれていて、
これ公開されている数値だと、2023年度の12月期、生意の営業利益率が3.9%、約4%ぐらいまで上がっていて、これ前期と比べると約1%上昇していると。
売上高が1000億円以上のスーパーの営業利益率の中央値とか平均値って3%いかないぐらい、2.8%ぐらいっていう中で、かなり突出した稼ぐ力がある業態に短い期間で変革されていったっていうのが、
声優さんのトライアル売却前の大きな構造改革だったかなと思っています。
業務効率の改善
これ以外に自分の目線だと、ポッドキャスターに大久保さんが出られてた回があって、それを聞いたときにも思ったんですけども、
人員の流動性というか、人員の効率性みたいなのにもすごく力強く着手をされていて、
何かっていうと、スーパーマーケットってお店の中にたくさんの業務があって、それぞれが結構専門化しやすいんですよね。
分かりやすいのですと、レジ打ちをするっていう業務とか、あるいは品出しっていって、バックヤード後ろ側から品物を補充してくる業務とか、
あとは魚切るとかお肉切るとか、そういったいろんな割と専門業務の塊でスーパーマーケット自体が運営されていますと。
これに対して過去のほとんどの業者というか企業というのは、仕事に人をつけていく形で、専門人材を場所ごとに抱えていくっていう形になっていましたと。
これの良いところは、習熟していくっていうところなんですけども、一方でやっぱり生産性が上がってくると、同じ仕事をより短い時間で完結できる。
特にDXとかデータが使われたりしていくと、そこってより可視化されて、より良くしていくことを求められていくが、
結局同じ人間を同じ時間張ってたら、作業は減ってるけど時間は余ってるっていうだけで、出ていくコストは変わらないんですよね。
これに対して大久保社長がやられたのが多能効果で、レジ打ちという方が品出しもするしとか、
あるいは卵とかニッパイだけを見ていた人がグロサリーも一緒に見るみたいな形で、人に似合う役割の幅を広げる。
これと生産性の改善が両方同時に起きるような形。生産性って言い方ちょっと悪いですね。業務効率ですね。
業務効率の改善と人の多能効果を同時に行っていくことで、少ない人数でよりお店が運営できるようにしていく。
この2年だとかなりセルフレジが生産は主流になっていって、本当にレジに人がいないようなお店とかも結構地方だとたくさんあるなというふうに思っています。
こんな感じで、かなり生意気なくコストカットも含めて手をつけたことで、かなり稼ぐ力が強い。
魅力的な状態に仕上がって、今回の売却が行われた、しっかりエグジットを作ったという形なのかなと、我々というか一般的には見られてるんじゃないでしょうか。
はい、という形で、今日ちょっと別の質問にでも答えようかなと思ったんですけど、思いのほか声優のお話が私の中で盛り上がったので、一旦ここで切らせていただこうかなと思っています。
今回投げかけた質問の回答を見て思ったんですけども、聞かれてるシーンってやっぱり通勤が多いのかなと思いました。
ダムさんは電車で見られてるってことでしたし、カカさんは運転中ってことだったので、この辺りももうちょっと知りたいなと思っています。
Spotifyのダッシュボードだと、男性女性みたいなジェンダーと年代、あとはAppleなのかSpotifyなのかGoogleなのかとか、配信のプラットフォーム、この3つはデータとして取れるんですけども、
実際どういう時に聞いてるのか、あとは何をきっかけにこのポッドキャストを知ってくれたのかとか、その辺りは自分自身も気になりますし、運営に生かしていきたいなって思ってるところなので、
聞いてるシーンと、あとは何をきっかけにこのポッドキャストを知ったのかってことを、またお便り等でお聞かせいただけると嬉しいなと思っています。
ということで、今回はお便りに対してお答えしていきました。
お聞きいただきありがとうございました。
13:14

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