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ポッドキャストの配信で人生が変わる
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は特別編として、ゲストの方をお呼びしております。株式会社オトナル、代表取締役の八木大輔さんです。
八木さんどうもよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは、八木さんの会社、オトナルさんはどういった会社なのか、そのあたりからご紹介いただけるでしょうか。
はい。私たち、株式会社オトナルは音声広告の会社ですね。
2つのことをやってまして、音声広告というと、ラジオを思い浮かべる方いらっしゃると思うんですけど、
新しく、最近世界的に盛り上がっているデジタル音声広告と言われる、インターネットの音声広告の会社です。
2つの事業を大きく分けるとやってまして、1つ目はデジタル音声広告の販売事業ですね。
これは代理店のような形で、実際にスポティファイの音声広告だったりとか、ラジコの音声広告だったりとか、
あとポッドキャストの音声広告も販売しています。広告のC向けに広告提案をしているという感じですね。
これが1つ目の広告販売。もう1つは?
もう1つの事業は、同じように音声広告なんですけれども、音声広告を売るのではなくて、
音声広告の広告枠を音声パブリッシャーさんと一緒に作っていくという動きをしてまして、
具体的には音声パブリッシャーさんって誰なのかというと、ラジオ局さんだったりとか、
あとは新聞社さんなんかも最近音声コンテンツに参入してたりするので、この大手のメディアさんと一緒に広告枠を開発していると。
売ることもやっていますし、広告枠の商品作りもやっているという会社です。
そうなんですね。本当にデジタル音声の広告を。
なかなかYouTubeとか他のウェブに比べて、まだまだ音声って広告入っていないことが多いのかなと思うんですけど、
今現状ってどんな感じですかね?
日本国内は完全にまだ黎明期という形ですね。
市場の予測は成長推移が出ていて、2025年には420億円市場だと言われて。
日本でですね。
日本国内のデジタル音声広告ですね。
言われているんですけど、昨年の2020年の推測だと一応16億円という形の市場規模でした。
そうなんですね。じゃあどんどん今は拡大して、特に海外なんかもかなり活発なんですかね?
そうですね。英語圏というか、アメリカのデジタル音声広告の媒体社の収益で3000億円ぐらいの2019年のデータです。
相当ですね。
毎年20%以上の成長率で成長している市場ですね。
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日本だと今後どういった形で入っていくっていう、皆さんが例えばポッドキャストをやられている方とかだと取り扱いやすいような広告とかって何かありますかね?
そうですね。日本の場合はまだ何が成功パターンになるかまだ未確定なんですけど、広告の挿入方法が2つありまして。
1つは英語圏の言葉だと、ベイクドインアズって言うんですけど、焼き付けっていうんですね。
焼き付けというのはつまり缶パケ広告で、広告主さんから配信者の方が直接広告オファーを受けて収録内にミキシングして、もしくはその場で撮って、
番組内で喋ってこの商品いいんですよね、これなんとかさんのスポンサーでっていうパターンがベイクドインアズって言われていて。
もう1パターンはダイナミックインサーションアズって言われてるんですけど、これは言い換えるとプログラマティックって言ったりするんですけど、
ポッドキャストの広告に動的に広告挿入する。日頃の配信には広告入ってないんですけど、後日広告案件が入った時に差し込まれる形で入っていくみたいなこういう技術があって。
日本でどっちが流行るかっていうと、実はアメリカでもまだまだこのベイクドインアズとダイナミックインサーションのアメリカの比重は50%50%ぐらいです。
そんなにあるんですね。
ただちょっとベイクドインアズの方が技術的にハードルが高いので。
ごめんなさい、今間違えました。
ダイナミックインサーションの方が技術的ハードルが高いので、まずは多分ベイクドインアズで成長していくというふうに考えてます。
そうですよね。最初から広告主さんいたらそこを番組内で紹介するとか、別撮りでも完璧に入れちゃえばできるので、それほど技術的に難しくないので、こちらの方がお手軽にできる。
ただずっと固定で入ってしまうので、その後ポッドキャストとかだとずっとコンテンツはアーカイブで残ってしまうんですが、永久に入り続けるということなんですね。
一長一短ですよね。あとは特定エピソードにしか入らないというのがベイクドインアズの弱点で、ダイナミックインサーションだと、例えばエピソードが200エピソードある方は全部のエピソードに広告が動的に入るので、全部を広告枠として使えるというのがメリットです。
そうですね。私の番組とかもそうなんですけど、意外と過去に配信したエピソードも再生数があったりとかするので、そうするとアーカイブされているメリットが出てると思うので、意外と私のクライアントさんとかリスナーさんとかからも聞くと、
一回聞き始めると長しっぱでずっと再生しているので、意外と同じチャンネルを聞き続けるということが多いみたいなんですね。そうすると全部に入っていくようなダイナミックな広告だと、そういうのはすごくメリットとして大きいですね。
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そうですね。
でもこれやっぱり技術的に難しそうなんですけど、大人らさんはこういった対応されてるんですかね?
そうですね。我々はそれを挿入するシステムを持っているというか、ソリューションとして持っていまして、ラジオ局さんとか新聞社さんには動的広告の挿入できるシステムごと提供しているという感じですね。
売り方はどっちでもいいと私は思っていますね。缶パケ型でベイクドインで売ってもいいと思いますし、動的挿入型の広告で販売してもいいと思います。動的挿入型だと販売方法が再生数課金とかになったりするので、広告主にも優しいという。
ということですね。しかも再生数あるような人気の番組だと、それなりに広告収入とか売上にもつながっていくということなんですね。そうすると番組制作側もモチベーションになったりとかしますね。
そうですね。あと過去のエピソードのアーカイブを活かせるとかは。
これは特別なシステムでないと今のところ難しい技術になるんですかね?
ポッドキャストの場合は重要なのは実はホスティングで、ホスティング側とアドサーバーといわれる広告を挿入するシステムがうまく連結しているものでないといけないという制約があります。
なのですべてのポッドキャスト配信システムでできるわけではないというのが制約ですね。
今回はオトナルさんのどういった音声広告を発信されているということで、その技術とか方法なんかもお伺いしました。
また引き続きいろいろお話はお伺いしたいなと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
そしておすすめのポッドキャストコーナーなんですが、ヤギさんがおすすめするポッドキャスト番組をぜひお伺いしたいなと思うんですが、どういった番組があるでしょうか?
いくつかあるんですけど、今回はそのうちの一つ。
すいません、これは手前見ろなんですけども、私たちオトナルでも私と高橋ともう一名でポッドキャストをやってまして。
番組タイトルは何でしょうか?
音声とマーケティングをテーマにしているので、広告だったりとか音声のビジネス活用みたいなことのテーマに話しています。
私も何度か聞かせていただいたんですが、結構最近いろいろなラジオ局にも呼ばれたりとか、いろんな番組にも出演したというエピソードがあったりとか、結構いろいろ活動を幅広くされているようですね。
おかげさまで。
この番組でどういった方にどういったところを聞いてもらいたいとか、何かそういったところありますかね?
そうですね、大きく分けると2つの配信軸があって、1つは音声配信者向けに最近の動向とかを話しています。
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例えば最近のエピソードだと、Amazonがワンダリーって会社を買収したんですよね。
ワンダリーってポッドキャストのアメリカの大手なんですけど、その会社はどんな会社なのかとか、Amazonはどういう意図でそれを買ったのかとか、
そういう考察を市場の他のプレイヤーの動きとかも含めて話してたりとか、ポッドキャストの市場感です。
もう1つは音声広告をテーマにしたエピソードで、これは音声広告の仕組みだったりとか、最新の技術的なトレンドとかの話をしています。
結構技術的にもすごく詳しいお話だったりとか、私が聞いててもすごく参考になるようなエピソードが多かったので、
はい、ありがとうございます。
いろいろなそういった調査っていうのはヤギさん自身結構されていらっしゃるんですかね?
そうですね、海外事業がポッドキャストってかなり英語圏が進んでいるので、そこの情報キャッチアップをかなりしているというのと、
仕事柄の音声広告の提案をしていると現場感があるんですよ。
提案の中でこれすごいニーズあるなとか、この番組にこういうニーズがあるのかとかっていうのが、技術的にこういうことできるんだと散々日々やっているので、
この辺りはかなりリアルな声というか、多分日本で私たち以外知らないんじゃないかってことが結構あります。
そうですよね、だから私が聞いててもいつも勉強になるなという感じで聞かせていただいております。
結構マニアックな提案ですね、我々の。
そうですよね、元々ヤギさんはその技術面も結構得意なような感じですけど、経歴としてはどういった経歴なんですかね?
経歴は私はメディアなんですよね、ウェブのメディアの経歴でして、コンテンツサイドです。
そうなんですね、じゃあ元々そういったコンテンツを制作するとかですかね?
ウェブサイト、ウェブマガジンと言われるものをゼロイチで作るところから、コンテンツの企画からそれをどう育てていくかみたいなところをやってきて、
あとはそれこそ広告枠作って売るとかやってきましたね。
メディアの苦しみはものすごい分かるね。
それで今では音声メディアをかなり中心にされているということなんですね。
はい、活字が音になったというイメージですね。やることはリスナーを増やしていって、広告をどう売っていくかというこの2つなので同じですね。
次回以降も音声メディアの魅力とかについても色々お話を伺えたらなと思います。
今回どうもありがとうございました。
ありがとうございました。