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#28 不確実性を前にしたときにどういう態度で向き合えばよいか


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はい、こんにちは、ゼロトピックです。
今日はね、不確実性とか、大きい、見えないもの、見えないが故に分からないとか、
影響があることは分かるんだけど、その影響の大きさがどこまで大きいのかが読み切れない、みたいな、
そういった不確実性を前にした時の意思決定に臨む態度、みたいな話をしたいなと思ってます。
結論を言うと、こういうケースでの意思決定って、正しいか正しくないかよりも、
その決められた制約の中で一番納得できたかどうかっていう、その時点でね、
自分で最もベストだって思うものをチョイスしたかどうかっていう納得感、
それが得られたかどうかの方がずっと重要なんじゃないかと。
そのためには、結構こういう行動を取らなきゃいけないよねっていう話をしたいなと思います。
今だとね、僕のTwitterとか見ていただいている方は分かると思うんですけど、
すごい新型コロナについて、業務、仕事している以外の時間はほとんどそれを調べるのに使って、結構寝不足だったりしています。
新型コロナの影響を受けて、例えば今から党がどうなるか、国がどうなるかとか、
どういうリスクが本当はあるのか、報道されていること、報道されていないこと、
あるいは取りに行かないと分からない事実、そういった事実を組み合わせたときにどういう論理が立つか、
日本はどうなるのか、その影響を受けて僕らがアドレスしているようなマーケットってどうなるのか、
他のマーケットはどうなるのか、そういったことを連鎖的に考える上で、もうすでに今情報が爆発していますね。
インフォデミックっていうふうにWHOも言っていて、特に2009年に新型インフルエンザが流行したときとの一番の違いは何かというと、
みんながモバイルファーストになっていて、SNSをものすごいDAUの人が使っていて、
その中で大量の情報が流通していて、よくも悪くも自分が見ているタイムラインはパーソナライズされているので、
新しい情報を持っているとは限らない。大量の情報の中から、良いもの悪いものがうまくこちら側出社選択できているわけではなくて、
ユーザーのパーソナライズされたタイムラインによって定義されてしまっている。
届いている情報がそれによって定義されてしまっているという、そういう状況で、ものすごいWHO自体も危惧をしています。
そういう中で、特に東京都のバックについている人たちの意思決定の仕方とか、そこの大変さみたいなものには頭が上がらないというか、
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本当に大変な中、かつ時間のリミットが限られた中で、極めて大きな範囲に影響が及ぶ意思決定をしなくてはいけないという状態にあるので、
正直、本当に動いてくれているだけでありがとうございますという気持ちが心の中にどこかに僕はずっと持っています。
ただとはいえ、前もお話ししたかもしれないですけど、僕は2011年3.11の地震を宮城で経験して、自分の命、自分で守らなきゃいけない。
そのためには自分で正しい情報を取ったり、その中で正しい判断をしなきゃいけないというのが自分の中に身についていて、
かつ今は会社をやっているので、あるいは家族も持っているので、自分にとって一番身近な人たち、家族とか、
あとは会社の従業員、クライアント、ステックスホルダー、特に従業員ですね。
他、その先にいる家族まで、正しい意思決定を少なくとも僕がしてトップダウンで下ろすというよりは、彼らもしなきゃいけない。
家庭においては僕がトップだったりするので、トップというか僕と妻の営んでいる世帯なので、
僕と妻が正しく意思決定できるように、僕がちゃんと情報を集めなきゃいけないという、少なくともそういう責務があるし、
そうじゃないと万が一の時に命は自分では守れないという危機感を持っています。
そういう時に、とにかくインフォデミックの波に自分自身も晒されているわけなんですけど、
正しいか正しくないかというのを納得いくまで情報を見ていく時間はもうないんですよね。
情報量はその小物によって全部さばききれないというのと、
あとは確からしい人が発信している情報だけですらものすごい量に今なってしまっている。
そういう状態の中で、自分として一定の判断を下していかなきゃいけないというのは日々訪れるわけなんです。
例えば会社をリモートにすべきかどうか。結論としてはうちはフルリモートに、今完全に仕切っていますし、
とは想像してはないですけど、僕は会社に対してロックダウンをかけている経営者という状態だと思っています。
とか、あるいは従業員とか自分の家族が今熱を出したらどういう行動を取るべきかを先に伝えておくとか、
これに対して多分ほとんどの人、正しい行動を何をしたらいいかって今の時点で答え出せてないんじゃないかと思うけど、
それも情報を集めて出さなきゃいけないんですよね。
とか、あるいは例えば妊婦さんがいた場合どう対処すべきかとか、今妊娠を考えられている方がいた場合どう伝えるべきかとか、
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結構実は日々言わんと重たい意思決定とかそれを司るための情報源を当たるということをし続けないといけないと思っていて、
すごい責任感を感じています。
そういう時に大事なのはやっぱり現時点で正しいかどうかは結構自分でも明言できないようにする。
自分はこう思う、決めた。
けど、今正しいかどうかわからないし、明日変えるかもしれない。
だけど現時点で正しいと少なくともみんなには不安がないように言い切んなきゃいけないとは思っていて、
みんなというかそれを聞く人とか、僕の意識で影響を受ける人とか、
その意味だと納得できるかどうか超大事なんですよね。
納得できるかどうか、何にするかなって考えたんですけど、
やっぱその時間の制限がある中で調べ尽くしたかどうかが全てだなというふうに思いました。
今東京都の感染対策会議のバックについている西浦先生っていう、
モデリング、こういう感染症が起きたときにモデリングのプロの方がいらっしゃるんですけど、
この方は東京都3月30日の記者会見にも出ていて、
昨日4月1日の対策会議が独自に行った記者会見にも出てるんですよね。
この間たった数十時間しかないのに、ほぼ寝ない中でいろんな情報を集めて、
日々コクコクと変わる状況、データをにがみながら、
まさに東京とかは今予断を許さない状況なので、
こういう発言をすべきだとか、不安と被害のバランスを見たときに、
今はこういう方針を打ち出しておくべきだという意思決定を支えていると思うんですよ。
こういう態度というかこういう仕事をすること自体、ものすごい尊いしありがたいし大変だなと思うんですけど、
どうやって納得できるまで調べているか、
短い期間の中で、その時間の中で最大限やったかというのを結構見てみたいですよね。
僕の場合だと信頼できる人からの情報ソースをとにかくたどるとか、
都とか国が発信している読みづらいウェブサイトを読みに行くっていう、
その中からPDFを拾ってきて、ちゃんとファクトを見に行くっていう、そういうことをしています。
そうするとうっすらと東京都がどう考えているかとか、
厚生労働者が今どう考えているかとか、どういう対策しようとしているかとかってのは見えてきて、
ただそれだと甘いんじゃないかとか、逆に漏れてないかみたいな不安を募らせたりもしていて、
その発露がツイッターに出てたりもするんですけど。
ただおそらくですけど、西浦先生もものすごい時間リミットがない中で、
全力で読めるような回答できるように調べ尽くすっていうことに、
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彼の英知を捧げてるんじゃないかなっていうふうに思いますね。
あともう一個あって、
お前自分の会社のこと集中しろよみたいなことを感じてるっていうふうに言ってる方が別でいたんですよね。
結構情報発信をしっかりされてたり、ジャーナリズムに近いような仕事をされてるスタートアップの経営者の方で、
そういうことを調べて発信する前にお前自分の会社なんとかせよみたいなことを
暗黙的なプレッシャーとして感じるみたいなことをおっしゃってた方がいて、
彼自身は僕結構尊敬しているというか、すごい賭けながらリスペクトしているんですけど、
正直そんなこと考える必要は、僕も一周回った上で今のところないかなというふうに思っています。
こういう中で、もう一回自分たちが起業した原点って何かっていうのに立ち返ると、
やっぱり社会に良い影響を与えたいっていうのが一番だったと思うんですよね。
スタートアップなんて、そこに与えられる自分たちのプロダクトの価値とかってやっぱりまだまだ小さいと思ってるんですよね。
もちろんプロダクトの価値でっかくしていくっていうのに集中するっていうのも大事ですし、
それは仕事の中でやるべきなんですけど、もう一個やっぱり使える武器が自分の中にあるのであれば、
そういうものはどんどん使って、世の中に大きいインパクトがその時点でレバー値効くのであれば、
トライすべきだとは思うんですよね。
例えばリサーチをする力とか発信をする力みたいなのって経営者には求められがち、
経営者というか起業家ですかね、創業者とか求められると思うんですけど、
今こそインポネミックってでかい問題が起きてるんだから、
そういうことをトライするというか、ちゃんと力を発揮すべきなんじゃないのかなっていうのも逆に思ったりしていますね。
正しい情報、正しそうな情報をちゃんと拾ったり、考察をちゃんとしたり、
分析をちゃんとするっていうことを通じて良いフィルターウェブになってあげるってことが、
少なくとも、例えばハケド、僕Twitterのフォロワー1.2万ちょいとかいるっぽいんですけど、
その人たちにとっては良いフィルターウェブになれるかもしれないですし、
めぐりめぐると、例えば東京都の次の記者会見でこういう疑問点があるときに
記者が質問できるようなファクトをまとめたものをちゃんとサポートしてあげるとか、
もしかしたらできるかもしれないと思っていて、
何かしら社会とのリンクを持ちながら影響を発揮していくっていう意味では、
お前自分のとこだけやってろよみたいなプレッシャーには
負ける必要ないんじゃないかなっていう風に個人的に思っています。
ちょっと逸れちゃったんですけど、不確立性前に意思決定していくって、
やっぱスタートアップって常にそういうものだと思っているし、
今社会がそれを求められてて多くの人ってそういうことに慣れてないんですよ。
慣れてない中で僕らが本当にそういう現場で培ってきた能力を発揮できるようになったら、
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今なんじゃないかなっていう風に思っていますし、
僕は事業の性質上そこの責任も一定受け負っているので、
身を引き締めながら頑張らなきゃなっていうのが最近です。
ただカジバはアドレナリン出るんで、やっぱりやってやろうというか、
良い影響を及ぼすぞっていう強い気持ちが最近はフツフツと湧いています。
ちょっと短いですけどこんなところで。
もうちょっと柔らかい話したいなと思うんですけど、
柔らかい話が自分から出そうと思うとあんまり出てこないんで、
質問とかあったらぜひハッシュタグザイト見つけていただけるとうれしいです。
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それではまた。
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