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はい、おはようございます。ゼロトピック第27回目です。
今日は質問をいただいたので、その質問の内容に答えておきたいなと思います。
ちょっと待ってくださいね。質問の内容なんですが、
これ、しゃべる前に用意しときゃって話なんですけど、
今、Twitterを開いて、こんな質問があったか。あ、ありました。
モンさん、毎日隙間時間のBGM的に視聴しているSpotifyのフォロワーであると、視聴時間すごそう。
リサーチする上で大事にしていることを聞きたいです。
早期感や朝夜などのタイミングとか、ソースもとどうするかとか、などっていう。
リサーチについてですね。
これね、僕、リサーチの仕方について質問もらいがち説があります。
フリーアジーンだってもう一個の方でも、ヤムスさんどうやってリサーチしてるんですか?って質問もらったし、
なんか今日も来たし、これ前ももらった気がするし、Twitterとかでもよく質問を受けたり、
あと、記事出したりすると、リサーチすごいですね、どうやってるんですか?みたいなコメントが来たりみたいなので、
リサーチの仕方を話す芸人みたいになってるんですけど、
今日ここで話して最後にします。
リサーチの仕方なんですけども、
まずそもそもリサーチするために一番初めにすることって、
イシューを名言化すること。
ほぼこれで全部決まると思ってます。
イシューって良いイシューと悪いイシューとあると思ってて、
まず悪いイシューを言うと、
何々はどうなっているの?みたいなイシューはクソイシューですね。
クソイシューです。
これクソイシュー認定してください。
何々はどうなっているかって聞かれたら、
はいクソイシュー認定って言っていいです。
何々はどうなっているかって、
それ何も仮説がないですよね。
なので下調べとか気づきが一切なくて、
非常に乱暴なイシューになっちゃうんですね。
これだと何から調査したらいいか全く手がつかないっていう、
リサーチを始めちゃダメな典型です。
これをより良いイシューにするためのリサーチもあると思うんですけど、
僕そのレベルの人がリサーチしても多分何もつかめないと思ってるんで、
ダメですね。
逆に良いイシューって何かっていうと、
AとBの関係性を明らかにするような言語化ができるものが良いイシューだと思ってます。
例えば、
5年後に日本の食品のEC化率が10%になるのではないかみたいな、
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これがイシューだと思ってます。
はい。
あとは気付き?
これ伸びそうだなって思うから、
5年後に10%になるのではないかって言える。
なので気付きとか、その周りで起きてる変化とか、
その周りの変化が良いイシューになるのではないかって言える。
はい。
これが一番良いイシューだと思ってます。
はい。
言える。
気付きとか、その周りで起きてる変化の兆しを複数掴んでるとか、
そういうインプットがあって初めて、
こういう良いイシューって出てくると思います。
一番初めにリサーチする上で大事にしていることは何かっていうと、
①は気付きを得られるような訓練をしているかどうか。
これできない人というか、ほとんどの人はやってないので、
ほとんどの人はいろんな気付きをするしがちだと思っています。
はい。
なので僕にとって一番大事なのはイシューを定義することで、
イシューを定義するためには気付きとか仮説が得られる訓練をしていること、
あるいはそういうアンテナを張っていることが一番まず大事だと思っています。
で、次に質問内容にあった期間みたいな話なんですけど、
期間はまず儲けないですね。
もちろん自分で儲けているわけじゃなくて、
そうせざるを得ないことっていうのは結構たくさんあります。
例えばいついつまでにこういう資料を作りたいから、
この日までにこのイシューを解こうっていう、
イシューが3本とか4本とかのストーリーラインがあって、
それを埋めるための最大限のリサーチをするっていう、
そういう期間に対してのROIを最も上げるような形で
染み切りがつくことがあるんですけど、
基本的にイシューを解く上で、
必要な情報がどこから出てくるかとか、
その時間で集まるかとかも見通しってほぼ経たないので、
基本的に自分の中で期間みたいなものを儲けない。
ただ思ったらすぐ始めるっていうことと、
文字化をして、言語化、イコール文字ですね。
文字に起こして蓄積されるようにする。
自分の思考、脳みそのストレージの中に止めておける情報って
めちゃめちゃちっちゃいし、どんどん忘れていくんで、
文字にして蓄積をされるようにすることで、
期間が無駄にならないように、
かけた時間が無駄にならないようにするとかはあります。
ただ、お尻を始めから決めるようなリサーチってのは、
決められた場合以外を除いてはあまりないで、
自分のイシューに対して納得度が100%に達するまで
できるだけやるっていう感じですね。
あとはタイミングか。
タイミングは完全に朝が多いです。
僕は大事な仕事は朝するって決めて、
エネルギーが残ってるときですね。
これ前の前の回とか、
ワークフロムホームの時に注意すべきことみたいな
ポッドキャスト話なんですけど、
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人間の疲労って溜まるんです。
リセットは睡眠でしかできないので、
1日の後半に行けば行くほど、
自分のパフォーマンスって絶対下がるんですよね。
自分にとっての交換神経と副交換神経の2つで構成される
自律神経の要はリソースが一番高い状態、
寝起きなんですよね。
寝起きに交換神経を温めて、
頭とか稼働させた後に、
すぐそういう仕事を大事な仕事をするっていうのと、
あとはファスト思考とスロー思考。
ファスト&スローっていうダニエル・カーネマンという経済学者、
心理学者かな、書いた本にもある通り、
人間の思考って2種類あって、
1つはすごい直感でコストをかけずに使える思考。
それほどほどの精度があって、
会議室に入った瞬間に誰かが自分の話ししてたみたいなのにも聞いて、
その展開に誰かが自分の話ししてたみたいなのにも気づける程度の精度はあるんだけど、
難しい計算とか難しい論理を組み立てるとか、
論理を理解するみたいなことにはほとんど役に立たなくて、
拡張バイアスみたいなものを受けたり、いろんな欠陥がある。
他方でスローな思考、システム2って言われるんですけど、
そっちはすごいエネルギーが必要で集中力が必要なんですけど、
3桁×3桁の計算だったり、複雑な論理展開を理解するだったり、
そういったものに使われる思考。
システムにはものすごいリソースを食うので、
エネルギーがない時にやったら多分動かないんです。
っていうこともあって、めちゃくちゃ超ロジカルに、
僕は朝一番初めにやる仕事を一番その日の中で重要難しい仕事をやるっていう形にしてます。
僕にとっては朝って4時からなんでめちゃくちゃ早いんですよね。
みんなが例えばIT系だったら12時とかからなんとなく仕事を開始するってころには、
僕の1日ってほぼ終わってるんですよ。
4時から12時なんで8時間経ってるじゃないですか。
なので僕の中での大事な仕事って大体その間までに終わっていて、
そこから先って結構流しというか、
システム1だけで仕事するようなものが結構多いかなと思ってます。
社員と話したりとか、コミュニケーションしたり、メール打ったりチャット打ったり、
あと流れてくる記事読んだりとかインプットしてみたいな、
あとダラダラと書けるような文章を書いたりアウトプット作ったりするっていう。
でもそのとにかく一番自分のパフォーマンスが高い状態は朝なので、
朝に大事な仕事をするっていうのはかなりタイミングとしては決めてますね。
これはすごい、でもこれにするようにしてからめちゃくちゃパフォーマンス高いなと思いますし、
自分があえてひとつ飛躍したポイントは何かというと、
重点的に朝のリソースの最大化みたいなことをするようになってから、
僕の能力の上がり方っていうのは良くなったんじゃないかなっていうふうに思ってます。
で、あともう一個、ソース元とか。
ソース元はできるだけ信頼がおける情報を当たるっていうのが答えになっちゃいますね。
そのできるだけのできるだけが難しいんですよ。
要は世の中にない情報とか、今言語化されてなかったり、
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数値に定量化できるような情報の方が少ないんで、
そうじゃないものをかき集めるときって、
それが信頼できるのかどうかの判断が難しいものも多いですよね。
例えばある新聞記者が書いていたとか、ある人がインタビューしたみたいなものしかソースがないとき、
それが信頼できるかどうかって、
例えば国が出している、経済産業者が出しているPDFと比較すると、
信頼度って全然低いとは思うんですけど、
でもそれなんかの兆しとか、それしか情報がない状態っていうのは結構あるじゃないですか。
なのでそういう意味だと、その時点でそのトピックを調査するのに
最も信頼度が高い情報に当たるっていうのが基本としてありつつ、
それって相対的なものだよっていう感じですね。
もう1個あって、僕結構自分の身体で感じる情報が一番重要な情報、
イコール一時情報だと思っているので、
何だろうな、さっきの食品の飲食価率みたいな話で言うと、
とりあえずあらゆる食品飲食の、
まずその会員登録から注文して、実際食べてみて、
その後フィードバック送って2回目使うとか、そういうものも
経験して、自分でどう思ったかっていうのを
とにかく自分に蓄積していくことを大事だと思っています。
自分が感じることなんてね、庶民代表みたいなとこあるので、
他の人も半分くらいは同じものを共有できるはずだし、
と思っていて、
そうですね、まず自分で体験するっていうことの価値を
すごい思っております。
あとさっき言ったような、計算書を出しているPFとかは、
一定の事実として扱える精度が高いと思っているので、
そういうのを作っているのは、例えばNRIとかNTTデータとか、
そういうのがあったりするんですけど、
そういう一時情報が得られない場合は、
それに維持しながら、
一時情報を作っていくというのが大事だと思っています。
そういう一時情報が得られない場合は、
それに維持しながら、精度の高いものを問いに行くというのが、
よくやりますね。
インタビューとかも行きますしね。
最後、そのイシューって何々は何々であるって、
一言言ってもあんまり意味がなくて、
人に伝えられなきゃいけないんですよね。
人に伝えるときに何が大事かというと、
イシューとかストーリーだと思うんです。
背景とか。
その背景を補足するような情報を徹底的に調べますね。
例えば、僕が煌臨の三部作みたいな記事を書いていて、
あれで言いたいのは、すごい簡単に言うと、
日本ではOMOは来ないけど、
EC化率がまだまだどんどん上がるよと。
僕らがアドレスしている食品というマーケットって、
そのポテンシャルが一番でかいんですよ。
というのを最後にもう一本書きたいなと思っているんですけど、
そういうことを補足するために、
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日本の大きなユニクロとかイオンとかが、
どうやってああいうふうに成長したのか、
その成長ドライバーは何だったのかってところから書き始めているわけなんですよ。
これってストーリーで、一本の仮説を言うために、
最も深いところから入っているというか、
その背景を説明するためのリサーチも重ねていて、
ストーリーとして腹に落ちるような形で、
ロジックを詰めていくというところが、
すごいイシューを伝える上で大事かなと思っています。
食品のEC化率が10年後に10%になるみたいな、
イシューだけパンってなるだろうみたいな、
イシューへの答えを言われたところで、
多くの人はあんまり納得できないというか、
そこを知っている人ほど実は納得できなかったりするので、
ホワイをいろんな手段で伝えていく。
その時によく使うのはメタ認知的というか、
類似した業態でどうなったかとか、
類似しているんだけど一歩進んだ業態ではどういう道を辿ったかとか、
あるいは自分が今いる場所って、
これまでどういう道を辿ってやってきたのかっていう、
その人がどこから来たの?みたいな、
人間の背景では欠けずを辿るような行為をすることは、
実はその将来を語る上でめちゃくちゃ有用な情報になるんです。
それはサピエンス禅師とか、
いわゆる歴史の教養本を読んでいても同じだと思います。
なんでこの時代になっても宗教が残っているのかっていう。
それは我々は嘘を信じて協力できる民族が生き残ったからです。みたいな。
その前にいた人類は僕らが滅ぼしたんですとか、
そういう背景を知っておくと、
こういう虚構への信仰ができる人類であることを理解して、
がゆえにこういうふうに個人が縄張りを言い合うというよりは、
協力して何か別のものと戦うっていう世界が生まれたとか、
そういうのが理解しやすいんじゃないかなと思っていて、
同じですね。同じ。
小売っていうのはロードサイドでトラフィックが爆発的に増えた。
なんでロードサイドが増えたのかというと、
購買力、要はお買い物するのは女性なんだけど、
それまでは一家に1台しか車がなかったのが、
女性が軽自動車っていうのが生まれたことで、
世代にとって2台目の車を持つことができた。
それによって郊外で自分の会社からの帰り道とかに買い物ができるようになった。
そういう需要の機会を抑えたのが、
シマムラとかユニクロみたいな、いわゆる女性服のSPA、
あるいはイオンみたいなちょっとエンタメ性のあるGMSみたいな、
そういうストーリーがあって、
そういうトラフィック上でガーって稼いだ会社が資金を得て、
その資金をどこに投資したかっていうとグローバルとECです。
ECでもうまくいかなかったものがあって、
それは商材の差だったり、デリバリーまでにかかる時間だったり、
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そういうところの制約が大きく効いてますよとか、
グローバル化も結局商材によっては文化の影響を加味しなきゃいけないもの、
加味しなくていいものっていうのはがっつり分かれていて、
加味しなくても良いエリアでは売れたんだけど、
加味しなきゃいけないエリアの方が多かったとか、
そういう話は結局ローカライズがどうどうみたいな、
そういうストーリーがあるんで、そういうのってほとんどIT系でも同じなんですよ。
メルカリがアメリカに持ってったらすぐにうまくいかないように、
IT系でも結構同じで、
こういう背景を知っておくと仮説のすごい意味付けがしやすいし、
仮説も思いつきやすいんですよね。
という意味でストーリーという意味での背景、過去をしっかり理解して、
その中で自分が意味付けできることは超重要だと思うし、
人間がAIに勝っている唯一の部分だとも思っています。
最後ちょっとそれていったけど、という感じで、
リサーチするときにはそんな感じで、
まずすごいシャープな仮説を立てるために気づきの訓練とかをすることと、
期間決めずに目的を達成できるようにやるってことと、
タイミングとしては朝が絶対ベストです。
絶対ベストです。絶対ベストです。
なので朝やるってことと、
ストーリーを指すような背景とかファクト集めて、
意味付け、ストーリー付けを自分でしていくっていうこと。
それによって説明のコストを下げていって、
誰もが納得できるような仮説。
それに人を巻き込んで、
事業だったりプロジェクトを起こしていくっていうことが
大事じゃないかなと思ってやっております。
ということで今回リサーチする上で大切にしていることを話しました。
またぜひこれ聞いていただいた上での感想とかも
MONさんにはいただきたいなと思いますし、
こんな感じでハッシュタグゼロトピー付けて
質問投げてくれるのは結構嬉しいかもしれないですので、
フィードバック質問等と
ハッシュタグ上でいただけると嬉しいです。
最近毎日2,3本ずつUCCがゼロトピーに対して出るようになってて
めちゃくちゃ嬉しいですね。
グロースしてるなって感じがします。
やっててモチベーションになるのはフィードバックを得た時なのです。
逆にここはもう少し良くなったらいいなみたいな話も聞いてみたいですね。
あとは他のSpotifyとかAppとか各種のポッドキャスト
プラットフォーム上でフォローしていただけると嬉しいです。
1人当たり平均すると数時間ぐらい聞いてくれてるらしいので
非常にやってて意味があるなと思ってやってます。
コロナで中にこもっている時間も長いと思うので
僕のポッドキャストがみんなのリフレッシュメントになるといいなと思って
嬉しいなと思います。
ではそんな感じで、
今回はこのへんで。
またね。