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2020-04-30 14:07

#41 機能はMoatにならない - 複数の困難な条件を揃えること

関連ツイート

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はい、おはようございます。ゼロトピックです。
今日はなんかツイッターで、ちょっといいなと思ってツイート取り上げたいなと思ってて、
鉛筆削りおじさん at RayX っていう、結構癖の強い名前の、
RayX の方の、しっこ役員の方かな、のツイートがあって、それすごい良かったなと思ったんですね。
内容が、新規事業において機能における差別化で勝敗が決するかというと否定派で、結局はオペレーショナルエクセレンスの差分でしかないと。
マーケットが伸びるタイミングで競合に先じて、マーケットプロダクト両方で高速な PDCA が回せる。
資金、人、データの体制になっているかどうか、それが大事じゃないかみたいな示唆を書いたツイートがあって、
これ結構すごい共感するところと、付け加えるところがあるといいんじゃないかなと思って、それについて話したいなと思います。
基本的に全面的に同意というか同意で、基本的に機能、特に目に見える機能とか、触ったら分かる機能って再現性がものすごい高いんですよね。
スマホのアプリとか思い出してもらえばいいんですけど、例えばなんだろうな、僕らの Tably ってアプリ触ってもらうと、
コンダテが提案されるっていう、この UI とかって一瞬で模倣できる、一瞬とは言わないですけど、そこそこいいエンジニアさんがいて、
何らかパーツを使って妥協したりしながらも、ああいう UI を実装するとか、あるいはコンダテのレコメンデーションのアルゴリズムを考えて実装して、
コンダテが提案される仕組みを作るとかって、非常に簡単なことで、正直模倣はすごい簡単だと思うんですよね。
なのでそういう部分で機能で差別化して、我々が圧倒的に強いプレイヤーになるっていうのは、はっきり言って難しいと思っています。
じゃあ本当に差がつく部分って何かっていうと、例えばネットワーク効果があるようなプロダクトだと、
よく言われるのは、先にメルカイの例だと出品者とかを集める、あるいは C2C のメディアだとそこに書いてくれる人を集める、
口コミ集めるなどして、コンテンツを集めるためにユーザークリエーションにお金をバコンとぶっ込む。
そうすると売り場が増えたり、コンテンツが増えたりして、そこと検索だったり、
アルゴリズムでのマッチングによってユーザーの解かれるペインが大きくなっていったり、
自分のペインを解決するものと出会える可能性が増えていくので、ユーザーメリットが上がると。
なのでユーザーが入ってきたり、入ってきた後に継続しやすく、継続化しやすくなるっていう。
要はそれって膨大なお金を投じて差別化要因を作っていくっていう例だと思っています。
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つまりこのガソリン何かっていうとお金なんですよね。資金調達力だと思っています。
すごい単純に。
その資金をどうマーケに使うかとかみたいな、要は広告の運用のノウハウとかもものすごいコモディティなので、
誰でもアクセス可能というか、そういうプロにお願いすることも今の世の中だとほとんどシームレスに可能ですし、
プロにお願いしなくてもね、自分でノウハウを貯めていくっていうこと自体も今はっきり言って難しくないので、
そこは差別化要因にならなくて、シンプルにガソリンの量をどんだけ投下できるか、それを集められるかっていうところが勝敗を決するポイントで、
それイコール資金調達っていうオペレーションのエクセレンスさ、素晴らしさとかセクシーさがめちゃくちゃ大事だっていう話。
あるいはその有効活用度の効果が1%、広告の効果が1%違えば、確かにものすごい将来的にROIって変わっていくので、
そこをめちゃくちゃ細かくやるデータを集められるとか、データをリアルタイムでフィードバックして、
悪い効果のものは止めて、良い効果のものに集中投資するとか、そういったオペレーションをどんだけ細かく精緻にやっていけるかみたいな、
そういう部分が差になるよねっていう話なのかなっていう風に個人的に思ってて、めちゃくちゃすごい同意します。
他方で僕にとってめちゃめちゃかっこいいこと、美学みたいなのがあって、
この資金調達っていうのも、それ単品で見るとその能力を持った人が現れる可能性って全然ゼロじゃないというか、
むしろ結構、ちょっとコロナの前までであればっていう前提がつきますけども、
割と大型の数十億円の調達をしているプレイヤーって比較的たくさんいたわけですよね。
なので、その調達みたいな部分もそれ単品だとバリアとしてはすごい弱いと思っています。
あとはオペレーションの部分で改善していくみたいなものも確かに重要なんだけど、
バリアとしては弱いと思ってて、僕はすごい今プロダクトを作っていて、
あるいはこれから作るときに絶対に考えるのって、複数のモートをいかに築けるかっていうことかなと思ってます。
一つのでかい堀だけではなくて、複数の大きな堀を揃える。
複数の困難条件を揃えて、自社以外もう絶対ローンチできねえだろこれっていうポイントを作るのがすごい大事なんじゃないかなと思ってます。
そのために潜るっていうのが必要なんじゃないかと考えてます。
なんかステルスであることの意味みたいなのも結構変わってくるかなと思ってて、
ステルスってこれまでは模倣速度が速い。
例えばプロダクト出して、3ヶ月後にはたぶんパクられるだろうから、
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ある程度自分たちに資産が溜まるまで潜っていようっていう。
一定のユーザーが付くとかファンがちゃんと付くとか。
競争の身に晒される機関を後ろに倒そうっていうのがステルスの意味だったかなと思うんですけど、
今はもうそういうことってよりは目的としてはその条件をコレクションしていくっていうところがすごい大事なんじゃないか。
なんか同じなんですけどね。
より自社しかできないものに洗練していくための時間としてステルスって必要だなというふうには思っています。
ただ本質的には自社にしかできない条件って基本的には他社にできないからステルスである意味あんまないんですけどね。
単純にプロダクトが出るのが遅くなってるっていうそれだけかなとは思います。
例えば自社にしかできない条件って何かっていうと、
例えばすごいシンプルなのだと大企業のトップを抑えるとか、
その会社と取引をすることのハードルって多分大企業であればあるほどすごい高いんですけど、
それを全部超えるとか、
あとはその機能とかプロダクトのレイヤーだけではなくて、
例えばマーケティングの戦略とか事業戦略自体に自分たちのアイディアを組み込んでしまうとか、
他社の離れられないようにするとか、
もう一つ言うとロビイングとかで自分たちだけに有利な法律を作ってしまうとか、
マネーフォワードとかその例なのかなというふうに思ってます。
ABCD、もちろんあとはプロダクトの複雑さとか暗黙的なレイヤー、
APIとかそういうレイヤーで非常に難しいチャレンジをする、
新しい技術を使う、
ブロックチェーンとかももしかしたら今はそういうものなのかもしれないですけど、
プロダクトの中にいくつかテックモード、
技術的な堀を埋め込んで、
それを超えない限りは再現ができないという状態を作るとか、
そういった形で我々にしかできないというものをいくつも揃えてプロダクトに仕上げるというのが、
今の時代だとすごい重要、
新規事業にとって重要なんじゃないかなというふうに思ってますし、
プロダクトマネージャーみたいな存在って基本的にプロダクトのCEOだというふうにずっと僕は言ってきたので、
それを設計したりそれを実現するためのムーブができないとダメ、
イコールこれまで言われてきたプロダクトマネージャーみたいな概念とは一線を隠すと思うんですよね。
例えば法律作るんだったらロビングできないと全然箸にも棒にもかからないし、
あるいはビズデブとして、
例えば僕がね、
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水穂銀行の盗取と信頼関係作って契約価値取るみたいな、
そういうムーブができないとダメかなというふうに思ってます。
そうなってくると本当に必要な領域、もしくは専門家と会話できる領域を広げなきゃいけなくって、
そういう学びがね、プロダクト作るっていうことに関して、
今は最もレバレッジが効くポイントになるんじゃないかなと思っています。
例えば今から新しく新規事業でセブンイレブン作れるかっていうとNOだし、
ペイパル作れるかっていうとNOだし、
テスラ作れるかっていうとNOじゃないですか。
彼らが超えてきたものの大きさがあまりに多い。
しかも一個じゃないんですよ。
例えばセブンイレブンで置いている商品を自社も取り扱うっていうのは正直ハードル低いと思います。
だけどセブンイレブンが抑えた土地を自分たちも抑えるのはめちゃくちゃ難しい。
だしセブンイレブンが、
何ですかね、作ってきた周辺のエコシステム、
セブン銀行とかコピー機とかPOSからのデータ集計したマーケティングとか、
そういうエコシステムを自体にユーザーも価値を感じちゃってるので、
それがない状態のプロダクトってもう差別化できないというか、
むしろ弱いプロダクトだと思われるはずなんですよね。
そういうセブンが用意したものを僕らも用意して、
さらにセブンにできないことを3つ4つ用意できるかというとノーなので、
PayPalとかTeslaも同じだと思います。
ノーですと。
新規事業やるんだったら同じように、
あなたの今の新規事業って例えば×××社が3ヶ月で真似できないものですかっていうものに対して、
無理ですっていう即答できるものだけを狙って作るっていうのが今後は求められるかなと思っています。
もちろんそれがデマンドにぶっ刺さるかとかはまた別の話。
マーケがうまくいくとかも別の話なので、
失敗する核のおせいっていうのは変わってない。
けどそこのフォーカス定めて作ってフォーカス定めて作ってっていうのを繰り返す必要があるので、
必要なスキルセットとかカロリーがものすごい増えてきている時代だなっていうのは感じています。
だけどそれを繰り返せる会社が本当の強さだし、
そういう会社こそ一番のモード。
だって怖くないですか?
この領域やるぞって決めた瞬間に、
ものすごい勢いでキャッチアップして、
ラーニングして、
外部のステックソロだと信頼関係作って、
法律変えて、
そういうプロダクトに落とし込んで、
はい辞書しかできません、
外れました、
はいこれもっかいやりますって言って別の領域行ってまたやるっていうのをひたすら繰り返せる会社があったら、
それはめちゃくちゃ脅威だと思うんですよ。
で僕の戦略ってのはそういう会社を作るってことが僕の戦略なんですよね。
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なのでシンプルなんですけど、
結局一番大事なのって、
こういう現状にアダプトして、
再現なんだろうな、
他者ができないことをやり続けるっていうのを愚直に、
ほんと愚直に繰り返せる会社が、
やっぱりこれからは、
かっこいいし強いなっていうふうに思います。
はいという話でした。
なんか今朝ねフリーアジェンダも撮ったので、
すごい喉カラカラなんですけど、
あの脳が割と生きてたので、
喋ってみました。
今ちょっと仕事がねめちゃめちゃ、
そのビッグディールめちゃくちゃ仕込みまくってて、
すごい忙しいんですけど、
なんで社員、特にエンジニアチームにも、
ゴールデンウィークをちょっと休まないでもらって、
フリキューを与えてっていう感じで急いで整備して、
頑張ってもらってるんですけど、
結構10Xとしてはすごい良いムーブで、
今仕事できてると思いますし、
なんか割とやっぱ自分の採用活動の薄さが、
ボトルネックだなと思ってきたので、
ちょっと採用を頑張っていきたいなと思ってます。
このゼロトピックとかフリーアジェンダ聞いてる方で、
特にソフトウェアエンジニアですね。
これあの、なんだろう。
割とご自身に自信があるソフトウェアエンジニアの方と、
あとは事業開発の方。
そのどっちかというとすごいライトな営業やってるとかっていうよりは、
結構複雑な条件の中で最適解を見つけて、
その難しい契約を取りまとめるみたいな経験をされてきた方、
っていうのはうちでもすごい輝けると思っていて、
そういう人だけを今採用を集めていっている段階なので、
もしお聞きの方で関心がある方は、
ぜひ我々の誰かにメッセージか、
僕にDMとかリプライとかでも構わないので、
いただけると嬉しいなと思います。
はい、それではこの放送の感想などは、
ハッシュタグゼロトピーでいただけると嬉しいですし、
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それでは。
14:07

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