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2020-05-03 18:53

#42 臆病者は自分の仮説を攻撃する話

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00:04
はい、おはようございます、ゼロトピックです。 えっと、今日は自分の仮説を攻撃するっていうことが
すごい重要じゃないかみたいな話をしたいなと思います。 で、よくその企業とかあとは経営者って臆病な人の方が生き残るみたいな
ことをよく言われると思ってて、えっとそれはすごい心から動揺するんですね。 で、僕自身はめちゃくちゃ臆病というか、そのビビりなんですよ。
なので、その なんだろうな
先も何も見えず、で自分の仮説もないところにポーンと えっと放り出るみたいなことはほとんどしないタイプの
企業家だし経営者だと思います。 はい、まあなんかそれが自分のにとっては
基本的には非常に良いことだと思っていて、 逆にそういうリスクを取るっていうのは将来的に一発で退場するっていう
リスクを許容する会社を作るってことなので、あまり長期的なことができなくなって いくというふうに考えてるんですね。
なのでまあ臆病なことは僕はいいことだと思っています。 で臆病な僕がすごくそのよくやることというか
があって、それが仮説を攻撃するっていうことなんですね。 えっとちょっと今最近コロナ騒ぎの中のツイートの中で
藤沢和樹さんって恋愛工学を提唱されている元トレーダーの方がいるんですけど、その人の ツイートが引用してちょっとお話ししたいなと思ってます。
でその人がすげー良いこと言ってて、 えっとそれ中身を読むと、
ワイは研究者をやってトレーダーをやって自分が仮説を考えるとその仮説の一番の敵は自分である ことが当然なのよ。
朝から晩まで自分の仮説を攻撃する。 自分の仮説が間違いであると主張するデータなり論文を探しまくる。
それぐらいやらないと変なこと言ったら取り返しつかないし、 金をかけたら損する。
そうやってあらゆる攻撃を跳ね返せるだけの強度を確認してから表に出したりトレーニング 使ったりするんだろう。
でもツイッター芸人とかに若評論家の経営者とか見てると、朝から晩まで自分の仮説をサポートして くれるような情報に飛びついて、まったくプロセスが逆なんだ。
はいという内容があって、まあこれはすごい あのあそうだなぁと思って
ちょっとこれに関連してこれで事業の中ではどうやって扱うのかみたいな話をしたいな と思っています。
で事業を作るとか起業するとかって基本的には仮説を世の中に問うっていうそういう作業なんですよ。
えっと未来はこうなるべきだとかこうなるはずだっていう 仮説があってでそれと現状とのギャップの間に事業機会を見出して
プロダクトを通じて価値を提供して価値をお金に変換して あるいは価値を企業価値に転換して資金を調達して
03:10
またその価値を大きくしたりその他の事業機会に参入するっていうことの繰り返しが他事業を作る ことだと思ってるんですけど
ここで大事なのって仮説を問うときのその仮説のを否定する要素がどのぐらいの頻度で
どのぐらいの強度で起きるかそしてそれに対する対策ってできるのか 対策はしているのかどうかみたいなことが臆病な自分からするとめちゃくちゃ重要な
ことかなと思ってるんですね 要は今の事業どうやったら壊れんねんっていうのをすごいずっと考えてるっていうのがあります
特にあの一発で壊されるような事件って何かなっていうのをすごく考えていて なんか僕はブラックスワンとかそういうなんだろう
本とか題材 あるいはリスクみたいなものを扱うことに比較的その
敏感というか長けているというか 点があるとするならそれは自分がすごい臆病だからと思っています
でえっとまぁよくその一発退場するようなデストロイヤーになるような 自分を否定するような行為自分の仮説を攻撃してくれるようなものって何があるかな
っていうと1個はお金の面がありますよね その
例えば資金を調達できる環境が常に世の中にプールとしてあるから ギリギリまで調達しないという選択肢を取れてたものが
そうじゃなくなってくるあるいはものすごい評価がシビアになってくると 資金って思ったように調達しにくくなっていくはずなので
まあどれだけね ir がうまい会社であっても だから資金調達環境がめちゃくちゃ悪くなったらどうするんだっていう話とか
あるいはその資金って調達だけじゃなくてキャッシュフローマン営業キャッシュフローもあるので 例えばね b 2 b の授業だったら契約が取れなかったら切られたらどうするんだとか
あるいは b 2 c の授業であればユーザーが行動変容してお金を払わなかったらどうするんだとか もしくは競合が出てきてそちらにユーザーが取られたらどうするんだとか
もっと手前で言ったプロダクトをそもそもユーザーに支わなかったらどうするんだとか ありますので他にちょっと平坦周りで言うとお金だけじゃなくて人もすごい重要なので
例えば組織の中でものすごい重要な役割を担っている 誰々さんが辞めたらどうするんだみたいな
とこの今の授業はうまくいくはずだっていう仮説を攻撃する それも超強力な強度で攻撃してくれる要素をまずスペットシートとかにガーって洗い出すんですよね
洗い出した上でその横にそれが起きるとしたらどういうことがあるのかみたいなのを現状の 推定で構わないので書いていくってことをやっています
例えば資金調達環境って別にコロナを見る前から2020年がピークで落ちるんじゃない みたいなのって雰囲気で言われてたんですよね
06:07
誰もファクトを持ってないんですけど雰囲気で言われてました で別にそれ2020年じゃなかろうともしかしたら2019年だったかもしれないし2021年だったかも
しれないし 2022年だったかもしれないしいい時もあれば悪い時もあって今がいい時だっていう認識をしてるんだったら
悪い時に備えるってのは当然だと思ったんですよね なので僕も常にその僕ら幸いに今は資金についてはほとんど何の問題もない状態で経営ができていて
それについてはすごくまあラッキーな目もめちゃくちゃあるんですけど備えておいて良かったなー っていうのが思っています
でなんで備えてたかというと常にこういうことを考えてたから早め早めに動くってことを ずっとやってたんですよね
それが良かったかなと思っててまぁ要は環境が悪くなるはずだっていう環境が悪くなったら 自分たちの事業を壊れ壊すようになるはず
だから早め早めにその平坦を確保するということをやっておこうっていうのを 動いておくっていうのがまあ良かったなと思ってます
特に何かこれをリリースするとかないんですしないんですけど えっと
まあ起きる理由はわかんないけど起きることはなんとなくわかってたから対策としては 早めに動くとかなんかそういうことは普通の手段として取れるんですよね
でどちらかというともうちょっとハウの方が問題かなと思ってえっと 資金って誰でも借りれたり
なんだろうその 割り当て増資ができたりするわけではないし条件ってものが絡んでくるんで
その条件交渉で自社がどんだけ有意なカードを持てるかというのは事業の状態とか世の中に 作っていく価値とか
あとそれらを通じてその投資家だったり金融機関に見せられる期待値によって決まるんですよ だから
まあ常に期待値が良いと思われるようなカードを作っておくっていうのもセットでその 資金調達環境が悪くなったら
壊れるんじゃないかみたいな仮説に備えるっていうなんかそういう話があるかなと思っています もう一つそのキャッシュフローみたいな意味だとまぁその誰からどこの財布から
お金を取っているのかというとその財布が急に縮んだりなくなったりしたらどうするのか っていうのとの戦いかなと思っています
これについてはえっと僕の考えなんですけど 絶対になくならない財布から取れっていうだから
イコールその絶対に必要なものを作るってこととセットかなと思っています その例えば空気って絶対必要なんですけど空気作ってる会社があるとしたらあるとしたら
ね彼に絶対潰れないじゃないですか 人間が生きていく上ではほぼ未来永劫
過去から未来までずっと必要なわけでだから空気みたいなものとか あれは何ですかねその
ショピファイとかが強いなと思うのはあれがないと商売ができないという人が今すごい 増えてるからぐんぐん伸びるんですよね
アマゾンとかもしかり だからなんで実はその上で売られている商品そのものとか
なんですかねビジネスモデルがすごいとかなんだろう プロダクトがすごいとかっていうのもあると思うんだけどっていうよりも人が絶対に
09:10
こうなんだ逃げられないもの 避けられない場所で勝負をするっていうのが鉄則なんじゃないかなと思って
自分たちのプロダクトとか自分たちの事業もそういうところに常にアドレスできるように えっとでかつそういうところってどこなのかっていうのを見定めるように
探索と開発を進め続けるを回し続けるっていうのをやってました あのその空気みたいなも変わっていくんですよねなんかある日から二酸化炭素を吸うようになる
みたいなことはないんだけど なんかこういう空気よりこういう空気の方がうまいとかまあ水もなじゃん
こういう水よりこういう水の方がうまいみたいな なんかそういう売れるものその財布が支払われるものってちょっとずつちょっとずつ変わって
くんで変わっていく場所に自社を適用させ続けるっていうのはめちゃくちゃ大事なのかな っていうふうに思っています
まあそういう形でその お金が取れる財布っていうのは絶対になくならない財布から取ってくるっていうのとその支払われ
先が変わった時にもその相手が一社であるようにするにはどうしたらいいかっていうのを 末に考え続ける
まあイコール未来を予測するっていうのは必要かなとは思っています まあそういうことをまあ一時情報とにかくファクトを集めることで僕は対策するとかも
ありますね プロダクトが刺さらなかったらどうしようっていうのは実はこれ僕にとってあんまりない悩みで
えっと理由は刺さるプロダクトを作れる制度は僕らは結構高いと思ってるんですね なので
あまりこれは何だろう そのそんな悩みはないんですけどもちろん手前であのもっと
創業初期とか であるいはピボット誤解してますみたいな会社とかあったとしてそういう会社がそのプロダクト
を指したことがない ええ
みたいな状態だと結構全然違うかなとは思います その
なんだろうね 本当に良い
事業仮設を見つけてこれるかとか さっきはその理想とギャップの間に事業機会はある
ねその事業機会にがあるような場所にプロダクトを置いているかどうかっていうのは すごい重要でそこっていうのは何だろうな
なんか単純に綺麗な ui のものを作れるとか
誰かが絶対に欲しがるサービスを作れるというものとは結構違うと思ってるんですよ その
5人が超良いと言っている サービスじゃなくて何か数千万人が将来的に超良いというサービスを作らないと
基本的な事業機会にアドレスすることはできないので なんかえっと視点を広げ必要があってそこがなんだろうな
デザイナー出身とかそのエンジニア出身のプロダクト マネージャーがつまずくポイントなのかなってのを周り見てたり
ご相談を受けたりしてよく思ったりはします どっちかというと僕もそっちのタイプだったのでその悩みはよくわかるんですけど
やっぱ割り切る必要があって PM である前に経営者かなっていう
12:04
なので えっと継続的に良いプロダクトを世の中にプッシュし続けようと思ったら
それって事業機会とセットにしなきゃいけないっていうのが僕にとっては結構重要なこと でそれを攻撃する仮説としてはプロダクトが支えなかったらどうなんだ
みたいな話はあるんだけどそこは結構ユーザーと向き合う 素養があればそこまで実は問題にならない
この中に入れてないけど新規のお客さんからお金取るにはどうしたらいいかとかの方が お財布からそのお金を頂戴するにはどうしたらいいかとかの方がもしかしたら難しいかもしれないですね
例えば大企業の新規需要予算を相手にするプロダクトを作ったとしたら 今って多分破壊的な変化が起きていると思うんですよね
こういうフェーズで景気の先行きは見通しが見えないっていう状態ではやっぱ新規 需要ってちょっと遊びの部分遊びっていうのはその予算的な余白って意味ですね
遊びの部分でやるものになりつつあるのでそこは閉じられたりする可能性が高いん じゃないかなっていうので結構大きいブラックサウンドとか必要があるとは思います
それよりももしね仮に大企業向けの自由あるんだったら例えば何だろうな シャープがいるとしてシャープが何かの家電作るときに絶対に使ってるチップがあるとするじゃないですか
そういうチップを作っている会社っていうのは多分どんな時も使われ そのなくならない予算というか
なんかそういうプレイヤーになるべきかなっていうふうに思います クレカで言うとビザとかマスターみたいなああいうね
プレイができるといいしなんかビザが買収したプラドっていうのも いろんな銀行の認証 api を束ねて提供している
でフィンテックを提供する会社が必ず使うみたいな そういう api を提供している会社があるんですけど
それ土管のようなものを作るっていうのはやっぱりすごい非常にいいんじゃないかな っていうのは思います
夢ねーみたいな思われるかもしれないですけど僕はむしろねそういう土管を使って えっと自分以外の可能性が花開くっていうことにベッドする方が人類には貢献が
強いんじゃないかなと考えるタイプですね あと最後なんかその誰々さん養殖の誰々さんが辞めたらどうするかみたいな
仮説はこれは何だろうな会社が少し大きくないにつれてものすごい影響度 強度自体は弱まっていくと思います
あと対策しようがないかなと思いますので えっとそういう人がいなくなっても大丈夫保管できる強い人でチームを作っていく
とか その人によって引き連れてやめる人がいい
やめたとしてもサバイブできる策を持っていくとかそういう感じになっていくん じゃないかなと思います
はいどういうなんかいくつか例を挙げてその今の事業を攻撃するっていう今の事業仮説を 攻撃していくってことが必要かなと
いう話をしました ちょうど我々テイクスという会社も新規事業にフルベッドして僕は新規事業仕込む時って
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めちゃくちゃ長いんですよ 何ですかね普通のスタートアップというか
例えばアプリ作ってスタートアップとかだと 3ヶ月で課題検証してプロダクト出してそれを見てみたいなことをされると思うんですけど
僕がやる新規事業って大体1年かけてリリースするみたいな感じになっているので ものすごい長い時間をかけて仕込むものが多いです
でもそれだけ割と1個1個自信を持って出すし そのテイクスなものを作ろうと思うとやっぱそういう時間は一定必要かなと思います
ちょうど僕らもその去年1年前と比べると会社のサイズって2倍になってるんですけど 2倍になってその1年かけてやっているので
多分その使っているリソース的にはね
丸々2倍分のこれまでの事業よりもかけて1個の事業に集中して作っているってところがあるので そこは何だろうな
世の中に出るのを楽しみにしているし
結構自信を持って作っていってるところです
はい またこの冬沢和樹さんのツイートで何か1個あるのは彼が研究者のバックグラウンドを持っているというのはすごい
良いというかこういう思想になるだろうなーっていうのは思いますというのはその 研究者って要はアウトプットは論文なんですよねほとんどの場
で論文を出すときってその論文をプッシュする前に自分と似たような仮説がないか っていうのを書いている論文がないかっていうのを死ぬほどリサーチするんですよ
でリサーチをしてその自分の新規性は何かというのを証明するんですよね 新規性を証明するんですけど論文ってリファレンスの文化があってものすごい例えば1本
論文書くのに100本とか他の本を参照して書くってことはすごい多くて ゆえに下手なことを書けないんですよ
なんでえっと正しかろうと思うことを書くと 一応その何だろう例えばネイチャーという雑誌にその論文が掲載されるためにはもうすごい過酷な
プロセスで差読があって差読をクリアしたから正しかろうみたいな認定をつけるんです けど差読をクリアしたとしても正しくないものも載ったりするんですよね
時折 という意味だとやっぱりそのなんだろう知的な正しさを証明するには
その自分の実験だったり書いている論調を攻撃し続けて強度を上げていくっていうのは やっぱ必須の行為になってしまって
ゆえに何だろうな 普通の人が見ないレベルの細かさで仮説を攻撃するっていうのはあります
僕授業にはそこまで必要ないと思ってるんですけど 必要ないというかそこまでやっていたら結構スピードのトロのトレードオフになると思うので
僕だとその今日挙げた大体そのめちゃくちゃ重要なところに対して 仮説を否定していくっていうことをやるんだけど
その論文書く時とかはもっともっと細かくやるべきものかなと思っています
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僕はその作業めっちゃ苦手だったんで今ぐらいの流度がちょうどいいですね なんか
あの ツイッターにいるスタートアップ経営者界隈でも
マスターとかドクター出てる人はちょこちょこいてそういう人たちの細かさとは比になら ないというか経営者じゃなくてもね
あと僕がそのケイソンの尊敬しているその上杉周君 ちびコードさんもやっぱりその仮説に対する攻撃力ってめちゃくちゃ高いなと思います
めちゃくちゃファクトフルネスだなぁと思うところがあって やっぱ引き続きすごいなぁっていつも思ってますね
はい ということで今回こんなところでぜひ面白いと思った方ハッシュタグゼロトピーでフィードバックを
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