1. エンジニアと人生
  2. #050 (後編)10X _ishkawa氏 ..
2024-03-07 19:30

#050 (後編)10X _ishkawa氏 - iOSエンジニアからフルスタック、そしてCTOへ

- 優秀なエンジニアを採用するコツ

- 今後の採用活動の方針

- コードを書く楽しさに後ろ髪を引かれることはないのか

- 最近はどういう仕事を担っている?

- 10Xは順調に見えるが、創業以来行き詰まったことはないのか?

- プライベートの過ごし方

- 石川氏のキャリアにおけるターニングポイント

- 10Xはエンジニア募集中!



(2021年収録)


------------------------------------------------------------


・10X, Inc.

https://10x.co.jp/


・10X 採用情報

https://jobs.10x.co.jp/


・ishkawa氏のTwitter

https://twitter.com/_ishkawa


------------------------------------------------------------


・堤のTwitter

https://twitter.com/shu223


・エンジニアと人生コミュニティ

https://community.camp-fire.jp/projects/view/280040


------------------------------------------------------------

Kevin MacLeod の Friendly Day は、クリエイティブ・コモンズ - 表示 4.0 ライセンスに基づいて使用が許諾されます。 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/


ソース: http://incompetech.com/music/royalty-free/index.html?isrc=USUAN1100223


アーティスト: http://incompetech.com/


See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.

00:00
ちょっと採用の話になったから、採用の話をしたいんですけど、結構今までって、エンジニアに関しては結構、その石川くんの知ってる優秀な人を、多分直接くどいたんだろうな、みたいな。
声かけてどうですか、みたいな、多いのかなと思うんですけど、その一本摺りパターン。
でもなんか、そうやりたくても、なかなか始まったばかりのスタートアップだと、取れないこととかも多いと思うんですけど、
まず、なんかその一本摺りパターンで、優秀な人が来てくれる理由とかコツとか、気をつけてることとかってありますか?
そうですね、まずベースとして、エンジニアとしていい振る舞いをしておくっていうのはあるんじゃないかな、この人が一緒で働くのは楽しそうだな、みたいな。
あとは、やっぱりうちの場合でいうと、ヤモスさんは面白いことやってくれそうだよねとか、大きいことやってくれそうだよねって期待が、初期のメンバーに関しては結構大きく持ってるかなと思っていて、それは大きかったんじゃないかなと思います。
もう本当にあれですね、条件とか、そういう一長一短のことじゃなくて、普段からの振る舞いとか、羽根備えてるものになるから、パッと真似できる話じゃないですね。
そうですね、給与とかも、どっちかっていうと加点要因っていうか、入社を決める要因にはあんまりならないかなと思っていて、むしろその入社を避ける要因になると思うんですよね。
この金額ではさすがに働けない、かたや2000万くれるから働こうかっていう人っているとは思うんですけど、それが長期的な関係になるとは僕は思ってなくて、
ベースとしてその事業としてうまくいくとか、きちんと自信を持って働けるようになるとか、そういうところのコミュニケーションを結構ケアしてるっていうのはあります。
ちなみにこれからどんどん拡大していくから、一本摺りだけでもっと広く持っていくと思うんですけど、そこで変えていってることとか、工夫してるとか、うまくいってないこととか何かありますか?
やっぱり会社として事業も進んできているんで、最初の初期のメンバーの人たちが僕と山本さんに対して言いたいってくれたことって、ある意味知り合いだから信頼が最初から下駄を這いた状態だと思うんですけど、
それを事業とかで実績出してくると、下駄を這かなくても信頼みたいなやつって持てると思うんですよね。この会社は実際に面白いことやってるし、事業的にもきちんと収益を出せていくみたいな。
そういうのを外の人に知ってもらって、うちに来たらちゃんと面白い仕事できるよっていうのを見た人がうちの会社に応募してくれるっていうのが理想かなと思いますね。
事業的には売り上げで始めてるってことですか?
03:03
ある程度パートナーがついてるのは知ってるんですけど、
それはもう素晴らしいですね、スタートアップで。
なかなか売り上げが、プロダクターは面白いけど売り上げはまだ立たないっていうのが多い中で、結構3年4年でそうなってるのはすごいですね。
それでも今どんどん人増やして開発スピードとか事業拡大スピード上がれば、その分だけ売り上げも上がるっていう状況になってるって感じですね。
今いるメンバーも、何人かはもともと僕らの知り合いとかではなかったんですよね。
今の事業を始めるときにプレスリリースみたいなやつ。
その時にそれに関連して山本さんのブログとかポッドキャストとか見て、
人たち面白いじゃんと思ってくれて、それで入ってきてくれたエンジニアのメンバーもいるんで、
徐々にそういう段階に来てはいるかなと。
結構優秀そうすぎて、申し込みハードルが高そうな気がするんですけど、
でもまあ絞られていいって感じなんですかね。
応募はどうなんですか?ちょうどいい感じなんですか?
そんなに今のところは多くなくて課題ではありますね。
僕は今10Xは入るのにすごいいい会社だと思うんですよ。
ちゃんと事業も軌道に乗ってて、しかしまだ少人数で。
ちゃんと売り上げもあるし調達もしてるし、開発メンバーも優秀で。
ただ入りたい人は潜在的にすごい多いと思うけど、
入れなそうみたいなのが発展してしまうっていう。
それはあるんじゃないかなと。優秀そうすぎると。
これはそうですね。今すごい課題で。
それ下げてもしゃあないですけどね。
あなたも入れますよって出しても。
ただ求めてること自体は結構シンプルで、
例えばダートとかフラッターの経験が2年以上ないとダメとか、
すごい難しいデータベースの何がしかに詳しくないとダメとか、
そういうような難しい要件は基本的にはなくて、
僕らが求めてるのはシンプルに、
僕らが今仕事しているカルチャーに合ってるかどうかとか、
それに答えるだけのスキルレベルが十分かっていうところだけなんですよね。
スキルレベルが異常にハードルが高いかっていうと、多分そうではないという感じなんですけど、
動き方的に合ってるかっていうのは、もしかしたらハードルが高いかもしれない。
そうそう、読んでて意外とそこはハードルじゃないんだと思ったのは、
今のメンバーはみんなフロント側もバックエンド側も見れて、
みんながそれぞれ担当箇所を柔軟に入れ替えられるみたいな話で、
06:03
フルスタックで、しかもダウトにそんなに経験なくてもサクッとそれに馴染むような感じの人じゃないとやっていけなそうな感じを受けてしまって、
すごいハードルが高く感じるけど、何かの記事で、
普通に最初からフルスタックじゃないといけないわけじゃなくて、
別に最初はモバイル側が得意ですとか、最初はバックエンド側が得意ですという方から
徐々に広げてもらえればいいみたいな。そこはもしかしたら誤解されてるかもなと。
確かに、そこの誤解は積極的に出ていこうと思います。
今日出てくれたのは採用に繋がるかもみたいなところもあると思うから、ちょっとでも和らげられたらいいかなと。
大体聞きたいことは概ね聞けたんですけど、細かいのは色々あって、
エンジニアとしてコードを書くのって楽しいじゃないですか。
書いてて動いたっていう爽快感があって、達成感感じやすくて。
でもそれがなかなか自分の役割としては担えないフェーズになっている。
そこに後ろ髪引かれることとかはないんですか?
僕が一生コードを書かないのかっていうと、たぶんそんなことはなくて、
今自分の役割をやっているので、結局そこを担当する自分より適した人を採用できていないからだと思うんですよね。
自分の本当の能力全体を見たときに一番適しているので、もうちょっとテクニカルよりなところだと思うんですよね。
プロダクトに関してもっと信頼できる、意思決定できる人がいて、デザインをもっと信頼できる人を連れてきて、
その上で自分が最終的に何をやるかというと、もうちょっとコードよりになると思っていて、
最近はその気づきをちょっと感じていて、そこ自体はバリバリコードを書くという感じじゃないかもしれないですけど、
設計のところに関わったりとか、最初のアイデアベースの構造のコードを書いたりとか、
はたまたプロトタイプを書いてみたりとか、そういう面で何やかんや自分が作るということ自体は残るんじゃないかなと。
今のところは感じていますね。
確かにこの間、ウォンテンドリーの川崎さんに話を聞いたときも、2年か3年くらいコードを書かなくて、
いろんな人が入ってきて、今までその3年間自分がやっていたような立ち回りを任せられるような人も来たから、
また自分の得意なコードを書きつつマネジメントするというのに戻ってほしいみたいなことを言っていて、
確かにそういういろんな人が入ってくるによって立ち回りが変わるのかもしれないですね。
そうですね。
ちなみに今今で言うと、どういう業務が非常に大きいんですか?
今今だと、今レッドスーパーとかをいろんな会社が導入できるように、
09:00
店舗スタッフとか配送ドライバーとかが触るシステムまで来たりとかして、
そこって結構業務上にいろんな問題があって、分かりやすいところで言うと商品の取り違えとか、
そもそもピッキングするの忘れちゃったみたいな、配送先間違えちゃったとかいろいろあると思うんですけど、
そういうのをどうやって減らしていくかというのがあって、
オペレーション上の障害をどうやってシステム的に対処できるかということに結構時間を割いているという感じですね。
なるほどなるほど。
そうか、極めてシステム寄りのことをしてるんですね。
そうですね。
ただ、手段的にはUIとかだったり、どのタイミングでどういう項目を認識してもらうかとか、
どのタイミングでどういう情報を入力してもらうかっていうのがあったりとかして、
システム的なことも考えなきゃいけないし、ユーザー体験的なことも考えなきゃいけないと思いますね。
僕は採用とかそういうことを想像してたけど、
パソコンの前で考えそうな作業だなと思って、
ちなみにそういうのって何でやるんですか?
そういうことを考えたり検討したりするときは。
考えたりするときは描画ツールとか、
WimSicalっていう描画ツールを使ったりとか、
画面作るときはFigmaを使ったりとか、
あとはどういうときに何を解決しなきゃいけないみたいなやつは、
普通にドキュメントとしてノーションに書いたりとか。
なるほど。
コードを書いて作って動いたっていうような達成感に相当する、
日々感じられる達成感みたいなのって、
どういうときに感じるんですか?
それはやっぱり結局は形になってるんで、
僕がコードを書いてなくても、
そういうときには達成感。
確かにみんなで作ってるもので。
そうですね。
それを実際に地方のいろんなところに行ったりとかして、
現地でデモしたりとかですけど、
考えてたやつってうまく動いたなっていうタイミングとかは、
やっぱり嬉しい。
ちゃんとお客さんに刺さりますしね、そういうのが。
そうですね。
なるほど。
創業してきて、
後から見てるとすごい順調に、
ピボットしたりサービス閉じたりするところもあって、
そんなに苦しい感じっていうのはあんまり感じなくて、
順調にここまで来たっていう見え方がするんですけど、
行き詰まりを感じたり、
次のステップがなかなか見えなくて苦しかった時とかもあるんですか?
めちゃくちゃ深刻になってたわけじゃないんですけど、
例えば、タベリーっていう前のプロダクトで、
コンダテアプリ作ってたんですけど、
そのときに注文機能をつけて、
アプリ内で作ったコンダテに必要な食材を、
そのままネットスーパーで注文できるみたいなのを作ったんですけど、
それは一定の人は使ってくれたんですけど、
みんなにとって普通の行動にはならないなっていう認識を持ったんですね。
12:00
そのときにちょっとどうしようと思いましたね。
でもそこに対して、ここからどうしようっていう認識は、
たぶんチーム全体として持っていたからこそ、
ピボットするときにみんな納得感を持って進んだし、
サービスクロールするのもしょうがないよねっていう感じになったんだと思います。
でもそのときは結構苦しかったんですか?
次がどうしようってクローズを決めて、
次が見えてクローズを決めたのかわからないですけど、
谷間のときは結構つらいもんですか?
でも結構自然にスライドしていったんですよね。
これがメジャーなケースにはならないなっていったときに、
じゃあどうやったらメジャーなケースになり得るんだっけ?
っていうのをすぐ探索に入って、
その探索の過程で1個出して潰したりとかもしたんですけど、
そういうスピード感もあって、
なのでしばらくこれどうしようみたいな感じで、
思い悩んだりとかあんまりしてなくて、
これちょっと違うねってなって、
じゃあ探索しなきゃねってなったんで、
それ自体は結構よかったなと。
常に見抜いて次抜いてで、それが何らかの仮説検証になって、
また新しいより精度の高い仮説が浮かんだみたいな感じで、
結構失敗しつつもポジティブに前進してきた感じなんですね。
そうだと思います。
素晴らしいですね。
メンバーのマインドも結構そういう感じの人が多くて、
結局みんなにとって役に立つものを作るために、
今の会社にいるっていう感じなんで、
もしそれがうまく人の役に立てないんだったら、
それはなくなったりしちゃうのはしょうがないかなっていう認識は、
みんなが持ってたんで、
いろいろとスムーズにその探索に移れたっていうのがありますね。
あと、結構ワークライフバランスを重視してるということを、
いろんな発信で聞くんですけど、
でも創業者って基本的に四六時中会社のことを考えてたいと思うんですよね。
オフィスは出ても、
その後も創業者はずっと夜もコードを書いてるみたいな。
何してますか、会社以外の時間は。
会社以外の時間は働かないようにしてるんですか、ちゃんと区切って。
働かないようにしてるわけではないですかね。
特に気にしてるわけではないですけど、
普通に仕事ばっかりしてるわけじゃないですね。
普通にゲームしたりしてますね。
CTOになって、事業を見るとやることがものすごい増えて、
ヤマトさんの記事とか見ても、
効率をカツカツまでチューニングしてやってるから、
そういうゲームしたりとか、
友達と飲んだりとか、
大胆に時間を使うようなことってやりにくくなったりしないのかなと思ったんですけど。
そこは変わらず。
そうですね。
15:01
コアに関しては結構いろんなスタンスの取り方があるかなと思っていて、
その創業期に関して、
仕事について考える時間を多く取るべきっていうのは、
戦略的には多分正しいと思うんですよね。
それってできることとしては、せいぜい1.5Xだと思っていて、
それは0.5Xではないっていうのは、
僕らとして思っていることではありますよね。
時間を増やせば解決できるっていうゲームになってる時点で、
それはすでに結構負けてきてるかなっていう。
なるほど。
労働集約的な戦いになってるっていう感じですかね。
とはいえ、アウトプットの質に対しては、
確実に時間は必要だとは思うんで、
そこに対してきちんと集中できる場所を作るとか、
きちんと集中して、
十分な質を出すための時間を確保するっていうのは必要だとは思うんですけど、
全体として時間が限られてる中で、
どういうリソース配置していくかっていうのは、
また別の話かなとは思うんで、
一人一人の時間を1.5倍にするっていうよりは、
そもそも会社全体として削るべきところに時間を割きましょうっていう感じで。
なるほど。
確かに。
大体聞きたいことは聞いたんですけど、
そもそものテーマとして、
どうやって石川君みたいになれるのかっていう話で、
聞きたいのは、石川君みたいになるには何がターニングポイントだったのかなというのを聞きたくて、
一つ今までの話の中であるなと思ったのは、
自分が信じられないことは徹底的にやらないようにして、
会社員だった頃から、
ちゃんとそれをぶつけて納得いくようにしてまで議論してたみたいなところって、
一つ今の石川君がある行動の積み重ねなのかなと思うんですけど、
他にもターニングポイントとか、
今の自分があるのはここがポイントだったなと思うってありますか?
そうですね。
さっき言ってくれた、
自分が信じられないことはやらないっていうことにも関連するんですけど、
それを良しとしている場所に身を置くっていうのもかなり大事かなと思っていて、
そういうスタンスをとっているときに、
それって言説的でいいねって捉える人と、
うるせえ、黙れよっていう人がいると思っていて、
その後者の方に身を置いていると、
やっぱり自分のあり方として正しくないんじゃないかなと思ったりとか、
それを出さないように気をつけようみたいな感じになっちゃうと、
そういう感性って伸びなくなると思うんですけど、
そこに対して、それってなんかいいねっていう環境になると、
それは自分でももっとやろうと思うし、
そういうことを考えている人ばかり集まってくるし、
そこでしか生まれないものが生まれるようになるんじゃないかなと思ってますね。
さっきの共同創業者論でおっしゃってたことにつながりますね。
そういうところが、
18:00
そういうとこから始まって、
そういうメンバーも集まって環境になっていった。
そうだと思います。
ありがとうございます。
聞きたいことは全部聞きましたが、
何か宣伝したいこととかありますか?
そうですね。
今、TENXではエンジニアを採用していて、
事業的には結構面白いことをやれていて、
インターネット上だけのものではなくて、
実際のものが動くサービスなので、
普通のインターネットサービスとはまた違った面白さがあるかなと思っているので、
ぜひ話を聞きたいという人は、
僕にDMなり採用フォームなりに来ていただけると嬉しいです。
条件としては、
特にこの技術をこれぐらいやっていなきゃいけないというのはなくて、
実際に僕らの働き方のカルチャーと似ているかどうかというのが一番大きなポイントなので、
まずは話してみるという機会をぜひ持ってほしいなと思っています。
以上です。
ネットスーパーだから、
本当に自分の生活に関わるところをやれるっていうのも面白いですよね。
自分が使う、自分が便利になるっていう。
ありがとうございます。
僕としては、チャンネル登録、高評価お願いします。
ありがとうございました。
19:30

コメント

スクロール